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ドブネズミに罠は効かない?特徴・生態から効果的な駆除方法まで徹底解説

「粘着シートを仕掛けたのに、ドブネズミが捕まらない」

「床下や排水まわりで物音がするのに、姿が見えない」

ドブネズミが棲みついてしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。

ドブネズミは家に棲みつくネズミの中でも身体が大きく、気性の荒い害獣です。

多湿な環境を好み、粘着シートだけでは捕獲できないこともあります。

対策を間違えると駆除ができないだけでなく、繁殖が進むほど被害は深刻化していきます。

この記事では、

  • ドブネズミの特徴、生態
  • 家に棲みついているかの確認方法
  • 自分でできる正しい駆除の手順
  • 再発を防ぐための侵入経路封鎖

について解説します。

ドブネズミの被害でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

このような方におすすめ

  • 床下や排水まわりで物音がする方
  • 粘着シートで捕れないネズミの駆除方法を見直したい方
  • ドブネズミの生態や被害について知りたい方
  • 自分で駆除できるか、業者に頼むべきか判断したい方

日本の家屋に被害をもたらす家ネズミは3種類

生息場所 科名 属名 種名 鳥獣保護法
家ネズミ ネズミ クマネズミ ドブネズミ 対象外
クマネズミ
ハツカネズミ ヨウシュハツカネズミ
野ネズミ キヌゲネズミ ヤチネズミ エゾヤチネズミ 対象
ニイガタヤチネズミ
カゲネズミ
ハタネズミ ハタネズミ
タイリクヤチネズミ属 スミスネズミ
マスクラット マスクラット
ネズミ アカネズミ アカネズミ
ヒメネズミ
カヤネズミ カヤネズミ
トゲネズミ アマミトゲネズミ

日本に生息するネズミは、家ネズミと野ネズミの2種類に分けられます。

家ネズミはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類で、鳥獣保護法の対象外なので駆除が可能な害獣です。

