「家の中でネズミを見かけたけど、どの種類か分からない」
「外で小さいネズミを見たが、触っても大丈夫?」
「ペットとして飼えるネズミはどれ?」
日本には、家の中に棲みつく家ネズミや、野山や川沿いに生息する野ネズミまで、さまざまな種類が存在します。
種類ごとに生態、生息地、人への影響は大きく異なり、対応を間違えると被害が拡大したり、鳥獣保護法に違反するリスクもあります。
この記事では、
- 日本に生息するネズミの種類一覧
- 家ネズミ3種の特徴と生態
- 家の外で見かける小さいネズミの種類と生態
- ネズミの見分け方と正しい対処法
について解説します。
※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります
このような方におすすめ
- 家や庭でネズミを見かけ、種類を特定したい方
- 日本に生息するネズミの種類を確認したい方
- 外で見かけた小さいネズミの正体を知りたい方
- ペットとして飼えるネズミの種類を探している方
日本に生息するネズミの種類
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生息場所 |
科名 |
属名 |
種名 |
鳥獣保護法 |
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家の中 |
ネズミ科 |
クマネズミ属 |
ドブネズミ |
対象外 |
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クマネズミ |
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ハツカネズミ属 |
ヨウシュハツカネズミ |
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家の外 |
ネズミ科 |
アカネズミ属 |
アカネズミ |
対象 |
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ヒメネズミ |
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カヤネズミ属 |
カヤネズミ |
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トゲネズミ属 |
アマミトゲネズミ |
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キヌゲネズミ科 |
ヤチネズミ属 |
エゾヤチネズミ |
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ニイガタヤチネズミ |
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カゲネズミ |
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ハタネズミ属 |
ハタネズミ |
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タイリクヤチネズミ属 |
スミスネズミ |
|||
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マスクラット属 |
マスクラット |
日本に生息するネズミは、住宅や建物に棲みつく家ネズミと、野山や草地など自然環境に生息する野ネズミの2種類に分けられます。
クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが属する家ネズミは鳥獣保護法の対象外のため、駆除が可能です。
一方、野ネズミはすべて鳥獣保護法の保護対象であり、無許可での捕獲、駆除は禁止されています。
違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることも。
見かけたネズミが家ネズミか野ネズミかによって、対策や対応方法が異なるため、どの種類のネズミなのかを確認しましょう。
日本の家屋に被害をもたらす家ネズミは3種類
日本で家ネズミと呼ばれる種類はクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類で、いずれも鳥獣保護法の対象外のため駆除が可能です。
基本的には屋内に棲みつきますが、屋外でも見かけることがあります。
以下では、家ネズミ3種類の特徴について解説します。
クマネズミ

都市部の住宅やビルに多く棲みつく家ネズミです。
家ネズミの中でも特に警戒心と学習能力が高く、駆除が難しい種類として知られています。
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和名 |
クマネズミ |
|
学名 |
Rattus rattus |
|
分類 |
ネズミ科クマネズミ属 |
|
体長 |
15〜23cm |
|
体重 |
150〜200g |
|
分布 |
全国 |
見た目
クマネズミは体長15〜23cm、体重150〜200gで、3種の中では中型の細身な体型です。
頭が小さく耳が大きくて薄く、尾は体長より長いです。
毛色は黒褐色〜灰褐色で、腹部は白っぽい色をしています。
性格や性質
警戒心が強く、見慣れないものに近づかない、新奇恐怖症の性質を持っています。
一度罠や毒エサで危険を学習すると同じ方法では駆除できなくなるため、家ネズミの中でも駆除が難しい種類です。
垂直な壁や電線も自在に移動できる高い運動能力を持ちます。
糞の見た目
長さ6〜10mmの細長い楕円形で、茶〜黒褐色で、乾燥すると強いアンモニアのニオイを発します。
歩きながら糞をする習性があるため、天井裏や棚の上など高い場所に広範囲で散らばって発見されます。
巣を作る場所
天井裏、屋根裏、壁の隙間など高所を好み、2cm程度の隙間があれば侵入してしまいます。
高層階のマンションやビルでも被害事例があるため、油断できません。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動します。
繁殖期は春〜秋が中心で、年間5〜6回、1回につき5〜6匹を出産します。
活動時間
夜行性で、深夜0〜4時が活動のピークです。
天井裏から走り回る音や引っかき音が深夜に聞こえたら、棲みついているサインです。
食べ物
米、ヒマワリの種、トウモロコシなどの穀物や果物、芋類を好む雑食性で、油分のあるパンや揚げ物、ゴキブリまで幅広く食べます。
1日に体重の約25%を摂取するため、室内に餌となるものが多いほどクマネズミの繁殖が進みやすいです。
鳴き声
「キーキー」という高い声で鳴きますが、普段の声は小さいです。
鳴き声で存在に気づくことは稀で、糞尿や天井や壁からの足音で気づくことが多いです。
寿命
平均1〜2年で、天敵の少ない屋内では最大3年生きます。
天井裏で物音がする場合は、クマネズミの可能性があります。
クマネズミの被害や対策を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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ドブネズミ

