「排水口から物音がする」
「シンクの下に黒い糞のようなものが落ちていた」
家の水まわりで異変に気づき、ネズミではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
排水口は配管を通して下水とつながっていて、ネズミの侵入経路になることがあります。
放置すると家の中に棲みつき、食べ物や配線をかじられ、健康被害や火災につながりかねません。
この記事では、以下の内容について解説します。
- ネズミが排水口から侵入する経路
- 排水口にネズミがいる家の特徴
- 駆除、追い出しの具体的な方法
- 駆除したあとの処理と根本的な環境改善
被害が広がる前に対処すれば、自分で駆除することも可能です。
排水口のネズミに心当たりがある方は、参考にしてみてください。
※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります
このような方におすすめ
- 排水口のまわりでネズミの気配を感じている方
- 家のどこから侵入しているのか突き止めたい方
- 自分で駆除や追い出しをしたい方
- 二度と棲みつかない環境にしたい方
排水口と排水管の仕組み

排水口は、キッチンのシンクや浴室の床、洗面台、洗濯機置き場など水回りに設置されていて、使った水は排水管へ入り、床下や壁の中を通って屋外の排水ますへ流れる仕組みです。
その後、道路の下にある下水道へと運ばれます。
排水管の太さは、キッチンや浴室で直径4〜5cm、屋外では10cmほどです。
ネズミは直径3cmほどの穴でも通り抜けるので、水道管の太さだけを見れば、ネズミが通り抜けるには十分な大きさになります。
参考
排水口にネズミがいるかも?

ネズミは、排水管の中を通ってくるだけでなく、すき間から侵入したり、排水口の近くに巣を作ったりします。
状況によって対策が変わるので、どのような経路でネズミが侵入してくるのかを理解しましょう。
排水口が侵入経路になっている

排水管そのものが、ネズミの通り道になります。
下水道にいるネズミは、排水ますから住宅側の排水管へ入り、キッチンや浴室の排水口まで上がってきます。
これを食い止めるのが、水を貯めて下水のニオイやネズミ、害虫の侵入を防ぐ排水トラップです。
ただし、泳ぎが得意なドブネズミが侵入した例もあり、水があるだけで完全に防げるとは限りません。
しばらく水を使用していない排水口所では、蒸発して水がなくなることもあります。
排水口周辺から家に侵入している

排水管の周囲にできたすき間も、ネズミの侵入経路のひとつです。
シンクの下の収納をのぞくと、配管が床や壁を突き抜けている部分があります。
この配管用の穴は管より少し大きくあけるので、工事の際に埋めきれなかったすき間が残っていると、そこからネズミが侵入している可能性があります。
穴の周囲が木材や石膏ボードで固定されていても、ネズミは2cmほどのすき間があれば侵入することが可能です。
屋外では、排水ますのフタのずれや破損、床下換気口の金網の破れ、基礎のひび割れなども侵入経路になります。
排水口周辺に巣を作っている

シンク下や床下から、夜になるとカサカサと走る音や何かをかじる音が聞こえる場合は、ネズミが棲みつき巣を作っている可能性があります。
ネズミが巣に使うのは、紙袋や新聞紙、布、スポンジ、断熱材などの柔らかい素材です。
これらを歯で細かくちぎり、人目につかない場所へ運びます。
紙袋や新聞紙が破られている、スポンジや布巾の切れ端が散らばっている状態を発見したら、巣作りをしているサインです。
痕跡が水回りに集中している場合は、シンク下の収納や排水管を確認してみてください。
ネズミが巣を作る主な場所

ネズミが巣を作る主な場所は以下です。
- シンク下の収納の奥
- 床下の配管ぞい
- 浴室や洗面所の床下
- 排水管が通っている壁の中
- 冷蔵庫のうしろや下のすき間
こうした場所は暗くて人がほとんど確認しないうえ、排水管から水分も確保できます。
台所には食べ物もあり、餌と水、隠れ場所がそろった巣作りに適した環境です。
ネズミの巣についての詳しい内容は以下の記事を参考にしてください。
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排水口にネズミがいるサイン

ネズミが残した糞やこすれ跡、かじり跡などはラットサインと呼ばれ、棲みついているかの判断をする手がかりになります。
排水口のラットサインは、次の4つです。
- シンク下や排水口の周囲に糞が落ちている
- 床から10〜20cmほどの高さに付いた黒いこすれ跡
- 排水管や柱、壁の角にかじり跡がある
- 排水口や床下から小動物らしき物音がする
どれか一つでも当てはまる場合は、ネズミが棲みついている可能性が高いです。。
ネズミが排水口まわりに棲みつきやすい家の特徴

