イタチを駆除したいっ!15の対策とその効果を高めるポイントを解説

「イタチを自分で駆除したいっ!効果的な方法を知りたい!」「忌避剤とか超音波とかバルサンとか、どれがいいのかな?」と考えていませんか?

イタチの鳴き声や足音ってうるさいですし、糞はかなり悪臭で…、早く何とかしたいですよね!

このページでは、イタチ退治の前に知っておくべきこと、効果的な対策法をご案内しています!

「イタチを駆除したい!」あなたが知っておくべき2つのこと

「イタチを駆除したい!」と考えているあなたが知っておくべきことは2つあります。

1つはイタチは鳥獣保護法という法律によって保護されていることです。許可なく捕獲したり、駆除したりすることはできません

もう1つは、市役所・保健所(行政)に連絡をしても、イタチの駆除はしてくれないことです。ただし、次のような対応はしてくれます。

自治体や保健所の対応例
  • イタチの捕獲・駆除の許可
  • 捕獲器の貸し出し
  • 協会の紹介

イタチによる具体的な被害があった場合に、捕獲許可や捕獲器の貸し出し、駆除業者が登録している協会の紹介をしてくれます。

内容は自治体によって異なりますので、お住いの役所に問い合わせてみてくださいね。

参考)枚方市「イタチについて」国立環境研究所

「自分でイタチ駆除したい」方は15の撃退方法の検討を!

イタチを退治する方法は15ありますが、その前に、退治する方法と侵入を防止する方法は違うということを知っておいてください。

庭や敷地で見かける場合は侵入防止だけでいいですが、家(天井裏・床下)にいる場合は、退治してから侵入防止をする必要があります。

方法 退治(天井裏・床下) 侵入防止(家・庭)
①忌避剤(ひきざい)を使う
②防獣用線香を使う ×
③防獣ライトを使う
④超音波発生装置を使う
⑤燻煙剤(くんえんざい)を使う ×
⑥蚊取り線香を使う ×
⑦木酢液(もくさくえき)を使う
⑧塩素系漂白剤を使う
⑨クレゾール石けんを使う
⑩ナフタリンを使う
⑪天敵の匂いを利用する ×
⑫侵入口を塞ぐ ×
⑬電気柵で囲う ×
⑭餌を片付ける ×
⑮罠を設置する × ×

状況に応じて併用するとより効果的です。

15ある方法の中から、あなたの状況や目的に合わせて最適な内容を選べるよう、ここからは各方法についてご案内していきます!

【方法①】忌避剤(ひきざい)を使う(退治:〇・侵入防止:〇)

忌避剤とは、イタチが嫌がる匂いを発生させる成分が入った害獣撃退グッズのことです。

スプレータイプや固形タイプなどがありますので、使う場所によってタイプを変えてください。

忌避剤のメリット
  • コスパが高い
  • 退治・侵入防止に効果的
  • 自作もできる

価格は数百円で、設置しておくだけで良いですし、退治にも侵入防止にも効果があるコスパの高いアイテムです。

大型のホームセンターなら撃退グッズは置いてあることが多いですが、無い場合もありますので、事前に電話で確認してから訪れるようにしてくださいね。

忌避剤はペットボトルにトウガラシやニンニクを入れることで自作することもできます。

忌避剤のデメリット
  • 効果が無い場合がある
  • 匂いに慣れる可能性がある
  • 雨で効果が無くなる場合がある

忌避剤を取り付けて1週間たってもイタチがいるなら、「効果が無い」と判断して、他の忌避剤に代えてください。

また、同じ匂いを置き続けると慣れてしまう可能性がありますので、1ヶ月おきに交換するようにしてください。

【方法②】防獣用線香を使う(退治:〇・侵入防止:Ⅹ)