繁殖力が極めて高く、放置すれば短期間で個体数が急増し、食品の食い荒らしや電気配線の損傷、感染症の媒介といった被害が拡大していきます。

一方、野ネズミは山林や草地など自然環境に棲みつき、鳥獣保護法の保護対象に指定されています。

許可なく捕獲、駆除すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることも。

ネズミによって駆除対象の可否が変わるため、事前に確認しておきましょう。

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ドブネズミの基本情報

ドブネズミは、ネズミ科クマネズミ属に分類される家ネズミの一種で、日本全国の住宅、店舗、倉庫などに広く棲みついています。

下水道や床下といった湿気のある低所を拠点にし、体格に恵まれたネズミです。

漢字で溝鼠と書くとおり、排水溝や下水道など水気のある場所を中心に活動します。

和名 ドブネズミ(溝鼠)
学名 Rattus norvegicus
分類 ネズミ科クマネズミ属
体長 22〜26cm
体重 200〜500g
分布 全国

ドブネズミの特徴

ドブネズミの見た目や性質を知っておくと、家に棲みついたときにどの家ネズミなのかを判断する手がかりになります。

以下では、見た目や性質、糞の特徴について解説します。

見た目

ドブネズミは体長22〜26cm、体重200〜500gで、家ネズミの中で最大サイズです。

体長はクマネズミより一回り大きく、モルモットの成体に近い大きさをしています。

クマネズミの細身でしなやかな体型や、ハツカネズミの小柄でスリムな見た目とは対照的で、筋肉質でずんぐり体型、尾は体長より短く太め、耳は小ぶりです。

毛色は茶褐色〜灰色で、腹側は白っぽい色合いで、目は小さく、顔つきも全体的に丸みを帯びています。

性格や性質

ドブネズミは食欲旺盛で、危険を察すると人やペットに噛みつくなど、とても攻撃的です。

泳ぎや穴掘りが得意で、床下の基礎部分にできた小さな割れ目からコンクリートを齧り広げて棲みつく行動も見られます。

寒さに比較的強く、水濡れにも強いため、湿気が多い床下や下水道でも生活できる適応力を備えています。

糞の見た目

ドブネズミの糞は10〜20mmほどの太めな楕円形で、両端が丸みを帯びており、色はこげ茶〜灰色、家ネズミの中では最も大きいです。

決まった場所で排泄する習性があり、水回り周辺にまとまって塊が見つかるケースもあります。

水分を多く含んでいることが多く、腐敗し、堆積すると強烈な悪臭を放ちます。

糞にはドブネズミが主要な宿主とされるレプトスピラ菌のほか、サルモネラ菌やE型肝炎ウイルスなどの病原体が含まれるため、発見した際は素手で触れないようにしましょう。

ドブネズミの生態

ドブネズミは群れで行動し、餌と水のそろう環境で勢力を広げる害獣です。

巣の場所、活動時期、活動時間、食べ物、鳴き声、寿命を順に確認していきましょう。

巣を作る場所

ドブネズミの巣は、床下、下水道、側溝、排水管まわり、倉庫の隅、ゴミ置き場の裏など、地面に近い湿気のある場所に作られます。

クマネズミが天井裏や屋根裏といった高所、ハツカネズミが押し入れや家具裏の狭所を選ぶのとは対照的です。

巣材は紙くず、布きれ、断熱材、ビニール、枯草などで、地面の窪みやコンクリートの割れ目に詰め込むように敷き詰められます。

穴掘りが得意なので、軟らかい地面なら自力で巣穴を掘り進めることもあります。

1つの巣に5〜10匹が群れで生活し、餌と水が安定して手に入る環境の場合20匹を超える集団になることも。

垂直移動はあまり得意ではないため、建物の高所で確認される頻度はクマネズミより低いです。

活動時期

ドブネズミは冬眠せず、年間を通して活動するネズミです。

家ネズミの中では寒さに強く、気温が下がる秋から冬にかけても、床下や下水道、厨房まわりなどを拠点に活動します。

一方で、気温が10℃以下になると活動が鈍り、暖かさや餌を求めて建物内へ侵入する個体が増えやすいです。

繁殖期は春から秋が中心ですが、室内のように温度や餌の条件が安定した環境では、年間を通じて繁殖を繰り返します。

活動時間

ドブネズミは夜行性で、日没後から夜明け前にかけて最も活発に動きます。

ピークは深夜0時〜4時で、床下や排水まわりから「ガリガリ」と齧る音、「ガサガサ」とした足音、配管を伝う「ゴトッ」という鈍い音が聞こえることも。

クマネズミは天井裏を軽快に駆け回るのに対し、ドブネズミの音は床下や壁の下方から重く響くため、音が聞こえる方向も見分ける手がかりとなります。

日中は巣の中で休んでいますが、餌不足や巣が手狭になると、昼間にキッチンや倉庫で姿を見かけやすくなります。

日中の目撃は被害が進行しているサインなので、すぐに専門業者への相談をおすすめします。

食べ物

ドブネズミは雑食性で、動物性の食べ物を好む種類です。

  • 米、麦、トウモロコシなどの穀物
  • 肉類、魚介類、骨付きの食材
  • ソーセージ、ベーコン、揚げ物などの油分が多い加工食品
  • 残飯、生ゴミ、ペットフード
  • 果物、野菜、根菜類