下水道や床下など水気の多い場所を好む家ネズミです。
3種の中で最も体格が大きく気性が荒く、住宅に侵入すると水回り周辺で活動します。
|
和名 |
ドブネズミ |
|
学名 |
Rattus norvegicus |
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分類 |
ネズミ科クマネズミ属 |
|
体長 |
22〜26cm |
|
体重 |
200〜500g |
|
分布 |
全国 |
見た目
ドブネズミは体長22〜26cmで、家ネズミ3種の中では最も大きく、がっしりとした体型です。
尾は体長よりやや短く、毛色は茶褐色〜灰色、腹部はやや明るい色をしています。
耳は小さめで丸く、全体的にずんぐりした印象があるため、細身のクマネズミとは見分けやすいです。
性格や性質
警戒心は強いものの、クマネズミほど神経質ではなく、餌場があれば同じ場所を繰り返し利用する傾向があります。
一方で気性は荒く、追い詰められると威嚇したり攻撃的な行動を取ったりすることも。
泳ぎや穴掘りが得意で、下水道や排水まわりから建物に侵入するネズミです。
糞の見た目
長さ10〜20mmほどの太めの楕円形で、色はこげ茶色〜灰色です。
家ネズミの中では糞が大きく、水回りや床下、キッチン周辺でよく見つかります。
雑食性のためニオイも強く、まとまって発見されるのも特徴です。
巣を作る場所
床下、倉庫、下水道まわり、排水設備の近くなど、湿気が多く低い場所を好みます。
紙くずや布きれ、断熱材などを集めて巣を作り、建物内ではキッチンや浴室の近くに棲みつくことがあります。
水場や餌場に近い場所は移動距離を抑えやすいため、繁殖や活動の拠点になることが多いです。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動します。
繁殖力が高く、条件が整えば季節を問わず繁殖可能です。
1年に複数回出産し、1回で6〜9匹ほど産むため、放置すると被害が一気に広がります。
活動時間
夜行性で、夜間に活発に行動し、特に人の出入りが少なくなる深夜帯に、水回りや床下で動きまわります。
日中は床下や物陰、巣の近くで身を潜めます。
食べ物
穀物、肉、魚、野菜、残飯などを食べる雑食性です。
家ネズミの中でも食性の幅が広く、生ゴミやペットフード、食品庫の食材まで餌になります。
食欲が旺盛なため、台所や水回り周辺で被害が広がりやすいです。
鳴き声
「キーキー」よりも低めで、「ギャッ」「ギャッギャッ」といった強い声を出します。
鳴き声そのもので気づくよりも、床下からの物音や糞尿の痕跡で存在に気づくケースが多いです。
寿命
平均寿命は1〜2年ほどですが、屋外では天敵や環境の影響を受けやすい一方、建物内では比較的長く生きる傾向にあります。
繁殖開始も早いため、寿命以上に被害が拡大しやすい種類といえます。
床下や水回りで物音がする場合は、ドブネズミが棲みついている可能性が高いです。
ドブネズミの特徴や被害の傾向、対策のポイントをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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ハツカネズミ

都市部から郊外まで幅広く分布する家ネズミで、3種の中で最も体が小さく、1cm程度の隙間からでも侵入します。
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和名 |
ハツカネズミ |
|
学名 |
Mus musculus |
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分類 |
ネズミ科ハツカネズミ属 |
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体長 |
6〜10cm |
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体重 |
10〜25g |
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分布 |
全国 |
見た目
ハツカネズミは体長6〜10cmほどで、家ネズミ3種の中では最も小さい種類です。
毛色は灰褐色〜茶褐色で、腹部はやや白っぽい色をしています。
耳と目が比較的大きく、小柄で愛らしい印象がありますが、家屋に棲みつくと食品被害や衛生被害をもたらします。
性格や性質
体が小さく動きも素早いため、わずかな隙間から建物内に侵入します。
警戒心はあるものの、狭く暗い場所に身を隠しながら行動するため、気づかれないまま棲みついてしまうことも。
繁殖力が非常に高く、対策をしないと個体数が増えていく点も特徴です。
糞の見た目
糞は6mm以下で、米粒のような細長い形をしていて、色は茶色〜黒褐色、両端がやや尖っているのが特徴です。
押し入れや物置、倉庫の隅など、湿気がこもる場所で散らばって見つかることがあります。
巣を作る場所
押し入れ、倉庫、床下、壁の内部、厨房の隅など、暗くて狭い場所を好みます。
紙くずや布、断熱材などを集めて巣を作り、建物内では人の目が届きにくい場所に棲みつきます。
特にジメジメした環境や、餌を確保できる場所で繁殖する傾向があります。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動し寒さを避けるため、秋から冬にかけて建物内へ侵入しやすくなります。
生後およそ1か月で繁殖可能になり、1回に5〜6匹を年に複数回出産するため、短期間で数が増えるネズミです。
活動時間
夜行性で、夜間を中心に活発に行動し、日中は巣の近くや壁の中、収納の奥などで身を潜めています。
小さな物音しか立てないことも多く、存在に気づいたときには繁殖していることも。
食べ物
穀物、種子、野菜、残飯などを食べる雑食性です。
体は小さいものの、食品庫や保管中の食材を荒らし、ペットフードや乾物も餌とし、室内に食べ物を放置していると被害が広がっていきます。
鳴き声
「チューチュー」「ピーピー」といった細く高い声で鳴きます。
鳴き声で気づくよりも、糞やかじり跡、収納周辺での小さな物音から存在が分かることが多いです。
寿命
平均寿命は1〜1.5年ほどです。
寿命は比較的短いものの、成熟までの期間が短く繁殖回数も多いため、世代交代が早い種類です。
そのため、棲みついたまま放置すると短期間で被害が広がるおそれも。
小さなネズミが押し入れや倉庫周辺に出る場合は、ハツカネズミの可能性があります。
ハツカネズミの特徴や棲みつく場所は、以下の記事を参考にしてください。
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家にでるネズミの見分け方5選
家ネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類ですが、見分ける方法を紹介していきます。
以下の5つのポイントを確認し、棲みついてるならどの種類か確認してみてください。
体の特徴や大きさで見分ける

見分けやすいのは尾の長さと体型です。
クマネズミは尾が体長より長く細身なのに対し、ドブネズミは尾が体長より短くずんぐりとした体型をしています。
ハツカネズミは体長6〜10cmと他の2種より明らかに小さいため、サイズだけで区別できます。
耳の大きさも判断材料で、クマネズミは耳が大きく薄いのに対し、ドブネズミの耳は小さく丸いのが特徴です。
糞で見分ける

