ハクビシンは屋根裏や床下などに棲みつき、糞尿による悪臭や騒音、住宅の劣化など、さまざまな被害をもたらします。
ハクビシン対策に有効とされているのが、独特の強いニオイを持つナフタリンです。
しかし、ナフタリンは人体への発がん性が疑われています。
この記事では、ハクビシン対策においてナフタリンの効果的な使い方や使用する際の注意点について解説します。
ハクビシン対策にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- ハクビシンにナフタリンが効くのか知りたい方
- ナフタリンを使ったハクビシン対策を検討している方
- ハクビシンによる被害に悩んでいる方
- ハクビシンを追い出す方法を知りたい方

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります
なぜハクビシンが家に棲みつくのか

ハクビシンは本来、森林や山間部に生息していますが、近年は住宅街など人の生活圏でも見られるようになりました。
住宅には雨風をしのげる場所があるうえ、周辺でエサを確保しやすいため、屋根裏や床下などはハクビシンにとって快適な棲み処です。
ここでは、ハクビシンが家に棲みつく理由をはじめ、特徴や食性、法律上の扱いについて解説します。
なぜハクビシンが家に棲みつくのか
・ハクビシンが家に棲みつく理由
・ハクビシンとはどのような生き物なのか
・ハクビシンが食べるもの
・鳥獣保護管理法におけるハクビシンの扱い
ハクビシンが家に棲みつく理由
ハクビシンは、安全に過ごせる場所やエサを確保するために住宅に棲みつきます。
森林伐採や都市開発などによって生息環境が変化し、人の生活圏まで行動範囲を広げるハクビシンも見られるようになりました。
屋根裏や床下は雨風の影響を受けにくく、人の出入りも少ないため、ハクビシンにとって休息や子育てをしやすい環境です。
住宅地には、生ゴミや家庭菜園の作物、ペットフードなど、エサとなるものも豊富にあるのも棲みつきやすい理由の一つです
ハクビシンとはどのような生き物なのか
ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科に分類される中型の哺乳類です。
日本では1943年に静岡県で野生個体が確認され、その後、北海道から本州まで生息域を広げてきました。
体長は約60cm、尾の長さは約40cmで、鼻から額にかけて伸びる白い線が大きな特徴です。警戒心が強い動物ですが、追い詰めたり不用意に近づいたりすると、噛みつく、引っかくなどの行動をとることもあります。
ケガをする恐れがあるため、住宅内や敷地内で見つけても素手で触ったり、むやみに近づいたりしないようにしましょう。
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ハクビシンが食べるもの
ハクビシンは植物から小動物などを食べる雑食性で、なかでもブドウや柿、桃、ミカンなどの果物を好みます。
野菜や昆虫、カエル、小鳥のほか、人の生活圏では生ゴミやペットフードなどもエサにします。
ハクビシンを引き寄せる原因になるため、住宅付近にはゴミを放置せず、清潔に保つことが重要です。
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鳥獣保護管理法におけるハクビシンの扱い
ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象となる野生動物です。
自宅や敷地内に棲みついた場合でも、原則として自治体などの許可を得ずに捕獲することはできません。
違反内容によっては、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されることがあります。
ナフタリンなどを使用して追い払うことは違反ではありませんが、その過程で捕まえたり傷つけたりするのはNGです。
ハクビシンが嫌がるニオイ