防獣用線香は、イタチが嫌がる匂いを発生させる防獣用のグッズです。屋内で使います。

獣よけ線香のメリット
  • リーズナブル
  • 効果が高い
  • 他の害獣にも効果的

10巻で2000円程度とリーズナブルで、獣用に作られているため、高い効果を期待できます。イタチ以外の害獣も追い出してくれますよ。

獣よけ線香のデメリット
  • 火事・火傷に注意
  • 人やペットにも影響がある
  • 持続時間が短い
  • 天候の影響を受けやすい

火を使いますので、火事や火傷に注意する必要があります。

また、唐辛子など自然由来の安全性が高い成分を使っていますが、人にもペットにも影響がある場合があります。

火をつけている間の5~6時間しか効果を発揮しませんので、侵入防止には役立ちません。

【方法③】防獣ライトを使う(退治:△・侵入防止:〇)

防獣ライトとは、イタチなどの野生動物が苦手な光を発する器械です。基本的に屋外で使用します。

防獣ライトの代用品には、回転灯があります。

防獣用ライトのメリット
  • 天候の影響を受けない
  • 防獣の範囲が広い
  • 以外にリーズナブル

電地やソーラーで動きますし、防水加工されていますので、天候の影響を受けません。

光は遠くまで届きますので、遮るものが無ければ広範囲の防獣に役立ちます。価格は1000円台で、意外に安く購入できます。

超音波とセットの撃退器もあります。

防獣用ライトのデメリット
  • 慣れて効果が無くなることがある
  • 機種によって外れがある
  • 設置の手間がかかる
  • 取り扱っていないホムセンが多い

イタチが光に慣れてしまえば効果が無くなってしまいます

ソーラー蓄電池で動くものもありますが、朝まで持たないことがありますので、到着後、すぐに使用して、不具合があれば返品・交換する必要があります。

また、大きいホームセンターでも取り扱っていない場合がありますので、訪れる前に事前に電話で確認してくださいね。

【方法④】超音波発生装置(退治:△・侵入防止:△)

超音波発生器とは、動物が苦手な周波数の音を出す機器です。屋内でも屋外でも使用できます。

価格は2500円~です。

超音波発生装置のメリット
  • 人間に害がない
  • 使い方が簡単

超音波は人間には聞こえませんので、人への影響はありません。スイッチをONにするだけで作動しますので、使い勝手は良いです。

ライト(光)とセットの撃退器もあります。

超音波発生装置のデメリット
  • ペットがいる家庭は注意
  • 音が出ているか判断できない
  • イタチが慣れてしまうことがある

人間には聴こえなくても、犬や猫などには影響がありますので、ペットを飼っている場合は使わないようにしてください。

音が出ているか判断できないため、効果が無い場合、故障なのか慣れてしまっているのかが分からないことがあります。

【方法⑤】燻煙剤(くんえんざい)を使う(退治:〇・侵入防止:Ⅹ)

燻煙剤とは煙を発生させて害虫・害獣を追い払うグッズで、1度使用すると数日~数週間、効果が持続します。

煙の出し方は、各製品のパッケージに書いてある通りで、意外と簡単です。

燻煙剤のメリット
  • 簡単に購入できる
  • 他の害虫駆除の効果もある

害虫を撃退する効果もあります。

イタチがいるということは、ダニやノミが蔓延している可能性がありますので、1粒で2度おいしいです。

価格は1000円~です。広い範囲に使う場合は複数必要です。

燻煙剤のデメリット
  • イタチがいるのを確認してから使う
  • 使用中はその部屋(空間)にいられない
  • 人間やペットが吸うと危険

「イタチは確実にこの時間にいる」というのを見計らってから使うようにしてください。

使用中は外出する必要がありますが、イタチは夜行性ですので、その時間をどう過ごすかを考えておく必要があります。

家具や家電、火災報知機などをビニールで覆い、成分が入り込んだり、匂いがつかないようにしたりする必要があり、事前準備に手間がかかります。

【方法⑥】蚊取り線香を使う(退治:△・侵入防止:Ⅹ)

