ネズミ駆除

屋根裏・天井裏にネズミがいるっ!?そのリスクと追い出す方法を解説

「天井裏、カサカサいってるけど、…ネズミ?」「屋根裏でキィキィって鳴き声がっ!追い出したいけど怖いし…」と悩んでいませんか?

屋根裏にいるのがネズミのなのか、どこから入ってきたのか、何をしているのか、この先どんなリスクがあるのか、…いろいろと気になりますよね。

このページでは、天井裏にいるのがネズミかどうかの確認方法やその侵入経路、駆除方法をご案内しています。

被害を受けてい困っている人、駆除を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

まずはチェック!天井裏・屋根裏にネズミがいるかを確認する方法

姿を直接見たり、防犯カメラの映像で見たりすればネズミかどうかは分かりますが、ネズミは警戒心が強いため姿を見せないように活動しています。

的外れな対策をしてしまわないように、より高い確率で、天井裏にいるのがネズミかどうかを把握しておきたいですよね。

ここでは、天井裏にいるのがネズミがいるかをチェックするポイントをご案内いたします。

 「屋根裏にいるのがネズミかどうか」のチェックポイント
  • 「カサカサ」「トタトタ」「トトトト」と動く足音がする
  • 「カリカリ」「ガリガリ」とかじっているような音がする
  • 「キィキィ」「キュッキュツ」「キューキュー」と鳴き声がする
  • 食料や家具がかじられている
  • 家の中に細長い茶色のフンが落ちている
  • 壁や床に黒い汚れが付着している

これらに当てはまる数が多いほど、天井裏にいるのがネズミの確率が高いです。種類はクマネズミです。

ネズミは基本的に夜行性で、1日に体重の10分1~4分1ほどのエサを食べます。

エサがないと1日~5日程度で餓死してしまうため、終始エサを求めて走り回りますので、夜に音がすることで気付く方が多いです。

どんな足音なのかは環境で異なってきますが、屋根裏が木でてきている場合はトトト、トタトタという感じの音です。

また、ラットサインと言われる食料や家具などのかじられた跡、家の中の糞(フン)や黒い汚れがあることで気付く方も多いです。

ネズミの歯は1日で0.5mmも伸びるため、堅いものをかじって削っています

天井裏の動物がネズミかどうかは、こうしたポイントを確認してみてください。

参考)目黒区「ネズミの習性」

一体どこから…?屋根裏や天井裏にネズミが侵入する経路

ネズミはあらゆる場所から侵入します。家に侵入してくるネズミは3種類いて、それぞれ侵入経路や巣を作る場所が違います

ネズミの種類 侵入経路 巣を作る場所
クマネズミ 換気扇、通気口、窓など 天井裏、屋根裏
ドブネズミ エアコンの配管、雨どい、下水管、排水管など キッチン周辺、床下、下水道、庭
ハツカネズミ 壁(割れ目)、屋根のすき間など 物置、納戸

クマネズミは、登ることが得意で高い場所を好みます。

壁を登ったり、電線を伝うことができますので、換気扇などの通気口にできた隙間や窓から侵入し、天井裏・屋根裏などに巣を作ります。

あなたが気になっている屋根裏のネズミはクマネズミの可能性が高いです。

ドブネズミは、水回りに近い場所を好むため、エアコンの配管、雨どい、下水管、排水管などから侵入し、キッチン周辺の冷蔵庫や食器棚の裏に巣を作ることが多いです。

ハツカネズミは体が小さいため、壁の割れ目や屋根のすき間、床下の通気口など家のわずかな隙間などから侵入してきます。

寒さに弱く、ダンボールなどが放置されている倉庫に生息しています。

天井裏・屋根裏のネズミ、放置するとこんなリスクが…!?