ハクビシンは嗅覚が優れており、刺激やクセの強いニオイを嫌がる傾向があります。
苦手とするニオイを用いることで一時的な忌避効果を得られますが、時間の経過とともにハクビシンが慣れ、効果は薄れてしまうのが難点です。
使用する際は、人やペットへの影響にも注意しましょう。
ハクビシンが嫌がるニオイ
・木酢液の香り
・ハッカやミントなど清涼感の強い香り
・唐辛子やワサビなど刺激の強い香り
・ナフタリンなどの化学香料の香り
・天敵のニオイ
木酢液の香り
木酢液は木炭を作る際に発生する液体です。
酢酸やフェノール類などが含まれており、燻製のような独特の強いニオイを発します。
布などに染み込ませて侵入口や通り道の近くに設置したり、水で薄めて散布したりすることで、ハクビシンを遠ざける効果が期待できます。
ただし、人にとっても不快に感じるニオイとなるため、室内で使用する場合は十分に換気を行いましょう。
ハッカやミントなど清涼感の強い香り
ハッカやミントには、メントールという清涼感のあるニオイを発する成分が含まれています。
スーッとする強いニオイが特徴で、ハクビシンを遠ざけるのに効果的です。
ただし、時間の経過や雨風によって薄れるため、効果を持続させるには定期的な散布が必要です。
唐辛子やワサビなど刺激の強い香り
唐辛子にはカプサイシン、ワサビにはアリルイソチオシアネートという刺激成分が含まれています。
いずれも強いニオイを発し、通気口付近や外壁のすき間などに粉末状で設置すると効果を発揮しやすいです。
刺激成分が目や皮膚に付着すると炎症を起こすおそれがあるため、手袋を着用し、子どもやペットが触れない場所で使用しましょう。
ナフタリンなどの化学香料の香り
衣類用防虫剤などで使用されるナフタリンも独特な強い刺激臭によって、ハクビシンを遠ざける効果が期待されます。
ただし、ナフタリンは人体への発がん性も疑われているため、ハクビシン対策としてはおすすめできません。
安全性を考えると、ほかの忌避剤や追い出し方法を検討したほうが無難です。
天敵のニオイ
警戒心の強いハクビシンは、天敵やほかの動物の存在を感じるニオイを嫌う傾向があります。
市販の忌避剤には、オオカミやイヌ、ネコの尿のニオイを利用したものもあり、侵入口や通り道などに設置することでハクビシンを近づきにくくします。
ただし、ニオイに慣れると効果が弱まる可能性があるため、ほかの対策と組み合わせることが重要です。
ナフタリンはハクビシンに効果はあるの?

ナフタリンは独特の強いニオイによって、ハクビシンを遠ざける効果が期待できます。
しかし、ナフタリンは衣類を害虫から守るために使われてきた成分で、ハクビシン専用の忌避剤ではありません。
また、発がん性の可能性も指摘されているため、人体に悪影響をもたらす可能性があります。
ナフタリンはハクビシンに効果はあるの?
・防虫剤の主成分に使われていたナフタリン
・ナフタリンには発がん性の可能性がある
防虫剤の主成分に使われていたナフタリン
衣類用の防虫剤は、主成分によってナフタリン、ピレスロイド系、パラジクロルベンゼン、しょうのうなどに分けられ、それぞれニオイや特徴が異なります。
ナフタリンは、古くから衣類や人形などを害虫から守る防虫剤の主成分として使われてきました。
ニオイの昇華スピードが遅いため、効果が長く続きやすいのが特徴で、出し入れが少ない衣類や和服、人形などの保管に適しています。
一方、ラメや金糸、銀糸、塩化ビニール製品などの使用には不向きです。
| 種類 | ニオイ | 原材料 | 特徴 |
| ナフタリン | 独特な強い刺激臭 | コールタール、石油 | 昇華が遅く、防虫効果が長く続きやすいため、長期保管に向いている |
| ピレスロイド | 無臭タイプが主流 | 除虫菊、有機合成化学物質 | 効果が長持ちし、ほかの防虫剤と併用できるものが多い現在主流のタイプ |
| パラジクロルベンゼン | ツンとした強い刺激臭 | ベンゼン、塩素 | 昇華が速く、即効性に優れているため、効果の持続期間は比較的短い |
| しょうのう | ハッカに似た清涼感のあるニオイ | クスノキの木 | クスノキの木を用いた自然由来の防虫剤で、和服や絹製品などの保管に最適 |
ナフタリンには発がん性の可能性がある
ナフタリンは強いニオイによる忌避効果が期待される一方で、人体への発がん性の可能性が指摘されています。
厚生労働省が公表している有害性評価書では、ナフタレンは「ヒトに対して発がん性が疑われる」と評価されています。
また、国際がん研究機関(IARC)では、ヒトに対する発がん性の証拠は不十分であるものの、動物実験ではナフタレンへの曝露によってがんの発生が確認されていることから「グループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)」に分類されています。
家族の健康も考えると、ハクビシン対策にナフタリンを使用することはおすすめできません。
参考
厚生労働量「有害性評価書」
ナフタリンを用いた効果的なハクビシン対策

