このページはプロモーションが含まれています ネズミ駆除

ハツカネズミの生態や駆除方法・被害サインから自分でできる駆除方法まで徹底解説

「家具のすき間や押し入れの奥に、米粒のような小さな糞が落ちている」

「夜中にカサカサと細かな物音が聞こえるのに、姿が見えない」

違和感が少しでもあるのなら、もしかするとハツカネズミが棲みついているかもしれません。

ハツカネズミは家ネズミの中で最も小さく、1cmほどのすき間からでも侵入します。

家ネズミの中でも圧倒的な繁殖力を持ち、放置すると1年で何百匹と増えてしまうことも。

ハツカネズミの駆除では、生態に合わせた対策と繁殖が進む前の早めの対応が重要です。

この記事では、

  • ハツカネズミの特徴、生態
  • 家に棲みついている時の確認方法
  • 自分でできる正しい駆除手順
  • 再発を防ぐための侵入経路封鎖

について解説します。

ネズミ被害でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

このような方におすすめ

  • 家具の裏や押し入れで小さな糞を見つけた方
  • ハツカネズミの特徴や生態を知りたい方
  • 罠や殺鼠剤での駆除方法を知りたい方
  • 業者に頼むべきか判断したい方

日本の家屋に被害をもたらす家ネズミは3種類

生息場所 科名 属名 種名 鳥獣保護法
家ネズミ ネズミ ハツカネズミ ヨウシュハツカネズミ 対象外
クマネズミ クマネズミ
ドブネズミ
野ネズミ キヌゲネズミ ヤチネズミ エゾヤチネズミ 対象
ニイガタヤチネズミ
カゲネズミ
ハタネズミ ハタネズミ
タイリクヤチネズミ属 スミスネズミ
マスクラット マスクラット
ネズミ アカネズミ アカネズミ
ヒメネズミ
カヤネズミ カヤネズミ
トゲネズミ アマミトゲネズミ

日本に生息するネズミは、大きく家ネズミと野ネズミの2種類に分けられます。

住宅や建物に棲みついて被害をもたらす家ネズミは、ハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種類で、鳥獣保護法の対象外のため駆除が可能です。

野ネズミは山林や草地など自然環境に生息し、鳥獣保護法の保護対象であるため、許可なく捕獲、駆除は禁止されています。

許可なく捕獲、駆除すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

こちらもCHECK

日本にいるネズミの種類とは?家ネズミと野ネズミの特徴や生態を一覧で解説

「家の中でネズミを見かけたけど、どの種類か分からない」 「外で小さいネズミを見たが、触っても大丈夫?」 「ペットとして飼えるネズミはどれ?」 日本には、家の中に棲みつく家ネズミや、野山や川沿いに生息す ...