ネズミが家にいることで起こるリスク・被害
  • 糞や死骸による悪臭
  • 感染症や病気にかかる可能性がある
  • 火災が発生する可能性がある(保険が下りない!)
  • 繁殖力が強いため上記の被害が拡大する

「天井裏にいるからって何?…放っておけばいいのでは?」と考えている方もいるかもしれません。

ですが、ネズミが屋根裏にいるリスクは高く、放っておくとあなたやあなたのご家族、大切なペットにまで被害が及ぶことがあります。

例えば、ネズミの体にはダニや大量の病原菌が付着していますし、糞や尿などの排泄物には様々なウイルスや菌が含まれています。

直接触れれば感染症にかかる可能性が高いですし、直接触らなくても、ネズミが家の中を走り回れば、感染症の原因となる病原菌が家中にまき散らされてしまいます。

感染症にかかると、腹痛や発熱、発疹や関節痛など症状はさまざまで、悪化すると命を落とす可能性があります。

また、ネズミは電線などをかじることがあるのですが、ネズミが原因で発生した火災には保険が一切おりません

その上、ネズミは繁殖力が強く、年に何度も妊娠し、一度の出産で5~9匹ほどを産みますので、被害は拡大する可能性が高いです。

…このように、ネズミがいても良いことは一つもありませんので、放置することは絶対に避けてくださいね。

【おすすめ順】天井裏のうるさいネズミを自分で追い出す方法を解説!

道具・グッズを使って屋根裏のネズミを退治する6つの方法を、おすすめ順に掲載しました。

おすすめ順の基準は、できるだけ手を触れずに追い出せるか、安全性が高いか、お金がかからないかの3点です。

グッズについてはどれもホームセンターや薬局、Amazonなどのネット通販で1,000円~5,000円ぐらいで買うことができますよ。

それぞれ詳しくご案内しますね。

【方法①】粘着シートを使って捕獲する

粘着シートとは、ネズミの好む臭いでおびき寄せ、粘着性の高い素材で動けなくさせるという仕組みの、シート状のグッズです。

天井裏や侵入経路に粘着シートを置くだけなので、誰でも簡単に使えます。

ただ、捕まえた後に処分する必要があります

殺処分の方法は、市役所などの自治体によって異なりますので、事前に確認してみてください。

可燃物として新聞紙などにくるんで捨てたり、穴を掘って埋めたりする自治体が多いです。

参考)東京都福祉保健局「ねずみについてよくある質問&回答集」

【方法②】殺鼠剤(さっそざい)を使って捕獲する

殺鼠剤とは、ネズミにとって毒となるワルファリンやクマテトラリル、リン化亜鉛などの成分が入った薬剤のことです。

こちらも屋根裏に置いておくだけで簡単に駆除できます。死骸の処分法については、自治体に確認してくださいね。

ただし、ペットが誤って食べてしまう可能性があるので、ペットがいる場合は他の方法を検討してください。

また、死骸がいた場所は、病原菌などがいる可能性が高いので、その周辺は、しっかりと消毒をしてください。

なお、近年では殺鼠剤の効かないスーパーラットと呼ばれるネズミが現れています

ですので、【方法①】粘着シートを使って捕獲すると併用することをおすすめします。

【方法③】忌避剤(きひざい)を使って追い出す

忌避剤とは、ネズミが嫌う匂いを利用して追い出したり、侵入を防いだりする製品です。

ハッカオイルなど、天然系の成分を主体にしていますので、安全です。

バルサンのような薫煙剤(くんえんざい)や置いておくタイプなどがあります。

忌避剤は使い続けるうちにネズミが匂いに慣れてしまい、効果が無くなってしまうことがあります。

「全然効かなかった」という口コミがありますので、その場合は方法①と方法②を併用してみてください。

【方法④】超音波発生器を使って追い出す

超音波発生器とは、ネズミが嫌いな音を発する機械を使って追い出したり、侵入を防いだりする器械のことです。

人間には聞き取れない音(25~50kHz前後)ですので、近所迷惑になることはありません。

ただ、こちらも「全く効果が無かった」という口コミがありますし、価格が数千円~しますので、先に方法①~③を試してみてください。

【方法⑤】捕獲カゴを使って捕獲する

捕獲カゴとは、金属でできたネズミが入る大きさのカゴで、捕獲する道具のことです。

数十年前からある歴史のある道具ではありますが、使っても捕獲できないことが多いです。

値段は1,000円以内と意外にリーズナブルですが、効率を考えるならこの他の方法の方がおすすめです。

【方法⑥】猫の鳴き声を使って追い出す

ネズミの天敵の猫の鳴き声を使って追い出すという方法です。こちらは猫を飼っている場合は、有効です。

ただ、猫が感染症にかかってしまうことがありますので、あまりおすすめではありません。ネズミを狩ってこない猫がいることもあります。

ネズミの天敵の猫の声も有効ですが、録音したものを流すよりも、方法④の超音波発生器の方が効果的です。

【確実】天井裏・屋根裏のネズミを駆除するならプロへ依頼しよう!

ネズミ撃退のグッズを使えば自分で退治することはできますが、次第に効果が薄くなってしまうことが多いです。

それに最近では、駆除グッズに耐性を持つスーパーラットが登場しています。

また、直接ネズミに接触すると感染症の危険も伴います。ですので、ネズミ駆除のプロに依頼することを検討してみてください

ネズミの駆除はもちろん、再発防止対策や清掃、消毒を行ってもらえますよ。

気になる費用ですが、ネズミの駆除料金は1回あたり数万円~です。

数千円~と見かけることがあるかと思いますが、その料金でできるのはごくわずかな範囲で、範囲が広ければその分、費用が増えていきいます。

回数は3~10回、期間は数週間~6ヶ月で、費用は数万円~15万円です。

見積もり書の内容と金額をしっかり把握して比較検討するようにしてくださいね。

天井裏・屋根裏のネズミについてのQ&A

天井裏・屋根裏のネズミについてよくいただくご質問とその回答をご案内します。

Q.ねずみが天井裏にいますが、天井を叩くと出ていきますか?

A.天井を叩けば、屋根裏にいるネズミが一時的に静かになりますが、それだけで出ていくことはありません。

その生活環境がネズミにとって最適で、巣を作って住み付いているからです。

Q.ネズミは天井裏で何をしているのでしょうか?鳴いたり、走り回ったりする理由は?

A.天井裏で寝ていたり、餌を探していたり、生殖活動をしていたりします。

鳴く理由は不安や緊張を感じているためと考えられています。

走り回る理由は、餌を探してたり、天敵から逃げたりしているためと考えられています。

参考)Gigazine「ネズミの鳴き声の意味」を機械学習で解読するシステム「DeepSqueak」

Q.賃貸アパートやマンションに住んでいて屋根裏に入れない場合のネズミ対策どうしたらいいですか?

A.賃貸の場合は、まずは管理会社に相談してください。

貸主(オーナー)か借主(住んでいる人)が費用を負担してプロに依頼することになります。

マンションの場合は、まずは管理組合に相談してください。

いずれの場合も、何が原因なのかで、誰が費用を負担するのかが決まってきます。

Q.屋根裏にネズミの死骸があります。糞などもあって掃除したいですが、どうしたらいいですか?

A.掃除は自分でできないことはありません。

ですが、見落としや感染症のリスクを考えて、できればプロに依頼することをご検討ください。

天井裏・屋根裏のネズミのまとめ

このページのまとめ
  • 屋根裏にいるのがネズミかどうかの確認方法
  • 天井裏のネズミはクマネズミの可能性が高い
  • ネズミを放置するのはリスク
  • ネズミを追い出す方法は6つある
  • 自分でやり切れない場合はプロ駆除を依頼すべき

このページでは、屋根裏にいるうるさいネズミを確認する方法やネズミの侵入経路、放置しておくことで起こるリスク、駆除方法についてご案内してきました。

基本的に、ネズミを駆除する場合は、自分でやるよりもプロに依頼することをおすすめします。

安全性が高く、確実で、短期間に行えるからです。

できるだけ早くネズミの被害から解放されるよう、プロに依頼することを検討してみてくださいね。

  • この記事を書いた人

害獣お助け本舗編集部①

害獣お助け本舗編集部は、
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