クマネズミの糞は6〜10mmで細長く、両端が尖った形をしており、天井裏や棚の上など高い場所に広範囲で散らばっているのが特徴です。
ドブネズミの糞は10〜20mmの太く丸みのある楕円形で、家ネズミの中では大きめで、雑食で動物性のものも好んで食べるため、ニオイが強く、水回り周辺で発見されます。
ハツカネズミの糞は6mm以下と家ネズミの中でも小さく、米粒のような形で、押し入れや家具の隙間など、狭い場所にまとまって見つかります。
糞の大きさや落ちている場所を確認すると、どの種類が棲みついているかの判断材料として活用できます。
見つけた場所で見分ける

クマネズミは天井裏、屋根裏、壁の隙間、配線まわりなど、建物の高所に沿って行動しながら棲みつきます。
ドブネズミは床下、排水溝、水回り、下水道まわりなど、湿気が多く地面に近い場所を生活の拠点にします。
ハツカネズミは押し入れや倉庫の隅、家具の裏、段ボールのすき間、収納棚の下など、狭くて暗い場所を好みやすいです。
天井裏からの物音はクマネズミ、床下や水回りからの物音はドブネズミ、収納や倉庫周辺ではハツカネズミを疑いましょう。
鳴き声で見分ける

声だけでは聞き分けは難しいですが、鳴き声の場所からネズミの種類を推察することが可能です。
クマネズミは「キーキー」「キィキィ」という高く鋭い声で、警戒時や縄張り争いの際に鳴き、天井裏など高い場所から聞こえます。
ドブネズミは「ギャッ」「ギャッギャッ」という低く強い鳴き声で、床下など低い場所から聞こえることが多いです。
ハツカネズミは「ピーピー」「チューチュー」という細く高い音で、体が小さいぶん声も高く細い傾向があります。
天井裏や壁から鳴き声や音がするならクマネズミ、床下や水回りならドブネズミ、収納や壁の中から細かい物音がするならハツカネズミが棲みついている可能性が高いです。
痕跡で見分ける

ネズミが棲みついているサインとして、噛み跡、糞、黒ずんだ汚れの跡などの痕跡(ラットサイン)を手がかりにすることもできます。
クマネズミは梁や天井付近の木材、電気配線に細く鋭い歯形や糞、黒ずみなどを残します。
高所を移動する習性があるため、ラットサインは天井裏や壁の上部で見つかることが多いです。
ドブネズミは顎の力が強く、水回りの配管や木材などに深く削れた跡や糞尿、黒ずみを残します。
ラットサインも低い場所に集中し、床下や水回り周辺の低い位置で見つかりやすいです。
家ネズミの中でも小さいハツカネズミは、段ボールや食品袋などに細かい噛み跡を残します。
収納の奥や押し入れ、家具の隙間など狭い場所で糞尿や黒ずみなどのラットサインが見つかった場合はハツカネズミが棲みついているサインです。
1つの痕跡だけで種類を断定するのは難しいため、足音、噛み跡、糞の発見場所などを複合的に判断しましょう。
ネズミはとても素早く動くため、どの種類か判断できず駆除が難航している場合は、専門業者を頼るのも手です。

家の外に生息する小さいネズミ
家の外で見かける小さいネズミのほとんどは野ネズミに分類されます。
野ネズミはすべて鳥獣保護法の保護対象で、無許可での捕獲、駆除は禁止されているため、見かけた際はむやみに触れず、見守るようにしてください。
以下では、日本の生息する野ネズミの特徴について解説します。
アカネズミ

北海道から九州の山林に生息する、日本固有の代表的な野ネズミです。
愛らしい外見を持ちながらも、野生動物特有の強い警戒心を備えています。
|
和名 |
アカネズミ |
|
学名 |
Apodemus speciosus |
|
分類 |
ネズミ科アカネズミ属 |
|
体長 |
約8〜14cm |
|
体重 |
約20〜60g |
|
分布 |
本州、四国、九州など |
見た目
アカネズミは名前のとおり赤茶色の体毛で覆われ、腹側は白色です。
丸い目と大きな耳を持ち、体長はジャンガリアンハムスターと同程度です。
見た目が似ているヒメネズミと比べると体格が一回り大きく、尾は体長と同程度かやや短い点で見分けられます。
性格や性質
臆病で警戒心が強く、人や動物の気配や環境の変化に敏感で、危険を感じるとすぐに物陰や巣穴へ逃げ込みます。
一方で好奇心もあり、安全を確認しながら新しい餌や場所に近づく行動も見られます。
巣を作る場所
木の実や種子が豊富な落葉樹林を好み、地中に複数のトンネルが伸びた構造の巣穴を作ります。
他の動物が掘った穴も活用します。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動し、繁殖期は春から秋として、1回の出産で平均4匹(3〜6匹)を産みます。
活動時間
夜行性で、日没後から明け方にかけて活発に行動し、1日に数キロメートル移動します。
食べ物
雑食性で、コナラ、ミズナラのドングリを好み、木の実、種子、根茎、昆虫などを食べます。
集めたドングリを地面に埋める貯食行動も見られ、冬の食料源として活用します。
鳴き声
「キーキー」「チッ」という高い声で鳴きますが、野外で聞く機会は多くありません。
寿命
野生下での寿命は1〜2年です。
フクロウ、ヘビ、キツネなどの天敵に捕食されることが多く、寿命を迎える前に命を落とす個体が多いです。
アカネズミについて、見た目や生態をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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ヒメネズミ