ネズミが排水口から侵入してきても、そのまま棲みつくとは限りません。
棲みつかれやすいのは、排水口のまわりで餌や水、隠れ場所を確保できる環境の家です。
次の5つの特徴に当てはまるものがないか、自宅の水まわりを確認してみてください。
ネズミが排水口まわりに棲みつきやすい家の特徴
- 高温多湿な場所がある
- 静かで暗い場所がある
- 食べ物を出しっぱなしにしている
- 寒い時期も暖かい環境
- 放置されたごみやゴミ置き場が近くにある
高温多湿な場所がある
キッチンや浴室の排水口周辺は、湿気がこもりやすい環境です。
特にシンク下は、夏場になると温度も上がります。
排水口からカビのニオイがする、水回りのある空間が湿っぽい場合は、高温多湿になっているサインです。
排水管から水が流れると、ネズミは水分を確保することもできます。
温度と湿度が高く、水まで得られる場所は、ネズミが好む環境です。
静かで暗い場所がある
ネズミは警戒心が強く、人の気配が少ない暗い場所を好みます。
外から排水口に侵入したあとに隠れやすいのが、シンク下、床下、長期間使っていない部屋や物置などです。
こうした場所は人が立ち入る機会も少ないので、物音に気づきにくく、発見が遅れることがあります。
シンク下などの収納は死角が多く、床下や荷物を積み上げた物置もネズミが身を隠しやすい環境です。
段ボールや古い布は巣材になるので、置いたまま放置しているのもネズミが棲みつく要因の一つになります。
食べ物を出しっぱなしにしている
シンク下に米袋や乾麺を保管したり、シンク横の調理台にパンや菓子を出したままにしたりしていると、排水口まわりから侵入したネズミの餌になります。
紙やビニールの袋に入った食品は、袋をかじって穴を開け、中の食品を食べてしまうことも。
特に、シンク下の収納は人目につきにくく、食品がかじられていても、取り出すまで気づかないことがあります。
シンク下やシンク横に食品が置かれ、日常的に餌を得られる状況も、ネズミが排水口まわりに棲みつく要因の一つです。
寒い時期も暖かい環境
排水管が通る床下や壁の中が冬でも暖かい家は、ネズミが棲みつきやすい環境です。
お湯を使うキッチンのシンク下や、暖房設備のある浴室の床下などはネズミが集まりやすくなります。
配管まわりは冷たい外気が入りにくいため、寒さをしのぎたいネズミにとって快適な場所のひとつです。
放置されたごみやゴミ置き場が近くにある
排水口のゴミ受けや三角コーナーに生ゴミが残っていると、ネズミの餌になります。
夕食後の生ゴミを翌朝まで片づけずにいる家は、人が寝静まった夜間に食べられやすい状態です。
シンク横やキッチンのゴミ箱も、フタがなければ簡単に漁られてしまいます。
生ゴミを袋にまとめても、ネズミがかじって穴をあけてしまうので、根本的な解決にはなりません。
家の中だけでなく、近くのゴミ置き場もネズミにとっては餌場です。
集まったネズミは周辺に棲みつき、排水ますや排水管を通って屋内の排水口から侵入することも。
排水口の近くにゴミがある、自宅の近くにゴミ置き場がある住宅は、ネズミにとって棲みつきやすい環境です。
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本来、森林や草地で生活するネズミですが、餌や暖を求めて人間の住宅へ侵入します。 特に家ネズミは放置すると被害が深刻化していきます。 糞尿による悪臭や騒音といった不快感だけでなく、柱や配線をかじることによる資産価値の低下、病原菌や寄生虫による健康被害まで危険性は多岐にわたります。 家族の安全と住まいを守るために、具体的な被害について正しく理解しておきましょう。 ネズミの主な被害 ネズミは夜行性のため、活動が活発になる夜間に天井裏や壁、床下などから物音が聞こえるようになります。 繁殖期の春や秋は、走り回る音やかじる音が頻繁に響くようになり、不安やストレスによって睡眠の質の低下を招く恐れも。 集合住宅では音が周囲に伝わりやすく、放置すると近隣トラブルに発展する可能性もあるため、早めの対策を検討してください。 ネズミの活動が活発になると行動範囲も広がり、柱や断熱材、電気配線などをかじられる被害が発生します。 天井裏や床下に糞尿が蓄積すると、悪臭やカビの発生原因になるだけでなく、配線の損傷によって漏電や火災を引き起こすリスクも高まります。 住まいを守るためにも、目に見えない場所で起きている異変を軽視しないことが大切です。 ネズミは、人に感染する病原菌を複数保有し、命に関わる重篤な病気を引き起こす恐れがあります。 糞尿や体毛、噛み傷から直接感染するだけでなく、乾燥した排泄物が空気中に舞い、吸い込むことで発症する可能性が高いです。 姿が見えなくても排泄物が残っているだけで感染リスクは続くため、軽視するのは危険です。 特に気温が高くなる時期は食品汚染や感染症が広がりやすく、ネズミを放置すると家族全員の健康被害につながる恐れがあります。 サルモネラ菌 HEVウイルス クリプトスポリジウム原虫 レプトスピラ菌 ハンタウイルス 鼠咬症スピリルム 広東住血線虫 ネズミによる建材の損壊は、単なる家の損傷に留まりません。 壁や天井に生じた隙間は、ゴキブリやシロアリといった他の害虫を招き入れてしまい、住環境をさらに悪化させます。 ネズミに付着したイエダニやノミが人やペットに移動すると、激しい痒みや皮膚炎を引き起こすことがあり、健康面のリスクも深刻です。 深刻な感染症を媒介するものも存在し、気づかぬうちに室内全体へ健康被害が広がる恐れがあります。 イエダニ ノミ マダニ ツツガムシ こちらもCHECKネズミが家に棲みつくと発生する被害