蚊取り線香

蚊取り線香には、匂いと煙でイタチを追い出す効果があります。

蚊取り線香のメリット
  • リーズナブル
  • どこでも売っている

20巻で1000円程度ととてもリーズナブルで、コンビニやドラッグストア、スーパーでも購入できます。

もちろん蚊も追い出せます。

蚊取り線香のデメリット
  • 火事・火傷に注意
  • 持続時間が短い
  • 侵入防止には使えない
  • 防獣用ではない

屋内(屋根裏や床下)にいるイタチを追い出すために使うもので、屋外ではほぼ効果はありません。

防獣用ではないので「やっぱり効果が無かった」という声もあります。

【方法⑦】木酢液(もくさくえき)を使う(退治:△・侵入防止:〇)

木酢液とは、炭を作る際に出る煙の成分を冷やした水溶液です。イタチに山火事や煙の匂いを連想させるため、退治や侵入防止に使えます。

スプレーに入れて、一定の間隔で直接散布したり、染み込ませた布やティッシュを置いたりして使います。

木酢液のメリット
  • 退治・侵入防止に効果的
  • 安価で簡単に購入できる

庭や敷地の周りに木酢液を散布することで侵入防止できます。1リットル数百円程度と安価です。竹酢液(ちくさくえき)でも代用できますよ。

木酢液のデメリット
  • 匂いがキツイ
  • 屋内で使う場合は注意

ニオイが強いため、屋内で使う場合は、少ない範囲で試してからにしてください。隣の家の方にも事前に一言伝えておいた方がいいです。

また、酸性なので、金属の錆や壁の色の変色などのリスクがあります。

【方法⑧】塩素系漂白剤(退治:〇・侵入防止:△)

塩素系漂白剤とは、白色の衣料に使う漂白剤のことで、イタチが嫌う独特のニオイ匂いがします。

捨ててもOKな布やティシュペーパーにしみ込ませ、容器に入れて置いておいたり、柵などに吊るしたりして使います。

塩素系漂白剤のメリット
  • 家にある(ことが多い)
  • 購入しやすい
  • 価格が安い

家にあればそれをそのまま使えます。

ドラッグストアやホームセンターなどの実店舗、ネット通販で販売しており、1.5Lの大容量でも1500円以内で購入できます。

塩素系漂白剤のデメリット
  • 効果が無いことがある
  • 独特の匂いがある
  • 使用上の注意がある

使用上の注意とは、例えば、生ごみや酢、アルコールと混ざると有害なガスが発生することです。

本来の使い方ではないため、何があっても自己責任となりますので、しっかりと注意書きを読んでから使用してくださいね。

【方法⑨】クレゾール石けんを使う(退治:△・侵入防止:△)

クレゾール石けんとは、主に医療現場で使われる殺菌・消毒効果が強い石けんのことで、イタチが嫌う独特のニオイがします。

市販のクレゾール石けん液を30~100倍に薄めて、布や紙にしみ込ませて容器に置いたり、吊るしたりして使います。

クレゾール石けんのメリット
  • 購入しやすい
  • 価格が安い

価格は100mlあたり700円台~と安く、ネットで簡単に購入できます。

クレゾール石けんのデメリット
  • 雨の影響を受けやすい
  • 刺激が強いため取り扱いには注意が必要
  • 人間やペットにとっても匂いがきつい
  • 塩素系の消毒液と混ぜると危険がある

ハイターなどの塩素系の漂白剤と混ぜると危険です。傷口や目に入らないようにするなど、製品の注意書きをよく読んでから使うようにしてください。

本来の使い方ではありませんので、万が一何かあっても、自己責任です。

【方法⑩】ナフタリンを使う (退治:△・侵入防止:△)

ナフタリンとは衣類用の防虫剤に含まれている物質です。屋内に使う場合は、たたみ一畳(182㎝x91㎝/1.62m²)につき35gを置きます。

屋外の場合は、侵入経路を見極めて、その周辺にばら撒くようにしてください。

ナフタリンのメリット
  • 使い方が簡単
  • 防虫や防臭にも役立つ
  • 効果が長い
  • 安く簡単に購入できる

イタチの巣や出入り口付近に置いておくだけで効果を発揮します。半年以上持続しますし、人やペットへの影響は少ないです。

価格は1袋500gあたり1500円台~と安く、ネットで気軽に購入できます。

ナフタリンのデメリット
  • 独特の匂いがある
  • 効果が無い場合がある
  • 使用上の注意がある
  • 天候の影響を受ける

人間に害はありませんが、独特の匂いがあります。植物の根に触れると根やけを起こすなど、使用上の注意があります。

外で使う場合は、雨に濡れないような工夫をする必要があるので、手間がかかります。

【方法⑪】天敵の匂いを利用する(退治:Ⅹ・侵入防止:〇)

