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エアコンのコウモリ被害は危険!駆除方法、侵入経路の塞ぎ方、対策方法を解説

「エアコンの吹き出し口から異臭がする」「周囲に黒い糞が落ちている」

そのような異変に気づいたら、コウモリがエアコン内部に入り込んでいる可能性があります。

コウモリの糞尿は乾燥して粉じん化しやすく、

エアコンを通じて室内に広がれば、健康被害や異臭の原因になります。

誤った方法で清掃や駆除を行うと、機器の故障や被害の拡大にもつながりかねません。

本記事では、コウモリがエアコンに棲みつく理由から、

安全な追い出し方、再発を防ぐ対策まで解説します。

このような方におすすめ

  • エアコンのまわりに黒い糞を発見した方
  • エアコンから異臭や羽音がする方
  • 室外機まわりでコウモリらしき影を見たことがある方
  • 最近エアコンの効きが悪いと感じている方
  • エアコン内部の確認や駆除作業に不安がある方

エアコンの室外機と室外機の仕組み

エアコンは、室内機と室外機が連携し、

室内の熱を外へ逃がすことで空気を冷却する構造です。 

室内機は、部屋の空気から熱を吸収し、

それを冷媒と呼ばれるガスに移して室外機へ運びます。

室外機では、圧縮機によって高温・高圧になった冷媒が屋外に熱を放出し、

冷却された冷媒が再び室内機に戻って空気中の熱を集める循環を行います。

この循環を繰り返すことで、エアコンは室温を一定に保てているのです。

エアコン内部でコウモリが棲みつきやすい場所とは?

エアコンは、室内機と室外機が配管でつながっているため、

本体内部や配管まわりに生じるわずかな隙間が、

コウモリの格好の隠れ場所になってしまうことがあります。

特に室内機には配管や配線用の穴があり、

わずかな隙間からコウモリが侵入してしまうケースもあります。

内部のフィンやファンまわり、配管やドレンホースの中にまで棲みつかれる可能性があり、

新しいエアコンでも油断は禁物

室外機も壁との接触部やカバーの隙間などに侵入されやすいため、注意が必要です。

エアコンの中でコウモリが棲みつきやすい場所

  • 室内機カバーの内部
  • 吹き出し口の奥
  • 配管の取り込み口やドレンホース付近

室内機カバーの内部

エアコン室内機のカバー内部は、暗くて狭く、

外からの視認もしづらいため、コウモリが休息場所として選びやすいです。

侵入したコウモリが内部に留まっていると、糞尿がたまり、

悪臭や雑菌の温床になることがあります。

気づかぬうちに大量のコウモリが棲みついていることも。

吹き出し口の奥

吹き出し口の奥は空洞になっており、エアコン内部とつながっているため、

コウモリが侵入してしまうと、糞尿が吹き出し口付近にたまってしまいます。

表面からは見えにくいため気づきにくく、

放置すると悪臭や菌の拡散にもつながるため危険です。

配管の取り込み口やドレンホース付近

コウモリはエアコンの配管やドレンホースを通じて

室外機まわりから室内機側へと移動してくることがあります。

その際に内部へ糞や尿を残すため、配管の中や取り込み口まわり、

ドレンホースの先端などに汚れがたまりやすくなります。

エアコンにコウモリがいるかチェック

エアコンの内部や配管周辺には外とつながる隙間が多く、

室内に異臭や音、糞が見られる場合は、コウモリが侵入している可能性があります。

以下のような異変が見られる場合は、注意が必要です。

エアコンにコウモリがいるかチェック

  • エアコンの周辺に糞が落ちている
  • エアコンの周辺や室外機から強烈なニオイ
  • エアコン内部から羽音や鳴き声が聞こえる

エアコンの周辺に糞が落ちている

エアコンの配管周辺や室外機の裏側に、乾燥して黒っぽい粒状の糞が落ちている場合は、

コウモリが棲みついている可能性があります。

壁の貫通部分やパテの隙間は糞がたまりやすく、侵入経路としても要注意です。

チェックポイント

  • 配管やパイプの付け根に黒い糞が付着している
  • 壁の配管取り込み口まわりに糞が落ちている
  • 室外機の裏や周辺に汚れや糞が残っている
  • 同じ場所に糞が繰り返し確認される

