「自宅の壁や庭にコウモリの糞や尿が落ちていて気になる」
「コウモリの糞や尿は健康被害があるのか?」とお悩みではありませんか?
コウモリの糞や尿は健康に影響するため、早めの対策が必要です。
特に小さいお子さんがいる方や持病のある方、住宅への影響が気になる方はコウモリの糞や尿を適切に処理しましょう。
本記事は、コウモリの糞や尿の危険性や処理方法について医療従事者が作成、監修しています。
このような方におすすめ
- 小さい子どもがいて、衛生面や安全面を気にしている
- 持病があるため感染症を避けたい
- コウモリの糞尿の清掃方法に悩んでいる

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります
コウモリの糞の特徴って?
コウモリの糞はネズミの糞と似ていて見分けが非常に難しいです。
しかし、それぞれの糞を見分けられなければ適切な対処ができません。
ここでは日本の住宅に発生し、被害が多いアブラコウモリ(イエコウモリ)とイエネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ3種の総称)の糞の違いについて解説します。

| アブラコウモリの糞 | イエネズミの糞 | |
| 大きさ | 5~10mm | 10mm程度(ネズミの種類による) |
| 見た目 | 黒 | こげ茶、灰色 |
| 特徴 | ・くずれやすい ・パサついてる ・細長くねじれている ・決まった場所にまとまっている ・どぶのような臭い |
・硬さがある ・湿っていてべたべたする ・いろいろな場所に落ちている ・アンモニアのような刺激臭 ・ネズミの毛が混じっている |
コウモリの主食は昆虫であるため、糞は硬さがほとんどなく、ぱさぱさとしていて崩れやすい点が特徴です。
また、コウモリは集団生活を送ることから、天井裏や侵入経路の下に糞がまとまって落ちているケースが多いです。
一方、ネズミは雑食のため、虫も草も何でも食べます。
そのため、湿ってべたべたしているうえにアンモニアのような強烈な臭いが特徴です。
ネズミは歩行しながら糞を落としていくため、コウモリの糞とは異なり、さまざまな場所に糞が散らばっています。
また、ネズミは毛づくろいをした際に毛を体内に取り込むため、毛が混じっていることが多いです。
コウモリの糞尿被害
コウモリの糞尿は私たちの生活にさまざまな影響を引き起こすため、早急に処理することが必要です。
コウモリの糞尿被害を、健康と住宅に分けて解説します。
健康被害
コウモリの糞尿による健康被害として最も危険視されているのが動物由来感染症です。
動物由来感染症とはWHOにおいて「脊椎動物と人との間で自然に移行するすべての病気または感染症」としています。
動物由来感染症は感染したからといって必ず発症するものではありません。
しかし、動物が感染して無症状であっても人に感染すれば重症化することもあるため注意が必要です。
コウモリから感染する動物感染症は次のものがあります。
| ウイルス名 | イメージ | 危険性 |
| リッサウイルス | ![]() |
致死率ほぼ100% |
| ヘンドラウイルス | ![]() |
致死率約60% |
| ヒストプラスマウイルス | ![]() |
通常は自然に治癒(免疫障害があると重症化) |
| レジオネラ | ![]() |
発症報告なし |
| 狂犬病 | ![]() |
致死率ほぼ100% |
それぞれの感染症について詳しく解説します。
リッサウイルス感染症
狂犬病と似たような経過をたどるため、見極めが困難と言われています。
発熱、食欲不振、倦怠感、咽頭痛といった風邪によく似た症状が出たのちに、嚥下困難、発声困難、筋痙縮が現れます。
最終的に精神症状が出現し、呼吸器系の麻痺によって死亡する感染症です。
日本での死亡事例の報告はありませんが、オーストラリアでは死者が出ていて世界的に危険視されています。
ヘンドラウイルス感染症