精神被害
住宅被害
健康被害
病原菌
感染症名
主な症状
参照元
サルモネラ感染症
腹痛、下痢、発熱
JUMA-Vet
E型肝炎
発熱・倦怠感・黄疸
厚生労働省検疫所
クリプトスポリジウム症
水様下痢・腹痛・脱水
国立健康危機管理研究機構
レプトスピラ症
発熱・頭痛・筋肉痛
J-Stage
腎症候性出血熱
発熱・出血・腎障害
日本獣医学会
鼠咬症(そこうしょう)
発熱・頭痛・関節痛
東京都保健医療局
広東住血線虫症
頭痛・発熱・神経障害
国立健康危機管理研究機構
害虫発生被害
害虫名
主な症状
参照元
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など
日本防疫殺虫剤協会
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性
日本防疫殺虫剤協会
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など
東京都保健医療局
トコジラミ強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など
東京都保健医療局
吸血による皮膚炎、発熱、発疹
山形県衛生研究所
クマネズミは都市部の住宅やビルに多く、天井裏や壁内部など人の目が届かない場所を好んで棲みつきます。 身軽で警戒心が強く、物音を察知するとすぐに隠れるため発見や駆除が難しいです。 体長はおよそ18〜24cmほどで全体的に細身の体型で、体よりも長い尾を持ちます。 体毛は黒色から濃い茶色で腹側はやや明るい色合いで、臆病な性格ながら動きは俊敏でわずかな音や振動にも敏感です。 電線や配管を伝って高所を移動するのが得意で、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作ります。 湿気の多い場所はあまり好まず、建物の高い位置に棲みつきやすいです。 雑食ですが、穀類や果物など植物性の食べ物を好みます。 繁殖力が高く生後数か月で繁殖が可能となり、1年に複数回出産するとされています。 クマネズミの巣は、断熱材や紙くず、布切れなど柔らかい素材を集めて作られることが多いです。 人の気配が少ない静かな場所を選び、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作って繁殖の場所として利用します。 参考 こちらもCHECK 「ネズミの罠を仕掛けても全然かかならい」 「天井でドタドタ音がするのに、姿が見えない」 天井裏や屋根裏からネズミの気配を感じているのに、なかなか駆除できないと悩んでいませんか。 もしかすると、そのネズ ... 続きを見る住宅に被害をもたらすイエネズミ3種類