エアコンの周辺や室外機から強烈なニオイ

コウモリの糞尿は強いアンモニア臭を放ち、エアコン内部や配管まわりに蓄積すると、

吹き出し口や室外機の周辺から鼻をつくような悪臭が室内外に漂います。

気温や湿度が高くなる梅雨時期の6〜7月は臭いが強まりやすく、

エアコンを稼働させた際に臭気が一気に広がることもあります。

強烈な臭いがある場合は、エアコンにコウモリが棲みついている可能性が高いです。

チェックポイント

  • エアコンの吹き出し口からツンとする刺激臭がする
  • 室外機や配管の接続部周辺に尿臭が感じられる
  • 風が通るたびにニオイが強くなることがある

エアコン内部から羽音や鳴き声が聞こえる

エアコンの吹き出し口や配管は屋外とつながっているため、

内部にコウモリが侵入することがあります。

稼働中でも、「キーキー」という鳴き声や「バサバサ」という羽ばたき音が聞こえる場合は、

エアコンの中にコウモリが棲みついている可能性があります。

機械とは異なる音が発生している場合は、コウモリの存在を疑いましょう。

チェックポイント

  • エアコン内部から音が定期的に聞こえる
  • 使用していない時間帯に羽音や鳴き声が聞こえる
  • 吹き出し口の奥から不規則な音が響く

コウモリの侵入経路と棲みつく原因

エアコンは構造上、屋外と屋内がつながっており、

小さな隙間ができやすいため、コウモリにとって侵入経路になりやすいです。

内部は狭くて暖かく、人の目が届かない場所のため、

ねぐらとして棲みつかれてしまうことがあります。

コウモリの侵入経路と棲みつく原因

  • 配管まわりやドレンホースから侵入されやすい
  • エアコン内部は暖かく、快適な環境になりやすい
  • 室外機が戸外にあり、アクセスしやすい
  • 古いエアコンは隙間ができ侵入されやすい

配管まわりやドレンホースから侵入されやすい

エアコンの配管まわりやドレンホースの先端は、外部とつながっているため、

コウモリが侵入してくることがあります。

ドレンホース内部は細く筒状になっていて外から見えづらく、

普段掃除もしない場所のため、コウモリが入り込んでも気づかないことが多いです。

エアコン内部は暖かく、快適な環境になりやすい

エアコンの内部は風の通り道が限られ、外気との断熱もされているため、

外気温に比べて暖かく保たれています。

照明も届かず、狭くて静かな空間であることから、

コウモリにとっては身を隠すのに適した環境になりやすいです。

室外機が戸外にあり、アクセスしやすい

室外機は人目が届きにくいベランダや庭の隅に設置されることが多く、

周囲に蚊やゴキブリなどの虫が多いとエサ場にもなり、コウモリが棲みつきすくなります。

配管の取り付け部やエアコンの裏側の隙間などから中に入り込むケースが多く、

ベランダがナイトルーストとして利用されている場合は特に注意が必要です。

ナイトルーストとは?

