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ネズミの菌は空気感染する?危険性と正しい対処法を解説

「ネズミの糞やニオイって、空気からうつったりしない?」

「家にネズミがいて、病気が心配で落ち着かない」

そのような不安を感じている方は少なくありません。

ネズミはサルモネラ菌など、人に影響を与える病原体を運ぶことがあります。

糞尿やホコリが舞い上がると、体に入ることもあるため、放置は危険です。

この記事では、

  • ネズミの菌は本当に空気感染するのか
  • どんなリスクがあるのか
  • 自宅で気をつけたい対処法

をわかりやすく解説します。

安心して過ごせる住環境づくりのためにも、ぜひ参考にしてください。

このような方におすすめ

  • ネズミの糞や尿を見かけた方
  • 空気感染が不安な方
  • 自力で掃除・駆除できるか知りたい方
  • 早く安全に対処したい方

家に被害をもたらすネズミは主に3種類いる

日本の住宅や建物に棲みつくネズミは、主に3種類のイエネズミに分けられます。

種類によって棲みつく場所や行動範囲、性格が異なるため、発生する被害にも違いがあります。

そのため、どのネズミが棲みついているのかを知ることは、とても重要です。

被害をもたらすイエネズミは、次の3種類です。

被害をもたらすイエネズミ

  • クマネズミ
  • ドブネズミ
  • ハツカネズミ

クマネズミ

クマネズミは、主に都市部の住宅やビルで見られるイエネズミの一種です。

天井裏や壁の中など、人が立ち入らない場所に棲みつき、ほとんど姿を見せません。

身軽で警戒心が強く、少しの物音にも敏感に反応するため、対処がむずかしいネズミとして知られています。

特徴・見た目

体長はおよそ18〜24cm。

体つきは細身で、体長よりも長い尾が特徴です。

体毛は黒〜濃い茶色で、腹側はやや明るい色をしており、性格は臆病ですが動きは素早く、非常に警戒心の強いネズミです。

行動・生息環境

電線や配管を伝って高所へ移動するのが得意で、屋根裏・天井裏・壁の中など、乾燥した場所に巣を作ります。

湿気の多い場所は好まず、床下や排水周りよりも、高い場所に現れることが多いです。

食性・繁殖

雑食で、穀類や果物などの植物性のエサを好みます。

繁殖スピードが速く、生後数か月で繁殖できるようになり、1年のあいだに数回出産することができます。

糞の特徴

糞は細長い楕円形をしており、長さは6〜10mmで、食べたものによって茶色〜灰色と変わります。

高所を移動する習性があるため、天井裏や換気口付近で見つかることが多いです。

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ドブネズミ

ドブネズミは、下水道や建物の床下など、湿った場所を好むイエネズミです。

体が大きく力も強いため、住宅や店舗に棲みつくと、ものをかじったり汚したりといった被害が発生しやすいです。

特徴・見た目

体長はおよそ22〜26cmと、イエネズミの中でも大きいです。

体つきはがっしりしており、尾は体長より短めで、茶褐色〜灰色の体毛、腹側はやや明るい色をしています。

食欲旺盛で気性が荒い一面があり、状況によっては威嚇行動を見せることもあります。

行動・生息環境

泳ぎや穴掘りが得意で、下水道・側溝・床下など、湿気の多い場所を棲みかにします。

寒さには弱く、冬になると暖かい建物内へ侵入し、床下や倉庫、キッチン周りなどに巣をつくります。

巣は、紙くずや布きれを集めて簡単に作られることが多いです。

食性・繁殖

雑食性で、穀物・肉・魚・残飯など、手に入るものはほとんど食べます。

繁殖スピードが速く、生後およそ3か月で繁殖できるようになり、1回に6〜9匹を、年に複数回出産するといわれています。

寿命は2〜3年ほどです。

糞の特徴

糞はこげ茶〜灰色の太めな楕円形で、長さは10〜20mmほどあり、他のイエネズミより一回り大きいのが特徴です。

ドブネズミの糞はキッチン・トイレ・浴室など、水回りで見つかることが多いです。

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ハツカネズミ

ハツカネズミは、都市部だけでなく郊外の住宅にも棲みつくイエネズミです。

体が小さく、かわいらしく見えることもありますが、繁殖スピードが凄まじく、食べ物を汚染したり病原体を運ぶ、危険な害獣です。

特徴・見た目

体長はおよそ6〜10cmと小型で灰褐色の体毛をしており、耳と目が大きく、クマネズミやドブネズミよりひと回り小柄です。

すき間から侵入しやすく、動きも素早いため、見つけにくいイエネズミといえます。

行動・生息環境

本来は草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒い季節になると暖かさを求めて建物内へ侵入し、そのまま棲みつきます。

1cmほどの小さなすき間から侵入し、床下・押し入れ・壁の中・シャッターなど、人目につかない場所に巣をつくります。

狭い空間を好むため、棲みついても気づきにくいです。

食性・繁殖

雑食性で、穀物・野菜・残飯などを幅広く食べます。

繁殖スピードはとても速く、生後約1か月で繁殖できるようになり、1回に5〜6匹を年に数回出産するといわれています。

寿命は1〜1.5年ほどで、ほかのイエネズミより短めです。

糞の特徴

糞は4〜7mmほどの細長い形で、茶色く米粒のように両端が尖っています。

物置や倉庫、押入れの隅などで発見されやすく、広い範囲に点々と散らばって見つかることが多いです。

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ネズミが保有する病原菌やウイルスとは

ネズミは多くの病原体を運び、糞尿や体表、かじった食品などから、人へ感染する可能性があります。

腹痛や下痢、発熱といった軽い症状から、腎障害や神経症状など重症化する病気までさまざまです。

病原菌 感染症名 主な症状 参照元

サルモネラ菌
サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet

HEVウイルス
E型肝炎 発熱・倦怠感・黄疸 厚生労働省検疫所

クリプトスポリジウム原虫
クリプトスポリジウム症 水様下痢・腹痛・脱水 国立健康危機管理研究機構

レプトスピラ菌
レプトスピラ症 発熱・頭痛・筋肉痛 J-Stage

ハンタウイルス
腎症候性出血熱 発熱・出血・腎障害 日本獣医学会

鼠咬症スピリルム
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 東京都保健医療局

鼠咬症(モニリフォルミス)
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 MSDマニュアル

広東住血線虫
広東住血線虫症 頭痛・発熱・神経障害 国立健康危機管理研究機構


ペスト菌

ペスト リンパ節腫脹・発熱・頭痛・倦怠感 国立健康危機管理研究機構


大腸菌

大腸菌感染症など 腹痛・下痢・発熱・血便 MSDマニュアル


リステリア菌

リステリア症 発熱・頭痛・髄膜炎・流産 厚生労働省


野兎病菌(フランシセラ)

野兎病(トゥラレミア) 高熱・倦怠感・リンパ節腫脹 国立健康危機管理研究機構

空気感染する病原菌やウイルス

ネズミが関わる感染症の中には、糞尿が乾燥してホコリと一緒に舞い上がり、それを吸い込むことで感染するものもあります。

ただし、空気を介して広がる病原体は一部に限られ、発生するケースは多くありません。

過度に心配しすぎず、ネズミが関わる病原菌やウイルスには、どんなものがあるのか理解しておきましょう。

ハンタウイルス

ハンタウイルスは、主にネズミなどのげっ歯類を自然宿主とするウイルスです。

ネズミの尿や糞に汚染されたホコリを吸い込むことで感染しますが、人から人へ広がるケースは稀とされています。

代表的な感染症には、腎症候性出血熱(HFRS)ハンタウイルス肺症候群(HPS)の2つがあります。

HFRSはアジアやヨーロッパでみられ、発熱・出血傾向・腎機能の障害などを起こし、致死率はおよそ3〜15%です。

HPSは主にアメリカ大陸で報告されており、急速に呼吸不全へ進行することがあり、致死率は約40%と高いです。

いずれも発生頻度自体は高くありませんが、ネズミの糞やホコリに直接触れたり吸い込んだりしないことが感染を防ぐ方法です。

野兎病菌(フランシセラ)

野兎病菌によって起こる動物由来感染症として、野兎病があります。

感染した動物や死骸に触れたり、汚染されたホコリや水・食べ物を通して人にうつることがあります。

日本では稀ですが、海外では散発的に感染報告が続いています。

感染すると、発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛などが突然現れ、リンパ節の腫れや潰瘍がみられます。

野兎病は抗菌薬が効くため、正しい治療を受ければ致死率は1%未満と低いです。

治療が遅れると重症化することがあり、海外では治療が行われなかった場合に9.5%程度まで致死率が上がることも報告されています。

汚染された粉じんを吸い込んで感染する例もあるため、死骸や糞、ホコリを直接触ったり吸い込んだりしないよう注意が必要です。

ペスト菌(黒死病)

ペスト菌によって起こる感染症はペスト(黒死病)です。

中世ヨーロッパで大流行し、皮膚が黒ずむ症状、致死率の高さから、ネズミの感染症と聞くとペスト(黒死病)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

現在は抗菌薬による治療が可能なため、当時ほど恐れる病気ではありません。

主な感染源はペスト菌をもったノミからといわれています。

ネズミなどの齧歯類に寄生したノミに刺されることで人に感染し、高熱や強い倦怠感があらわれ、リンパ節が腫れて痛む腺ペストなどの症状があらわれます。

治療が遅れると致死率は30〜60%ですが、適切な対応をすれば大きく下げることが可能です。

一方で、菌が肺に広がると肺ペストとなり、発熱・咳・血痰などが急速に悪化し、咳の飛沫で人へうつる場合があることが懸念される感染症です。

放置すると致死率がほぼ100%とされていますが、早期に治療すれば回復が期待できます。

接触感染する病原菌やウイルス

ネズミが棲みついている場合は、床や家具、食品の保管場所が、糞尿などで汚れていることがあります。

汚染された場所や物に触れたあと、無意識に口や鼻・目の周りを触ってしまうと、病原菌やウイルスが体内に入り、下痢や発熱などの症状を起こします。

空気感染に比べると命に関わるケースは多くありませんが、食中毒など、体調を崩す原因になります。

サルモネラ菌

サルモネラ菌は、食中毒の原因として知られている細菌です。

ネズミの糞や体についている菌が台所や食品に付着し、汚染された食べ物を口に入れることで感染します。

症状は、発熱・腹痛・水様性の下痢・吐き気などで、突然あらわれて数日続きます。

致死率は0.1%と高くありませんが、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は重症化しやすいです。

HEVウイルス(E型肝炎)

E型肝炎は、HEVというウイルスが原因で起こる急性肝炎です。

アジアやアフリカなど衛生環境が十分でない地域で、汚染された飲料水を介して感染する病気と考えられてきましたが、日本国内においても生のシカ肉や加熱不足の豚レバーなどを食べたことが原因の症例が報告されています。

国立感染症研究所の調査では、都市部で捕獲されたドブネズミやクマネズミからHEVに対する抗体が見つかり、ネズミが排泄物などを通じて感染の拡大に関与している可能性が指摘されています。

ネズミが主な感染源ではありませんが、台所や食品が汚れると、ウイルスが入りやすくなるため注意が必要です。

感染すると、発熱、だるさ、吐き気、食欲低下、濃い色の尿、黄疸などの症状がみられます。

致死率は1〜2%とされ、多くの場合は自然に回復しますが、妊婦は重症化しやすく、致死率が20%近くまで上がることがあります。

クリプトスポリジウム原虫

クリプトスポリジウム原虫は、水や食品を介して感染する腸管寄生虫です。

ネズミなどの動物の腸内に棲みつき、糞と一緒に排泄されることで水や食品にうつり、人にうつることがあります。

水道水や井戸水、川や池の水が汚染されていると、大きな集団感染につながることがあるため注意が必要です。

感染すると、発熱・腹痛・水様性の下痢・吐き気・倦怠感などがあらわれ、数日から2〜3週間ほど続きます。

健康な人は自然に回復することが多く、致死率は高くありません。

一方で、他の感染症などで免疫が低下している場合は、重症化して命に関わることがあります。

レプトスピラ菌

レプトスピラ菌は、ドブネズミなどの腎臓に潜み、尿と一緒に外へ排出されます。

汚染された水や土、食べ物を介して人にうつり、傷口や目・口・鼻の粘膜から体内に入る場合もあります。

発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・腹痛など、風邪のような症状が特徴で、重症化すると、黄疸や腎障害、出血が起こることが報告されています。

多くは軽症で自然に回復しますが、重症例では致死率が5〜20%ほどと、油断はできません。

大腸菌

大腸菌は、人の腸の中にいる細菌ですが、毒素を出して強い下痢や腹痛を起こすタイプが存在しています。

ネズミが家の中を歩き回ると、糞や尿が台所や食器、食品などに毒素を出す大腸菌が付着し、そこから人の体内へ侵入することがあります。

感染すると、腹痛・下痢・吐き気などの症状があらわれ、発熱や血の混じった下痢に進むのが特徴です。

O157などの腸管出血性大腸菌では、腎臓のトラブルなど重い合併症につながるケースがあり、この場合の致死率は1〜5%と報告されています。

リステリア菌

リステリア症は、リステリア・モノサイトゲネスという細菌が原因で起こる感染症です。

河川や土のほか、動物の腸内にも広く存在し、ネズミが台所や食品に菌を運び込むこともあります。

加熱せずに食べる乳製品や生ハム、スモークサーモンなどの食品から感染しやすく、発熱や頭痛、吐き気、下痢などの症状があらわれます。

健康な人は軽症で自然に治ることもありますが、妊婦や高齢者、免疫が弱い人は髄膜炎や敗血症につながり、致死率は20〜30%と重症化するケースもあります。

広東住血線虫

広東住血線虫は、主にネズミなどの体内(肺の血管)で成虫になる寄生虫です。

とくにドブネズミは、この寄生虫の生活サイクルを支える主要な終宿主とされています。

ネズミの体内で生まれた幼虫は糞とともに外へ出て、ナメクジや巻貝などの体内に入り、さらにカエルやエビなどに取り込まれます。

人は本来、感染する宿主ではありませんが、加熱が不十分な食材を食べることで感染することが多いです。

感染すると、1〜2週間ほどして激しい頭痛や発熱、しびれなどが出て、好酸球性髄膜炎を起こします。

多くは自然に回復しますが、まれに後遺症が残ったり、死亡例が報告されている感染症です。

咬傷感染する病原菌やウイルス

ネズミに噛まれると、細菌やウイルスが、傷口からそのまま体内へ入り込むことがあります。

見た目は小さな傷でも、体の奥まで細菌が入り、数日たってから発熱や腫れ、痛みが強くなることも。

放置すると重症化する病気もあるため、ネズミに噛まれた場合は、すぐに流水で洗い、早めに医療機関へ受診してください。

鼠咬症スピリルム

鼠咬症スピリルムは、ネズミに噛まれた傷口から体内に入る細菌で、日本でも報告のある感染症です。

ドブネズミやクマネズミの口の中に菌が潜んでおり、噛まれると小さな咬傷が残ることがあります。

傷から菌が侵入すると、1〜2週間ほどしてから発熱や悪寒、頭痛が急にあらわれ、噛まれた場所が赤く腫れて潰瘍になるのが特徴です。

リンパ節の腫れや発疹が出ることもあります。

抗菌薬による治療で回復が期待できますが、治療を受けずに放置すると、致死率が約10%と危険な感染症です。

ネズミに噛まれた場合は、すぐに流水で洗い、消毒したうえで、早めに医療機関を受診してください。

鼠咬症モニリフォルミス

モニリフォルミス型の鼠咬症は、ストレプトバチルス・モニリフォルミスという細菌によって起こる感染症です。

ハツカネズミやクマネズミ、ドブネズミなどの口やのどの中に常在し、噛まれたり引っかかれたりすることで、人の体内に侵入します。

噛まれた直後の傷は小さく、数日で治ったように見えることが多いですが、噛まれてから1日〜3週間ほど経過したあとに、突然症状が現れるのが特徴です。

主な症状として、発熱や悪寒、頭痛、嘔吐、全身のだるさ、背中や関節の痛みなどがみられます。

数日経つと、手足を中心に赤い小さな発疹が現れ、関節炎を起こすこともあり、治療が遅れると関節痛が長期間続くことも。

ネズミに噛まれること以外にも、原因菌が含まれた無殺菌の牛乳を摂取することで感染することがあり、この経路によるものは「ハーバーヒル熱」と呼ばれます。

スピリルム型鼠咬症と比べると、モニリフォルミス型は発疹や関節症状が現れやすいです。

抗菌薬による治療で回復が期待できますが、治療を受けずに放置した場合、致死率はおよそ7〜10%とされており、軽視できる感染症ではありません。

ネズミの病原菌から身を守る方法

ここまで見てきたように、ネズミは体の中だけでなく、体毛や唾液、糞尿にも病原菌が潜んでいます。

家の中に棲みつくと、さまざまな感染症のリスクが高まるため、早めの対策が大切です。

ここでは、ネズミの糞尿や死骸を見つけたときに、どのように対応すべきかをご紹介します。

マスクや手袋を必ずつける

ネズミの痕跡や糞尿を掃除する際は、マスクと手袋をつけましょう。

糞や尿、周辺のホコリには病原菌が含まれていることがあり、吸い込んだり手についたまま口や鼻を触ると、体に入ってしまう可能性があるからです。

作業が終わったら、手袋はそのまま捨て、石けんで手洗いしてください。

糞尿を見つけた時

糞や尿を見つけたときは、マスクと手袋をつけて、ペーパータオルに消毒液をスプレーしてしっかり湿らせ、糞尿の上からそっとかぶせます。

十分に湿ったことを確認してから、ペーパータオルごと静かに取り除き、ゴミ袋に入れてしっかり口を閉じます。

最後に、周囲の床や壁を消毒し、手袋を外してから石けんで丁寧に手を洗いましょう。

死骸を見つけた時

ネズミの死骸を見つけた場合は、素手では触らず、必ずマスクと手袋を着用してください。

消毒用アルコールをペーパータオルに含ませ、死骸の表面や周囲をそっと覆い、菌やホコリが舞い上がらないようにします。

その状態のままトングを使って持ち上げ、新聞紙などで十分に包んでからゴミ袋に入れ、しっかり密閉しましょう。

強いニオイが出ることもあるため、袋は二重にし、できるだけ早めにゴミ出しするのが安心です。

あわせて、死骸があった床や壁も同様に拭き取り、作業後は手洗いとうがいを徹底してください。

棲みついているのを見つけた時

ネズミの痕跡だけでなく、姿そのものを見かけるようになった場合は、家のどこかに棲みついている可能性が高いです。

すでに巣づくりや繁殖が進んでいることもあり、放置していると、被害がさらに広がることも。

市販の忌避剤や捕獲グッズで対処できますが、ネズミは警戒心が強く学習能力も高いため、駆除や追い出しは簡単にはいきません。

長引かせて被害が拡大する前に、駆除だけでなく清掃や侵入経路まで対処できる専門業者へ相談するのがおすすめです。

ネズミを放置すると起こる被害

ネズミは本来、外敵を警戒しながら行動する動物ですが、人の気配が少なく安全だと感じる場所を見つけると、そのまま棲みついて繁殖をはじめます。

一度棲みつかれると、糞尿によるニオイや夜間の物音、配線や柱をかじる被害などが、短期間のうちに発生します。

こうした状態を放置すると、生活環境への影響は次第に大きくなっていきます。

ネズミの主な被害

  • 精神被害
  • 住宅被害
  • 健康被害
  • 害虫発生被害

精神被害

ネズミは夜行性のため、家の中に棲みつくと、夜になるにつれて天井裏や壁の内部、キッチン周辺などで物音が聞こえるようになります。 

足音が走り回る音や、配線・木材をかじるような音が断続的に続くことで、強いストレスを感じる人も多いです。

就寝中に音が気になると、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めてしまう原因にもなりかねません。

集合住宅では音が上下階や隣室に伝わりやすく、生活音をめぐる近隣トラブルにつながるケースもあります。

住宅被害

ネズミの前歯は伸び続けるため、木材や断熱材、電気配線などをかじって削る習性があります。 

住宅の壁や床が傷んだり、配線の断線による停電や火災の原因になることも。

糞尿が溜まると、強いニオイやカビが発生し、被害が長引くほど修繕範囲が広がり、結果的に修理費用がかさみやすいです。

健康被害

ネズミは人に感染する病原菌やウイルスを媒介することがあり、体調不良や病気の原因にもなります。

糞尿や体毛に触れたり、噛まれた傷口から病原体が侵入するほか、乾燥した糞尿や毛が舞い上がり、それを吸い込むことで感染することもあります。

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害虫発生被害

ネズミの体には、ダニやノミなどの寄生虫が付着していることが多く、室内に持ち込まれることで人やペットに被害が及ぶことがあります。 

刺されるとかゆみや皮膚炎を起こすほか、寄生虫の種類によっては感染症を媒介するケースもあります。 

ネズミを放置していると、これらの害虫が室内に広がり、被害が長期化・深刻化しやすいです。

ネズミが断熱材や配線、木材をかじることで建物にすき間が生じ、そこからゴキブリやシロアリなどの害虫が侵入することもあります。

害虫名 主な症状 参照元

イエダニ
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など 日本防疫殺虫剤協会

ノミ
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性 日本防疫殺虫剤協会

マダニ
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など 東京都保健医療局

トコジラミ
強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など 東京都保健医療局

ツツガムシ
吸血による皮膚炎、発熱、発疹 山形県衛生研究所

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ネズミ被害が発生しやすい場所の特徴

ネズミは、どこにでも棲みつくわけではなく、エサが確保しやすく、外敵から身を守れる環境を選んで生活します。

家の中や周辺に、ネズミにとって居心地のよい条件がそろっていると、被害が起こりやすくなるため注意が必要です。

ここでは、特にネズミ被害が発生しやすい場所を紹介します。

高温多湿な場所

ネズミは寒さや乾燥が苦手なため、湿気がこもりやすく、気温が比較的安定している場所を好みます。

床下や天井裏、収納の奥などは、空気が滞留しやすく、ネズミにとって過ごしやすい環境です。

こうした場所は人の目が届きにくく、一度棲みつくと、繁殖が進み甚大な被害へと発展していきます。

静かで暗い場所

ネズミは警戒心が強く、人の気配や音が少ない場所を好みます。

天井裏、壁の中、物置、使われていない部屋の隅などは、静かで暗く、外敵から身を隠しやすいです。

一度安心できる場所だと認識されると、長期間棲みつかれてしまうことがあります。

食べ物が多い場所

ネズミは嗅覚が非常に優れており、わずかなニオイでもエサのある場所を見つけ出します。

キッチンや食品庫、ペットフードの保管場所などは、食べ物が手に入りやすく、被害が起こりやすい場所です。

食べ残しやゴミが放置されていると、ネズミを引き寄せる原因になります。

冬でも暖かい場所

気温が下がる時期になると、ネズミは屋外から暖かい場所へ移動してきます。

エアコンや給湯器の周辺、冷蔵庫の裏、床下や天井裏などは、冬でも比較的暖かく、棲みつきやすい場所です。

放置されたごみやゴミ置き場が近くにある場所

家の周辺にゴミ置き場や放置されたゴミがあると、ネズミにとって格好のエサ場になります。

生ゴミが多い環境では、ネズミが集まりやすく、そこから住宅内へ侵入される可能性も高まります。

建物の周りにこうした環境がある場合は、屋内だけでなく周囲の状況にも目を向けてみましょう。

ネズミが棲みつきやすい家の特徴

ネズミは、エサが手に入りやすく、身を隠せる場所が多い環境を好みます。

特別に不衛生な家でなくても、建物の構造や生活環境によっては、知らないうちに棲みつかれてしまうことがあります。

ここでは、実際にネズミ被害が起こりやすい家に共通する特徴をご紹介します。

築年数30年以上

築年数が古い家は、経年劣化によって外壁や基礎、配管まわりなどに小さなすき間ができやすくなります。 

ネズミはわずかな隙間からでも侵入できるため、気づかないうちに屋内へ入り込み、天井裏や床下に棲みついてしまうことが多いです。

和室が多い

和室は畳や木材が多く使われており、ネズミにとってかじりやすい素材がそろった空間です。 

特に、壁と柱の境目にある長押(なげし)は、侵入経路になりやすい場所で、外から見えにくく、室内を移動したりする侵入経路として使われやすいです。

使っていない和室や物置状態の部屋では人の気配も少ないため、巣づくりや繁殖の場所として選ばれることがあります。

すき間がある

換気口や配管の通り道、エアコンの配管穴などにすき間があると、ネズミの侵入経路になります。 

近年の住宅では、結露や湿気対策として外壁内に空気の通り道を設ける構造が義務化され、水切り部分に意図的なすき間が設けられています。

築年数が浅い建物であっても、ネズミが侵入する可能性があるため、油断はできません。

食べ物が放置されている

キッチンやリビングに食べ物を出しっぱなしにしていると、ネズミを引き寄せる原因になります。 

ペットフードやゴミ袋の管理が甘い場合もエサ場として認識されやすく、定着されるきっかけになりやすいです。

整理整頓されていない

物が多く散らかっている環境は、ネズミが隠れやすく、人の目も届きにくくなります。 

段ボールや新聞紙、使っていない家具などが積まれていると、巣づくりに利用されることもあります。 

ゴミ捨て場が近くにある

家の近くにゴミ捨て場があると、エサを求めてネズミが集まりやすくなります。 

周辺環境にネズミが多い場合、建物のわずかなすき間から侵入される可能性も高まりやすいです。 

放置された空き家が近くにある

近くに管理されていない空き家があると、人の出入りが少なく外敵の心配もないため、ネズミが巣づくりや繁殖を行いやすく、棲みつく原因になりやすいです。 

そこから周辺の住宅へ移動し、わずかなすき間や侵入経路を通って住宅に棲みついてしまうことがあります。 

飲食店や果樹園、畑などが近くにある

飲食店や果樹園、畑が近くにあると、ネズミにとってエサが豊富な環境となります。

食べ残しや生ゴミ、果物などがあると、ネズミが集まりやすくなり、周辺一帯で棲みつかれやすくなります。

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ラットサインを見つけよう

ネズミは警戒心が強く、人の前に姿を見せずに行動するので、気づかないうちに棲みついてしまいます。

ただし、実際に棲みついている場合は、糞や汚れ、噛み跡といった痕跡(ラットサイン)を残します。

こうしたサインを早い段階で見つけられれば、被害が広がる前に対策を取ることができます。

ここでは、主なラットサインを紹介しますので、自宅で同じような状態がないか確認してみてください。

ラットサイン

  • ネズミの糞
  • 柱や壁の黒ずみ
  • 噛み跡

ネズミの糞

ネズミの糞は、黒っぽく細長い形をしており、米粒ほどの大きさです。

キッチンや食品棚の周辺、壁際、天井裏の点検口付近などで見つかりやすく、数が多ければ棲みついている可能性が高くなります。

新しい糞は湿って柔らかく、古いものほど乾燥して砕けやすいです。

柱や壁の黒ずみ

ネズミは同じ場所を何度も移動するため、体毛についた皮脂や汚れが柱や壁に付着し、黒ずみとして残ることがあります。

壁の角や配線周り、床と壁の境目などに出やすく、こすったような汚れが続いている場合は通り道になっている可能性があります。

掃除してもすぐに同じ場所が汚れる場合は複数匹棲みついているかもしれません。

噛み跡

ネズミは伸び続ける前歯を削るため、柱や家具、配線などをかじる習性があります。

木材の角が不自然に削れていたり、コード類に歯形が残っていたりする場合は、ネズミの被害を疑いましょう。

噛み跡を放置すると、漏電や火災につながるおそれもあるため、早めの対策が必要です。

自宅でできるネズミ駆除

ラットサインが見つかった場合、被害が軽い段階であれば、自宅でできる対策から始めてみる方法もあります。

市販されている忌避剤や侵入防止グッズを活用することで、ネズミが嫌がる環境をつくり、追い出しや駆除、棲みつきにくくすることが可能です。

ただし、天井裏や床下で物音が続いている場合や、糞や噛み跡が複数の場所に見られる場合は、すでに複数匹が棲みつき、繁殖している可能性が高いです。

被害が広がっている状態では、自力での対処には限界があるため、早めに専門業者へ相談することも検討してみてください。

忌避剤

忌避剤はネズミが苦手とするニオイや刺激成分を利用し、追い出しや近寄らせないことを目的とした対策グッズです。

不快感を与えることで、棲みついている場所から追い出し、ネズミがその場所を避けるようになります。

忌避剤には、設置後すぐに効果がある即効性タイプと、成分が徐々に広がって効果を発揮する遅効性タイプがあり、どちらも被害が軽度なうちの対策として取り入れやすいです。

スプレータイプ・燻煙タイプ・固形タイプなど種類が豊富で、設置場所や使用環境に合わせて選べます。

忌避剤の主な効果

  • ネズミが嫌がるニオイで近づきにくくする
  • すでに棲みついているネズミを遠ざける
  • 侵入が心配な場所の予防対策として使える

 忌避剤の使い方

忌避剤は、糞や足跡、かじり跡などのラットサインが確認できる場所や、ネズミの侵入経路と考えられる箇所に設置・噴霧します。 

天井裏や床下、通気口周辺などの暗く狭い空間は移動経路になりやすいため、重点的に使用すると効果を感じやすくなります。 

スプレータイプは、通り道や侵入経路に定期的に使い、ニオイが弱まらないよう維持することが大切です。

 固形タイプは時間とともに効果が薄れるため、数週間を目安に交換しながら継続して使用しましょう。

殺鼠剤

殺鼠剤は、ネズミが摂取することで、内出血などを引き起こして駆除するタイプの薬剤です。

小袋タイプやトレータイプなど複数の形状があり、設置場所や被害の状況に応じて選べます。

確実な駆除が期待できる一方、使用後は死骸の回収や周囲の清掃が必要になるため、あらかじめ流れを把握したうえで使うことが大切です。

殺鼠剤の主な効果

  • ネズミを直接駆除できる
  • 複数箇所に棲みついている状況でも対応しやすい
  • 一度設置すると、しばらく効果が持続しやすい

殺鼠剤の使い方

侵入経路や移動ルートになりやすい壁際、部屋の隅などに設置します。

穀物やナッツ類と一緒に置くと食べられやすく、食べた形跡が見られた場合は状況を確認しながら補充します。

駆除後は必ず手袋を着用し、死骸を速やかに回収したうえで、周囲を丁寧に清掃・消毒してください。 

捕獲シート

捕獲シートは、強力な粘着面によってネズミの動きを封じ、そのまま捕らえるタイプの駆除アイテムです。

薬剤を使用せずに設置できるため、すぐに取り入れられる対策になります。

粘着剤が非常に強力なため、設置や処理の際は手や衣類に付着しないよう注意が必要です。

捕獲シートの主な効果

  • 通り道に設置して直接捕獲できる
  • 薬剤を使わずに対策できる
  • 侵入経路や移動ルートを把握する手がかりになる

捕獲シートの使い方

糞や足跡などのラットサインが確認できる壁に沿って設置します。

部屋の隅や狭い通路では、複数枚を並べて逃げ道をふさぐように配置すると効果が高まります。 

捕獲後は放置せず、できるだけ早く処理と清掃を行い、新しいシートに交換しましょう。

​​捕獲器

捕獲器は、ネズミを傷つけずに捕まえることを目的とした非殺傷タイプのトラップです。

中に入ると扉が閉まる仕組みで、室内で使いやすい小型タイプから、屋外や倉庫向けの大型タイプまで、設置場所に応じた種類があります。

薬剤を使用しないため、ニオイや成分が気になる環境でも使いやすく、安全面に配慮しながら対策したい場合に向いています。

捕獲器の主な効果

  • ネズミを生け捕りにできる
  • 薬剤を使わずに対策できる

捕獲器の使い方

ネズミの通り道やエサを探しに来やすい場所の近くに設置し、内部にピーナッツや穀物類などを入れて誘導します。 

捕獲後はそのまま放置せず、できるだけ早く処理するか、対応が難しい場合は専門業者へ相談しましょう。

再利用する場合は、洗浄と消毒を十分に行い、ニオイが残らないようにしてください。

超音波

超音波式のネズミ対策機は、人にはほとんど聞こえない高周波音を発し、ネズミに不快感やストレスを与えることで近づきにくくする装置です。

コンセントに差し込むだけで使用できるタイプが多く、薬剤を使わずに対策できる点が特徴です。

一方で、音に慣れてしまうと効果が薄れることもあり、長期間の駆除や再侵入防止を目的とした対策には向かないことがあります。

超音波の主な効果

  • 音の刺激によってネズミを寄せつけにくくする
  • 設置環境によっては比較的広い範囲をカバーできる
  • 薬剤を使わず、安全面に配慮しながら導入できる

超音波の使い方

天井裏や床下、キッチン周辺など、ネズミの気配が感じられる方向に向けて設置します。

超音波は壁や家具などの障害物に遮られやすいため、できるだけ開けた位置に置くのがポイントです。

同じ場所で使い続けると慣れが生じやすいため、設置場所を定期的に変えながら、音が届く範囲を調整して使用すると効果を感じやすくなります。

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駆除・追い出しだけでなく根本的な環境改善が必要

ネズミを追い出したり、捕獲・駆除ができたとしても、棲みつく原因が残ったままだと、再び侵入される可能性があります。

被害を繰り返さないためには、その場しのぎの対策だけでなく、ネズミを寄せつけない環境づくりまで行うことが大切です。

根本的な環境改善のポイント

  • 食べ物が置かれていない環境
  • 清潔で整理整頓された環境

食べ物がない環境

ネズミは嗅覚が非常に鋭く、わずかな食べ物のニオイにも引き寄せられます。 

食品は密閉容器に入れて保管し、ペットフードや生ゴミを出しっぱなしにしないことが大切です。 

エサになるものを減らすことで、ネズミが棲みつきにくい環境を作れます。

清潔で整理整頓された環境

ネズミは暗く、人の目が届きにくい場所を好み、段ボールや紙袋、布類などを巣材として利用します。 

不要な物を溜め込まず、ネズミの隠れ場所や巣づくりの材料を減らしましょう。

ネズミの菌が心配なら、まずは専門業者に相談しよう

ネズミは、毛や唾液、糞尿を通じて、さまざまな病原菌を周囲に広げてしまう動物です。

過去にはネズミが原因とされるペスト(黒死病)の大流行もあり、ネズミを放置することは、健康面を考えるうえでも決して見過ごせない問題といえます。

一時的な対策でネズミの姿が見えなくなっても、糞尿による汚染や菌が残ったままでは、感染リスクが解消されたとはいえません。

天井裏や壁の中に棲みついている場合、気づかないうちに汚染が進み、健康被害につながるケースも多いです。

ネズミ被害を安全に解決するには、追い出しや駆除だけでなく、汚染箇所の清掃・消毒、侵入経路の封鎖まで一貫して対応できる専門業者に相談するのが安心です。

被害が広がる前に、まずは専門家に状況を確認してもらいましょう。

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害獣お助け本舗編集部

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