クマネズミ

特徴・見た目
行動・生息環境
食性・繁殖
巣を作る場所
クマネズミに罠は効かない?特徴と被害、自分でできる対策を徹底解説
ドブネズミ

ドブネズミは下水道や床下など湿気の多い場所を好んで棲みつく家ネズミです。
体が大きく力が強いため、住宅や店舗に侵入すると、建材や配線をかじる被害を起こします。
特徴・見た目
体長はおよそ22〜26cmと家ネズミの中でも大型でがっしりとした体格をしています。
尾は体長よりやや短く体毛は茶褐色から灰色で腹側は比較的明るい色合いです。
食欲が旺盛で警戒心も強く、威嚇するような行動を取ることがあります。
行動・生息環境
泳ぎや穴掘りを得意とし、下水道や側溝、床下など水気のある場所を中心に行動します。
地面付近を移動することが多く、排水周辺や建物の基礎部分など低い場所に現れやすいです。
寒さに弱いため、冬場になると暖かさを求めて建物内に侵入し、床下や倉庫、キッチン周辺などで活動します。
食性・繁殖
雑食性で穀物や肉、魚、残飯など手に入るものは幅広く食べます。
寿命は2〜3年ほどと短めですが繁殖力は高く、生後約3か月で1回に6〜9匹を年に複数回出産します。
巣を作る場所
ドブネズミは土を掘って巣穴を作る習性があり、建物の床下や倉庫の隅、基礎の周辺などに好んで拠点を作ります。
巣の内部には、周囲から集めた紙くずや布、枯れ草などを敷き詰め、繁殖のための寝床を整えます。
下水道や側溝、コンクリートのわずかな隙間を巧みに利用して、巣穴を広げていくことも多いです。
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ハツカネズミ

ハツカネズミは都市部だけでなく郊外の住宅にも棲みつく家ネズミです。
体は小さいですが、繁殖スピードが早いため食品汚染や感染症には注意が必要です。
特徴・見た目
体長はおよそ6〜10cmと小型で灰褐色の体毛を持ち、耳や目が大きいです。
クマネズミやドブネズミより一回り小さくわずかなすき間から侵入でき、動きが素早く警戒心もあるため、住宅内に棲みついていても気づきにくいネズミです。
行動・生息環境
本来は草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒い時期になると暖かさを求めて1cm程度の小さなすき間から建物内へ侵入します。
体が小さいため、家具のすき間や壁の内部など狭い場所にも入り込みやすく、人目につきにくい場所で活動することが多いです。
食性・繁殖
雑食性で穀物や野菜、残飯など幅広い食べ物を口にします。
寿命は1〜1.5年ほどと短いものの繁殖力は非常に高く、生後約1か月で繁殖が可能となり1回に5〜6匹を年に数回出産します。
巣を作る場所
ハツカネズミは体が小さいため、家具のすき間や収納の奥、壁の内部などわずかな空間にも巣を作ることがあります。
紙くずや布、断熱材など身近にある柔らかい素材を集め、狭い空間の中に球状の巣を作るのが特徴です。
段ボール箱の中や物が多く置かれた場所など、人の目が届きにくい環境を利用して巣を作ることがあります。
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排水口に棲みつきやすいのは主にドブネズミ
イエネズミ3種類のうち、排水口まわりに棲みつきやすいのは主にドブネズミです。
ドブネズミは泳ぎが得意で、下水道や排水管を通って屋内へ侵入し、床下や排水口まわりなどの低くて湿った場所を好みます。
糞などのラットサインが見つかる場所も、シンク下や排水口まわりが中心です。
クマネズミも配管を通り道にして屋内へ侵入することがありますが、巣を作るのは天井裏や壁の中などの高い場所を選びます。
ハツカネズミも排水口から侵入してくることはあるものの、好んで巣を作るのは押し入れや家具のすき間です。
どの種類であっても、排水口周辺から頻繁に物音が聞こえる場合は、被害が家全体に広がる前に、排水口まわりから対策を始めましょう。

排水口のネズミの駆除方法
駆除は、罠(トラップ)や薬剤で、棲みついたネズミの数そのものを減らす方法です。
排水口の対策をおこなう場合、どのアイテムであっても、設置場所はシンク下や床下、配管沿い、壁ぎわが基本となります。
ネズミは人のニオイが付いた罠を警戒して避けるので、設置はゴム手袋をつけて作業してください。
捕獲器と殺鼠剤