コウモリが夜間の活動中に一時的に羽を休める場所のことです。

最初はベランダの室外機まわりを休息地にしていたとしても、

安心できる環境だと判断されると、

配管やドレンホースを伝ってエアコン内部まで移動し、最終的に棲みついてしまいます。

古いエアコンは隙間ができ侵入されやすい

古くなったエアコンは、風雨の浸食をうけて、

外装パネルや配管まわりにひび割れや隙間ができている可能性が高いです。

ドレンホースやパテが劣化していたり、取り付け部分がずれていたりすると、

わずかな隙間から入り込まれるため、

エアコンを設置して数年以上経過している場合は注意してください。

コウモリが好む環境

周囲の環境によってはコウモリが寄りつきやすくなるため、

該当する場合はエアコンの室外機や配管まわりを念のためチェックしておきましょう。

コウモリが好む環境

  • 暗くて暖かい
  • エサになる虫がいる
  • 侵入経路、隙間がある
  • 河川や農地、池などの自然環境が豊富

暗くて暖かい

コウモリは、直射日光を避けられる、気温が安定している薄暗い場所を好みます。

風通しが悪く熱がこもりやすい構造は、休息や繁殖の場として狙われやすいです。

エサになる虫がいる

昆虫を主食とするコウモリにとって、虫が集まりやすい場所は活動拠点になりやすいです。

夜間に灯りがつく玄関灯やベランダ照明には虫が集まりやすく、

昆虫を狙ってコウモリも近づくことが多くなります。

侵入経路、隙間がある

コウモリは体が小さく、

わずか1cmほどの隙間からでも室外機や建物内などに入り込めます。

換気口、室外機の小さな隙間やドレンホースなど、隙間があれば侵入経路になりやすいです。

河川や農地、池などの自然環境が豊富

周囲に河川や田畑、池などが広がる地域では昆虫が発生しやすく、

コウモリにとってはエサ場に困らない好環境です。

こうした場所では住宅まで飛来することが多く、棲みつかれる可能性が高まります。

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エアコンにコウモリが入りやすい家の共通点

自分の家は大丈夫と思っていても、

住宅の構造や環境次第ではコウモリに狙われる可能性があります。

以下のような特徴に当てはまる場合は、

エアコンへの侵入には十分注意してください。

エアコンにコウモリが入りやすい家の共通点

  • 築10年以内の家屋
  • 築古で室外機や配管の隙間など侵入経路がある
  • 一日を通して静か

築10年以内の家屋

築浅の住宅は、断熱性や気密性、防音性が高く、

温度や湿度が安定しやすい構造になっています。

外からの音や振動が伝わりにくく、人の気配が少ないと感じられるため、

コウモリにとっては安心して棲みつける環境です。

他の害獣がいないことも多く、

外敵が少ない点もコウモリにとっては好条件な家屋になりやすいです。

築古で室外機や配管の隙間など侵入経路がある

築年数が経過した住宅では、

室外機の隙間やひび割れなど、劣化により侵入経路ができやすいです。

劣化している箇所が放置されていると、

エアコンに入り込まれ、棲みつかれてしまいます。