米や麦を主に食べるクマネズミ、種子類を好むハツカネズミと比べ、肉や魚への執着が強いのがドブネズミです。

鮮魚店、精肉店、飲食店の厨房、ゴミ置き場まわりでドブネズミの被害が発生する背景には、こうした食性が関係しています。

1日の摂取量は体重の1/4〜1/3にのぼり、体重300gの個体なら1日75〜100g、1か月約2〜3kgを消費する計算です。

鳴き声

ドブネズミの鳴き声は「ギーギー」「ギャギャ」といった低めで濁った音です。

クマネズミの「キーキー」やハツカネズミの「チューチュー」と比べ、体格の大きさを反映した重みのある鳴き声を発します。

威嚇時や群れ同士の争いの際は、より大きな声で連続的に鳴き続けることがあるでしょう。

普段は床下や排水まわりからかすかに届く程度で、足音や齧る音のほうが聞こえやすいです。

ドブネズミとクマネズミの雄成獣を対象にした研究では、闘争時にドブネズミが約23kHzの超音波を発していたことが報告されています。

参考

寿命

ドブネズミの平均寿命は2〜3年で、家ネズミの中でも長寿です。

クマネズミの1〜2年、ハツカネズミの1〜1.5年と比べると、生存期間が長いぶん繁殖回数も増えていきます。

下水道や床下は天敵が少なく、餌と水が常時確保できるので、屋外で暮らす野生個体より生存期間が伸びやすいです。

気温と湿度が安定した建物内では、3年近く生きることも珍しくありません。

ドブネズミを放置してはいけない理由

ドブネズミは家ネズミの中でも最大の体格と長い寿命を持つので、放置すれば住宅への被害が一気に深刻化します。

水回り周辺での活動を好むため、レプトスピラ症など水を介した感染症が広がる恐れもあります。

1匹見かけた時点で、床下や排水まわりにはすでに複数の個体や巣ができている可能性が高いです。

以下では、ドブネズミの繁殖サイクルと、1年放置した際の個体数の推移を解説します。

ドブネズミの妊娠と繁殖サイクル

ドブネズミは生後3か月で繁殖可能となり、妊娠から出産までは約3週間と短いサイクルで世代交代を繰り返します。

1回に6〜9匹を産み、年間5〜6回の出産が可能です。

繁殖までにかかる期間 妊娠から出産にかかる期間 一回の出産数 年間の妊娠可能回数
生後3か月 3週間 6〜9匹 5〜6回

生後1か月で次世代を産み始めるハツカネズミほど早くはないものの、1回あたりの出産数は多めです。

出産後すぐに妊娠できるので、一度棲みつくと個体数は増えていきます。

ドブネズミを一年放置すると何匹に増える?

つがい1組(2匹)から繁殖を1年間放置した際、以下の計算式で個体数が増えていきます。

2匹 × 7匹(1回の出産数の平均) × 世代ごとの繁殖拡大 ≒ 約2,800匹

最初の3か月は大きな変化が見られませんが、繁殖が始まると増加スピードは急激に高まります。

6か月目で56匹、9か月目で469匹、12か月目で2,788匹に達する計算です。

クマネズミの1年放置(約2,100匹)を上回るペースで増え続け、ハツカネズミ(約19,700匹)ほどではないものの、食べる量が多く行動範囲も広いため、住宅への損害は深刻です。

あくまで理論上の数値で、実際の個体数は環境や餌、水、気候などさまざまな条件で変動します。

餌と水が豊富な床下や厨房まわりでは短期間で数百匹規模まで増えるケースも珍しくありません。

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鳥獣保護法におけるドブネズミの扱い

鳥獣保護法は、野生の鳥類や哺乳類を保護して生態系を守る法律です。

ドブネズミは保護対象に含まれず、許可なく捕獲、駆除できます。

食品の食い荒らし、配線の損傷、感染症の媒介など、人の生活に深刻な被害をもたらす害獣として扱われているからです。

床下や水回りでドブネズミの姿や痕跡を見つけたら、早めの対策がカギを握ります。

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ドブネズミは飼ってもいいの?

ドブネズミは鳥獣保護法の対象外なので、法律上は飼育を禁じる規定はありませんが、ペットとして飼うのはおすすめできません。

咬まれたり糞尿に触れたりすると、人へ感染症が広がる可能性があるからです。

野生のドブネズミは下水道や水回りを行き来する習性から、レプトスピラ菌、サルモネラ菌、ハンタウイルス、E型肝炎ウイルスなど複数の病原体を保有しています。

咬み傷からは鼠咬症(そこうしょう)を発症し、発熱や頭痛を引き起こすことも否定できません。

ドブネズミは性格も気性が荒く、人に懐きにくいです。

ネズミを飼育したいなら、ペット用に品種改良されたファンシーラットを迎えてみてください。

人慣れしやすく性格も穏やかで、初心者でも扱いやすいネズミです。

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ドブネズミが家に棲みついているか確認する方法

ドブネズミは夜行性で警戒心も強く、姿を直接目撃できる機会は限られています。

棲みついているときは住宅のどこかに痕跡が残るので、以下を手がかりに確認してください。

ドブネズミが出る家の特徴

ドブネズミが棲みつく家には、以下のような共通点があります。

  • キッチンや浴室などの排水まわりが劣化している
  • 床下換気口や基礎部分にすき間や亀裂がある
  • 飲食店、精肉店、鮮魚店、ゴミ置き場が近隣にある
  • 生ゴミ、ペットフードが外に出しっぱなしになっている
  • キッチンや厨房の床下に物が雑然と置かれている
  • 河川、用水路、下水路が近く、湿気がたまりやすい
  • 倉庫や物置に紙類、布類が積まれたままになっている
  • 築年数が古く、基礎や外構の修繕ができていない