リッサウイルスと同様に、狂犬病と似たような経過をたどり、オーストラリアでは死者が出ています。
こちらも日本では死亡事例がないものの危険視されています。
インフルエンザと似た症状が出現したのち、神経症状を発症して死亡します。
ヒストプラスマ感染症
ヒストプラスマに感染した方の90%が軽いインフルエンザのような症状、もしくはほぼ無症状です。
そのため、ヒストプラスマ感染症によって医療機関を受診する方はまれです。
しかし、免疫力が著しく低下している方、肺に基礎疾患がある方、高齢者においては重症化する可能性があります。
重症化しても多くの場合は薬物療法で軽快しますが、敗血症性ショックや多臓器不全、播種性血管内凝固、腎不全、急性呼吸不全などを起こして死亡することもあるため注意が必要です。
レジオネラ症
レジオネラ症に感染後、軽症の場合はポンティアック熱と呼ばれる状態になります。
突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状が出現後、自然に軽快します。
症状が風邪と酷似していることから、病院で診断されるケースは少ないです。
一方、重症のレジオネラ症はレジオネラ肺炎と呼ばれ、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られます。
中枢神経症状として意識不明、幻覚などが見られるケースもあるため軽視できない感染症です。
狂犬病
これまで紹介してきた感染症はすべてコウモリの糞から感染しますが、狂犬病はコウモリに噛まれたことによって感染します。
最初は風邪症状から始まりますが、病態は徐々に進行していき、最終的には昏睡からの呼吸停止で死亡します。
死亡率は100%です。
今のところ日本では感染例や死亡例はなし
日本国内では上記の感染症の原因ウイルスを保持したコウモリは発見されていません。
また、レジオネラ症を発症させるオオコウモリは洞窟などにおり、家屋には棲みつかないため、コウモリの糞から病気に感染し、死亡した事例はありません。
ただ、コウモリの糞はもろくて崩れやすいため、少し触るだけで空気中に舞い上がります。
気づかないうちに糞を吸い込み、喘息やアレルギーを引き起こす可能性があるため、油断はできません。
住宅被害
コウモリの糞は健康被害だけでなく、住宅にも影響をもたらします。
悪臭の発生や、蓄積した糞に寄生虫や害虫が寄ってきやすくなります。
コウモリの糞はどぶのような臭いとも表される非常に強い悪臭が特徴です。
自宅に落ちている糞からどぶのようなにおいがしている場合には、コウモリの糞である可能性が高いです。
悪臭が家屋の壁や柱などに染みついて不衛生な状況になったり、ほかの家に迷惑をかけたりすることがあります。
また、コウモリの糞には、有機物、窒素・リン・カリウムが含まれており、住宅を腐敗させると言われています。
参考
コウモリは1日に体重の30%ほどの虫を食べる一方で、身体を軽くして飛べるように、大量の糞をして5~10gの体重を維持しています。
そのため、堆積された糞によって天井が腐食し、抜け落ちることもあります。
さらに、コウモリは昆虫を食して生活しているという背景からカツオブシムシ類、ゴミムシダマシ類、ニセセマルヒョウホンムシの発生源となります。
カツオブシムシ類は、衣類や貯蔵食品に被害を与えると言われており、タンスにしまっていた服の虫食い穴はカツオブシムシの可能性が高いです。
ゴミムシダマシ類も貯蔵食品へ被害を及ぼすため、備蓄していた食品が食べられるリスクがあり、注意が必要です。
ニセセマルヒョウホンムシは、貯蔵食品の食害に加えて、洋服や革製品を食べてしまうことが分かっています。
見た目がクモに似ているため、ほかの虫と比べて見逃されやすく発見が困難な虫です。
しかし、放置していれば増えて家財等に影響を与えるため、早めに対策をとることが必要になります。
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コウモリが糞をする場所