捕獲器は、金網やプラスチックのカゴに餌を仕掛け、入ったネズミを生きたまま捕まえる罠(トラップ)です。
殺鼠剤(毒餌)は毒の成分を食べさせて駆除する薬剤で、手の届かない床下や壁の中のネズミも駆除できます。
カゴを警戒して入らないネズミも、餌を探して動き回るうちに殺鼠剤を食べるので、2つを並行して仕掛ければ、駆除できる確率があがるでしょう。
捕獲器はシンク下の収納の中や排水口近くの壁ぎわに、殺鼠剤はキッチンの床や手の届かない床下に置くと効果的です。
ドブネズミは体が大きい一方、警戒心は強くないため、丈夫な金網製のカゴと、一度食べれば数時間で効く急性毒タイプの組み合わせが向いています。
メリット・デメリット
捕獲器と殺鼠剤(毒餌)を組み合わせるメリットは、以下の通りです。
メリット
- 金網製の捕獲器は丈夫で、体が大きく力が強いドブネズミにも対応できる
- サビに強く、水気の多いシンク下や床下、浴室まわりでも使える
- 殺鼠剤は数百円から購入でき、複数匹が棲みついていてもまとめて駆除できる
一方で、駆除したあとの負担も知っておきましょう。
デメリット
- 捕獲したネズミの処理を自分で行う必要がある
- 殺鼠剤は、見えない場所で息絶えると死骸の回収が難しい
- お子さんやペットが誤って食べる危険がある
お子さんやペットのいる家では、殺鼠剤は床下やシンク下の奥など、手の届かない場所に置いてください。
使い方

用意するものは、以下の通りです。
- カゴ式の捕獲器
- 急性毒タイプの殺鼠剤
- 魚肉ソーセージや煮干しなどの餌
- ゴム手袋
- ゴム長靴(床下に入る場合)
最初に、捕獲器の奥に魚肉ソーセージなどの餌を置き、入口の扉を開けた状態でセットします。
置く位置は、排水管が床を貫いている根元のそばや、排水口から壁ぎわへ続く通り道の途中です。
殺鼠剤は、トレイタイプを配管の根元やキッチン棚のすき間、投げ込みタイプは床下の点検口から放り込みましょう。
順調なら数日で、ネズミがカゴにかかるか、毒餌に食べた跡が残ります。
痕跡を見つけたら、物陰で息絶えているネズミがいないか、シンク下や床下を探しましょう。
捕獲器にかかったまま放置すると衰弱死してしまうので、定期的に確認してください。
生ものの餌は1〜2日を目安に取り替えましょう。
粘着シート

床に敷いたシートを踏んだネズミの足を、強力な粘着剤で貼り付けて捕らえる定番の罠(トラップ)です。
見開きのブック型が主流で、ネズミの種類や設置場所に合わせて使えるスリムタイプや耐水タイプなどもあります。
水気の多い排水口まわりで、体が大きく力も強いドブネズミを捕まえるには、耐水タイプを複数枚並べて使いましょう。
メリット・デメリット
粘着シートの良さは、手軽さと価格です。
メリット
- 1枚100円ほどから購入でき、費用を抑えられる
- 通り道に敷くだけで設置が終わる
- 捕れた場所から、ネズミの移動ルートを把握できる
一方で、水まわりで使うときの弱点もあります。
デメリット
- 水気やホコリが付くと粘着力が落ちる
- 体の大きなドブネズミは、力ずくで逃げることがある
- 捕らえたネズミが見える状態になり、処分の心理的負担が大きい
耐水タイプを選べば、湿気の多いシンク下でも粘着力を保ったまま捕獲を狙えます。
使い方

用意するものは、以下の3つです。
- 耐水タイプの粘着シート(10枚以上)
- 新聞紙
- ゴム手袋
まず、糞や黒いこすり跡のある場所を確かめ、ネズミの通り道を把握します。
シートを敷くのは、痕跡が集中するシンク下の収納の中、排水口近くの壁ぎわ、床下の配管沿いです。
先に新聞紙を敷いておくと、ネズミの足裏の水気や油分が取れて、粘着剤が効きやすくなります。
その上に、壁に沿わせて2〜3列、すき間なく粘着シートを並べてください。
体の大きなドブネズミは1枚では逃げられるおそれがあるため、10枚以上を広く覆うのが理想です。
敷いたあとは位置を変えず、1〜2週間そのまま様子を見ましょう。
粘着シートについての詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
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溺れさせて駆除するバケツトラップ