ドブネズミは2cmほどのすき間があれば侵入でき、排水管を伝って住宅にたどり着くことがあります。

特に東京、大阪、名古屋といった大都市圏では、下水道網が発達しており、飲食店密集エリアの周辺住宅で被害が出やすいです。

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床下や排水まわりの足音はドブネズミのサイン

深夜にキッチン周辺や床下、壁の下方から「ドタドタ」「ガサガサ」と重みのある音が聞こえるなら、ドブネズミが棲みついている可能性が高いです。

配管を伝う「コン」という音、木材を齧る「ガリガリ」という音、複数匹の争いによる「ギーギー」という鳴き声が断続的に聞こえることも。

音がする時間帯と場所を記録しておくと、巣や侵入経路の特定に役立ちます。

ドブネズミの糞

ドブネズミの糞は、キッチンの床、シンク下、流し台の裏、トイレや浴室の排水口まわり、床下点検口の付近など、水気のある場所に集中して見つかります。

クマネズミやハツカネズミは歩きながら糞をするため広範囲に散らばりますが、ドブネズミは1か所に排泄する傾向があるため、塊で落ちているかも見分けるポイントです。

糞を発見した場所は、ドブネズミの行動範囲や巣の位置を特定する手がかりになるため、写真やメモを残しておきましょう。

ドブネズミの足跡

ドブネズミの足跡は前足が4本指、後ろ足が5本指で、後ろ足は1.5〜2cmと家ネズミの中で最大です。

体重があるぶん、ホコリや小麦粉の上に深めに刻まれます。

足跡が見当たらないときは、通り道と思われる場所に小麦粉を薄く撒き、確認する方法がおすすめです。

ドブネズミの尿シミ

ドブネズミは移動しながら排尿する性質があり、通り道に沿って黄色〜茶色のシミが線状に残るのが目印です。

体格が大きい分、シミの量も家ネズミの中で多く、床面や壁の下部に長く伸びた跡が残ります。

時間が経つと強いアンモニア臭を発し、湿気の多い場所では悪臭の原因となるでしょう。

ネズミの尿には蛍光物質が含まれており、ブラックライトを当てると尿シミが青白〜黄色に光ります。

床下、排水まわり、シンク下、家具の裏に当てて、目視で見つけにくい尿跡を確認してください。

青白く光る箇所は新しい尿、黄色く光る箇所は古い尿と判別できます。

ドブネズミの噛み跡

ドブネズミは家ネズミの中で最も顎の力が強く、木材やプラスチックはもちろん、塩ビ管や軟らかい金属まで齧ります。

噛み跡は深くえぐれた形状で、平行に並んだ太い歯形が目印です。

排水管、床下の木材、給湯器の配線、食品庫の扉、ゴミ箱の蓋、ペットフードの袋まで、被害は多岐にわたります。

配管なら水漏れ、配線なら漏電や火災に直結するため、油断できません。

原因不明の水漏れや電気トラブルが起きたら、配管や配線まわりに噛み跡が残っていないかチェックしてみてください。

ドブネズミの通り道

ドブネズミは同じ経路を繰り返し移動する習性があり、体毛の皮脂や汚れが壁や柱に擦りつくことで、黒い跡(ラブサイン)が残ります。

床下点検口の縁、シンク下の壁、配管の貫通部、勝手口の框など、水気のある低い位置に擦り跡が伸びていれば、ドブネズミの移動ルートになっている可能性が高いです。

一つだけでネズミの種類を断定するのは難しいため、糞、足跡、噛み跡など、ラットサインが見つかった場所から総合的に判断してください。

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ドブネズミによる被害

ドブネズミが住宅に棲みつくと、被害は広範囲に及びます。

体格と顎の力に加え、湿気のある床下や水回りに居座る性質があり、配管、配線、建材の損傷から感染症リスクまで多岐にわたるためです。

経済的被害

ドブネズミが棲みつくと、修繕費が数十万円〜100万円規模に達することがあります。

主な経済被害は以下の通りです。

  • 齧られた食品の廃棄
  • 配管(排水管、塩ビ管)の交換、水漏れ修繕
  • 電気配線の修理、漏電復旧
  • 床下の防湿工事、防腐処理のやり直し
  • 床材、柱、断熱材の交換