コウモリがどこに群れているのかは、糞を落とす場所でわかります。

屋外
アブラコウモリが多く棲みつくのが屋外です。
アブラコウモリは密集した住宅街に棲みつきやすいと考えられています。

軒先
一般住宅の軒先はコウモリが最も住みつきやすい場所です。
家屋に棲むコウモリのうち、61.7%が軒先に巣を作るというデータがあります。
軒先に棲みついた場合、屋根の上、もしくは屋根の真下に糞が落ちていることが多いです。
軒樋(のきどい)
軒樋とは、屋根の軒先に設置されている横向きの筒状の建材で、雨水を地面の排水口に流す役割をする部分です。
軒下と軒樋の間は、コウモリにとって棲みやすい環境となっていて、上述した61%の中には軒樋も含まれています。
ベランダ
ベランダに軒先があれば、コウモリは棲みつきます。
また、マンションやアパートの最上階に住んでいる場合、屋根にあるバラペットに棲みつき、ベランダに糞が落ちることがあります。
軒先が無い場合でも、ベランダのサッシの下や外部設備機器にも棲みつくため、この周辺に糞をされると設備機器の故障にもつながるのです。
家屋に棲むコウモリのうち、ベランダのサッシにコウモリが棲みつく割合は3.3%、バラペットは11.7%です。
軒先と比較すると棲みつく可能性は低いものの、糞によってベランダの外部設備が故障すれば出費がかさむため、早めの駆除が必要です。
屋内
アブラコウモリは羽をたたむと1cmほどの体長となるため、わずかな隙間から家の中に侵入できます。
屋根裏や壁の隙間は広い空間があり、集団で生活しやすいことから、コウモリが好んで栄巣し、多くの糞が落ちている場所です。
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コウモリが家に棲みついているときのNG行為

コウモリがすでに家の中に棲みついている場合、誤った対処をすると健康被害や法律違反につながる恐れがあります。
コウモリは鳥獣管理保護法によって守られており、許可のなく捕獲や殺処分をすると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があるため注意が必要です。
気をつけるべき行為を確認しておきましょう。
コウモリが家に棲みついているときのNG行為
- 素手で触る
- 天井裏などをのぞき込む
- 捕まえる
- 道具で追い出す
素手で触る
コウモリはウイルスや寄生虫を持っていることがあり、素手で触れると感染症にかかる危険性があります。
糞尿や死骸であっても同様に危険があるため、絶対に素手で触らないようにしましょう。
天井裏などをのぞき込む
屋根裏や壁の隙間を不用意にのぞき込むと、落下事故や糞による健康被害の危険性があります。
驚いたコウモリが急に飛び出してくることもあるため、安全装備なしでのぞき込むことは避け、高所作業や狭い空間での確認はプロに任せるのが安心です。
害獣お助け本舗では、高所作業の屋根裏から、床下などの狭い空間まで幅広く対応しています。
捕まえる
日本に生息するコウモリは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく捕獲することは禁止されています。
違反すれば罰金が科される可能性もあり、軽い気持ちで捕まえる行為は避けてください。
捕獲を試みると、噛まれたり引っかかれたりして怪我を負う危険があるほか、法律違反につながる恐れがあります。
道具で追い出す
棒や掃除道具で無理に追い払おうとすると、コウモリが暴れて室内を飛び回り、かえって被害が拡大する恐れがあります。
物理的に叩く・追い出すといった行為は避け、追い出しから清掃・消毒、再発防止まで正しい手順でおこなう必要があります。
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コウモリが棲みつきやすい場所と特徴って?