バケツに水を張り、落ちたネズミを溺死させる自作の罠(トラップ)です。
水面をもみ殻で覆い隠して、餌場に見せかけます。
泳ぎが得意なドブネズミも、縁に前足が届かなければ水から上がれません。
メリット・デメリット
水を張るバケツトラップのメリットは、以下の通りです。
メリット
- 家にあるもので作れて、材料費は数百円で済む
- 一度に複数匹をまとめて駆除できる
- 薬剤を使わないため、食品を扱うキッチンの近くにも置きやすい
一方で、水を使う仕組みならではの手間もかかります。
デメリット
- 死骸の引き上げと水の後始末が必要になる
- もみ殻と水は1〜3日おきの交換が必要
- 浅いバケツだと、ジャンプ力のあるネズミに跳び出されるおそれがある
もみ殻と水を入れ替えれば、繰り返し使えるので、家にあるもので手軽に作りたい方にはおすすめの方法です。
使い方

用意するものは、以下の5つです。
- 深さ25〜30cmほどの不透明のポリバケツ
- 長めの板(幅5cm、長さ60cm前後)
- ガムテープ
- もみ殻
- ゴム手袋
まずは、バケツに深さ約15cmの水を入れ、ネズミの前足が届かないように、水面から縁まで10cm以上あけてください。
水が見えているとネズミが用心して入ってこないので、水面が完全に隠れるまでもみ殻を浮かべます。
最後に、床からバケツの縁へ板を渡して傾き30度ほどの坂にし、ガムテープで固定すれば完成です。
シンク下や排水口近くの壁ぎわ、床下に置いておくと、板を登ったネズミがもみ殻を餌と勘違いして飛び込みます。
もみ殻と水は1〜3日おきに交換し、場所を変えずに1〜2週間様子を見ましょう。
排水口のネズミの追い出し方法
追い出しは、ネズミを駆除せずに家の外へ出す方法で、死骸を扱いたくない方に向いています。
ただし、追い出しでは数が減らないため、根本的な解決にはなりません。
排水口まわりの環境改善や、駆除方法とセットで行いましょう。
忌避剤

忌避剤は、ネズミが嫌うニオイや煙、刺激成分で追い払い、寄せつけないためのグッズです。
人が入れない床下や配管の裏に棲みつくドブネズミには、煙が奥まで行き渡るくん煙タイプで追い出し、排水口の近くに設置型を置いて再発を防ぐ流れで使います。
メリット・デメリット
忌避剤のメリットは、以下の通りです。
メリット
- 死骸の処理がいらない
- くん煙タイプは、物陰や奥まった場所に隠れたネズミもいぶり出せる
- 設置型は、数週間から2か月ほど効果が続く
一方で、忌避剤だけでは解決しない問題もあります。
デメリット
- 駆除はできず、ネズミの数は減らせない
- ニオイが薄れると効果が落ち、焚き直しや交換が必要
- すでに繁殖している家では、被害を抑えるのは難しい
殺鼠剤で数を減らしたあとにくん煙タイプを焚けば、残ったネズミも家の外へ追い出せます。
使い方

用意するものは、以下の通りです。
- くん煙タイプの忌避剤
- 設置型の忌避剤
- 電子機器や食品を覆うビニール袋やシート
焚く場所は、ネズミの気配がある床下の点検口の近くやキッチンです。
まず、くん煙タイプを焚く部屋の窓を閉め、火災報知器や電子機器、食品をビニールで覆います。
シンク下の収納は扉を開けておくと、配管まわりまで煙が届きます。
煙が出ている間は人もペットも部屋に入らないようにし、終わったら窓を開けて換気してください。
煙を嫌ったネズミは、排水管などから屋外へ逃げていきます。
追い出したあとは、設置型の忌避剤をシンク下や排水口の近く、床下に置きましょう。
忌避剤のタイプごとの選び方は、以下の記事で解説しています。
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生け捕りにするバケツトラップ

バケツの口に横向きに渡したペットボトルに餌を塗り、食べようと乗ってきたネズミごと回転させて中へ落とす罠(トラップ)です。
底に油を入れておけば足が滑り、落ちたネズミは逃げ出せません。
自作のほか、バケツの口に取り付ける回転ローラー式の既製品もあります。
メリット・デメリット
生け捕りにするバケツトラップは、駆除に抵抗がある方でも使いやすいのがメリットです。
メリット
- ネズミを駆除せず、生け捕りにできる
- ペットボトルや油など身近な材料で作れる
- 仕掛けが単純で作成しやすい
一方で、捕まえたあとのことも考えておきましょう。
デメリット
- 捕獲したあと、逃がすか駆除するかの対応が必要
- 浅いバケツだと這い上がられることがある
- 底に入れた油の後始末に手間がかかる
- コンロやストーブなど火気の近くでは使えない
死骸を扱わずに済むので、水を張るタイプより気持ちの負担は軽くなります。
使い方