イタチの天敵はオオカミやキツネ、フクロウなどの猛禽類、自分より大きい動物などです。このうちオオカミやキツネなどの尿を利用した忌避剤があります。

天敵の尿の匂いを利用するメリット
  • 退治効果が高い
  • 侵入防止に効果的

匂いを嗅いだイタチは、天敵の縄張り(テリトリー)と判断し、近寄らなくなります。

天敵の匂いを利用するデメリット
  • 匂いが独特で屋内では使用できない
  • 効果の範囲が狭い
  • 効果が無い場合がある
  • ペットに影響がある場合がある
  • 設置が面倒

強めの匂いがありますので、屋根裏や床下では使用できません。尿を専用の容器に移し替える必要があるため、相応の手間がかかります。

ホームセンターではあまり見かけることはありませんので、ネットで購入する必要があります。

【方法⑫】侵入口を塞ぐ(退治:Ⅹ・侵入防止:〇)

忌避剤が練りこまれた防獣用の金網やパテを使って侵入口を物理的に塞ぎます。屋内にイタチがいる場合は、追い出してから使うようにしてください。

侵入口を塞ぐ方法のメリット
  • 物理的に侵入防止できる
  • 長期間効果が持続する

匂いや光、音を使った方法だとイタチが慣れてしまったり、効果が無い個体がいたりしますが、この方法だと、確実に侵入を防ぐことができます。

グッズの耐用年数が長いので、一度実施すると数年単位で効果があります。

侵入口を塞ぐ方法のデメリット
  • DIYの要素が強い
  • 全ての侵入経路を見つけるのは難しい

丁寧な作業をする必要がありますので、DIYが苦手な人には向いていません

また、イタチは数㎝の隙間から入ってきますし、木の枝を伝って入ってきます。こうしたことを考えると全ての侵入経路を見つけ出すのは難しいです。

【方法⑬】電気柵で囲う(退治:Ⅹ・侵入防止:△)

電気柵とは、イタチが触れると電気が流れる仕組みの防獣用の柵です。柵で侵入口付近や庭・畑を覆います。

電気柵のメリット
  • 退治の効果が高い
  • 農作物を守ることができる
  • 他の害獣にも効果的

電気柵に触れるとショックが大きいため、一度触れた害獣が近寄らなくなります。導入すれば農作物などを荒らされる可能性が少なくなります。

電気柵のデメリット
  • 費用がかかる
  • 維持費がかかる
  • 手間がかかる
  • 穴を掘られると対応できない

柵で守る範囲によってですが、数万円~はかかるため、他の撃退グッズに比べると費用が高いです。

また、電気を流し続ける必要がありますので、乾電池式のタイプの場合は維持費がかかります。ソーラー式で、乾電池でも動くタイプのものを利用してください。

それから、イタチは数㎝の隙間から侵入しますので、隙間なく電気柵を設置する必要があります。なお、穴を掘る固定やアナグマには対応できません。

【方法⑭】餌を片付ける (退治:Ⅹ・侵入防止:△)

イタチは雑食で何でも食べますので、家庭の生ごみや花壇の虫なども餌になります。

そういった餌となりそうなものを片付けることも、イタチを寄せ付けないようにする効果があります。

餌を片付ける方法のメリット
  • すぐできる
  • 整理整頓にもなる

例えば、家の中の食べ物を戸棚や冷蔵庫にしまうことはすぐできますし、整理整頓にもなります。

餌を片付ける方法のデメリット
  • 意外に手間がかかる
  • 時間がかかる
  • 既に侵入されている場合は効果が無い

いつもきれいな状態にできれば理想ですが、意外に手間がかかるため、定期的にするのは面倒です

また、餌のある場所とイタチに認識されている場合、餌が無いと判断されるまでに、数ヶ月~かかります

あくまで最低限の自衛手段という位置づけです。

【方法⑮】罠を設置する (退治:Ⅹ・侵入防止:Ⅹ)

罠には大きく2種類ありますが、基本的なしくみは餌でおびき寄せて物理的に捕まえるというものです。

罠の設置のメリット
  • 貸し出してもらえることがある
  • 設置は簡単

自治体によっては、無料で箱罠(はこわな)を貸し出してくれるケースもありますので、問い合わせてみてください。

使い方は簡単で、箱罠に餌を入れて侵入経路に置くだけです。餌には唐揚げやフライドチキンを使ってください。

罠の設置のデメリット
  • 捕獲後の処理は自分でする必要がある
  • 費用が高い(買う場合)
  • 警戒心の強い個体は捕まらない

捕獲後は自分で処分することになります。炭酸ガスを使うなど苦痛を与えない方法で、できる限り速やかに処置を施すことになっています。

また、中には警戒心が強いイタチがいますので、罠を設置したからといって必ず捕まえられる訳ではありません。

参考)環境省「手引き書」防除ハンドブック大阪府「イタチでお困りの方へ」

イタチの特徴や習性を知って撃退グッズの効果を高めよう!

イタチの特徴や習性を知ることで、撃退グッズの効果を高められます。こちらにポイントをまとめましたので、ご覧になってみてください。

特性・習性 内容 対策のポイント
マーキング場所
  • 複数個所にマーキングする
  • どこにでもマーキングする
  • 同じ場所に糞尿することで縄張りを主張
  • 効果の持続期間が長いグッズを利用する
  • しつこいので長期戦を覚悟する
  • 匂いがキツイ
  • 防臭マスクを検討する
身を守る手段
  • 引っかく、噛みつく
  • 体液の分泌(匂いがキツイ)
  • 触らない、近づかない対策をする
性格
  • 凶暴
  • 触らない、近づかない対策をする
活動時間
  • 夜行性
  • 夜に対策することも検討
外見
  • 体長30~50㎝前後
  • 黄褐色~茶色が多い
  • 鼻周りは黒く口周りは白い
  • 体型はスリムで足が短い
  • イタチと他の害獣を見分けて、イタチ向けの対策をする
鳴き声
  • キキッ、カー!
  • 甲高い
  • イタチと他の害獣を見分けて、イタチ向けの対策をする

いろいろありますが、特に大事な2つのことをご案内していきます。

効果が長期間持続するグッズを使う

イタチは同じ場所に繰り返し糞尿をすることでマーキングを行っていますので、一度は追い出せても、戻ってくることがあります

追い出したつもりにならないように、効果が長期間持続するグッズを使用するようにしてください。効果が短いものの場合は、継続的に実施するようにしてくださいね。

近寄らずに退治できるグッズを使う

イタチは小さくてかわいらしい見た目をしていますが、とても凶暴な動物で、近づくと噛みつかれたり、引っかかれたりします。

感染症を持っている場合は、病気になってしまう可能性があります。

また、肛門の周辺にある組織から非常に臭いニオイを出すことがありますので、不用意に近づかないようにしてください。

罠ではなく、忌避剤などのほかに、侵入口を塞ぐといった物理的な対策を検討してくださいね。

自分でイタチを駆除した後はアフターケアをするべし!

イタチが屋根裏や床下に住みついていた場合は、追い出した後、アフターケアをする必要があります。

アフターケアとはイタチが住んでいた場所の殺菌や消毒、清掃、家の補修などです。

アフターケアをする理由
  • 糞尿のシミやニオイが残るから
  • ノミやダニがいるから
  • 感染症の原因になるから
  • 家が破損・汚損しているから
  • 放置すると被害が拡大するから

イタチなどの害獣の体にはノミやダニ、病原菌がいますので、住処や移動経路は丁寧に殺菌・消毒してください。

糞や尿でカビが発生していたり、天井にシミができていたり、腐ったりしている場合は、補修も必要です。

木材や断熱材を使って巣にしている場合や侵入口をかじって大きくしている場合も、補修が必要です。

そのまま放置すると被害は拡大してしまいます。パッと見でいなくなったからといって、「駆除できた!」と安心できません。

「イタチ駆除、できなかった…」という場合は業者への依頼を検討しよう!

「自分でいろいろやったけど、駆除できなかった」「掃除とか消毒とかまで手に負えない」など、様々な理由で、最近では業者にイタチの退治を依頼をする人が増えてきています

今まで業者に依頼したことが無い方のために、依頼前に知っておきたいことをご案内していきます。

イタチ退治業者による作業内容と費用相場

イタチ退治業者が行う作業は次のような内容です。

イタチ退治の業者が行う内容
  • 被害状況の確認
  • 事前調査(侵入経路の特定など)
  • イタチの退治
  • 罠の設置
  • 侵入口封鎖
  • 追い出しの確認
  • 死骸の収集、処理
  • 清掃・殺菌・消毒
  • 家の修理・修繕
  • 巣や餌の撤去

気になる費用ですが、相場は次の通りです。

項目 料金
捕獲用の罠を設置 30,000円~
イタチ捕獲 20,000円~
侵入口を塞ぐ 10,000円~
イタチ回収(死骸) 10,000円~
清掃・殺菌・消毒 30,000円~
合計 100,000円~

自分で行う場合に比べると相応の費用がかかりますが、それでも、業者に依頼した方が安心で安全です。

イタチがいる期間が長ければ長いほどダメージが大きくなりますので、早めに依頼することをおすすめします。

イタチ退治業者に依頼するメリット・デメリット

イタチ退治の業者を利用する場合は、次のメリットとデメリットを知っておいてください。

イタチ退治の業者を利用するメリット
  • 安全性と効果が高くて、スピーディ
  • アフターケアまで対応してくれる
  • 再発防止をしてくれる

あなたの環境に適した効果が高い方法を、ベストなスピード・タイミングで実施してくれます。

二度とイタチに悩まされないように物理的に侵入口を防いでくれますし、アフターケアも万全ですよ。

イタチ退治の業者を利用するデメリット
  • 自分でやるよりも費用が高い
  • 悪質業者に騙される可能性がある

費用についてはご案内した通りです。

中には悪質な業者がいますので、次のようなポイントに注意してください。

悪質業者のチェックポイント
  • 説明が不十分、分かりづらい
  • 金額が異様に安い、高い
  • 契約をすぐに迫ろうとする

相場よりもあまりに安い場合も高い場合も、ぼったくり業者の可能性がありますので注意が必要です。

トラブルを防ぐためには、依頼内容に何が含まれているのかきちんと質問し、確認する必要があります。

複数の業者から見積もりを取ると理解が進むのでおすすめです。

「面倒…」と思われるかもしれませんが、イタチによる被害をそのまま放っておくと、どんどんとダメージが大きくなってしまいます。

イタチの鳴き声や足音で寝れないことが続いた結果、仕事でミスが増えたり、車で事故をしたりと、取り返しがつかない事態につながるケースもあります。

ですので、できる限り早く業者に依頼することをおすすめします。調査と見積もりは無料ですので、まずは気軽に電話をしてみてくださいね。

イタチの駆除のまとめ

このページのまとめ
  • イタチの捕獲や駆除は法律で禁じられている
  • 自分でできるイタチ対策は15ある
  • 確実に退治するなら業者がベスト

イタチの捕獲や駆除は鳥獣保護管理法という法律で禁じられていますし、市役所などの行政では対応しれくれません。

対策方法は15ありますが、追い出す方法と寄せ付けない方法の違い、各対策グッズのメリット・デメリットを理解してから実施するようにしてくださいね。

「自分では駆除しきれない」「リスクを最小限に抑えたい」と思われたら、確実でスピーディな業者への依頼を検討してみてください

あなたがイタチに悩まされない日々を送れるようになることを願っています!