一日を通して静か

日中の人の出入りが少なく、生活音がほとんどない家は、

静かで安心できる環境としてコウモリに好まれます。

ペットを飼っていない家庭や、人通りの少ない場所にある住宅では、

外敵や騒音が少ないため、棲みつかれる危険性が高いです。

エアコンにあるコウモリの巣の見た目

コウモリは枝や草を使って巣をつくることはありませんが、

同じ場所に長くとどまることで、周囲に糞や尿、体毛、臭いが蓄積していきます。

エアコン内部や配管まわりでは、

こうした堆積物を巣として発見されることがあります。

乾燥した黒い粒状の糞が大量に溜まり、強いアンモニア臭がする場合は、

長期間棲みついている証拠です。

糞が吹き出し口付近にまで達している場合は、室内に菌や臭気が広がり、

アレルギーや喘息など健康被害が発生していることもあります。

エアコンのコウモリを放置する危険性

エアコン内部にコウモリが棲みついた状態を放置すると、

悪臭や騒音、病原菌による健康被害だけでなく、

機器の故障といったトラブルにつながる恐れがあります。

特にエアコンは空気の流れをつくる設備のため、

影響が室内全体に広がりやすく、放置はとても危険です。

悪臭

コウモリの糞尿は強いアンモニア臭を放ち、吹き出し口や配管内部に蓄積すると、

運転時に室内へと悪臭が広がります。

エアコン内部は湿気がこもりやすく、臭気が染みつきやすいため、

使用のたびに臭いが循環し、長期にわたって不快感が続く原因になります。

騒音

エアコン内部や配管まわりにコウモリが入り込むと、

「キーキー」という鳴き声や「カサカサ」「バサバサ」といった羽音が聞こえることがあります。

エアコンが稼働している最中でも異音が重なり、

使用時のストレスや睡眠への影響が出やすいです。

病原菌

コウモリの糞にはヒストプラズマなどの病原菌が含まれる場合があり、

乾燥すると粉じんとなって空気中に拡散します。

エアコンを通じて室内に送風されることで、

家族全体が知らぬ間に吸い込んでしまう場合があり、とても危険です。

乳幼児や高齢者、免疫力が低下している方がいる家庭では、

健康被害につながる危険性が高まるため、早急に対応する必要があります。

コウモリのフンに含まれる病原菌・寄生虫
病原菌 感染症名 主な症状 参照元
ヒストプラズマ菌 ヒストプラズマ症 発熱、咳、倦怠感、呼吸器困難など 岩手感染症情報センター
サルモネラ菌 サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet
レプトスピラ菌 レプトスピラ症 発熱、頭痛、筋肉痛など、重篤化すると腎不全や肝障害を伴う黄疸が発生する J-Stage
狂犬病ウイルス 狂犬病 発熱、神経症状、倦怠感など、発症するとほぼ100%死亡する 国立感染症研究所
ニパウイルス ニパウイルス感染症 発熱、頭痛、嘔吐、急性脳炎症状など
致死率が高い
理化学研究所
リッサウイルス リッサウイルス感染症 狂犬病に似た神経症状など、進行すると中枢神経障害が起きる 岩手県感染症情報センター
SARS関連コロナウイルス SARS 発熱、筋肉痛など、重篤化すると急性呼吸窮迫症候群を起こす 理化学研究所