続きを見る

ハツカネズミの基本情報

ハツカネズミは、ネズミ科ハツカネズミ属に分類される家ネズミの一種で、日本全国の住宅や建物に広く生息しています。

本来は屋外の草地や畑に棲みついているネズミですが、寒い時期になると暖を求めて建物内へ侵入します。

和名 ハツカネズミ(二十日鼠)
学名 Mus musculus
分類 ネズミ科ハツカネズミ属
体長 6〜10cm
体重 10〜25g
分布 全国

ハツカネズミという和名は、妊娠期間が約20日と短いことに由来し、漢字では二十日鼠と書きます。

その名のとおり繁殖サイクルが短く、家に棲みつくと数を最も増やすネズミです。

ハツカネズミの特徴

ハツカネズミの見た目や性質を知っておくと、家に棲みついた際にどの種類のネズミが棲みついているかの判断ができます。

以下では、見た目や性質、糞の特徴について解説します。

見た目

ハツカネズミは体長6〜10cm、体重10〜25gと、家ネズミの中では最小サイズです。

ハムスターよりも細身で軽量、スリムな体型をしています。

体毛は灰褐色から茶褐色で、腹側はやや明るい色合い、体に対して耳と目が大きく、顔つきは鋭くシャープです。

尾の長さは体長とほぼ同じか、やや短い程度で、クマネズミやドブネズミの長く太い尾と比較すると細くなっています。

性格や性質

ハツカネズミは警戒心はあるものの、好奇心が強く、見慣れないものにも近づく性格を持っています。

クマネズミほど学習能力が高くなく、ドブネズミほど攻撃的でもないので、罠や殺鼠剤を使った駆除がしやすいネズミです。

体が小さくて軽量なぶん、1cmのすき間さえあれば、家中を縦横に移動します。

糞の見た目

ハツカネズミの糞は4〜7mm程度の細長い形で、両端がやや尖った米粒のような形状をしています。

色は茶色〜黒褐色で、家ネズミの中では小さく細いです。

行動範囲が広いため、一箇所にまとまるよりも、少量ずつ複数箇所に散らばって見つかる傾向にあります。

ニオイはあまりしないものの、堆積するとアンモニア臭を発するうえ、サルモネラ菌などの病原体が含まれるため、発見した際は素手で触れないようにしましょう。

ハツカネズミの生態

ハツカネズミは小さな体を活かし、人の生活空間のすぐそばで活動するネズミです。 

巣の場所、活動時期、食性などを順に見ていきましょう。

巣を作る場所

ハツカネズミは以下のような狭く暗い空間に巣を作ります。

  • 床下
  • 押し入れ
  • 家具の裏
  • 壁の内部
  • 物置
  • 倉庫
  • 家具のすき間
  • 食品棚の奥
  • 段ボールや収納ケースの中

クマネズミは屋根裏など建物の上部、ドブネズミは床下や水回りに棲みつくのに対し、ハツカネズミは押し入れや家具まわりなど、乾いた狭い空間を中心に活動します。

屋根裏や天井裏で見つかることもあるため、住宅全体で棲みつく可能性がある家ネズミです。 

紙くず、布、断熱材、綿、段ボール片などの柔らかい素材を集め、敷き詰めるように巣を作ります。

活動時期

ハツカネズミは冬眠せず、一年を通して活動するネズミです。 

気温が下がる秋から冬にかけて暖を求めて建物内へ侵入する個体が急増します。 

繁殖期は春から秋が中心ですが、室内など温度が安定した環境では年間を通じて繁殖が続くので、季節を問わず見つけたら早めの駆除が必要です。

活動時間

ハツカネズミは夜行性で、日没後から夜明け前にかけて活発に行動します。

特に深夜から明け方にかけて、押し入れや家具の裏でカサカサと小さな足音が聞こえることがあります。

昼間は巣の中で休んでおり、人の気配を察知すると素早く物陰に隠れるため、目撃する機会は稀です。

食べ物

ハツカネズミは雑食性ですが、穀類や種子を好む傾向があり、生活のあらゆるものを幅広く食べる害獣です。

ハツカネズミが好む食べ物

  • 米、麦、ヒマワリの種、トウモロコシなどの穀物や種子
  • 野菜
  • 果物
  • パンくず
  • 残飯
  • ペットフード

ハツカネズミを含む家ネズミは貪食で、1日に自分の体重の1/4〜1/3の食料を必要とします。

体重15gのハツカネズミなら1日約4〜5g、1年で約1.4〜1.8kgを消費する計算です。

食料への依存度が高く、餌が途絶えると、寒い時期は1日、暖かい時期でも4〜5日程度で餓死します。

参考

鳴き声

ハツカネズミの鳴き声は「ピーピー」「チューチュー」といった細く高い音で、甲高く、小さな音が聞こえます。

体が小さく、鳴き声で存在に気づくことは稀ですが、複数匹が押し入れや壁の中で同時に鳴くと、断続的にかすかな音が聞こえることも。

人の耳では捉えにくい超音波域の音でも仲間とコミュニケーションを取ります。

寿命

ハツカネズミの平均寿命は1〜1.5年と、家ネズミの中では短命です。 

ただし、寿命の短さを補う繁殖力を持つネズミでもあります。 

生後1か月で繁殖可能となり、年間を通じて子を産み続けるため、家に棲みつくと個体数が自然に減ることはほぼありません。 

ハツカネズミを放置してはいけない理由

ハツカネズミは繁殖サイクルがとても短く、放置すると数か月で個体数が爆発的に増えます。

1匹見かけたときには、すでに住宅内に複数の個体や巣が形成されている可能性が高いです。

以下では、ハツカネズミの繁殖サイクルと、1年放置した際の個体数の推移を解説します。

ハツカネズミの妊娠と繁殖サイクル

ハツカネズミは、二十日鼠という和名のとおり、約20日という短い妊娠期間が世代をまたいで重なっていくため、家ネズミの中でも増加スピードがとても速いネズミになります。

1度の出産では、平均5〜6匹を産み、年間10〜12回の出産が可能です。

繁殖までにかかる期間 妊娠から出産にかかる期間 一回の出産数 年間の妊娠可能回数
生後1か月 約20日 5〜6匹 10〜12回

クマネズミやドブネズミは生後3か月で繁殖を始めるのに対し、ハツカネズミはわずか1か月で次世代を産み始めます。

出産を終えた直後から再び妊娠できるので、一度棲みつくと個体数の増加は加速していきます。

ハツカネズミを一年間放置すると?

つがい1組(2匹)から繁殖を1年間放置した際、以下の計算式で個体数が増えていきます。

2匹 × 5.5匹(1回の出産数)× 世代ごとの繁殖拡大 ≒ 約19,700匹

最初の3か月は大きな変化が見られませんが、生後1か月で次世代が繁殖に加わるため、増加スピードは急激に高まります。

6か月目には約162匹、9か月目には1,767匹、12か月後には19,714匹に達する計算です。

クマネズミの1年放置で約2,100匹、ドブネズミで約2,800匹なのに対し、ハツカネズミは10倍近い規模に増えるため、放置した際の影響は、家ネズミの中でも深刻です。

あくまで理論上の数値で、実際の個体数は住宅環境や餌、水、気候など複数の条件で変動します。

それでも、被害は急速に拡大しやすく、数か月で何百匹規模まで増えるケースも珍しくありません。

こちらもCHECK

ネズミの寿命は短い?1年でも放っておくと被害が拡大する理由

「ネズミの寿命は短いって聞くし、放っておけばそのうちいなくなるのでは?」 そう考えて、ネズミ被害に気づいていても、しばらく様子を見ている方も多いかもしれません。 実際にネズミは寿命こそ短いものの、驚く ...

続きを見る

鳥獣保護法におけるハツカネズミの扱い

鳥獣保護法は、野生の鳥類や哺乳類を保護し、生態系のバランスを維持するための法律です。

ハツカネズミは保護対象に含まれないため、許可なく捕獲、駆除できます。

食品の食い荒らしや感染症の媒介など、人の生活に深刻な被害をもたらす害獣として扱われているからです。

こちらもCHECK

ネズミは鳥獣保護管理法で守られている?保護対象と駆除できる種類・正しい対策を徹底解説

「夜になると天井からカサカサ音がする」「食べ物の袋がかじられていた」 ネズミの気配を感じても「自分で駆除していいのか」「殺処分は法律的に問題ないのか」と迷う方も多いでしょう。 小さなお子さんがいる家庭 ...

続きを見る

ハツカネズミは飼ってもいいの?

捕獲した際に、可愛いと感じてそのまま飼いたくなる方もいるかもしれません。

ハツカネズミは鳥獣保護法の対象外なので、法律上は飼育を禁止する規定はないものの、飼育はおすすめできません。

野生のハツカネズミはサルモネラ菌、レプトスピラ菌、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(LCMV)などの病原体を保有し、噛まれたり糞尿に触れたりすると、感染症を引き起こす危険性があります。

野生個体は人に慣れにくいため、ペットとしての飼育には適していません。

ハツカネズミをペットとして迎えるなら、飼育用に品種改良されたファンシーマウスがおすすめです。 

野生のハツカネズミと同じ種ですが、ペット用に改良されているので、人慣れしやすく、毛色のバリエーションも豊富で、初心者でも飼いやすいといわれています。

こちらもCHECK

家に棲みつくネズミは飼える?ペット用ネズミとの違い、注意点を解説

家に棲みついたネズミを見て、「このまま捕まえて飼えないだろうか?」と考えたことはありませんか。 子どもが興味を示したり、かわいそうに感じたりして、イエネズミをペットにできるのか気になって検索している方 ...

続きを見る

ハツカネズミが家に棲みついているか確認する方法

ハツカネズミは体が小さく素早いため、姿を直接目撃する機会はほとんどありません。

棲みついている場合は住宅のどこかに痕跡が残るため、以下を参考に確認してみてください。

ハツカネズミが出る家の特徴

ハツカネズミが棲みつく家には、以下のような共通点があります。

  • 食品や生ゴミが密閉されずに置かれている
  • 段ボール、新聞紙、布類など巣の素材が散乱している
  • 1cm以上のすき間や亀裂がある
  • 押し入れ、物置など暗くて人目につきにくい収納がある
  • 床下や壁に侵入できるすき間がある
  • 家のまわりに草地、畑、空き地、雑木林がある
  • ペットフードを放置することがある

ハツカネズミは1cm程度のすき間があれば侵入でき、500円玉ほどの穴があれば、通り抜けます。

清潔な家でも、玄関、勝手口、エアコン配管、通気口など、すき間さえあれば侵入してくるため、新築住宅であっても油断はできません。

特に自然の多い住宅環境では、屋外から越冬目的で侵入してくるケースが多発します。

こちらもCHECK

押し入れや家具裏のかすかな足音はハツカネズミのサインかも!?

夜中に押し入れや家具の裏から「カサカサ」「サササッ」と軽い音が聞こえるときは、ハツカネズミが棲みついているサインかもしれません。

ハツカネズミは夜行性のため、深夜から明け方にかけて活発に動きますが、体が小さく軽いので、クマネズミやドブネズミのような重い足音は立ちません。

ほこりの上を動くようなかすかな音や、紙袋を齧る音、細く高い鳴き声がかすかに聞こえることも。

音がする時間帯や場所を記録しておくと、巣や侵入経路の特定に役立ちます。

ハツカネズミの見分け方

ハツカネズミが棲みついているかは、糞、足跡、尿シミ、噛み跡、通り道などの痕跡(ラットサイン)から判断します。

ただし、ラットサインだけでネズミの種類を断定するのは難しく、形状や大きさ、見つかった場所などを確認して総合的に判断することが重要です。

以下では、ラットサインの種類ごとに、ハツカネズミと他のネズミとの見分け方について解説します。

ハツカネズミの糞

ハツカネズミの糞(4〜7mm)は、クマネズミの糞(6〜10mm)やドブネズミの糞(10〜20mm)やに比べて小さく、両端がやや尖った米粒のような形をしている点が見分けるポイントです。

押し入れの隅、家具の裏、引き出しの中、食品棚の奥など、狭く低い空間に点々と散らばって見つかります。

糞を発見した場所は、ハツカネズミの通り道や巣の位置を特定する手がかりになるため、写真やメモを残しておきましょう。

ハツカネズミの足跡

ネズミの足跡は前足が4本指、後ろ足が5本指で、手のひらのような形をしています。

ハツカネズミの足跡は1cm以下と非常に小さく、点のような細かい跡が連続して残るのが特徴です。

ホコリが積もった押し入れの天板、家具の裏、引き出しの中など、狭い空間で小さな足跡が見つかればハツカネズミが棲みついている可能性があります。

足跡が見つからない際は、小麦粉を薄くまいておき、痕跡を確認する方法がおすすめです。

ハツカネズミの尿シミ

ネズミは移動しながら尿をするため、通り道に沿って黄色〜茶色のシミが残ります。

ハツカネズミは体が小さく尿量も少ないため、シミは点状または短い線状にとどまり、他の家ネズミと比べて発見が難しいです。

ネズミの尿には蛍光物質が含まれているので、ブラックライトを当てると尿シミが青白〜黄色に光って見えます。

押し入れの中、家具裏、棚の上などに当てると、目視では確認しにくい尿跡を見つけられるでしょう。

青白く光れば比較的新しい尿跡、黄色く光れば古い尿跡と判別できるため、ハツカネズミの行動範囲を把握する手がかりになります。

ハツカネズミの噛み跡

ネズミは歯が一生伸び続けるため、木材、配線、食品袋などをたえず齧る習性があります。

ハツカネズミの噛み跡は、細かく浅い歯形で、段ボール、紙袋、食品の袋、配線の被覆など、柔らかいものに集中します。

クマネズミやドブネズミは木材や柱まで齧る力がありますが、ハツカネズミは体が小さいぶん齧る力が弱く、固い建材よりも紙類や食品袋への被害が多い傾向にあります。

電気コードの被覆を齧られると漏電や火災のリスクがあるため、放置するのは危険です。

ハツカネズミの通り道

ネズミは同じ経路を繰り返し移動する習性があり、体毛の皮脂や汚れが壁や柱に擦りつくことで、黒い跡(ラブサイン)が残ります。

押し入れの框、家具と壁のすき間、配管の通り道など、狭く低い空間に細い汚れが付いていれば、ハツカネズミの移動ルートになっている可能性が高いです。

一つだけでネズミの種類を断定するのは難しいため、糞、足跡、噛み跡など、ラットサインが見つかった場所から総合的に判断してください。

こちらもCHECK

ラットサインとは?イエネズミ3種類の特徴と見つけ方・対処法を解説

「最近、夜中に屋根裏から物音がする。」 「掃除をしたはずなのに、見慣れない黒い粒や汚れが落ちている。 そのような違和感があるとき、もしかしてネズミではないかと不安になりますよね。 ただ、姿を見ていない ...

続きを見る

ハツカネズミによる被害

ハツカネズミは体が小さくても、繁殖サイクルが極めて短いため、棲みつくと被害が短期間で広範囲に及びます。

以下では、ハツカネズミの害として代表的な5つの被害について解説します。

経済的被害

ハツカネズミによる経済的被害は、気づいたときには修繕費が数万円〜数十万円規模に及ぶことも。

主な経済被害は以下のとおりです。

  • 食品の被害、廃棄
  • 収納家具の被害
  • 配線、断熱材の被害

齧られた米、乾物、お菓子などの食品は処分が必要で、業務用倉庫や農家では数十万円規模の損失になることも。

電気配線の被覆を齧られると、漏電復旧の調査・補修だけで数万円かかります。

クマネズミやドブネズミに比べて損傷の規模は小さいものの、頭数が多くなると複合的に被害が発生するため、トータルの経済的な損失は高くなる可能性があります。

住宅被害

ハツカネズミによる住宅被害は、押し入れや家具のすき間、壁の内部などさまざまな場所で発生します。

主な住宅被害は以下のとおりです。

  • 紙類、布類、断熱材の破壊
  • 配線の被覆損傷
  • 収納家具の汚損
  • 食品の汚染

ハツカネズミは巣材として、紙、布、綿、断熱材を引きちぎって運び込みます。

押し入れの衣類や布団、段ボールなど、家庭内の柔らかい素材は被害を受けやすいです。

糞尿が押し入れや収納の内部に堆積すると、強いアンモニア臭やシミの原因になり、衣類や食品が使い物にならなくなります。

健康被害

ハツカネズミは複数の病原体を保有しており、糞尿、体毛、咬傷を通じて人へ感染する危険があります。

主な感染症は以下のとおりです。

  • サルモネラ感染症
  • レプトスピラ症
  • 鼠咬症(そこうしょう)
  • リンパ球性脈絡髄膜炎(LCMV)
  • 腎症候性出血熱(ハンタウイルス)

ハツカネズミは特にリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(LCMV)の主要な媒介動物として知られ、妊婦が感染すると胎児に重い影響を与えるリスクがあります。

押し入れや収納など、人の生活空間のすぐそばで活動するので、糞尿が衣類や食品に直接触れる危険性が高いです。

ハツカネズミが媒介する感染症の詳細は以下の記事を参考にしてください。

こちらもCHECK

ネズミの感染症とは?種類・症状・感染経路をわかりやすく解説

「ネズミが原因で感染症にかかることはあるの?」 「ネズミを駆除したいけど、病気や症状が出るのか不安…」 ネズミの感染症や健康への影響が気になっている方も多いのではないでしょうか。 ネズミは、ウイルスや ...

続きを見る

精神被害

ハツカネズミが棲みつくと、以下のような精神的被害が生じます。

  • 睡眠障害
  • 慢性的なストレス
  • 食品衛生への不安
  • 近隣トラブル

夜中に押し入れや壁の中からかすかな物音が毎晩聞こえ続けると、不安や緊張が積み重なり、睡眠の質が低下します。

特に押し入れや寝室の家具裏で活動するハツカネズミは、就寝中の音が気になり、不眠の原因になることも。

集合住宅では音が壁を伝わるため、近隣住民とのトラブルに発展してしまうこともあります。

害虫発生被害

ハツカネズミが棲みつくと、以下のような害虫被害が併発します。

  • イエダニ、ノミの室内への侵入
  • ゴキブリ、ハエの発生
  • マダニ、トコジラミの侵入

ハツカネズミの体に付着したダニやノミが住宅内に持ち込まれ、人やペットに移って強いかゆみや皮膚炎を引き起こします。

紙類や食品くずを巣に運ぶ習性から、ゴキブリやチャタテムシなどの害虫が発生します。

ダニやノミはハツカネズミが死亡したり巣を離れたりすると、宿主を求めて人やペットに飛び移ります。

刺されると強いかゆみや皮膚炎が生じ、感染症を媒介する種もいるため、害虫被害も無視できない問題です。

害虫被害や寄生虫については下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

こちらもCHECK

ネズミが持つ寄生虫とは?人やペットに及ぶ影響と危険性を解説

ネズミを家で見かけるようになると「なんだか肌がかゆい」「ダニが増えた気がする」と感じることがあります。 ネズミはダニやノミなどの寄生虫を体につけて移動するため、住環境に持ち込まれるおそれがあり、注意が ...

続きを見る

こちらもCHECK

家でできるハツカネズミの正しい駆除方法とは

ハツカネズミは学習能力がそれほど高くないため、捕獲罠と殺鼠剤の併用が有効です。

被害が軽い段階であれば、以下の手順で対処してみてください。

①ハツカネズミの駆除道具を用意する
②ハツカネズミの巣や通り道を特定する
③捕獲罠と殺鼠剤を併用してハツカネズミを駆除する
④ハツカネズミの糞尿を掃除する
⑤巣や侵入経路の消毒を行う
⑥ハツカネズミの侵入経路を封鎖する
⑦ハツカネズミの再発防止をする

被害が広範囲に及んでいたり、何度駆除しても再発する状況では、自力での完全駆除は難しいため、専門業者への相談を推奨します。

①ハツカネズミの駆除道具を用意する

作業前に以下の道具を揃えてください。

  • 使い捨て手袋
  • 防塵マスク
  • ペーパータオル
  • 塩素系漂白剤
  • エタノール消毒液
  • ゴミ袋
  • ビニールテープ
  • 燻煙剤
  • 捕獲器・粘着シート
  • 殺鼠剤

使い捨て手袋

糞尿には病原体が含まれている可能性があるため、使い捨て手袋を着用して直接触れないようにし、作業後はそのまま廃棄してください。

作業中に外したり再利用したりせず、1回の作業ごとに新しいものを使用します。

作業後は石けんで指の間や爪まわりを丁寧に洗い、流水で十分にすすぎましょう。

防塵マスク

乾燥した糞尿は掃除の際にホコリと一緒に舞い上がることがあるので、防塵マスクを着用し、糞尿由来の粉じんや微粒子を吸い込むリスクを抑えましょう。

通常の不織布マスクよりも、粉じん対策ができるタイプを選ぶと安心です。

ペーパータオル

糞尿の拭き取りや消毒液を含ませて処理する際に使用します。

使用後はそのまま廃棄できるので、作業中や作業後に汚染を広げずに済みます。

糞尿の量に応じて、十分な枚数を用意しておきましょう。

塩素系漂白剤

塩素の作用によって細菌やウイルスを不活化できる塩素系漂白剤は、糞尿の消毒に有効です。

キッチンのシンクや排水口まわり、タイル床、ビニール床など、耐水性があり変色しにくい素材に使用してください。

エタノール消毒液

糞尿を拭き取った後、周辺を除菌する目的で使用します。

押し入れや収納の内部、棚の表面など、糞尿が直接付着していなくても触れた可能性のある箇所には、ペーパータオルに含ませて拭き取るのが安全です。

ゴミ袋

使用済みの手袋やペーパータオル、回収した糞尿はゴミ袋にまとめて入れて処分します。

口をしっかり縛り、二重にして密閉したうえで速やかに廃棄してください。

ビニールテープ

糞が少量で床に点々と落ちている程度であれば、ビニールテープやガムテープの粘着面で押さえるように取り除くことで、菌や粉じんが空気中に舞い上がるのを抑えられます。

回収後は消毒液を含ませたペーパータオルで周辺を拭き取ってください。

燻煙剤

燻煙剤は糞尿そのものを処理する道具ではなく、ハツカネズミが持ち込んだノミやダニなどの害虫退治として使用します。

清掃が終わった後、部屋の中央に配置し、全体に煙を行き渡らせるように設置しましょう。

ハツカネズミにおすすめの捕獲器・粘着シート

ハツカネズミは学習能力が他の家ネズミに比べて高くないため、まずは捕獲器や粘着シートを試してみましょう。

ハツカネズミのサイズに合った捕獲器を選ぶと良いです。

ハツカネズミ駆除に捕獲器、粘着シートが効果的な理由

  • 薬剤を使わずに直接捕獲できる
  • 学習能力が低いハツカネズミに効きやすい
  • 押し入れや家具裏など、狭い空間にも設置できる

捕獲器

立体キューブ型で、ペダルを踏むと即座に扉が閉まる仕組みです。 

スリムな形状のため、ハツカネズミが通り道に利用するすき間にも置けます。

粘着シート

ハツカネズミは体が軽いため、粘着力の強いタイプを選ぶことが重要です。

通り道や壁際に複数枚を隙間なく並べると効果が上がります。

ハツカネズミにおすすめの殺鼠剤

殺鼠剤は、ネズミが摂取すると血液凝固を阻害し、内出血を引き起こして駆除する薬剤です。

捕獲器や粘着シートと併用することで、ハツカネズミの個体数を一気に減らせます。

ハツカネズミ駆除に殺鼠剤が効果的な理由

  • ネズミを直接駆除できる
  • 複数箇所に棲みついている状況でも対応しやすい
  • 一度設置すると、しばらく効果が持続する

デスモア プロ トレータイプ

有効成分ジフェチアロールは40年ぶりに開発された成分で、ハツカネズミやスーパーラット(ワルファリン抵抗性ネズミ)など、さまざまなネズミに効果的な強力殺鼠剤です。

トレータイプなのでどこにでも設置しやすく、摂取したネズミは数日かけて死に至ります。

デスモアプロ 最後の晩餐 トレータイプ

ネズミの好物を配合した、やわらか食感の駆除餌剤です。

食欲をそそる風味と食べやすい食感で食いつきがよく、殺鼠剤を食べないネズミへの効果も期待できます。

1度食べれば効くため、警戒心のある個体の駆除にも有効です。

フマキラー ドラデスパワーまとめて一掃

ネズミの好物であるトウモロコシ粉、ゴマ油、魚粉の誘引成分を配合した殺鼠剤です。

自在に折れ曲がる袋形状で、狭い巣穴にも持ち帰りやすい設計になっています。

3〜4日食べ続けた後に効果を発揮するので、食べた個体がすぐに死なず、仲間に警戒されにくいです。

仲間と分け合って食べられることで、群れ全体をまとめて駆除できます。

②ハツカネズミの巣や通り道を特定する

捕獲器や殺鼠剤を設置する前に、ハツカネズミの巣や通り道、侵入経路を確認してください。

通り道や侵入経路を特定できると、駆除の成功率が格段に上がります。

以下を手がかりに、押し入れ、家具の裏、収納などを入念に確認しましょう。

  • 糞の散らばり方
  • 紙箱や食品袋の齧り跡
  • 家具裏のかすかなこすり跡
  • 巣材として運び込まれた紙や布
  • 食品保管エリアまわり
  • 押し入れや物置の隅

③捕獲罠と殺鼠剤を併用してハツカネズミを駆除する

特定した通り道や壁際にまず捕獲器や粘着シートを設置し、殺鼠剤は通り道や巣付近に複数箇所、点在させるように置きます。

ハツカネズミは行動範囲が広く、家中を移動するので、1〜2箇所だけでなく複数箇所に同時設置するのがポイントです。

摂取した形跡があれば補充を繰り返し、食べなくなるまで継続してください。

駆除後は手袋を着用し、死骸はビニール袋に入れて密閉したうえで自治体のルールに従って処分します。

押し入れや壁の内部などで死骸の回収が難しい場合、腐敗臭やハエ、ウジ虫が発生することがあるため、手が届かない箇所は専門業者への依頼を検討してください。

④ハツカネズミの糞尿を掃除する

糞尿を処理する際は、ペーパータオルに消毒液を含ませ、糞を覆うようにして拭き取ります。

ハツカネズミの糞は小さく散らばりやすいため、押し入れや収納の内部を順に確認しながら回収しましょう。

糞が少量であれば、ビニールテープで貼り付けて回収し、ペーパータオルに包んでゴミ袋に入れて処分してください。

乾燥した糞は粉末状になり空気中に拡散するので、掃き掃除や掃除機での吸引は避けましょう。

糞を取り除いた後は、消毒液を含ませたペーパータオルで糞があった場所とその周囲を拭き取り、除菌します。

使用したペーパータオルや手袋はゴミ袋にまとめて密閉し、速やかに処分してください。

作業後は石けんで指の間や爪まわりを丁寧に洗い、流水で十分にすすぎましょう。

⑤ハツカネズミの巣や侵入経路の消毒を行う

清掃後はエタノール消毒液を含ませたペーパータオルで、糞尿があった場所とその周辺を拭き取ります。

押し入れの内部、家具の裏、収納の隅など、ハツカネズミが活動した可能性のある空間を順に消毒してください。

ハツカネズミが持ち込んだダニやノミの対策には燻煙剤を使用し、室内全体に煙を行き渡らせます。

作業後は石けんで手を洗い、仕上げにエタノール消毒液を使うと衛生的です。

⑥ハツカネズミの侵入経路を封鎖する

駆除が完了したら、ハツカネズミの侵入経路を封鎖します。

ハツカネズミは1cm程度のすき間があれば侵入できるため、以下の場所を重点的に確認してください。

  • 玄関、勝手口の床と扉のすき間
  • エアコンの配管まわり
  • 換気扇、通気口
  • 排水パイプの周囲
  • 床下の通気口
  • 窓やサッシの破損部分

すき間は金網、パテ、防鼠テープなどで塞ぎましょう。

小さいすき間や亀裂からでも侵入できるため、細部までしっかり確認してください。

⑦ハツカネズミの再発防止をする

侵入経路を封鎖した後も、ハツカネズミが棲みつきやすい環境を作らないことが重要です。

  • 食品は密閉容器で保管する
  • 生ゴミはその日のうちに処分する
  • 段ボールや紙袋を放置しない
  • 押し入れや物置を定期的に整理する
  • 家のまわりの草地や枯草を片づける

ハツカネズミは嗅覚が鋭く、わずかな食品のニオイにも反応します。

特に米や乾物は、密閉性の高い容器に移して保管してください。

紙箱、段ボール、布類は巣の素材になるため、不要なものはこまめに処分しましょう。

ハツカネズミは屋外から越冬目的で侵入してくるケースが多いので、家のまわりに草地、生ゴミ、巣材になる物を放置しないことも再発防止につながります。

ハツカネズミ駆除はプロに頼むべき?

市販の殺鼠剤や捕獲器でも一時的に個体数を減らせますが、繁殖スピードが速いため、駆除と並行して侵入経路を塞がなければ、すぐに再発します。

押し入れや床下、壁の内部に巣を作っている場合は、自力ですべての巣を見つけ出すのは難しく、複数匹のハツカネズミがすでに棲みついている状況ではプロの手が必要です。

被害が続いている、糞が複数の部屋で見つかる、食品被害が止まらないといった状況は、専門業者へ依頼しましょう。

ハツカネズミ駆除におすすめの時期

ハツカネズミは1年を通して活動するので、駆除できない時期はありませんが、駆除に最適なのは冬です。 

寒さの影響で屋外活動が鈍り、繁殖の勢いも落ち着くため、屋内に棲みついた個体の巣や移動ルートを把握しやすくなります。

個体数が増えにくい状態で対策を進められるので、駆除効果も出やすい反面、被害そのものに気づきにくい時期です。

一方、繁殖期のピークである秋(9〜11月)や、繁殖期間中の春・夏は個体数が爆発的に増えるため、自力での対応は難しくなります。

この時期にハツカネズミを発見したら、迷わずプロへ依頼しましょう。

駆除業者の選び方

業者を選ぶ際は、料金の安さだけで判断せず、以下のポイントを確認してください。

徹底した現地調査

表面的な調査だと侵入経路や巣を見落とし、駆除しても再発する原因になります。 

押し入れや床下、壁の内部、屋根裏まで丁寧に確認し、侵入経路と被害の全体像を把握してくれる業者を選びましょう。

アフターケアの充実

侵入経路の封鎖、糞尿の清掃、消毒、施工後の保証内容まで対応しているか確認してください。

駆除だけで終わらせる業者もいるため、アフターフォローまで徹底しているかを見極めることが重要です。

見積もりの明確さ

使用する薬剤や作業内容、追加費用の有無が分かりやすく提示されているかを確認しましょう。

あいまいな見積もりは施工後に追加請求トラブルにつながるため、内訳の明確さは業者の誠実さを測る判断材料になります。

対応の丁寧さや実績も含めて総合的に判断することが、業者選びで失敗しないためのポイントです。

こちらもCHECK

ハツカネズミは小さくても被害は深刻!早めに対処しよう

ハツカネズミは小さい害獣ですが、繁殖サイクルが極めて短く、放置すると何百匹と増えてしまい、住宅全体に被害が広がります。

押し入れ、家具の裏、収納など、生活空間のすぐそばに棲みつくので、糞尿による衛生被害や食品汚染、配線損傷など、住宅全体に影響がでることも。

被害を根本から解決するためには、以下の対策を一貫して行うことが重要です。

  • 侵入経路の特定と封鎖
  • 殺鼠剤による駆除と巣の除去
  • 清掃、消毒、再発防止対策

これらを自力でおこなうのは難しく、繁殖が進んでいる状況では駆除が追いつきません。

害獣お助け本舗では、現地調査から見積もりまで無料で対応しており、状況に応じた最適な対策を提案しています。

少しでも異変を感じたら、被害が広がる前にご相談ください。

こちらもCHECK

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

  • この記事を書いた人

害獣お助け本舗編集部

害獣お助け本舗編集部は、
生活を脅かす害獣の情報を発信する専門チームです。

「害獣被害をなくしたい」という強い思いのもと、
現場で得た知識や経験を活かし、
害獣駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

-ネズミ駆除
-,