ヒメネズミは、北海道から九州にかけての森林に生息する野ネズミです。
長い尾でバランスを取りながら樹上も移動する半樹上性の習性を持っています。
|
和名 |
ヒメネズミ |
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学名 |
Apodemus argenteus |
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分類 |
ネズミ科アカネズミ属 |
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体長 |
約7〜10cm |
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体重 |
約10〜23g |
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分布 |
北海道〜九州 |
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レッドリスト |
LC(低懸念) |
見た目
薄褐色で腹側は白っぽく、アカネズミによく似ていますが体格は一回り小さく、約7〜10cmになります。
鼻先が尖っており、尾が体長より長い点がアカネズミとの見分けるポイントです。
細い指と鋭い爪を持ち、樹上移動に適した細身の体つきをしています。
性格や性質
非常に警戒心が強く、周囲の物音や気配に敏感で、危険を感じると物陰や樹上へ素早く移動して身を隠します。
糞の見た目
約5〜8mmの細長い楕円形で両端がやや尖っており、アカネズミの糞と似ていますが、やや小さいです。
巣を作る場所
地中と樹上の両方を利用するネズミです。
地中では浅い巣穴に落ち葉や枯れ草を敷き、樹上では樹洞や倒木の隙間、巣箱などに木の葉や枯れ葉を運び込んで巣を作ります。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動します。
繁殖は秋から春にかけて年2回ほどで、1回の出産で平均4匹(2〜8匹)を産みます。
活動時間
夜行性で、日没後1〜2時間から日の出前まで活発に行動します。
食べ物
雑食性で、ドングリなどの木の実、種子、果実に加え、昆虫など動物質の餌も積極的に食べます。
採取した種子を地中や落ち葉の下に貯める行動も見られます。
鳴き声
「チッ」「キー」という高い音で鳴きますが、野外で認識されることはほぼありません。
寿命
野生下での寿命は1〜2年で、アカネズミと同様に天敵が多く、寿命を迎える前に命を落とす個体も多いです。
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カヤネズミ

日本に生息するネズミの中で最も小さく、ススキやヨシが繁茂する草地に生息する野ネズミです。
近年は生息地の減少により個体数が減り続けており、多くの都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
|
和名 |
カヤネズミ |
|
学名 |
Micromys minutus |
|
分類 |
ネズミ科カヤネズミ属 |
|
体長 |
約5.4〜7.9cm |
|
体重 |
6〜14g |
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分布 |
日本、ヨーロッパ、ロシア、カザフスタン、中国 |
|
レッドリスト |
多くの都道府県で準絶滅危惧以上に指定 |
見た目
カヤネズミは、日本に生息するネズミの中で最も小さく、体重は500円硬貨とほぼ同じです。
背面は明るいオレンジ褐色で腹面は白色、尾は63〜91mmと長く先端部に毛がないため草の茎に巻きつきやすい構造になっています。
性格や性質
臆病で警戒心が強く、尾を器用に使いながらススキなどの草の上を移動します。
行動圏はオス約400㎡、メス約350㎡と非常に狭く、アカネズミやヒメネズミと比べてはるかに限られた範囲で生活します。
糞の見た目
長さ2mm前後の小さな米粒状で黒褐色です。
球巣(きゅうそう)と呼ばれる草で編んだ巣の内部にまとまって見られます。
分布・個体数
ユーラシア大陸に広く分布し、日本では本州、四国、九州の草地、湿地に生息しています。
近年は河川改修、農地整備の影響で個体数が減少傾向にあり、多くの都道府県で準絶滅危惧以上に指定されています。
|
RDBカテゴリ |
都道府県 |
|
絶滅危惧Ⅱ類 |
群馬、東京、長野、愛知、広島、福岡、鹿児島 |
|
準絶滅危惧 |
千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、岐阜、静岡、滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、岡山、山口、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎 |
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情報不足 |
山形、福島、茨城 |
|
その他 |
宮城、栃木、山梨 |
巣を作る場所
ススキやヨシなどイネ科植物が繁茂する草地を好み、地上30cm〜1mの高さの草の茎に葉を編み込んだ球状の巣(球巣)を作ります。
巣の大きさは握りこぶしからソフトボール程度です。
活動時期
主に春(4〜5月)から秋(10〜11月)にかけて活発に活動します。
繁殖期は春から秋でピークは秋、1回の出産で平均4〜5匹を産みます。
活動時間
夜行性で日没後から夜間にかけて活発に行動し、冬季は活動量が低下しますが、完全に冬眠することはありません。
食べ物
主食はイネ科植物の種子で、バッタ、コオロギなどの昆虫も食べる雑食性です。
採取した餌を巣の中に持ち帰って食べる習性があります。
鳴き声
「チチチ」「ピッピッ」という非常に小さな高く細い鳴き声を発しますが、野外で確認することは難しいです。
寿命
野生下では半年〜1年程度で野ネズミの中でも短命で、飼育下では2〜3年生きる個体が確認されています。
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アマミトゲネズミ