ナフタリンは、ハクビシンが嫌がるニオイを放つため、一定の忌避効果を発揮します。
ただし、場所によって適切な対策方法は異なるほか、ナフタリンは人体に影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。
設置場所や量に十分配慮して使用しましょう。
ナフタリンを用いた効果的なハクビシン対策
・狭い場所(屋根裏・床下・通気口など)
・広い場所(ベランダ・軒下・倉庫など)
狭い場所(屋根裏・床下・換気口など)

床下や通気口、壁の隙間といった狭い場所ではナフタリンのニオイがこもりやすいため、ハクビシンの侵入口や通り道の近くにピンポイントで設置します。
粉末の場合は、不織布など通気性のある袋に入れて設置するのがポイントです。
子どもやペットが触れない場所を選び、使用時はこまめに換気を行いましょう。
広い場所(ベランダ・軒下・倉庫など)

ベランダや軒下、倉庫といった広い場所では、ナフタリンのニオイが拡散しやすく、十分な効果を得られない可能性があります。
そのため、空間全体に設置するのではなく、ハクビシンの通り道や侵入口となる壁際、物置の奥、ドア付近などに設置しましょう。
ただし、効果を高めようと使用量を増やすと、健康被害につながるおそれがあります。
侵入口の封鎖や清掃、害獣用の忌避剤などと組み合わせて対策することが重要です。
ナフタリンを用いたニオイ対策の注意点

ナフタリンは独特の強いニオイを持つため、ハクビシンを遠ざける目的で使用されることがあります。
一方で、人体への発がん性の可能性が指摘されているほか、強いニオイが周囲に影響することも。
ナフタリンを使用する場合は、以下の注意点を理解しておきましょう。
ニオイトラブルが発生する
ナフタリンの独特な強い刺激臭は、ハクビシンだけでなく、人にとっても不快なニオイになります。
そのため、住宅が密集している地域では、風に乗ってニオイが周囲の住宅まで広がり、近隣トラブルにつながるおそれもあります。
屋外で使用する際は設置場所や風向きを確認し、周囲に配慮しながら使用することが重要です。
健康被害を受ける
ナフタリンは人体への発がん性の可能性も指摘されている物質です。
また、ナフタリンの蒸気を多量に吸い込むと、頭痛や吐き気などの症状が現れるおそれがあります。
使用する際は製品に記載された使用方法や使用量を守り、蒸気を吸い込まないよう注意しましょう。
室内で使用する場合は、十分な換気を行うことも大切です。
適切な場所に保管する
保管時は、製品に記載された方法に従って保管することが大切です。
直射日光や湿気の影響で品質が劣化すると、十分な効果を発揮しなくなります。
また、誤飲や誤使用を防ぐため、子どもやペットの手が届かない場所に管理することも重要です。
永久には持続しない
ナフタリンは常温でも徐々に昇華するため、設置しておけば永久にニオイが持続するわけではありません。
時間の経過とともにナフタリンが減少し、ハクビシンを遠ざける効果も弱くなる可能性があります。
使用する場合は製品に記載された有効期間を確認し、必要に応じて交換しましょう。
ただし、効果を強める目的で規定量を超えて設置するのは健康に支障をきたすことがあるため避けてください。
慣れによる再発がある
ナフタリンを設置して一時的にハクビシンがいなくなっても、再び侵入される可能性があります。
ニオイに慣れたり、安全な場所だと判断したりすると、同じ場所へ戻ってくることも考えられるため、ナフタリンだけに頼った対策は十分ではありません。
再侵入を防ぐには、エサとなるものを片付けるほか、ハクビシンを追い出した後に侵入口を封鎖するなど、複数の対策を組み合わせることが重要です。
ナフタリンが用いられているハクビシン駆除グッズとは?

ナフタリンを用いた害獣用の忌避剤を紹介します。
ただし、いずれもハクビシンを対象とした製品ではないため、使用する際は製品本来の用途をあらかじめ確認することが大切です。
取り扱い方によって健康に影響を及ぼすおそれがあるため、使用方法や使用量を必ず守りましょう。
ナフタリンが用いられているハクビシン駆除グッズとは?
・アースガーデン もぐら・へび立入禁止 粒剤
・モグラフーピー
アースガーデン もぐら・へび立入禁止 粒剤
アースガーデン もぐら・へび立入禁止 粒剤は、モグラやヘビを対象とするナフタリンなどの忌避成分を配合した粒剤タイプの忌避剤です。
浸入を防ぎたい場所に直接散布することで効果を発揮します。
効果の持続期間は約1カ月ですが、散布場所や天候、温度などによって異なります。
本製品は屋外専用で非農耕地用のため、農作物が栽培されている区画での使用は避けましょう。
モグラフーピー
モグラフーピーは、ナフタリンを主成分とした錠剤タイプの忌避剤です。
モグラの出没場所や侵入を防ぎたい場所の周囲に穴を掘り、錠剤を埋めて使用します。
1回の処理で約3カ月効果が持続するとされています。
使用時は必ず手袋を着用し、使用後は手洗いを徹底しましょう。
ハクビシンの追い出しに有効な駆除グッズ

ハクビシンを住宅から追い出すためには、忌避剤や燻煙剤、超音波装置などが有効です。
基本的にハクビシンを寄せつけないためのグッズであり、捕獲や殺傷を目的としたものではありません。
特徴や適した使用場所が異なるため、状況に合わせて選ぶことが大切です。
ハクビシンの追い出しに有効な駆除グッズ
・忌避剤
・燻煙剤
・超音波
ハクビシンに有効な忌避剤
忌避剤は、ハクビシンが苦手とするニオイや刺激を利用して、追い出したり寄せつけにくくしたりするグッズです。
主にスプレー型と設置型があり、使用する場所や目的に合わせて選べます。
スプレー型は侵入口や通り道など、狙った場所へ直接吹きかけられるのが特徴です。
ハッカや木酢液などの成分を使用した製品があり、手軽に対策できます。
即効性はありますが、雨風などで効果が薄れやすいため、定期的な散布が必要です。
一方、設置型には固形や顆粒などのタイプがあり、広範囲の対策に適しているため屋根裏や床下、通気口付近などに置いて使用します。
スプレー型より効果が長く続く製品が多く、数カ月から1年以上効果が持続するものもあります。
交換時期を過ぎると効果が薄れてくるため、使い方を確認しながら定期的に交換しましょう。
ハクビシンに有効な燻煙剤
燻煙剤は、煙やニオイを空間に広げることで、棲みついたハクビシンを追い出すために使用するグッズです。
煙が広範囲に行き渡るため、屋根裏や床下など、ハクビシンの姿を直接確認しにくい場所での対策に向いています。
使用後はニオイが残る場合があるため、十分な換気や事前の家具、家電の移動も必要です。
また、ネズミ対策用の製品が多いため、対象動物や用途については事前に確認しておきましょう。
ハクビシンに有効な超音波
超音波装置は、人には聞こえにくい高い周波数の音を発生させ、ハクビシンが近づきにくい環境を作るグッズです。
薬剤を散布する必要がなく、ニオイが残らないため、設置しやすい点がメリットです。
ただし、障害物によって超音波が届きにくくなったり、ハクビシンが音に慣れたりする可能性があります。
忌避剤や侵入口の封鎖などと組み合わせて対策するのがおすすめです。

ハクビシンが家に棲みついているサインとは

夜に聞こえる鳴き声や悪臭、フンや足跡などの痕跡がある場合、すでに屋根裏や住宅周辺にハクビシンが棲みついている可能性があります。
放置すると被害が拡大していくため、早めに気づくことが大切です。
ここでは、ハクビシンが家に棲みついているときの主なサインを解説します。
ハクビシンが家に棲みついているサインとは?
・鳴き声がする
・家のまわりに足跡がある
・フンが落ちていてニオイがする
・足音など物音がする
鳴き声がする
夜に屋根裏や床下などから「キィキィ」「キューキュー」といった鳴き声が聞こえたら、ハクビシンが棲みついている可能性があります。
繁殖期や縄張り争いの時期は鳴き声が大きくなるため、うるさいと感じる人も多くなるでしょう。
「キューキュー」「クルルル」という高く細い鳴き声が聞こえたら繁殖まで進んでいるかもしれません。
家のまわりに足跡がある
家の周囲に足跡がある場合は、ハクビシンが棲みついている有力なサインです。
ハクビシンの足跡は肉球と指が離れており、大きさは前も後ろも4~5cm程度です。
庭、畑などに足跡が残されていたら、自宅周辺にハクビシンが潜んでいる可能性が高いといえます。
フンが落ちていてニオイがする
屋根裏や玄関、庭などにフンが落ちていたり、室内で獣臭やアンモニア臭がする場合は、ハクビシンが棲みついている可能性が高いです。
ハクビシンは同じ場所にフンをするため糞という習性があり、天井裏や屋根裏にフンや尿が溜まると強烈なアンモニア臭を発します。
ニオイが強烈だと、換気や消臭では消えないこともあります。
足音など物音がする
夜に屋根裏や床下から足音や物音が聞こえたら、ハクビシンが棲みついて動き回っている可能性があります。
ハクビシンの体重は3~4kgほどあるため、ネズミなどの小動物に比べると物音が大きいです。
音が聞こえる場所が日によって異なる場合は家の中で移動している可能性があり、その分被害範囲も広がっていると考えられます。
ハクビシンが家に棲みつくと発生する被害

ハクビシンが棲みつくと、悪臭や騒音、健康などさまざまな被害が発生します。
放置すると住宅の劣化につながり、被害の進行とともに修繕費が高額になるため、早めの対策が重要です。
ここでは、ハクビシンが家に棲みついた場合に発生する主な被害について解説します。
ハクビシンが家に棲みつくと発生する被害
・悪臭
・騒音
・病原菌
・住宅劣化
悪臭
ハクビシンは同じ場所にフンをするため糞という習性があり、糞尿が溜まることでニオイが強くなります。
時間が経つとニオイは天井や壁を通して室内まで広がることも。
糞尿が断熱材や木材に染み込むとニオイは簡単には取れず、清掃やリフォームが必要になり、高額な修繕費が発生するかもしれません。
騒音
ハクビシンは夜行性の動物のため、夜になると活発に動き始めます。
夜に屋根裏や床下、ベランダなどを走る足音や物を引っかく音、鳴き声などが原因で睡眠を妨げられてしまうかもしれません。
複数が棲みついている場合は物音がさらに大きくなり、慢性的な睡眠不足やストレスの原因となります。
病原菌
ハクビシンの体や糞尿には、ノミやダニ、病原菌が付着しています。
サルモネラ菌やレプトスピラ症などの感染症の原因になるケースもあり、小さな子どもや高齢者がいる家庭ではとくに注意が必要です。
| 感染症名 | 主な病状 | 潜伏期間 | 致死量 |
| サルモネラ菌 | 腹痛、下痢、発熱、嘔吐など | 5~72時間 | 0.1~0.2% |
| レプトスピラ症 | 発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、消化器症状、皮疹、黄疸、肝不全、腎不全など | 5~14日 | 5~20% |
| 疥癬 | 強いかゆみ、赤い発疹 | 1~2か月 | ほぼ0% |
| 狂犬病 | 発熱、錯乱、嘔吐、恐水症など | 1~2か月 | ほぼ100% |
| SARS | 発熱、悪寒、筋肉痛、肺炎など | 2~10日 | 約10% |
| 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) | 発熱、消化器症状、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状 | 6日~14日 | 10~30% |
| カンピロバクター | 腹痛、嘔吐、下痢、血便、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛など | 2~5日 | ほぼ0% |
| エルシニア感染症 | 発熱、腹痛、下痢、関節炎 | 1日~14日 | ほぼ0% |
住宅劣化
ハクビシンが棲みつくと、住宅の劣化にもつながります。
糞尿による湿気で木材や断熱材が傷み、シミができたり天井が腐って落ちたりすることもあります。
配線や断熱材をかじられることで、漏電や断熱性能の低下につながるほか、被害が進行すると建物の資産価値が下がる可能性があります。
ハクビシンを追い出すための正しい方法