用意するものは、以下の通りです。
- 深さ25〜30cmほどの不透明のポリバケツ
- 空の500mlペットボトル
- ビニール紐
- 穴あけ用のキリ
- 長めの板(幅5cm、長さ60cm前後)
- ガムテープ
- マヨネーズなどの餌
- サラダ油
- ゴム手袋
設置場所は、排水口のある洗面所の壁ぎわ、床下です。
まず、キリでペットボトルの底の中心に、直径5mm〜1cmの穴をあけます。
穴と飲み口にビニール紐を通し、バケツの持ち手の付け根に結んで、バケツの上をまたぐ形で横向きに固定してください。
高さはバケツの縁と同じにし、軽く押してスムーズに回るか確かめましょう。
ペットボトルの表面には、マヨネーズなどの餌を中央に幅2〜3cmの帯になるように一周塗ります。
サラダ油を深さ3〜5cmを目安に入れたら、床からバケツの縁へ板を渡し、幅5cm、傾き30度ほどの坂になるようガムテープで固定してください。
バケツトラップの作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。
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駆除、追い出し後に必要なこと
罠(トラップ)や忌避剤でネズミがいなくなっても、作業はそこで終わりではありません。
ネズミの体や糞尿には病原菌が付いているため、死骸の処理や清掃の仕方を間違えると人にうつることがあります。
正しい手順で対応をしましょう。
作業するときの感染症対策
ネズミの死骸や糞尿には、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原菌が含まれています。
素手で触ったり、乾いた糞の粉を吸い込んだりすると感染するおそれがあるので、作業前に次のものを用意してください。
| 商品名 | 画像 | 役割 |
| 使い捨てのゴム手袋 | ![]() |
死骸や糞尿に直接触れないようにする |
| 防塵マスク | ![]() |
乾いた糞の粉を吸い込まないようにする |
| ゴム長靴 | ![]() |
床下や水まわりで傷口からの感染を防ぐ |
| トング | ![]() |
死骸をつかんで袋に入れる |
| ビニールテープ | ![]() |
乾いた糞を舞い上げずに貼り取る |
| 消毒液 | ![]() |
作業した場所と手を消毒する |
| ペーパータオル | ![]() |
消毒液を含ませて糞尿を拭き取る |
| ゴミ袋 | ![]() |
使った道具と死骸をまとめて捨てる |
ネズミの死骸の処理

罠(トラップ)にかかったネズミや殺鼠剤で死んだネズミは、見つけたその日のうちに処理します。
放置すると、体に付いていたイエダニやノミが新しい宿主を探して人やペットに移り、腐敗が進めばハエも発生するからです。
手袋とマスクをつけ、トングや新聞紙で死骸をつかんでビニール袋に入れ、口を固く結んでもう1枚の袋で二重にしてください。
可燃ゴミとして出せる自治体が多いものの、分別のルールは地域で違うため、事前に確認しましょう。
巣や侵入経路などの清掃

死骸を片づけたら、棲みついていた場所に巣がないか確認し、巣や侵入経路の糞尿を掃除します。
乾いた糞は粉になって舞い上がるため、掃除機や掃き掃除は避けましょう。
ビニールテープや粘着テープで糞を貼り取り、消毒液を含ませたペーパータオルで床を綺麗に拭き取ってください。
尿やこすり跡も同じように消毒液で拭き、ペーパータオルや手袋、巣材に使われた紙や布はまとめてゴミ袋に入れて捨てましょう。
床下の配管まわりは狭くて暗く、糞尿も広い範囲に散っている場合は無理せずに専門業者に依頼しましょう。
駆除、追い出しだけでなく根本的な環境改善が必要
罠(トラップ)や忌避剤でネズミがいなくなっても、棲みついていた環境を改善しなければ、排水口からネズミが再び侵入してきます。
駆除や追い出しとあわせて、次の5つを見直し、環境の改善をしましょう。
根本的な環境改善のポイント
- 排水口の掃除
- 水道管や穴、ヒビの修繕
- 金網や目皿の設置
- 食べ物やゴミがない環境
- 清潔で整理整頓された環境
排水口の掃除