鹿児島県の奄美大島にのみ生息する日本固有のネズミで、国指定の天然記念物です。
同じトゲネズミの仲間は世界でも3種しか存在せず、絶滅危惧種に指定されています。
|
和名 |
アマミトゲネズミ |
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学名 |
Tokudaia osimensis |
|
分類 |
ネズミ科トゲネズミ属 |
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体長 |
約8〜15cm |
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体重 |
約110〜170g |
|
分布 |
鹿児島県奄美大島 |
見た目
全身にトゲのような毛が生えているのが特徴で、背面は暗褐色、腹面は灰白色です。
トゲは針のように硬くはなく、平たくしなる柔らかさでプラスチック製のブラシのような質感をしています。
性格や性質
警戒心が強く、日中に姿を見せることはほぼありません。
外敵に遭遇すると両足を揃えて跳ねるように移動し、50〜60cmジャンプして回避します。
体長の約4倍に相当する跳躍力を持つ高い運動能力が特徴です。
糞の見た目
両端がやや尖った米粒状の形で、昆虫や果実、シイの実などを食べるため、糞の中にはそれらの残りかすが含まれます。
分布・個体数
鹿児島県奄美大島にのみ生息する固有種で、シイの原生林(常緑広葉樹林)に分布します。
マングースやノネコによる捕食、森林開発の影響で個体数が減少しており、国指定天然記念物および絶滅危惧種(IUCN:EN、環境省:EN、鹿児島県:Ⅰ類)に指定された希少種です。
巣を作る場所
広葉樹の根元や斜面に横穴状の巣を作り、内部には落ち葉などを敷き詰めた休息スペースがあります。
活動時期
年間を通じて活動し、繁殖期は10〜12月で、1回の出産で1〜7匹の子どもを産みます。
活動時間
夜行性で、日没後に活動を開始します。
日没前後に活動のピークがあり、約1〜2時間ごとに活動と休憩を繰り返す習性を持っています。
食べ物
スダジイの実などの木の実、種子を中心に、アリなどの昆虫も食べる雑食性です。
奄美大島の森林環境に応じて、植物質と動物質をバランスよく摂取しています。
寿命
寿命は約3〜7年で、小型のネズミとしては長い部類です。
飼育下の調査では、メスが3歳8か月で出産、オスが5歳3か月で交尾が確認されています。
アマミトゲネズミは哺乳類としては非常に珍しく、オス、メスともにX染色体を1本のみ持ち、Y染色体が完全に消失しています。
天然記念物にも指定されているアマミトゲネズミの生態は、以下の記事で詳しく紹介しています。
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エゾヤチネズミ

北海道の森林や草地に生息するヤチネズミ属の野ネズミです。
冬眠せず積雪下でも活動し、条件が揃うと短期間で大発生して林業被害をもたらすことも。
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和名 |
エゾヤチネズミ |
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学名 |
Myodes rufocanus bedfordiae |
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分類 |
キヌゲネズミ科ヤチネズミ属 |
|
体長 |
約10〜13cm |
|
体重 |
約20〜50g |
|
分布 |
北海道 |
見た目
エゾヤチネズミは、全体的に丸みのある体つきで、体色は褐色です。
背中はやや濃く腹側は淡い色をしており、尾は胴体の半分ほどと短く地面での移動に適した体型をしています。
性格や性質
警戒心が強く、外敵の気配を感じるとすぐにトンネルや草むらへ身を隠します。
単独で一定範囲内のトンネルを利用しながら生活する習性です。
糞の見た目
約7mm前後の米粒状で、他の野ネズミと似た形状です。
冬季の森林被害地で多く見られ、樹木の根元付近に食害された樹皮や削りカスとともに散乱しています。
分布・個体数
北海道にのみ分布する野ネズミで、本州以南では見られません。
個体数は比較的安定していますが、環境条件によって周期的に大発生し、林業被害が問題となります。
巣を作る場所
落ち葉や腐葉土の下に潜り込み、深さ約5cmの地中にトンネルを掘って巣を作ります。
内部には植物の繊維や枯れ草を運び込み、種子を巣に持ち帰って蓄える貯食行動もみられます。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動し、繁殖期は春と秋の年2回で、妊娠期間は約19〜20日、1回の出産で1〜8匹を産みます。
活動時間
夜行性で、日没後から明け方にかけて活発になります。冬季は日中にも活動が見られ、積雪期は雪の下で過ごすことが多いです。
食べ物
ササや草本植物、種子、樹皮などを食べる植物食傾向の強い雑食性です。
季節によって食べるものが変化し、冬に備えて食料を地中に貯蔵します。
鳴き声
「チーチー」といった高い音で鳴くとされますが、野外で確認できる機会は少ないです。
寿命
野生での寿命は1年、長くとも2年程度です。
繁殖力は高いものの、生まれた個体の約半数が1か月以内に死亡します。
エゾヤチネズミは鳥獣保護法の対象でありながら、害獣としての側面も持っているネズミです。
北海道に生息するエゾヤチネズミについて、見た目や生態、林業被害との関わりまで知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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ニイガタヤチネズミ

ヤチネズミは地域ごとに複数の種類に分けられ、本州中部から東北、紀伊半島にかけて生息しています。
|
種類 |
分布 |
主な生息環境 |
|
トウホクヤチネズミ |
東北地方 |
平地から高地まで幅広く |
|
ニイガタヤチネズミ |
本州中部 |
山岳地帯などの高地 |
|
ワカヤマヤチネズミ |
紀伊半島 |
低地の森林、岩礫の多い場所 |
代表種としてニイガタヤチネズミを例に特徴と生態を解説します。
|
和名 |
ニイガタヤチネズミ |
|
学名 |
Aschizomys niigatae |
|
分類 |
キヌゲネズミ科ヤチネズミ属 |
|
体長 |
約10〜11.6cm |
|
体重 |
約30〜60g |
|
分布 |
本州中部(長野県。新潟県などの山岳地帯) |
見た目
ニイガタヤチネズミは、丸みのある体型で、ヤチネズミの中ではやや大きめです。
背面は赤みが強く腹部は灰褐色で、尾の長さは65〜70mmほどと短く地表での生活に適した体型をしています。
性格や性質
警戒心が強く、外敵の気配を感じると岩の隙間や地中へ逃げ込む習性です。
単独で行動し、一定範囲内で植物の根や草本類を採食しながら地下に食料を貯蔵します。
糞の見た目
5〜7mm程度の細長い円筒状で、黒〜濃褐色をしています。
林床や岩場周辺、巣穴の近くにまとまって見られるのが特徴です。
分布・個体数
長野県や新潟県周辺の山岳地帯に分布し、個体数は比較的安定しています。
海抜400mから標高2,032mの高地まで確認されており、絶滅危惧種には指定されていません。
巣を作る場所
山林や湿地の林床、岩場周辺に生息し、地中に直径約3cmのトンネルを掘って巣を作ります。
巣の深さは地下30〜40cmほどで、周辺には植物の根などを貯蔵する食料庫を持つのが特徴です。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動し、繁殖期は本州では夏、紀伊半島では冬〜春で、1回の出産で2〜7匹を産みます。
活動時間
夜行性で日没後から明け方にかけて活発に行動しますが、環境条件によっては日中にも活動します。
積雪期は雪の下で活動し、時間帯に関係なく餌を探します。
食べ物
植物の茎、木の実、樹皮、昆虫などを食べる草食傾向の強い雑食性です。
採取した食料を地中に貯蔵する習性があります。
鳴き声
「キュッキュッ」「チュッチュッ」といった高い声で鳴きますが、野外で確認できる機会はほとんどありません。
寿命
野生での寿命は約1年で、飼育下では最長3年ほど生存した例があります。
生後約60日で成熟し、短い寿命の中で繁殖を繰り返すことで個体数を維持しています。
ヤチネズミの仲間の違いも含めて、ニイガタヤチネズミを詳しく確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
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ハタネズミ

ハタネズミは、本州、九州の草原や農耕地に生息する日本固有の野ネズミです。
地下にトンネルを掘って生活し、農作物を食い荒らすことがあるため、農害獣としての一面も持ちます。
|
和名 |
ハタネズミ |
|
学名 |
Microtus montebelli |
|
分類 |
キヌゲネズミ科ハタネズミ属 |
|
体長 |
9.5〜13.6cm |
|
体重 |
22〜62g |
|
分布 |
本州、九州、佐渡島、能登島 |
見た目
ずんぐりとした丸みのある体型の小型の野ネズミです。
背面は黄褐色〜灰黄褐色、腹面は灰白色で、耳が小さく毛の中に埋まっており、尾は29〜50mmと短くトンネル生活に適した体つきをしています。
性格や性質
臆病で警戒心が強く、地表直下のトンネル内を中心に行動します。
1日の行動距離は平均15〜50m程度と他の野ネズミより狭く、モグラのトンネルも活用します。
糞の見た目
細長い粒状で暗褐色をしており、植物の繊維が含まれています。
トンネル内や巣の周辺にまとまってみられ、屋外の農地、草地周辺で発見されることがほとんどです。
分布・個体数
本州、九州、佐渡島、能登島に生息する日本固有種で、農耕地や河川敷、牧草地などの草原的環境を好みます。
環境省のレッドリストには未掲載ですが、複数の都道府県で絶滅危惧種に指定されたネズミです。
|
RDBカテゴリ |
都道府県 |
|
絶滅危惧Ⅰ類 |
大阪 |
|
絶滅危惧Ⅱ類 |
岡山 |
|
準絶滅危惧 |
神奈川、愛知、滋賀、京都、福岡、大分 |
|
情報不足 |
山梨、山口、佐賀、長崎、宮崎 |
|
その他 |
東京、静岡、熊本、鹿児島 |
巣を作る場所
草原、農耕地、河川敷など開けた草地環境を好み、地表から約50cmの深さに網目状のトンネルを掘りつつ、枯草を集めて巣を作ります。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動しますが、春から秋にかけて特に活発になります。
繁殖期は北方、高地では夏中心の年1回、南方では春と秋の年2回で、1回の出産で通常3〜5匹を産む繁殖力です。
活動時間
夜行性で、日没直後と夜明け前に最も活発に動き回り、外敵の少ない環境では日中に地表で行動します。
食べ物
イネ科、キク科の草や根、根茎を主食とする植物食性の強い野ネズミです。
ススキ、チガヤなどの草本類のほか、秋にはトンネル内に食料を貯蔵して冬に備えます。
鳴き声
「チュッチュッ」という高い声で鳴きますが、声は小さく野外で確認できる機会はほとんどありません。
存在に気づくのは、鳴き声よりトンネルの跡、糞、食害の痕跡からのケースが多いです。
寿命
野生下での寿命は約1年と短く、イタチ、ヘビ、トビ、モズなどの天敵に狙われやすい動物です。
オスよりメスのほうが長生きする傾向があり、飼育下では野生下より長く生きる個体が確認されています。
ハタネズミについて、見た目や食害について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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スミスネズミ

本州の新潟、福島県以南から四国、九州にかけて分布する日本固有の野ネズミです。
標高300m以上の山地に生息し、ブナやミズナラなどの自然林を好みます。
|
和名 |
スミスネズミ |
|
学名 |
Eothenomys smithii |
|
分類 |
キヌゲネズミ科タイリクヤチネズミ属 |
|
体長 |
約7〜11.5cm |
|
体重 |
約20〜35g |
|
分布 |
本州(新潟、福島県以南)、四国、九州、隠岐の島 |
見た目
スミスネズミは、体長約7〜11.5cm、体重約20〜35g、ジャンガリアンハムスターと同程度のサイズ感です。
背面は茶褐色〜暗褐色、腹面はオレンジ色がかった淡色で、尾は30〜50mmと短くずんぐりとした体型をしています。
性格や性質
スミスネズミは、地表や落ち葉の下、石の隙間に身を潜めながら行動するのが特徴で、臆病で警戒心がとても強いです。
単独で行動し、行動圏は半径25〜30mほどと狭く、湿り気のある環境を好みます。
糞の見た目
細長い楕円形で黒〜黒褐色、落ち葉の下や地表に点在するように見られ、植物の繊維や種子の破片が含まれることがあります。
分布・個体数
本州の新潟、福島県以南から四国、九州、隠岐の島に分布する日本固有種で、標高300m以上の山地に生息します。
森林開発やシカの増加による下層植生の衰退で個体数の減少が懸念されており、各都道府県のレッドデータで保全対象として扱われる希少種です。
|
RDBカテゴリ |
都道府県 |
|
絶滅危惧Ⅱ類 |
大阪、岡山、大分、宮崎、鹿児島 |
|
準絶滅危惧 |
神奈川、愛知、京都、山口、福岡 |
|
情報不足 |
福島、兵庫、和歌山、佐賀、長崎 |
|
その他、要注目 |
栃木、滋賀、熊本 |
巣を作る場所
落ち葉、腐葉土が厚く積もった湿り気のある地表付近に巣を作ります。
倒木や石の隙間などを利用し、ブナ、ミズナラなどの自然林に多く分布する一方、人工林ではほぼ見られません。
活動時期
春(3〜5月)と秋(10〜11月)に活動が活発になり、冬眠しません。
繁殖期は南方では春と秋の年2回、北方では夏の年1回で、1回の出産で通常2〜3匹(最大6匹)を産みます。
活動時間
夜行性で主に夜間に活動しますが、外敵が少ない環境では日中に姿を見せることも。。
冬は活動量が落ち、巣にこもって過ごす時間が長いです。
食べ物
植物の緑葉、茎、種子を主食とする植物食傾向の強いネズミで、秋にはブナ、ミズナラなどの堅果類を集中的に採食するほか、昆虫類を食べることがあります。
鳴き声
「キュッキュッ」「チュッチュッ」という高い声で鳴きますが、野外で確認できる機会はほとんどありません。
寿命
天敵はイタチ、フクロウなどで、捕食されることも多い動物です。
野生下での寿命は1〜2年で、多くの個体は1年以内に死亡します。
準絶滅危惧種に指定されているスミスネズミについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
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マスクラット

北アメリカ原産で、河川や湖沼などの水辺に生息する外来種です。
鳥獣保護法の対象でありながら特定外来生物にも指定され、法律上の扱いが他の野ネズミと異なります。
|
和名 |
マスクラット |
|
学名 |
Ondatra zibethicus |
|
分類 |
キヌゲネズミ科マスクラット属 |
|
体長 |
約20〜30cm |
|
体重 |
約900〜1,800g |
|
分布 |
北アメリカ原産(東京都水元公園、千葉県市川市行徳鳥獣保護区、埼玉県東部など) |
見た目
マスクラットは、ずんぐりとした体型で体長は約20〜30cm、モルモットよりやや大きいサイズ感です。
毛色は黒褐色〜茶褐色で耳は小さく、横に平たい長い尾はオールのような役割を果たし、後ろ足には水かきの役割をする剛毛があります。
性格や性質
半水生で泳ぎが得意な一方、陸上での動きは比較的ゆっくりです。
警戒心が強いものの人前でもたまに発見され、数分から十数分潜れる潜水能力で外敵から身を守ります。
糞の見た目
直径5mm前後、長さ1.3cmほどの細長い形状で、黒〜暗褐色です。
水辺や巣の周辺で見つかることがありますが、実際に目にする機会は多くありません。
分布・個体数
北アメリカ原産の外来種で、戦前〜戦時中に毛皮目的で日本に持ち込まれ野生化しました。
現在は関東地方の河川や湖沼、水路などに分布し、東京都水元公園や千葉県市川市行徳鳥獣保護区などで確認されています。
巣を作る場所
河川、湖沼の岸辺など土が柔らかく水草が多い場所に巣を作ります。
入口は水面下に設けられ、内部には複数の通路や休息スペースがある構造です。
活動時期
冬眠せず一年を通じて活動し、日本国内での繁殖期は3〜8月頃が中心で、1回の出産で平均6匹を産みます。
活動時間
夜行性で夜間、夕方に活発ですが、安全な環境や餌が不足する冬季は昼間も活動します。
水辺を移動しながら植物性の餌を中心に探し、水中と岸辺を行き来します。
食べ物
水生植物の茎、地下茎、根を中心に食べる草食寄りの雑食性です。
1日に体重の約3分の1を摂取し、季節によっては小魚や甲殻類、農作物なども食べます。
鳴き声
「キーキー」という高い声で鳴き、求愛時には低い「クックッ」という声を発します。
警戒心が強く水辺に生息するため、鳴き声を聞く機会は少ないです。
寿命
野生下での平均寿命は3年程度で、飼育下では最長10年ほど生きる個体も確認されています。
特定外来生物に指定されている
マスクラットは鳥獣保護法の対象である一方、特定外来生物にも指定された外来種です。
飼育、保管、運搬、放出、譲渡などが原則として禁止され、被害が確認された場合は国や自治体による防除(駆除)が行われます。
特定外来生物にも指定されているマスクラットの生態は、以下の記事で詳しく紹介しています。
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本来、森林や草地で生活するネズミですが、餌や暖を求めて人間の住宅へ侵入します。 特に家ネズミは放置すると被害が深刻化していきます。 糞尿による悪臭や騒音といった不快感だけでなく、柱や配線をかじることによる資産価値の低下、病原菌や寄生虫による健康被害まで危険性は多岐にわたります。 家族の安全と住まいを守るために、具体的な被害について正しく理解しておきましょう。 ネズミの主な被害ネズミの被害

