アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!
「ハクビシンが出た!かわいいのでペットにできないかな?値段はいくらかな?」
「飼ってる人のブログってないかな?」「ウチの犬に危害とか加えたりしないか不安…」
と考えていませんか?
ハクビシンを見て「ペットにしたい」と思う人はいますができません。
飼育している人のブログはありますが、特別な許可を得ています。
また、見かけても、あなたやご家族、ペットにリスクがあるので近寄らないようにしてくださいね。
このページでは、ハクビシンをペットにできない2つの理由、ハクビシンの注意点についてご案内していきます。
この記事の目次
ハクビシンは飼えない…。ペットにできない2つの理由とは?
ハクビシンをペットにできない2つの理由
この2つの理由で、ハクビシンをペットとして飼うことはほぼ不可能です。詳しくご案内していきますね。
【理由①】法律で捕獲や飼育、駆除が禁止されている
ハクビシンをペットにできない理由の1つめは、鳥獣保護管理法で保護すべき動物の対象となっているからです。
そのため、捕獲や駆除には自治体の許可が必要です。
狩猟の許可を取った上で捕獲し、自治体に保護などを理由に飼育の申請を出すことで、飼育できる可能性があります。
自治体によって対応が違いますので、問い合わせをしてみてください。
例えば、岩手県では捕獲をするために狩猟免許と狩猟経験、保険加入を求められます。
【理由②】厚生労働省の「輸入禁止動物」に指定されている
ハクビシンをペットにできない理由の2つめは、 厚生労働省がハクビシンを「輸入禁止動物」に指定しているからです。
そのため、ペットショップで購入することは不可能です。
指定されている理由は、感染症の病原体を媒介するおそれのある動物だからです。
ペットとしてハクビシンの飼育や餌やりしてる人のブログで分かること
ハクビシンを飼育している人のブログはありますが、ここまででご案内してきたような制限がありますので、その数はとても少ないです。
こちらは群馬県の草津にある「草津熱帯圏」で保護しているハクビシンのブログ記事です。
この記事によると、慣れている飼育員には懐きますが、
見知らぬ人の場合は噛んでしまう危険があるということが書かれています。
この園では、動画(Vlog)も撮影しています。
なついている感じはかわいいですが、鋭い牙は怖いです。
他には、ハクビシンの生態を知るために飼育している害獣退治業者のブログがあります。
こちらのブログには、特別な条件が整えばハクビシンを飼育することは可能なことや飼育する方法、病気など飼育のリスクが書かれています。
特別な条件とは、先ほどもご案内したような内容です。
ハクビシンの飼育に必要な「特別な条件」
・狩猟免許所有者が狩猟者登録を行っている
・狩猟期間中に狩猟を行っても良い場所で捕獲している
・許可された捕獲方法で捕獲している
やはり、一般の人がハクビシンをペットにするのはまず無理だと考えられます。
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病気のリスクとペットへの危害を考えるとハクビシンは退治すべき!
ハクビシンを退治すべき理由
ハクビシンは見た目がかわいらしく、性格は基本的におだやかで、幼少期から育てれば人によくなつくので、性格的にはペットに向いていると言えます。
そのため、家に出たハクビシンを「法律的にはダメだけど…、こっそり飼っちゃおうかな」と考える人もいるかと思いますが、絶対にやめてください。
その2つの理由について詳しくご案内していきます。
【理由①】感染症にかかる可能性がある
ハクビシンが媒介する病気
・疥癬(かいせん)
・トキソプラズマ
・レプトスピラ症
・サルモネラ症
・E型肝炎
・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
ハクビシンを触ったり、ハクビシンに噛まれたり、引っかかれたりすると、このような感染症にかかる可能性があります。
このうち疥癬とは、ハクビシンが持っているダニなどの影響で感染する疾患で、腹部、胸部、大腿内側などに激しいかゆみなどが出てきます。
また、ハクビシンが媒介したダニによってアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患にかかる可能性があります。
ペットにしたくなる気持ちは分かりますが、危険を感じた時や発情期に興奮して人を襲うことがありますので、野生のハクビシンに触るのはNGです。
【理由②】ペット(飼い犬や猫など)に危害が及ぶ
ハクビシンはペット(犬・猫)を食べたり、危害を加えたりすることがあります。
ハクビシンは雑食で野菜や果物以外に小鳥や魚なども食べます。
成体は体長50~50㎝、体重3.5~4.5㎏程度で、これぐらいのサイズになると
ハムスターなどの小動物や犬や猫の赤ちゃんや子供を食べてしまうことがあります。
興奮すると襲いかかってきたり、噛みついてきたりすることがありますので、ペットには近づけないようにしてくださいね。
大事な家族を守ることを考えると退治するべきです。
ペットにできないハクビシンを見つけたら?かわいそうだけど対策を!