キッチンや床下、水道管などが被害の中心ですが、飲食店では棚の食材が一晩で荒らされ、営業停止に追い込まれるなど深刻です。

排水管を齧り抜かれると、水漏れと建材の腐食が同時に進んでしまいます。

発見や対策、駆除が遅れるほど、修繕費や駆除費が嵩むので、異変に気づいたら早めに動きましょう。

住宅被害

ドブネズミによる住宅被害は、床下や水回りに集中します。

  • 排水管、塩ビ管の損傷と水漏れ
  • 柱や土台の齧り跡と腐食
  • 断熱材の引きちぎりと巣材化
  • 電気配線の被覆損傷による漏電、発火リスク
  • 床材、巾木の食害
  • 糞尿による悪臭、カビ、シミ

深刻なのは、湿気と糞尿が結びつくことで起こるアンモニア臭やカビ被害です。

水漏れや齧られてできた隙間からシロアリが侵入し、建物全体の劣化を早めることもあります。

こうした被害を放置すると、床のきしみや漏電による停電など、目に見える形で生活に影響が出始めます。

健康被害

ドブネズミは複数の感染症の主要宿主で、糞尿、体毛、咬傷を介して人へ感染症が広がります。

昔から人への感染症を媒介してきた家ネズミで、下水と人の生活圏を行き来する性質から、様々な病原菌を蔓延させてきました。

主な感染症は以下の通りです。

  • レプトスピラ症(腎不全、髄膜炎、ワイル病など)
  • サルモネラ感染症(腹痛、下痢、発熱)
  • E型肝炎(発熱、倦怠感、黄疸)
  • 鼠咬症(発熱、関節痛、皮疹)
  • ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱)
  • クリプトスポリジウム症(水様性下痢、脱水)
  • 広東住血線虫症(頭痛、発熱、神経障害)

警戒したいのが、尿に排出された菌が水や土壌を介して感染するレプトスピラ症です。

重症化するとワイル病へ進行し、腎不全や出血など命に関わる症状を引き起こします。

ドブネズミが媒介する感染症の詳細は以下の記事を参考にしてください。

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精神被害

ドブネズミが棲みつくと、ストレスや不眠に悩まされます。

  • 睡眠障害
  • 慢性的なストレス
  • 床下からの悪臭による不快感
  • 近隣トラブル

深夜0〜4時の活動ピークでは、床下や壁の下方から重い足音や齧る音が断続的に響くでしょう。

毎晩続く騒音は不安とストレスを蓄積させ、睡眠の質を著しく下げる要因となります。

集合住宅では音が階下や隣室に伝わり、苦情やトラブルへ発展する事例も。

加えて床下の糞尿が放つアンモニア臭が室内まで漂うことがあり、住まいの快適性が失われていきます。

害虫発生被害

ドブネズミが棲みつくと、以下のような害虫被害が併発します。

  • イエダニ、ノミの室内侵入
  • ゴキブリ、ハエ、コバエの発生
  • ドブネズミに付着したマダニの侵入
  • 床下の湿気と糞尿によるシロアリ誘発

体に寄生するイエダニやノミに加え、屋外で付着したマダニも室内へ持ち込まれることがあります。

マダニに咬まれて発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、高熱や倦怠感、重症化すると命に関わる感染症です。

ドブネズミが死亡したり巣を離れたりすると、ダニやノミは新しい吸血源を求めて人やペットへ移動します。

刺されると強いかゆみや皮膚炎、感染症を発症することもあるため、害虫による二次被害は軽視できません。

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家でできるドブネズミの正しい駆除方法とは

ドブネズミは、体重が重く体力があり、湿った環境を好むことから、粘着シートが効きにくいです。

体毛や足裏の水気で粘着面の接着力が下がる可能性もあるため、適切な駆除方法を知ってから試すのが有効です。

ただし、自ら駆除を行う場合は軽微な被害として、複数匹が棲みついている場合はプロに依頼してください。

ドブネズミの正しい駆除手順は以下となります。

  1. ドブネズミの駆除道具を用意する 
  2. ドブネズミの巣や通り道を特定する
  3. 殺鼠剤でドブネズミを駆除する 
  4. ドブネズミの糞尿を掃除する
  5. ドブネズミの巣や侵入経路の消毒を行う
  6. ドブネズミの侵入経路を封鎖する
  7. ドブネズミの再発防止をする

床下や下水道に棲みつく性質から、自力で巣をすべて確認するのは困難です。

①ドブネズミの駆除道具を用意する

作業前に以下の道具をそろえてください。

  • 使い捨て手袋
  • 防塵マスク
  • ゴム長靴(床下作業用)
  • ペーパータオル
  • 塩素系漂白剤
  • エタノール消毒液
  • ゴミ袋
  • ビニールテープ
  • 燻煙剤
  • 殺鼠剤

ドブネズミの駆除は床下や水回りでの作業が中心になります。

糞尿や床下の汚水に触れるリスクを抑えるため、ゴム長靴を準備しておきましょう。

使い捨て手袋

糞尿には病原体が含まれている可能性があるため、使い捨て手袋を着用して直接触れないようにし、作業後はそのまま廃棄してください。

作業中に外したり再利用したりせず、1回の作業ごとに新しいものを使用します。

防塵マスク

乾燥した糞尿は掃除の際にホコリと一緒に舞い上がることがあるので、防塵マスクを着用し、糞尿由来の粉じんや微粒子を吸い込むリスクを抑えましょう。

通常の不織布マスクよりも、粉じん対策ができるタイプがおすすめです。

ゴム長靴

レプトスピラ菌は、汚水を介して皮膚の傷から感染することがあります。

床下や排水まわりの作業では、汚水や濡れた地面に踏み込む場面があるため、ゴム長靴を履いておきましょう。

ペーパータオル

糞尿の拭き取りや消毒液を含ませて処理する際に使用します。

使用後はそのまま廃棄できるので、衛生面でも安心です。

塩素系漂白剤

塩素の作用によって細菌やウイルスを不活化できる塩素系漂白剤は、糞尿の消毒に有効です。

キッチンのシンクや排水口まわりなど、耐水性があり変色しにくい素材に使用します。

エタノール消毒液

糞尿を拭き取った後、周辺を除菌する目的で有効です。

床下点検口の周辺、シンク下、キッチンの床など、糞尿が直接付着していなくても触れた可能性のある箇所は、ペーパータオルに含ませて拭き取ります。

ゴミ袋

使用済みの手袋やペーパータオル、回収した糞尿はゴミ袋にまとめて入れて処分します。

口をしっかり縛り、二重にして密閉すると安心です。

ビニールテープ

ドブネズミの糞は1か所にまとまっている傾向があるので、ビニールテープの粘着面で押さえるように取り除くと、菌や粉じんが空気中に舞い上がるのを抑えられます。

回収後は消毒液を含ませたペーパータオルで周辺を拭き取ります。

燻煙剤

燻煙剤は糞尿そのものを処理する道具ではなく、ドブネズミが持ち込んだノミやダニなどの害虫を駆除する目的で使用します。

清掃が終わった後、部屋の中央に配置し、全体に煙を行き渡らせるように設置しましょう。

ドブネズミにおすすめの殺鼠剤

殺鼠剤は、ネズミが摂取すると血液凝固を阻害し、内出血を引き起こして駆除する薬剤です。

粘着シートや捕獲器が効きにくいドブネズミには、殺鼠剤を主体にすることで効果的に個体数を減らせます。

ドブネズミ駆除に殺鼠剤が効果的な理由

  • 粘着シートや捕獲器が効きにくいドブネズミにも有効
  • 群れで棲みついていても一気に駆除できる
  • 床下や排水まわりの狭い空間にも設置できる
  • 設置後しばらく効果が持続する