コウモリは、人目の届かない静かで暗い場所を好みます。
一匹でも自宅の敷地内でコウモリを見かけたら、以下ような場所に棲みついていないか、チェックしてみましょう。
軒下
軒下はコウモリにが棲みつきやすい場所です。
軒下の継ぎ目や屋根の結合部から内部に侵入します。
人目が届きにくく雨風を避けられる静かな環境のため、身を潜める場所として最適です。
軒下やその周辺に黒っぽい糞や壁の黒ずみ、強いアンモニア臭を感じる場合、コウモリが潜んでいるかもしれません。
屋根裏まで被害が拡大することもあるため、棲みついていないか観察してみてください。
屋根裏
屋根裏は暗く静かで温度が安定しやすく、コウモリにとって快適な環境がそろっています。
広い空間なので、一匹のコウモリが侵入すると仲間を呼び寄せて集団で棲みつきやすい場所です。
配線や配管、梁、断熱材などが複雑に入り組むことで光が遮られ死角が多くなり、コウモリが身を潜めやすい空間が生まれます。
天井板や断熱材に黒いフンや汚れが付着していたり、屋根裏から鳴き声や羽音が聞こえたら要注意です。
通気口/換気口/排気口
通気口や換気口、排気口は外部とつながっているためコウモリの侵入経路になりやすいです。
経年劣化によってカバーやネットが外れていたり、破損していると、ダクトやパイプを通じて建物内部まで移動される恐れがあります。
通気口まわりに黒い糞や尿の跡が見られたり、内部から「キーキー」という鳴き声や「バサバサ」という羽音が聞こえたりする場合は、コウモリが棲みついているかもしれません。
エアコン
エアコンは室内機と室外機が配管でつながっており、本体内部や配管周りに隙間ができやすい構造です。
室内機カバーの内部や吹き出し口の奥、配管の取り込み口付近など、人目の届きづらい箇所がコウモリの侵入経路になりやすいです。
エアコン付近に黒っぽい糞が落ちていたり、羽音や鳴き声が聞こえたりしたらコウモリが棲みついているサインです。
シャッター
シャッターボックスの巻き取り部分の1cm程度の隙間からコウモリが入り込むことがあります。
使用しないときはシャッターボックス内に収納されるため、内部に入り込まれても気づきにくく、格好の隠れ場所です。
ガイドレール部分にも1cm程度の隙間があるため、ここからコウモリが侵入することも。
シャッター付近に黒い糞が落ちている、開閉時に異音がする、シャッターボックスから羽音が聞こえるなどがあれば、コウモリに棲みつかれているかもしれません。
シャッター内部は構造が複雑で掃除も難しいです。
雨戸
雨戸にある戸袋やレール部分は人目が届きにくく、適度な空間と暗がりがあるためコウモリの棲み処として好まれます。
頻繁に開閉されない雨戸では、棲みつかれていても長期間気づかない場合があります。
雨戸の床面や外壁に黒っぽい糞が堆積している、戸袋から異臭がする、開閉時に羽音がする際は要注意です。
発見が遅れやすい場所なのでしばらく動かしていない雨戸がある場合は確認してみるのがよいです。
ベランダ
ベランダもコウモリに狙われやすい場所のひとつです。
室外機の裏、物干し竿の支柱まわり、手すりと壁のすき間などから入り込まれ、マンションの高層階でも被害が報告されています。
ベランダに糞が散らばっている、異臭がする、夕方から夜間にかけて黒い影を見かけるなどの事象があれば、コウモリが付近にいるサインです。
また、ベランダをナイトルーストとして利用し、そこから屋内へ侵入し被害が拡大する事例もあります。
ナイトルーストとは
コウモリが夜間の活動中に一時的に休憩する場所です。棲みつかれていなくても、糞尿、騒音といった被害を受ける可能性があります。外壁や軒下、ベランダなどがナイトルーストになりやすい場所です。
床下
建物の基礎部分に当たる床下は、通気性や湿気対策のための空間が設けられています。
光が届かず人目にもつかないため、コウモリが棲みつきやすい環境です。
床下通気口や配管の通り道といったわずかな隙間を利用して侵入されることが多く、黒い糞がたまっていたり羽音が聞こえたりしたらご注意ください。
床下は柱や配管、基礎部分などが複雑に入り組んでいるため、コウモリ対策が困難です。
プロに頼む方が安心
コウモリは糞尿だけでなく、病原菌や寄生虫が付着しています。
自分で糞の処理をした際に、誤ってコウモリに接触したり、防護が不十分だったりすると感染症を引き起こす可能性があります。
そのため、コウモリの糞尿処理や駆除はプロに頼む方が安心です。
害獣お助け本舗はコウモリの駆除だけでなく、糞尿の処理も専門的な知識と技術の下で実施してくれます。
また、コウモリが再来しないような防止策も講じてもらえるため、安心して生活できるでしょう。
コウモリの糞尿処理でお困りの方はぜひ一度害獣お助け本舗へご相談ください。
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