エアコンの故障

コウモリが内部に棲みつくと、糞尿による腐食や湿気、異物混入が発生し、

電装部品の不具合や冷媒配管の劣化など、さまざまな故障を引き起こす可能性があります。

吹き出し口の詰まりやセンサー誤作動など、性能低下の原因にもなるため、

修理や買い替えが必要になることも珍しくありません。

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コウモリを見つけたときのNG行為

エアコンまわりでコウモリを発見したとき、驚いて自己判断で対応しようとすると、

思わぬ被害や事故につながる恐れがあります。

以下のような行動は避け、無理をせず冷静に対応してください。

コウモリを見つけたときのNG行為

  • 素手で触る
  • 隙間をのぞき込む
  • 捕まえる
  • 道具で追い出す

素手で触る

コウモリには狂犬病ウイルスやヒストプラズマなどの病原菌が付着している場合があり、

素手で触ると噛まれたり引っかかれたりして感染症の危険があります。

糞や尿が付着した部分を不用意に触ることで、

病原菌やウイルスが手を介して体内に入る恐れがあるため、

絶対に素手では触れないでください

隙間をのぞき込む

エアコンの配管まわりや室外機の裏側を無理にのぞき込むと、

コウモリが突然飛び出してきたり、糞や粉じんを吸い込んでしまう危険があります。

特に室外機が2階以上に設置されている場合は、

のぞき込む行為自体が高所作業となり、落下の危険性もあるため危険です。

捕まえる

コウモリを自力で捕まえる行為は、感染症の危険性があるだけでなく、

鳥獣保護管理法により許可なく捕獲することが法律で禁じられています。

たとえ自宅のエアコンで見つけた場合でも、勝手に捕まえることは避けましょう。

道具で追い出す

棒や掃除用具などを使って無理に追い出そうとすると、

コウモリが暴れて配線や内部部品を傷つける恐れがあります。

配管やドレンホースの奥へ逃げ込んでしまうと、

かえって捕獲や清掃が難しくなり、被害が長引く原因になります。

無理に追い出すのではなく、安全な方法で対処してください。

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鳥獣保護管理法におけるコウモリの扱い

コウモリは鳥獣保護管理法により保護されており、

許可なく捕獲したり傷つけたりすることは法律で禁じられています。

違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があるため、

安易に手を出すのは非常に危険です。

たとえ自宅のエアコンに入り込んでいたとしても、

個人での捕獲や駆除は認められていません。

無理に接触すれば、噛まれたり引っかかれたりして感染症の危険性もあるからです。

エアコン内部は構造が複雑で見えづらいため、

自分で追い出そうとすることで被害が広がる恐れもあります。

異変に気づいた際は、無理に対応せず、専門業者に相談するのが安全かつ確実です。

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エアコンの中にいるコウモリの追い出し方

エアコンにコウモリが棲みついてしまった場合、

追い出しや清掃を行うのは、一般の方には難易度の高い作業です。

内部に蓄積された糞尿は、フィルターやファンの奥深くまで及ぶこともあり、

簡易的な清掃では対応しきれないケースがあります。

さらに室外機や配管が2階以上に設置されている場合は、

高所作業による落下の危険も伴います。

以下で紹介する方法は、あくまで応急的な対処です。

健康や機器への影響を最小限に抑えるためにも、状況が深刻だったり、

安全作業が難しい場合は、専門の業者に依頼するのが確実です。

エアコンの中にいるコウモリの追い出し方

  1. 電源を切る・安全確認を行う
  2. 駆除道具を用意する
  3. エアコン周辺をビニールシートで養生する
  4. 服装を整える
  5. 忌避剤を使用する
  6. 清掃・消毒をする

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①電源を切る・安全確認を行う

まずはエアコン周辺の状況を落ち着いて確認しましょう。

吹き出し口や配管まわりに糞や尿の痕跡がある場合は、

すでに内部にコウモリが侵入している可能性があります。

作業に取りかかる際は、必ず電源コードを抜き、通電していない状態にしてください。

ルーバーを手で無理に開けると故障の原因になるほか、

エアコンが稼働中だと感電やケガの危険性があります。

エアコン本体の内部にコウモリが棲みついていたり、

糞尿が蓄積している場合は、機器を一度分解して内部清掃を行う必要があります。

作業には専門知識と技術が必要で、室外機や高所の配管は落下の危険もあるため、

専門業者に依頼した方が良いです。

②駆除道具を用意する

エアコン内部のコウモリを追い出すには、作業前に必要な道具を揃えましょう。

忌避スプレー、防護マスク、ゴム手袋、ビニールシートなど、

室内作業を想定した準備をしておくと良いです。

糞尿の処理にはペーパータオルやビニール袋、消毒用アルコールもあると安心です。

道具 商品 用途 重要度
忌避スプレー 巣や飛来しやすい場所に吹きかけて追い出す
設置型忌避剤 コウモリが近寄らない環境を維持する
ゴム手袋 糞尿に直接触れないようにする
ゴーグル 目を保護し、粉じんや飛散物の侵入を防ぐ
防塵マスク 病原菌や悪臭を吸い込まないようにする
作業着 フンや寄生虫の付着、防護対策のために着用する
消毒薬 糞尿が付着した場所の殺菌・消毒に使用する
ゴミ袋・新聞紙
フンを安全に処理し、密閉して廃棄する
ビニールシート
作業中に落ちる糞やホコリなどを受け止める養生用シート
雑巾
消毒液を含ませて拭き取る
金網 コウモリの侵入経路を塞ぎ、物理的に侵入を防ぐ
パンチングメタル 通気性を確保しながら、コウモリが入り込めないようにする
コーキング 壁や屋根の隙間を埋め、侵入を完全に防ぐためのシーリング材
コーキングガン コーキング材を均一に塗布し、隙間をしっかり埋めるための道具
パテ 粘土のような素材で、形に合わせて押し込める
脚立 高所作業時に使用する
ヘルメット 頭部を衝撃や落下物から守る
ヘッドライト
暗い場所を照らし、安全に作業できる
ハンディクリーナー コウモリのフンやホコリを吸い取る
掃除用ブラシ  フンをこすり落とし、こびりつきを除去する

