「イタチがウザい…。天敵とか使って駆除できないかな?」「糞が異常に臭いんで、たぶんイタチだと思うけど、いなくなってくれないかな?」と悩んでいませんか?
イタチには2種類の天敵がいます。
このページでは、イタチの天敵とその活用方法、より有効な退治方法についてご案内していきます。
- イタチの天敵は2種類!退治に使えるかどうかを解説
- 天敵によるイタチ対策は非効率!嫌がるもので効果的に退治しよう
- イタチの天敵のまとめ
イタチの天敵は2種類!退治に使えるかどうかを解説
イタチの2種類の天敵と、天敵を使ったイタチ対策についてご案内していきます。
2種類のイタチの天敵
種類 | 具体例 |
---|---|
①猛禽類(鳥類) | ワシ、タカ、フクロウ |
②哺乳類 | キツネ、オオカミ、野良猫 |
イタチの天敵はワシ、タカ、フクロウなどの猛禽類とキツネ、オオカミ、野良猫などの哺乳類の2種類です
野良猫はイタチの天敵ですが、身体が小さい子猫はイタチに襲われてしまうことがあります。ですので、小さな子猫や子犬、小動物を飼っている家庭は注意してくださいね。
なお、日本にはシベリアイタチ(旧 チョウセンイタチ)と二ホンイタチがいます。
左の山吹色のイタチがシベリアイタチです。
体が大きいシベリアイタチに追いやられ、西日本にはニホンイタチが少ないことから、二ホンイタチの天敵はシベリアイタチと考えることができます。
イタチの天敵を使った対策
イタチの天敵を使った対策には次のようなものがあります。
- 姿や鳴き声を利用する
- 尿の臭い(忌避剤)を利用する
天敵であるオオカミやキツネ、ワシやフクロウなどの姿や鳴き声はイタチなどの害獣対策に効果があると考えられます。
実際、2016年に害獣対策のためにオオカミの声を発するロボが開発されています。
ただし、1台あたり50万円以上と高額ですし、近所迷惑となるため、個人で行う対策としては現実的ではありません。
また、尿の臭いについては、本物のオオカミの尿が忌避剤(きひざい)として販売されています。
こちらは、一定の効果はあるものの、ニオイがキツイという大きなデメリットがありますので、「どうしても天敵で対策をしたい」という人だけ、利用の検討をしてみてください。
…このように天敵を使ったイタチ対策は、ある程度の効果はあるものの、費用やデメリットを考えるとおすすめではありません。
天敵によるイタチ対策は非効率!嫌がるもので効果的に退治しよう
イタチ対策には、天敵を利用するのではなく、ここからご案内する方法を検討してくださいね。
ただし、イタチは鳥獣保護管理法で守られていますので、次のことを知っておいてください。
- 自治体からの許可が必要
- メスは全面的に捕獲NG
- 毒餌(どくえ)を使った駆除は禁止
都道府県や市町村によって細かい違いがありますので、お住いの役所に問い合わせてみてくださいね。
それでは、イタチを傷つけずに追い出したり、寄せ付けない方法をご案内していきます!
家(屋根裏・床下)や敷地内にいるイタチは追い出そう!
屋内や敷地内にイタチがいる場合は、その習性を利用して追い出す方法があります。
- 忌避剤(きひざい)を使う
- 燻煙剤(くんえんざい)を使う
- 害獣用ライトを使う
- 超音波発生器を使う
- 自作の忌避剤を使う(石鹸、ハーブ、木酢液、漂白剤などのイタチが嫌がる匂いを利用)
- 犬を飼う
おすすめ順の基準は、効果の高さ、設置の簡単さ、価格の安さ、人やペットへの影響の有無です。
忌避剤は、ニンニクや唐辛子など、植物由来の成分を使っており、安全性が高いです。金額は2000円~7000円です。
粒状で撒いて使うものや置いておくだけのものなど、様々なタイプがあります。購入前に「どこに設置予定なのか」を伝えて、対応可能かを確認しておくようにしてください。
それから、イタチを追い出した後は、巣や糞尿の掃除と消毒をしてくださいね。
イタチの糞尿はマーキングの役割があるため、残っていると戻ってきてしまいますし、ダニやノミ、カビの発生や感染症にかかるリスクがあるからです。
イタチが庭に来る場合は侵入防止の対策をしよう!
イタチが「庭に来ている」「敷地内で姿を見かける」という場合は、イタチを寄せ付けないように侵入防止の対策をしてください。
- 忌避剤(きひざい)を置く
- 超音波発生器を利用する
- 防獣ライトを利用する
- 食べ物を隠す・エサを片付ける
- 掃除する
イタチは雑食性でいろいろなものを食べます。
餌になるものがあると入ってきてしまいますので、ゴミ出しの曜日はきちんと守る、ゴミにネットを掛けるなどの対策を行ってください。
自家菜園などをしている場合は、忌避剤と併せて害獣用の超音波発生器やライト、超音波とライトがセットの害獣撃退器を使ってみてください。
木の茂みや放置された不用品がイタチの隠れ場所になってしまうことがありますので、自衛のために庭や家回りは掃除をしておいてくださいね。
ただ、イタチの数は年々増えてきており、できる範囲でいろいろと取り組んでみても「退治できなかった」「戻ってきてしまった」というケースが増えてきています。
一度侵入してしまったイタチを追い出すのはなかなか大変ですし、敷地が広いとやり切れずに疲れてしまいます。
とはいえ、放置しておくと音やニオイ、家屋の汚損、感染病のリスクが広がる一方です。お子さんやお年寄り、ペットがいる場合は、被害を受けやすいため、何らかの対策は必要です。
そんな時は、イタチ退治のプロに依頼することを検討してみてください。短期間でとても効果が高い対策をしてくれますよ。
調査や見積もりは無料ですので、現状の把握だけでもしてみてくださいね。
イタチの天敵のまとめ
- イタチには2種類の天敵がいる
- 天敵を使ったイタチ退治は現実的ではない
- 自分で対策するなら知っておくことがある
イタチの天敵は2種類ですが、天敵を利用してイタチ退治をするのは現実的ではありません。
自分で対策する場合は、最低限、鳥獣保護管理法があり駆除や捕獲はできないことを理解しておくべきです。
対策には屋根裏や床下、庭から追い出す方法と侵入を防止する方法があり、あなたの状況に合わせて使い分ける必要があります。
年々イタチは増えているため、「イタチごっご」で疲れてしまわないように、プロに依頼することも視野に入れておくことをおすすめします。