かわいらしい見た目なので「かわいそう…」と思われるかもしれませんが、家や敷地内に出てきたら、病気のリスクやペットへの影響を考えると対策をする必要があります。
ハクビシン対策にはこのようなものがあります。
ハクビシン対策一覧
・忌避剤・燻煙剤を使う
・嫌いなに匂いを出す
・大きな音を出す
・超音波撃退器や防獣ライトを使う
・防獣マットや有刺鉄線で侵入を防ぐ
・害獣対策のプロに依頼する
これまでご案内してきたように、殺してしまうなどの駆除はできませんし、捕獲もできませんが、
追い払う、近寄らせないといった対策をすることはできます。
対策についてはこちらで詳しくご案内していますので、ご覧になってみてください。
もし自分で対策をしてもうまく追い出せない場合は、害獣対策のプロに任せるのがおすすめです。
ハクビシンの習性を知り尽くしているプロは、完璧な対策をしてくれますよ。
限界を感じたり、「キリが無い」と判断したりした場合には、検討してみてくださいね。
ハクビシンをペットにすることについてのQ&A
ハクビシンをペットにすることに関して、よくある質問とその回答を掲載しています。
Q.もし仮にハクビシンをペットショップで購入するなら、値段はいくらでしょうか?
A.本文でもご案内しましたが、フェレットの相場が7~8万円ですので、そのあたりになるのではないかと考えられます。
ですが、規制がありますので、ペットショップでは販売していません。
Q.ハクビシンをペットにできない理由は外来種だからですか?
A.いいえ。
ハクビシンがペットにできないのは、前述のとおり、輸入が禁止されていることと、捕獲に許可が必要なことが理由です。
条件が揃えば飼育を許可している自治体がありますが、農作物への被害が深刻な自治体では飼育を禁じています。
なお、ハクビシンは環境省によって、外来種の中でも対策が必要な「重点対策外来種」に指定されています。
Q.ハクビシンはペットにできないみたいだけど、触って怒らせて歯で噛まれるとマズいですか?
A.はい。
ハクビシンは鋭い歯をもっていて、人間やペットを襲いケガをさせることがあります。
さらに、噛まれり、引っかかれたりしてできた傷口から感染症にかかることがありますので、ハクビシンを見かけても決して近づかないようにしてください。
Q.ハクビシンに似てる動物で、タヌキやアナグマがいますが、ペットにできますか?
A.タヌキはハクビシンと同じように鳥獣保護法の対象です。
捕獲に許可が必要でペットショップなどでは販売されていないため、ペットとして飼育するのは難しいです。
アナグマの飼育は禁止されていませんが、入手経路が少ないことと巣穴をほって生活するといった生態を考えるとペットにするのは難しいです。
ハクビシンのペットについてのまとめ
このページのまとめ
・ハクビシンをペットにできない理由は2つある
・感染症やペットへのリスクを考えると退治すべき
・ハクビシンの対策方法はいくつかある
ハクビシンをペットとして飼うのは現実的ではありません。
鳥獣保護管理法で保護すべき動物の対象となっていることに加え、厚生労働省の「輸入禁止動物」に指定されているからです。
さらに、感染症にかかったり、ペットが襲われたりする可能性がありますの、飼えたとしてもおすすめではありません。
追い払う、侵入を防ぐといった対策をすることはできますが、限界を感じたらプロに依頼することを検討してみてください。
プロに調査や見積もりを作成してもらうのに費用はかかりませんので、まずはお気軽に問い合わせてみてくださいね。
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