排水管の内側に付いた油や食べかすのニオイは、下水道にいるネズミを排水口へ呼び寄せる原因です。
排水口のゴミ受けを空にしてからパイプクリーナーを注ぎ、使用方法の案内に沿って洗浄をしてください。
掃除するのはキッチンのほか、浴室や洗面所、洗濯機置き場など住宅の排水口も同様です。
長期間掃除をしていない排水管は、パイプクリーナーだけで奥の汚れはとりきれません。
その場合は、水まわりお助け本舗に高圧洗浄を依頼するのも手です。
しばらく使用していない排水口も週に1度は水を流し、排水トラップにたまる水を切らさないようにしましょう。
水道管や穴、ヒビの修繕

クマネズミやドブネズミは約2cm、ハツカネズミは1cmほどのすき間があれば通り抜けられるため、小さな穴やヒビでも侵入経路になります。
- 排水管のヒビ割れや穴、継ぎ目のゆるみ
- 水道管が壁や床を貫く周囲のすき間
- 基礎のヒビ割れ
- 排水ますのフタのずれや破損
水道管まわりのすき間や基礎のヒビは、ネズミがかじっても破れないよう、防鼠パテとステンレス金網を丸めて埋めましょう。
排水管や排水ますの確認や修繕は、自力で直そうとすると破損や水漏れを起こすことがあるので、無理をせず水まわりお助け本舗に依頼してください。
金網や目皿の設置

空気や水を通す必要がある開口部は、ステンレス金網や目皿を使ってネズミを通さないようにしましょう。
主な設置場所は床下換気口、浴室や洗濯機置き場の排水口の目皿です。
| 商品名 | 画像 | 役割 |
| ステンレス製の排水目皿 | ![]() |
排水口をふさいでネズミを通さない |
| ステンレス金網(網目1cm以下) | ![]() |
開口部に張ってネズミの通り道をふさぐ |
| 金切りばさみ | ![]() |
金網を開口部の大きさに切る |
| ビス | ![]() |
金網を格子や壁に固定する |
| メジャー | ![]() |
開口部の縦横を測る |
| 軍手 | ![]() |
金網の切り口で手を切らないようにする |
開口部の縦横をメジャーで測り、金網を穴より2〜3cm大きく金切りばさみで切ります。
次に、既存の格子の上から金網を当てて四隅をビスで留め、縁を指で押して浮きやたわみがあれば留め直しましょう。
浴室や洗濯機置き場の排水口は、目皿を目の細かいステンレス製に替えてください。
食べ物やゴミがない環境

ネズミは嗅覚が鋭く、床に落ちた食べかすや生ゴミのわずかなニオイもかぎつけて寄ってきます。
排水口のゴミ受けや三角コーナーの生ゴミはその日のうちに袋に入れてふた付きのゴミ箱へ捨て、キッチンの汚れはこまめに拭き取ってください。
食材は出しっぱなしにせず、米や菓子は密閉容器に移して保管しましょう。
清潔で整理整頓された環境

シンク下や洗面台下の収納に詰め込んだままの紙類はネズミの巣材になるため、処分しましょう。
収納の中は物を減らして奥の配管まで見通せるようにし、ネズミが隠れられる場所をなくしてください。
収納の床や配管まわりも定期的に拭き掃除をして、清潔にしておきましょう。
床下の点検口も数か月に1度は開けて中を確かめると、糞やかじり跡があってもすぐに気づけます。
排水口からの侵入は塞ぎきれない!無理をせずプロに相談しよう

排水口まわりのネズミ対策は、市販の罠(トラップ)や忌避剤で簡易的な対応は可能です。
ただし、ネズミをすべて駆除し、侵入経路を塞ぐのは簡単ではありません。
1か所でも残れば、ネズミは帰巣本能で戻ってきてしまいます。
床下の配管まわりの清掃や排水管の修繕も、素人には困難な作業です。
次のような状況なら、無理をせず専門業者に相談してください。
- 罠(トラップ)を仕掛けて2週間以上経っても1匹もかからない
- 駆除や追い出しをしてもネズミ被害が続く
- 排水管のひびや床下のすき間がある
- 糞尿の清掃や死骸の回収に抵抗がある
害獣お助け本舗は、現地調査と見積もりが無料です。
ネズミの駆除から排水口まわりの侵入経路の封鎖、清掃、再発防止まで一括で任せられるので、自分で対策をするよりも早く確実に解決できます。
被害が広がる前に、まずはお気軽にご相談ください。
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※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります














