コウモリは蚊やハエといった害虫を食べてくれる益獣である一方、
感染症や病気の原因にもなりえる害獣でもあります。
コウモリ駆除は追い出すのが基本で、有効な対処法の一つがコウモリ専用の忌避剤スプレーです。
本記事では、忌避剤スプレーの成分や効果や、使用上の注意点、自宅でできるコウモリ対策について紹介します。
コウモリ対策の役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
このような方におすすめ
- いち早くコウモリを駆除したい方
- 忌避剤スプレーの使い方や効果を知りたい方
- 忌避剤スプレーを使用した際のリスクや注意点を知りたい方
鳥獣保護管理法におけるコウモリの扱い
コウモリは、日本の鳥獣保護管理法において保護対象動物として扱われています。
鳥獣保護管理法ではコウモリを含む多くの野生動物の捕獲や殺傷を禁止しており、
違反した場合の懲罰は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
そのため、コウモリを発見した際には、法律に抵触しないように追い払わなければなりません。
忌避剤スプレーの主な役割は、コウモリを追い払うことです。
殺虫剤のように直接殺傷しないため、一般的に法律上で問題となる可能性は低いとされています。
ただし、コウモリに直接スプレーをかける行為は身体を傷つけてしまう恐れがあるので、くれぐれもご注意ください。
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コウモリ忌避剤スプレーの成分と効果とは
コウモリの忌避剤スプレーの成分や効果について紹介します。
また、忌避剤スプレーがなぜコウモリに有効なのかも解説するのでぜひ参考にしてください。
忌避剤スプレーの成分
忌避剤スプレーの主な成分は、ハッカ油です。
メントール成分が入っているハッカ油は鼻を通るスーッとした香りが特徴的で、
コウモリが嫌がる臭いを発するため、追い払うのに適しています。
また、殺虫成分は入っていないので人体への影響が少なく、安全に使用できる点もメリットです。
ただし、強烈な臭いを発するため、気分が悪くならないように注意が必要です。
使用時にはマスクや汚れてもよい服を着用してください。
また、臭いが移る可能性もあるため、家具や家電はカバーをしたり距離を離したりしておくことをおすすめします。
忌避剤スプレーの効果
忌避剤スプレーには、以下のような効果があります。
忌避剤スプレーの効果
- コウモリの追い出し
- コウモリの侵入防止
- 効果は約3~6時間継続(生息状況や使用環境によって異なります)
以下は忌避剤スプレーの効果を最大限に発揮できるおすすめ商品です。
商品名 | イカリ消毒 スーパーコウモリジェット 420ml |
コウモリ忌避 追い出し コウモリ専用スプレー 420ml |
容量 | 420ml | 420ml |
噴射合計時間 | 連続噴射で約60秒 | 連続噴射で約45秒 |
効果持続時間 | 3~6時間 | 3~6時間 |
薬剤到着距離 | 約6m | 約6m |
使用方法 | 1回あたり約3秒噴射 | 1m²あたり2〜3秒噴射 |
いずれも同じような効果を発揮する製品であるものの、噴射合計時間や使用方法で若干違いがあります。
選択する際は、自身の使用目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
コウモリ駆除には忌避剤スプレーが有効
コウモリ対策においては、忌避剤スプレーが効果的かつ合法的な方法とされています。
その理由は以下の通りです。
忌避剤スプレーが有効な理由
- 強力噴射で最大6mまで届く
- 専用ノズルで隙間にピンポイント噴射
- 即効性が高い
- 強烈な臭いを放つ
- 天然成分だから安心
強力噴射で最大6mまで届く
強力な水平噴射は無風状態で最大6mまで薬剤が届きます。
特定の範囲の追い出しや手の届かない箇所に有効です。
専用ノズルで隙間にピンポイント噴射
通気口の隙間など、ピンポイントで噴射したい場合は専用ノズルを使うことで、
隙間の奥に棲みついたコウモリにも効果を発揮します。
即効性が高い
スプレータイプの忌避剤は、噴射後すぐに効果を発揮するため、コウモリを速やかに追い出すことが可能です。
コウモリが棲みついているという不安からなるべく早く解放されたいという方にもおすすめできます。
強烈な臭いを放つ
忌避剤スプレーが発するのは、強烈なハッカの臭いです。
コウモリは強い刺激臭を嫌うため、
スプレーが放つハッカのスーッとした臭いによってその場から追い払うことが可能です。
一方、光や超音波を発して駆除する方法もありますが、
コウモリの個体によっては効果を発揮しづらいこともあるためおすすめはできません。
天然成分だから安心
多くの忌避剤は、天然植物成分のハッカ油を使用しているため、人体への影響が比較的少ないとされています。
とはいえ、臭い自体は強烈で吸い込むと気分を悪くする可能性もあるため、マスクや手袋の着用は必須です。
お子様がいる家庭でも比較的安心して使用できるものの、付近に人がいないことを確認して使用してください。
忌避剤スプレーの使用に適した場所
忌避剤スプレーは、使用に適した場所とそうでない場所を見極めなければ、十分な効果は期待できません。
コウモリが潜む場所によって、使用するアイテムを臨機応変に変更しましょう。
忌避剤スプレーを使用するのに適した場所
忌避剤スプレーを使用するのに適した場所
- 雨戸
- 換気口
- 戸袋
- 小さな隙間
忌避剤スプレーは、家の中でも狭い場所で効果を発揮します。
雨戸や換気口、戸袋といった比較的スペースが少ない空間への噴射がおすすめです。
忌避剤スプレーを使用するのに適さない場所
忌避剤スプレーを使用するのに適さない場所
- 物置
- 倉庫
- 床下
- コウモリの侵入経路が不明な場所
一方、広いエリアやコウモリの侵入経路が不明な場所で忌避剤スプレーを使用するのはおすすめできません。
物置や倉庫、床下といったスペースが広い場所はスプレーから噴射される臭いが分散されてしまいます。
その場合は、燻煙剤を使用してください。
燻煙剤は煙状にした薬剤を空間に充満させるので、広範囲の場所でも十分な効果を発揮します。
ただし、臭いが強烈で具合が悪くなる可能性があるため、使用中はなるべく離れた場所にいるようにしましょう。
忌避剤スプレーを使う理由とNG行為
コウモリ駆除に忌避剤スプレーが推奨されているのは、コウモリを発見した際に絶対に避けるべき行為があるからです。
ここでは、4つのNG行為について紹介するので、コウモリを見つけたときに備えて事前に頭に入れておきましょう。
コウモリに対するNG行為
- 素手で触る
- 天井裏などをのぞき込む
- 捕まえる
- 道具で追い出す
素手で触る
コウモリの身体はさまざまな病原体を有している可能性があります。
接触してしまうと感染症を引き起こしてしまう恐れがあるため、素手で触るのはNGです。
また、コウモリの身体にはダニやノミが寄生していることが多いため、衛生的とはいえません。
特に子供はむやみに触ってしまう可能性もあるため、細心の注意が必要です。
天井裏などをのぞき込む
天井裏や屋根裏は雨風をしのげ、暗くて暖かいためコウモリが暮らすには最適です。
しかし、コウモリが生息している場所には、糞尿や病原体が蓄積している場合があるため、
不用意にのぞき込んでしまうと、さまざまな菌を吸い込んでしまうかもしれません。
天井裏などからコウモリの気配がしたとしても、絶対に近づかないようにしましょう。
捕まえる
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、捕獲は違法行為となります。
もちろん、殺傷も禁止されているため、危害を加えることもNGです。
敵意はなくても捕獲しようとした結果、コウモリを傷つけてしまう可能性もあります。
ほかにも、コウモリの身体に触れて病気や感染症になるリスクも考えられるため、個人で捕まえることはなるべく避けてください。
道具で追い出す
ホウキや棒などの道具を使ってコウモリを追い出す行為もNGです。
コウモリを傷つけたり、パニックに陥らせたりする可能性があるため、
捕獲行為と同様、鳥獣保護管理法に違反することも考えられます。
また、追い出そうとしたときにコウモリがさらに建物の奥へ逃げ込んでしまうかもしれません。
これらの行為とは異なり、忌避剤スプレーはコウモリを素手で触ったり身体を傷つけたりせずに追い出せるため、
コウモリ駆除に効果的なアイテムとして推奨されています。
適切に使用して、安全にコウモリを追い出しましょう。
忌避剤スプレーを使用した際のリスク
忌避剤スプレーは効果的なコウモリ対策ですが、使用にはさまざまなリスクが存在します。
以下のリスクには十分注意しましょう。
忌避剤スプレーのリスク
- 建物内のコウモリが死亡してしまうリスク
- 衛生面のリスク
- 再来のリスク
建物内のコウモリが死亡してしまうリスク
過剰な使用や不適切な使用方法により、コウモリが建物内で死亡してしまう可能性があります。
死亡したコウモリからは悪臭や衛生問題を引き起こすこともあるため、あくまでも追い出しのみに注力するようにしましょう。
また、コウモリの殺傷は法律違反となる可能性があるため、法令順守の観点からみても注意が必要です。
衛生面のリスク
スプレーの成分が室内に残留すると、人やペットの健康に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
天然のハッカ油を使用しているため基本的には安全ですが、臭いが強いため場合によっては気分を悪くしてしまうことも。
密閉空間での過度な使用は避けつつ、十分な換気を行いながら使ってください。
再来のリスク
忌避剤スプレーの効果は一時的(約3〜6時間)であるため、コウモリが再び戻ってくる可能性が考えられます。
侵入経路を塞がない限り、根本的な解決にはなりません。
何度もコウモリに侵入されると、その分手間もお金もかかってしまうため、追い出し後は侵入経路をきちんと防ぐようにしましょう。
忌避剤スプレーの使用方法と自宅でできるコウモリ対策
忌避剤スプレーの使い方と、自宅でできるコウモリ対策について解説します。
忌避剤スプレーの使用方法
まずは、忌避剤スプレーの正しい使用方法について、以下4つの流れで紹介します。
1.マスクと手袋、防護服を着用し、汚れてもよい服装で作業を行う
コウモリに直接触れたり糞を吸い込んだりすると、病気やアレルギー反応を起こす恐れがあります。
万が一の場合に備えて、身体を守るような対策をとっておきましょう。
また、強烈な臭いで気分を悪くすることがあるため、忌避剤スプレーを吸い込まないためにもマスクは必須アイテムです。
2.コウモリが生息している場所に2〜3秒程度噴射する
装備が整ったら、コウモリが棲みついている場所に忌避剤スプレーを噴射します。
噴射時間は約2〜3秒が適切とされており、10秒以上の噴射はコウモリを死亡させてしまう恐れがあるので注意しましょう。
2〜3秒の噴射を何回かにわけて行うと効果的にコウモリを追い払えます。
また、噴射する際は1~3m程度離して使用してください。
3.コウモリ本体には噴射しない
忌避剤スプレーをコウモリに向けて噴射することで、傷つけたり死亡させたりする恐れがあります。
死骸は悪臭を放つほか、鳥獣保護管理法に抵触する恐れがあるため、
忌避剤スプレーはコウモリに向けずに、生息場所や侵入経路に噴射してください。
4.量を気にせずたっぷりと使用する
忌避剤スプレーは、量を気にせず使うとより効果を発揮します。
1回のコウモリ駆除でスプレー1本を使い切る程度の使用量が目安です。
忌避剤スプレーを使用した後の対処法
忌避剤スプレーを使用してコウモリを追い払った後は、以下のような対処が必要です。
糞尿掃除
コウモリの糞尿は病原菌を含む可能性があるため、マスク、手袋、ゴーグルといった装備を着用して掃除しましょう。
ハンドクリーナーを使用すれば、直接触れる必要がないうえに比較的簡単に糞を取り除くことが可能です。
ただし、使用したハンドクリーナーは衛生面の関係上、廃棄することをおすすめします。
使い捨てになってしまうため、安めのハンドクリーナーを使用してください。
消毒
コウモリが生息していた場所には、消毒剤を使用して徹底的に消毒を行います。
消毒剤はアルコール濃度72%以上のものが推奨され、薬局やホームセンター、インターネットなどで入手可能です。
濃度が低い消毒剤では十分な殺菌ができない可能性があるため、必ず濃度72%を超える消毒剤を使用しましょう。
消毒の際は、霧吹きにして巣の中がびしょ濡れになる程度に振りかけるとより効果を発揮しやすいです。
また、換気を十分に行い、直接皮膚に触れないよう注意してください。
再来防止
忌避剤スプレーを使って退避させても、臭いによる効果が消えたら再びコウモリは戻ってくる可能性があります。
再来防止のためにも、巣穴を塞ぐことがコウモリ対策において最も重要な行程です。
コウモリの侵入経路を特定し、1cm以下の隙間も塞ぐようにしましょう。
網や金網、パテ、コーキング剤などを使用して、侵入口を完全に封鎖します。
金網は人差し指が通らないほどの細かいものを使ってください。
また、夜間の屋外照明を最小限に抑え、コウモリの餌となる昆虫を寄せ付けないようにすることも重要です。
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忌避剤スプレー以外の自宅でできるコウモリ対策
忌避剤スプレーは即効性がある反面、持続力は乏しいとされています。
そこで、コウモリが嫌がる環境を並行して作っていくことが有効です。
以下のような方法も検討してみるとよいでしょう。
ハーブを活用する
コウモリが苦手なハーブの香りを使って寄せ付けないようにする手段は非常に有効です。
化学物質を使うこともないため、お子様がいる家庭やペット連れの方でも安心して使用できます。
ハーブは庭やベランダで栽培するのがおすすめです。
コウモリを追い払えるだけでなく、自宅近辺をさわやかな香りが包んでくれるでしょう。
ハッカ油を精製する
忌避剤スプレーにも入っているハッカ油自体を購入してスプレーを自作するのも一つの方法です。
ミントを乾燥させて抽出するハッカ油は、スーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
ハッカ油スプレーの作り方は以下の通りです。
ハッカ油スプレーの作り方
①スプレーボトルに無水エタノール10mlとハッカ油3~6滴を入れて混ぜ合わせる
②水90mlを加えてさらによく混ぜる
③ボトルをよく振って使用する
再来防止向け忌避剤を設置する
忌避剤にはスプレー以外にも、設置型のタイプが存在します。
天井裏、屋根裏、物置といった広いスペースや侵入経路が不明な場所に設置すると効果的です。
成分はスプレー同様で、コウモリが苦手なハッカの臭いを噴出させて追い払います。
製品によるものの、概ね2か月程度は効果が持続します。
フラッシュライト・超音波装置を使用する
フラッシュライトや超音波装置を使用した駆除方法も有効です。
強い光や点滅するライトはコウモリを不快にさせるため、フラッシュライトには一定の効果があります。
また、超音波を発することでコウモリを混乱させて追い払うことも可能です。
しかし、いずれもコウモリが光や音に慣れてしまうと効果が弱まるため、長期間の使用はおすすめできません。
忌避剤スプレーと併用して使用するとよいでしょう。
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コウモリ対策におすすめの時期
コウモリ対策は、4~6月や10月の夕方頃が最適とされています。
4~6月はコウモリが冬眠から目覚めるタイミングで、繁殖期に向けて準備を進める時期です。
活発に活動をするため、追い出しもしやすくなるでしょう。
10月は繁殖期が終わり、冬眠の準備を行う時期なので巣からの出入りも激しくなり、効果的な駆除が期待できます。
また、コウモリは夜行性なので夕方以降に餌を探しに巣から離れる習性があります。
そのため、夕方頃はコウモリが棲みついている場所を確認できるうえに、追い出しや侵入経路の封鎖もしやすくなるでしょう。
一方で、冬眠に入りコウモリが動かないため侵入経路の把握が難しくなる冬の時季と、
繁殖期に入り攻撃的なコウモリが多くなる夏場の駆除はおすすめできません。
夏場は追い出しに成功しても子どものコウモリが巣に残ってしまう可能性が高いため、完全な駆除は困難とされています。
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忌避剤スプレーの利用時に知っておきたいコウモリが棲みつきやすい環境・場所
ここでは、コウモリが棲みつきやすい環境や場所について解説します。
自宅付近が以下の項目に該当している場合は注意が必要です。
コウモリが棲みつきやすい環境
コウモリが棲みつきやすい環境には以下のような特徴があります。
コウモリが棲みつきやすい環境
- 餌場が付近にある
- 都市部や建物周辺
餌場が付近にある
コウモリは主に昆虫を食べて生活しています。
そのため、農地や川、池といった昆虫が生息する場所にはコウモリが棲みついている可能性が高いといえるでしょう。
都市部や建物周辺
コウモリには、山間部よりも人の生活圏に近い場所を好むという特性があります。
建物が多い場所に棲みつくともされており、木造や鉄骨造に関わらず、建物の隙間や空間を利用して巣を作る点も特徴です。
コウモリが棲みつきやすい場所
一方で、コウモリが棲みつきやすい場所は以下のような特徴を持っています。
コウモリが棲みつきやすい場所
- 暗く、閉鎖的な空間
- 安定した気温かつ高湿
- 小さな隙間がある
- 築年数の浅い家
暗く、閉鎖的な空間
コウモリは夜行性で、昼間はなるべく暗い場所を好む動物です。
そのため、屋根裏、戸袋、壁の隙間、換気口内部などはコウモリが棲みつきやすいとされています。
安定した気温かつ高湿
暑くもなく寒くもない安定した気温もコウモリが棲みつきやすい場所の特徴です。
種によって好きな気温は異なるものの、人間が過ごしやすいと感じる場所はコウモリも発生する可能性が高いと考えてよいでしょう。
また、湿度が高い場所もコウモリが棲みつくには最適です。
小さくても隙間がある
コウモリは1cm程度の隙間があれば基本的にどこでも侵入可能です。
そのため、建物のわずかな隙間や割れ目が入口になることがあります。
築年数の浅い家
コウモリが棲みつく場所として、古い家をイメージする方もいるかもしれません。
しかし、古い家にはネズミやハクビシンといったコウモリの天敵となる動物が出没するため、定住を避ける傾向にあります。
そのため、まだほかの動物が寄り付いていない築年数の浅い家のほうが棲み処になりやすいです。
まずは、自宅や気になっている場所がこれらの特徴に当てはまっているかどうかを見極めてみましょう。
事前にどのような場所に潜んでいるかを知ることで、コウモリと接触したり侵入を許したりする可能性を低減できます。
コウモリの気配を感じたら、忌避剤スプレーを用意して十分な対策をとってください。
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コウモリが棲みつくことによる被害やリスク
自宅付近にコウモリが棲みつくことで、以下のような被害をもたらす可能性があります。
こちらも事前に把握しておきましょう。
被害・リスク
- 悪臭
- 騒音
- 健康被害
悪臭
コウモリの糞尿は強い悪臭を放ちます。
特に大量の糞が蓄積すると、建物全体に臭いが広がることが多く、生活するうえで多大なストレスを感じることになるでしょう。
臭いは長期間残り、除去が困難な場合があるため注意が必要です。
騒音
コウモリは夜行性で、夕方から夜にかけて活発に活動します。
夜間の羽ばたき音や鳴き声によって、眠りを妨げられたり近所からクレームを受けたりする可能性もあるでしょう。
また、繁殖期となる夏場は特に騒がしくなる傾向にあります。
健康被害
コウモリはさまざまな病原体の宿主となる可能性がある動物です。
触ったり糞尿を吸い込んだりすることで病気やアレルギー感染症を引き起こす可能性があります。
コウモリが媒介する病気としては以下のものが挙げられます。
病原菌・寄生虫名 | 感染症名 | 主な症状 |
狂犬病ウイルス | 狂犬病 | 発熱、倦怠感、神経症状(恐水症、精神錯乱など)、最終的には昏睡状態から死に至る。 |
ヒストプラズマ症 | ヒストプラズマ症 | 発熱、咳、倦怠感、呼吸困難などの肺感染症状。重症化すると肝脾腫(かんぴしゅ)や骨髄病変(こつずいびょうへん)などに発展する。 |
ニパウイルス | ニパウイルス感染症 | 発熱、頭痛、嘔吐、急性脳炎症状(意識障害や脳機能不全)。致死率が高い。 |
リッサウイルス | リッサウイルス感染症 | 狂犬病に似た神経症状(発熱、倦怠感、嚥下困難など)。進行すると中枢神経障害を引き起こす。 |
SARS関連コロナウイルス | SARS | 発熱、筋肉痛などインフルエンザ様の症状。重篤化すると急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を引き起こす。 |
レプトスピラ菌 | レプトスピラ症 | 発熱、頭痛、筋肉痛。重篤化すると腎不全や肝障害を伴う黄疸(おうだん)に発展する。 |
サルモネラ菌 | サルモネラ感染症 | 腹痛、下痢、発熱を引き起こす。 |
なかには命にかかわる病気や感染症もあるため、むやみに近づかないようにしましょう。
自宅付近にコウモリが棲みついてしまうことで、心身に不調をもたらす可能性も考えられます。
コウモリを目撃したり気配を感じたりする際は、忌避剤スプレーを使用するなどしていち早く対応するようにしてください。
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忌避剤スプレーは効果的なツールですが、それだけでコウモリ問題を完全に解決することは困難です。
準備までの手間がかかるうえに、どうしてもコウモリに近づく必要があるため衛生面や安全性においてリスクが発生します。
うまく追い出しができる保証もないため、まずはコウモリ駆除の専門業者に依頼するのがおすすめです。
確実にコウモリを駆除してくれるうえに、再来防止策も講じてくれます。
あらゆるリスクを排除しながらコウモリ対策ができるため、一度相談してみるとよいでしょう。
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