デスモア プロ トレータイプ

1度の摂取で効果を発揮する強力な殺鼠剤です。

有効成分のジフェチアロールはスーパーラットにも対応するため、従来の殺鼠剤で効かなかった個体にも有効です。

トレータイプで設置が簡単、床下点検口の脇や排水管の根元にも置きやすい形状をしています。

デスモアプロ 最後の晩餐 トレータイプ

家ネズミの好物を配合した、やわらか食感の駆除餌剤です。

食欲をそそる風味と食べやすい食感で食いつきがよく、殺鼠剤を食べないドブネズミへの効果も期待できます。

1度食べれば効くタイプなので、餌に対する警戒心を起こさせにくいです。

フマキラー ドラデスパワーまとめて一掃

トウモロコシ粉、ゴマ油、魚粉を誘引成分に配合した殺鼠剤です。

袋形状で、床下や排水まわりの狭い空間にも持ち帰りやすい設計になっています。

遅効性タイプなので、食べた個体が即死しないぶん、仲間も警戒せず口にし続けるでしょう。

群れで棲みつくドブネズミに対し、世代をまたいでまとめて駆除する効果が期待できます。

②ドブネズミの巣や通り道を特定する

殺鼠剤を設置する前に、ドブネズミの巣や通り道を把握しておくと駆除の成功率が上がります。

以下を手がかりに、床下、水回り、排水管まわりを重点的に確認してください。

  • まとまって見つかる糞の周辺
  • 床面から10〜20cmあたりにある黒い擦り跡
  • 排水管や配線、床下木材の太く深い噛み跡
  • 床下点検口やシンク下などに残る足跡
  • アンモニア臭などの異臭

③殺鼠剤でドブネズミを駆除する

特定した通り道や巣の近くなど、複数箇所へ分散して殺鼠剤を設置します。

床下、シンク下、排水管の根元など少なくとも3か所以上に設置してください。

魚肉ソーセージや煮干しを少量添えると、肉食傾向の強いドブネズミの食いつきが良くなります。

設置直後はすぐに食べないことがあるので、1〜2週間は同じ位置に置き続け、食いついた形跡があれば補充を繰り返しましょう。

駆除後は手袋とマスクを着用し、死骸はビニール袋で密閉して自治体のルールに沿って処分します。

床下や壁の中で死骸が回収できないと、腐敗臭、ハエの大量発生、ウジ虫の二次被害が発生してしまうかもしれません。

手の届かない位置で複数匹を駆除した場合は、専門業者への死骸回収がおすすめです。

④ドブネズミの糞尿を掃除する

乾燥した糞は粉末状になって空気中に拡散します。

糞尿を処理する際は、ペーパータオルに消毒液を含ませ、糞を覆うように拭き取ります。

ドブネズミの糞はビニールテープで貼り付けて回収すると粉じんが舞いにくくなります。

掃き掃除や掃除機での吸引は、レプトスピラ菌やハンタウイルスを含む粉じんを巻き上げる原因になるので避けてください。

使用した手袋、マスク、ペーパータオルはゴミ袋にまとめて二重に密閉し、廃棄するのが安全です。

作業後は石けんで指先と爪の間まで丁寧に洗ってください。

配管周りや床下など清掃が難しい場合もあるため、無理に自力で対応せず、専門業者へ依頼するのも選択肢の一つです。

⑤ドブネズミの巣や侵入経路の消毒を行う

清掃が終わったら、エタノール消毒液をペーパータオルに含ませて、糞尿があった範囲とその周辺を拭きます。

ダニやノミ対策には燻煙剤を併用し、室内全体に煙を行き渡らせます。

仕上げにエタノール消毒を行い、感染症のリスクを減らしましょう。

⑥ドブネズミの侵入経路を封鎖する

駆除が一段落したら、侵入経路を物理的に塞ぎます。

ドブネズミは2cm程度のすき間があれば通り抜けるので、以下の箇所を重点的に点検し、侵入経路を封鎖してください。

  • 排水管と排水口のすき間
  • トイレ、浴室、キッチンなどのシーリング
  • 浄化槽の蓋や配管接続部のすき間
  • 床下換気口の網のほつれや破損
  • エアコン配管が壁を貫通する箇所のすき間
  • 基礎コンクリートの割れ目、ひび
  • 通気口、換気扇
  • 床下点検口のすき間

すき間は金網、パテ、防鼠テープでふさぎましょう。

ドブネズミの顎は固い素材も齧り抜くので、プラスチック製のパテ単体ではなく、金網を内側に仕込んでから防鼠パテで塗り固めると突破されにくいです。

⑦ドブネズミの再発防止をする

侵入経路を封鎖した後も、不衛生な環境のままでは再びドブネズミが棲みつきます。

  • 食品は密閉容器に移し、生ゴミは当日中に処分する
  • ペットフードなどを出しっぱなしにしない
  • 床下換気口に防鼠網を取り付けたうえで、通気を確保する
  • 排水口や配管まわりを定期的に確認する
  • 段ボール、紙袋、布類を物置や床下に積み上げない
  • 屋外のゴミ置き場を定期的に清掃する

ドブネズミは嗅覚が鋭く、遠くから食べ物のニオイに反応するため、生ゴミの管理を徹底するだけでも、寄り付きにくくなります。

床下の湿気対策も再発防止に欠かせません。

換気口に防鼠網を取り付けたうえで、防湿シートを敷くと、ドブネズミだけでなくシロアリ対策にもつながります。

ドブネズミ駆除はプロに頼むべき?

市販の殺鼠剤と侵入経路封鎖を組み合わせれば、初期段階のドブネズミ被害なら自力でも対処できるかもしれません。

ただし、ドブネズミの棲みつく場所は床下、下水道、排水管まわりといった、人が立ち入りにくい領域に及びます。

複数匹が群れで棲みついている、異臭がする、漏水トラブルが続くといった状況では、自力での駆除は困難です。

被害が広範囲、巣の位置が特定できない、再発を繰り返している、などの場合は専門業者への依頼がおすすめです。

ドブネズミ駆除にオススメの時期

ドブネズミは年間を通して活動するので、駆除できない季節はありませんが、最適な時期は冬です。

寒さで活動が減り、室内に集まるので、棲みついている場所や移動ルートを把握しやすくなります。

繁殖の勢いも落ち着いているため、個体数を増やさずに対策を進められる季節です。

一方、繁殖期のピークである秋や、繁殖期間中の春〜夏は個体数が増えるため、自力での対応は難しくなります。

この時期に被害を見つけたら、早めにプロへ依頼してください。

駆除業者の選び方

業者を選ぶときは、料金の安さだけで判断せず以下の3点を確認してください。

徹底した現地調査

表面的な調査だと侵入経路や巣を見落とし、駆除しても再発する原因になります。

床下、排水まわり、配管貫通部まで丁寧に点検し、侵入経路と巣の位置を把握してくれる業者を選びましょう。

アフターケアの充実

侵入経路の封鎖、糞尿の清掃、消毒、施工後の保証内容まで対応しているか確認してください。

ドブネズミは再発しやすい害獣なので、保証期間と対応範囲が業者選びの決め手になります。

見積もりの明確さ

使用する薬剤、作業内容、追加費用の条件が文面で示されているかをチェックしましょう。

あいまいな見積もりは施工後に追加請求のトラブルにつながるため、内訳の明確さは業者の誠実さを測る判断材料にもなります。

対応の丁寧さや実績も含めて総合判断することが、業者選びを失敗しないポイントです。

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ドブネズミは発見したらすぐに対処を

ドブネズミは家ネズミの中で体格が大きく、気性が荒い害獣で、放置すれば1年で数十匹から数百匹の規模に増える可能性があります。

油断していると住宅全体に被害が広がり、感染症のリスクは日に日に増していきます。

床下や水回りなどの生活空間に棲みつくので、配管、配線の損傷、漏電や火災のリスクなど、深刻な影響が及ぶことのある危険なネズミです。

ドブネズミの被害を根本から解決するためには、以下の対策を一貫して行うことが大切です。

  • 侵入経路の特定と封鎖
  • 駆除と巣の除去
  • 清掃、消毒、再発防止対策

これらを自力でおこなうのは難しく、駆除が追いつかずにドブネズミの被害が続く方も多いです。

害獣お助け本舗では、現地調査から見積もりまで無料で対応し、住宅の状況に応じた最適なドブネズミの駆除プランを提案しています。

少しでも異変を感じたら、被害が広がる前にご相談ください。

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※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

  • この記事を書いた人

害獣お助け本舗編集部

害獣お助け本舗編集部は、
生活を脅かす害獣の情報を発信する専門チームです。

「害獣被害をなくしたい」という強い思いのもと、
現場で得た知識や経験を活かし、
害獣駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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