精神被害
ネズミは夜行性のため、活動が活発になる夜間に天井裏や壁、床下などから物音が聞こえるようになります。
繁殖期の春や秋は、走り回る音やかじる音が頻繁に響くようになり、不安やストレスによって睡眠の質の低下を招く恐れも。
集合住宅では音が周囲に伝わりやすく、放置すると近隣トラブルに発展する可能性もあるため、早めの対策を検討してください。
住宅被害
ネズミの活動が活発になると行動範囲も広がり、柱や断熱材、電気配線などをかじられる被害が発生します。
天井裏や床下に糞尿が蓄積すると、悪臭やカビの発生原因になるだけでなく、配線の損傷によって漏電や火災を引き起こすリスクも高まります。
住まいを守るためにも、目に見えない場所で起きている異変を軽視しないことが大切です。
健康被害
ネズミは、人に感染する病原菌を複数保有し、命に関わる重篤な病気を引き起こす恐れがあります。
糞尿や体毛、噛み傷から直接感染するだけでなく、乾燥した排泄物が空気中に舞い、吸い込むことで発症する可能性が高いです。
姿が見えなくても排泄物が残っているだけで感染リスクは続くため、軽視するのは危険です。
特に気温が高くなる時期は食品汚染や感染症が広がりやすく、ネズミを放置すると家族全員の健康被害につながる恐れがあります。
| 病原菌 | 感染症名 | 主な症状 | 参照元 |
サルモネラ菌 |
サルモネラ感染症 | 腹痛、下痢、発熱 | JUMA-Vet |
![]() HEVウイルス |
E型肝炎 | 発熱・倦怠感・黄疸 | 厚生労働省検疫所 |
![]() クリプトスポリジウム原虫 |
クリプトスポリジウム症 | 水様下痢・腹痛・脱水 | 国立健康危機管理研究機構 |
![]() レプトスピラ菌 |
レプトスピラ症 | 発熱・頭痛・筋肉痛 | J-Stage |
![]() ハンタウイルス |
腎症候性出血熱 | 発熱・出血・腎障害 | 日本獣医学会 |
![]() 鼠咬症スピリルム |
鼠咬症(そこうしょう) | 発熱・頭痛・関節痛 | 東京都保健医療局 |
![]() 広東住血線虫 |
広東住血線虫症 | 頭痛・発熱・神経障害 | 国立健康危機管理研究機構 |
害虫発生被害
ネズミによる建材の損壊は、単なる家の損傷に留まりません。
壁や天井に生じた隙間は、ゴキブリやシロアリといった他の害虫を招き入れてしまい、住環境をさらに悪化させます。
ネズミに付着したイエダニやノミが人やペットに移動すると、激しい痒みや皮膚炎を引き起こすことがあり、健康面のリスクも深刻です。
深刻な感染症を媒介するものも存在し、気づかぬうちに室内全体へ健康被害が広がる恐れがあります。
| 害虫名 | 主な症状 | 参照元 |
![]() イエダニ |
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など | 日本防疫殺虫剤協会 |
![]() ノミ |
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性 | 日本防疫殺虫剤協会 |
![]() マダニ |
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など | 東京都保健医療局 |
![]() トコジラミ |
強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など | 東京都保健医療局 |
![]() ツツガムシ |
吸血による皮膚炎、発熱、発疹 | 山形県衛生研究所 |
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野生のネズミは飼育できる?

野生のネズミを飼育したいと思っても、家ネズミと野ネズミでは法律上の扱いが大きく異なります。
クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミは鳥獣保護法の対象外のため、法律上は飼育を禁止する規定はありません。
ただし、家ネズミはサルモネラ菌、レプトスピラ菌、ハンタウイルスなどの病原体を保有しているため、噛まれたり糞尿に触れたりすると感染症の危険性があります。
警戒心が強く人に慣れない性格のため、ペットとしての飼育は推奨できません。
一方で、アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミなどの野ネズミは鳥獣保護法の保護対象です。
許可なく捕獲や飼育は法的に認められておらず、観賞目的で飼うことは禁じられています。
屋外などで見かけても、素手で触れたり持ち帰ったりするのは避けましょう。
ネズミをペットとして飼う場合は、ペット用に改良されたファンシーラットや、ジャンガリアンハムスターなど飼育用の種類を選ぶのがおすすめです。
ネズミが保有する病原菌は以下の記事を参考にしてみてください。
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ネズミ駆除はプロに頼むべき?
市販の忌避剤や殺鼠剤、捕獲器で一時的に個体数を減らすことは可能ですが、侵入経路を塞がなければ再び棲みつかれることが多く、根本的な解決にはなりません。
天井裏や壁の内部など目に見えない場所に巣を作っている場合は自力での対処が難しく、被害が続く場合は専門業者への依頼がおすすめです。
駆除業者の選び方

業者を選ぶ際は、料金の安さだけで判断せず以下のポイントを確認してください。
徹底した現地調査
ネズミ駆除では、駆除だけでなく侵入経路の特定と封鎖が欠かせません。
屋根裏や床下まで丁寧に調査し、被害の全体像を正確に把握してくれる業者を選びましょう。
アフターケアの充実
再侵入を防ぐ封鎖作業に加え、糞尿で汚染された箇所の清掃や消毒、施工後の保証内容まで対応しているかを確認してください。
保証期間や内容は契約前に必ず確認しましょう。
見積もりの明確さ
使用する薬剤や作業内容、追加費用の有無が分かりやすく提示されているかを確認しましょう。
極端に安い見積もりは作業範囲やアフターケアが限定されていることも多く、契約前に対応範囲まで目を通してください。
料金だけでなく、対応の丁寧さや実績を総合的に見て業者を選ぶのがおすすめです。
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ネズミの種類を見極めて適切に対応しよう

この記事では、日本に生息する家ネズミ3種と野ネズミの特徴や生態、見分け方について解説しました。
屋外で見かける小型のネズミは、野ネズミである可能性が高く、鳥獣保護法の対象であるため、むやみに触れたり捕獲できません。
一方で、家ネズミ(クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ)は、いずれも鳥獣保護法の対象外であり、駆除の対象です。
家ネズミが棲みつくと、糞尿による衛生被害だけでなく、電気配線の損傷や感染症のリスクにもつながります。
被害を根本から解決するには、侵入経路の特定と封鎖、駆除と巣の除去、清掃と消毒までを一貫して行うことが大切です。
天井裏から物音がする、糞を見つけたなど、少しでも異変を感じた段階で早めに対処しましょう。
自力での対応が難しい場合は、専門業者へ相談するのも有効です。
害獣お助け本舗では、現地調査から見積もりまで無料で対応しています。
ネズミ被害が広がる前に、気になるサインがあれば早めに相談してみてください。
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※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります