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③エアコン周辺をビニールシートで養生する

作業中にコウモリの糞やホコリが落ちる可能性があるため、

エアコンの真下や壁面は、ビニールシートと養生テープでしっかり保護しておきましょう。

床や家具が汚れるのを防ぐだけでなく、清掃も楽になります。

④服装を整える

作業中に糞やホコリを吸い込んだり、肌に触れたりしないように、

防護マスクや手袋、長袖・長ズボンの着用が基本です。

衛生面や安全性を考慮し、作業後にすぐ洗濯・処分できる服装を選んでください。

安全のために準備しておくべき道具

  • ゴーグル
  • マスク
  • 作業着

防塵マスク

エアコン内部には、乾燥した糞やホコリがたまりやすく、

清掃時にこれらが舞い上がると健康被害につながる恐れがあります。

病原菌や微細な粒子を防ぐため、

顔に密着する立体構造のものを選び、隙間なく装着してください。

保護ゴーグル

エアコン内部の清掃や忌避剤の使用時には、

糞の粉じんや薬剤の飛沫が目に入る危険があります。

飛来物や薬剤から目を守るために、密着性の高い保護ゴーグルを装着し、

隙間なく装着してください。

作業着

エアコンの内部清掃や忌避剤の使用時は、

糞やホコリで衣類が汚れる可能性があります。

作業を行う際は、体をしっかり覆える長袖・長ズボン、

または使い捨てタイプの作業着を着用してください。

使い捨てであれば作業後に屋内へ汚れを持ち込まず、屋外でそのまま脱いで廃棄できます。

作業後は、手洗いや着替えを徹底し、衛生管理を行いましょう。

⑤忌避剤を使用する

コウモリを追い出すには、専用の忌避スプレーを使用するのが効果的です。

市販されているコウモリ用の忌避剤には、

強い臭いや刺激成分が含まれており、コウモリが不快に感じて逃げ出しやすくなります。

エアコンの吹き出し口や配管のまわり、室外機の隙間など、

コウモリが潜んでいそうな場所を重点的に噴射してください。

ただし、外側から内部に向かって噴射すると、

コウモリが室内側へ逃げ込んでしまう可能性があるため、

必ず室内側から外に向かって噴射するようにしてください。

スプレーは風向きや換気にも配慮し、室内に薬剤が残らないよう注意しましょう。

イカリ消毒 スーパーコウモリジェット

スーパーコウモリジェットは、ハッカの香りでコウモリの嗅覚を刺激し、

不快感を与えて追い出すスプレータイプの忌避剤です。

薬剤が届きにくい奥の空間にも拡散しやすく、

物理的に触れずに追い出し作業が行えます。

スプレーするだけで使用できるため、

狭くて手が届きにくいエアコン内部にも安全に使用可能です。

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⑥清掃・消毒をする

コウモリを追い出したあとは、

エアコン内部や周辺に残った糞や尿、体毛など清掃・消毒しましょう。

吹き出し口やフィルター、配管まわりに蓄積した汚れを放置すると、

悪臭や病原菌が空気とともに室内に拡散し、

健康被害を引き起こす恐れがあります。

汚れがひどい場合や内部構造まで清掃が必要な場合は、

専門業者へ依頼しましょう。

消毒用エタノール

コウモリの糞や尿には病原菌が潜んでいる可能性があるため、

清掃後は除菌を行いましょう。

消毒用エタノールはスプレーで手軽に使えるうえ、

拭き取り後の臭いが残りにくく、

衛生的な環境を保つのに適しています。

清掃とあわせて丁寧に除菌することで、二次被害を防ぐことが可能です。

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エアコンに再び棲みつかせないための対策

コウモリの追い出しに成功したとしても、

侵入経路を放置したままだと再び棲みついてきてしまうことがあります。

エアコン周辺にコウモリが再来しない対策方法を紹介していきます。

エアコンに再び棲みつかせないための対策

  1. 侵入経路を塞ぐ
  2. コウモリの嫌う環境を作る
  3. 予防タイプの忌避剤を使用する

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①侵入経路を塞ぐ

コウモリの再侵入を防ぐには、エアコンの配管まわりや壁の貫通部など、

わずかな隙間もしっかり塞ぐことが大切です。

配管の穴やパテの劣化部分、室外機付近の隙間が狙われやすいため、重点的に確認してください。

再侵入を防ぐ方法としては、以下の3つが有効です。

  • ステンレス金網:通気性を保ちつつ、物理的に侵入をブロック
  • シーリング剤:金網と組み合わせて隙間を固定
  • パテ:形状を問わず隙間に密着し、柔軟に使える

ただし、配管や室外機が2階以上にある場合は高所作業となるため、

ご自身での対策はおすすめしません。

Chosenal ステンレス金網 

柔らかく加工しやすく錆びにくいステンレス製の金網は、

コウモリの侵入防止に効果的で、通気性もあり、室外機まわりなど屋外でも使用できます。

金網の主な効果

  • エアコンの配管や配線の隙間を物理的に塞げる
  • 通気性を保ちながら、コウモリの侵入だけをブロック
  • 形状に合わせて自由にカット・加工でき、施工が簡単
  • 錆に強く、屋外でも目立ちにくい仕上がり

エアコンのステンレス金網の使い方

エアコンの配管まわりや室外機の通気口など、コウモリが出入りしそうな隙間には、

ステンレス金網を丸めて詰めるか、折り曲げて形に合わせてください。

必要に応じてハサミやニッパーでサイズを調整し、

風で飛ばされないよう、針金や結束バンドなどで固定しましょう。

接着力を高めたい場合は、後からシーリング剤を併用するのも有効です。

屋外で使用する際は、風で飛ばされないようしっかりと固定してください。

セメダイン JIS シリコーンシーラント 

エアコンの配管や室外機まわりにできた小さな隙間には、

柔軟性と防水性に優れたシーリング剤が効果的です。

複雑な形状にもぴったり密着し、コウモリの侵入を防げます。

ステンレス金網と併用することで、固定力と密閉性が高まり、再侵入をより確実に防げます。

シーリングの主な効果

  • エアコン配管まわりの小さな隙間を密閉
  • 複雑な形状の穴にも対応しやすい
  • 屋外使用に強く、防水・耐久性もあり
  • 金網との併用でさらに封鎖効果アップ

近与(KONYO) KHT コーキングガン

エアコンの配管まわりや室外機の隙間を封鎖する際は、

コーキングガンを使うことで、シーリング剤を均一に塗布でき、ムラなく密閉できます。

狭くて複雑な場所でも、力加減を調整しながら安全に作業でき、

きれいに仕上げられるのが特徴です。

コーキングガンの主な効果

  • シーリング剤を均一に塗布し、隙間をムラなく塞げる
  • 配管まわりなどの複雑な形状にも対応しやすい
  • 金網との併用で密閉性と固定力が向上する

エアコンのシーリングの使い方

エアコン配管まわりや室外機周辺の隙間をシーリング剤で塞ぐ際は、

まずホコリや汚れをしっかり拭き取り、乾いた状態にしておきます。

次に、コーキングガンにシーリング剤をセットし、隙間に沿って均一に塗布します。

塗り込んだ後は、指やヘラで押さえて密着させ、表面を整えてください。

ステンレス金網やパンチングメタルと併用する場合は、シーリング剤を接着剤として使い、

金網の端を固定しながら隙間を塞ぎましょう。

最後に、製品の乾燥時間に従ってしっかり硬化させれば完了です。

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​​住化エンビロサイエンス チューレスねずばんパテ

防除用パテは、トウガラシ成分による忌避効果を持ち、

エアコンの配管まわりや室外機周辺の小さな隙間を封鎖するのに役立ちます。

柔らかく加工しやすいため、入り組んだ部分にも押し込んで密着可能で、

シーリング剤では対応しにくい箇所にも適しています。

耐熱性・耐寒性・難燃性に優れており、

屋外や温度変化のある場所でも安心して使用可能です。

使用上の使い方と注意点

  • 手でちぎって隙間に直接詰める
  • 丸めて押し込むことで密着性がアップ
  • 作業時は必ず手袋を着用して安全に使用すること

エアコンのパテの使い方

パテで隙間を塞ぐ前に、配管まわりや室外機付近のホコリや湿気を拭き取り、

乾いた清潔な状態にしておきましょう。

その後、必要な量のパテを手でちぎり、丸めたり押しつぶすようにして隙間へ詰め込みます。

入り組んだ箇所にも密着しやすく、シーリング剤では埋めにくい部分の封鎖にも効果的です。

作業時は必ず手袋を着用し、使用後は手や使用した器具を丁寧に洗浄してください。

②コウモリの嫌う環境を作る

コウモリは強い香りや刺激のある香りを嫌うため、

エアコンの室外機まわりや配管付近に自然由来の香りを取り入れて、

近づきにくい環境を作りましょう。

ベランダや室外機の近くにハーブなど香りの強い植物を置くことで、

コウモリ対策になるだけでなく、彩りや緑を添える空間になります。

ハーブ苗

ハーブ苗は、爽やかな香りで蚊や害獣を遠ざけるとされ、

コウモリ対策にも活用できる植物です。

ハーブ苗の主な効果

  • 強い香りでコウモリが近づきにくくなる
  • 自然素材のため扱いやすく、日常空間になじみやすい

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③予防タイプの忌避剤を使用する

エアコンまわりにコウモリを再び寄せつけないためには、

香りが持続する予防タイプの忌避剤を設置するのが効果的です。

室外機のそばやベランダの片隅などに置くだけで、

コウモリの嫌う成分が空気中に広がり、寄りつきにくい環境を作れます。

設置後しばらく効果が続くため、頻繁に手を加える必要がなく、

手軽に継続できる点もメリットです。

エアコンの吸排気口付近に設置する場合は、

室内にニオイが入り込まないよう設置場所や風向きを気にして設置してください。

SHIMADA コウモリ寄せつけない! 忌避剤

コウモリが嫌がる香りを放つ設置型の忌避剤で、

置くだけで持続的な効果が得られ、手軽に再侵入を防げます。

忌避剤の主な効果

  • コウモリが嫌がる香りでエアコンへの接近を防ぐ
  • 設置するだけでOK、頻繁な交換が不要で手間いらず
  • 金網・パテなど他の対策とも併用しやすく、長期的な予防策に向いている

高所作業や内部清掃は危険!エアコンのコウモリ駆除はプロに相談

エアコンは空気の流れを作る機器であり、室内外がつながっているため、

忌避剤を使用したり清掃を行う際には、

ニオイが室内に入り込まないよう設置場所に注意が必要です。

コウモリがすでに棲みついている場合は、内部にたまった糞尿の除去や、

パネルの取り外し・分解清掃など、より本格的な対応が求められます。

壁面や床を養生し、部品を分解してエアコン内部を高圧洗浄するには、

専門的な知識と道具が欠かせません。

たとえ室内のエアコンでも、

高さ2m前後の位置で手を上げ続ける作業は体力的に大きな負担となり、

室外機が2階以上にある場合は高所作業となるため、事故の危険性もあります。

少しでも異変を感じたら、無理に自力で対応しようとせず、

早めに専門業者へ相談するのが安心で確実です。

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害獣お助け本舗編集部

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