ハクビシンを追い出すには、正しい手順で対応する必要があります。
帰巣本能が強い動物なので、一度追い出しても侵入口を塞がなければ根本的な解決にはなりません。
健康被害やケガのリスクもあるため、自分で対応する場合は十分に注意してください。
ハクビシンを追い出すための正しい方法
①棲みついている場所の特定
②駆除道具を用意する
③服装を整える
④罠を設置する
⑤忌避剤を使用する
⑥清掃・消毒をする
⑦侵入経路を塞ぐ
⑧寄り付かない環境を作る
自分で駆除する場合は細心の注意を
ハクビシンはノミやダニ、病原菌を持っている可能性があり、フンや体毛に触れるのは危険です。
追いつめられると威嚇したり嚙みついたりすることもあるので、ケガを負うことも。
また、ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されているため、許可なく捕獲や殺傷を行うことは禁じられており、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
屋根裏や床下での作業は転落や配線破損などのリスクや、ネズミやゴキブリ、ムカデ、シロアリなどの害獣害虫が潜んでいる可能性も考えられます。
自分で駆除を行う場合はさまざまな危険があることを認識し、少しでも不安な場合は無理をせずプロに相談するのが安心です。
参考
環境省「狩猟制度の概要」
①棲みついている場所の特定
まずは、ハクビシンが棲みついている場所や侵入経路を特定します。
ハクビシンは屋根裏や床下に潜んでいることが多いため、点検口から様子を確認しましょう。
フンが溜まっていたり断熱材が荒らされている場合、すでに棲みついている可能性があります。
また、ハクビシンは3~4cm程度のすき間があれば侵入できるため、通気口や外壁のすき間などが侵入経路になっているかもしれません。
②駆除道具を用意する
棲みついている場所や侵入経路の確認後は、追い出し作業や清掃、侵入防止に必要な道具を準備します。
ハクビシンの体や糞尿には病原菌や寄生虫が付着している可能性があるため、作業の際はゴム手袋や防塵マスク、ゴーグルなどを着用して作業してください。
追い出しには忌避剤や燻煙剤、清掃には消毒液や雑巾、侵入防止には金網や防獣ネット、コーキング材などを使用します。
③服装を整える
ハクビシンのフンや尿には、病原菌やノミやダニなどの害虫が潜んでいることがあります。
屋根裏や床下で作業を行う際は、肌の露出を避け、防護具を着用して作業しましょう。
粉じんやホコリを吸い込んだり、糞尿に直接触れたりしないようにマスクの着用も必須です。
山本光学 保護ゴーグル YG-5090HFN
屋根裏や床下は、乾燥したフンやホコリが粉じんになって空気中に舞いやすく、目から細菌や異物が入る危険があります。
顔に密着するタイプの保護ゴーグルを使用してください。
興研 防じんマスク 7121R-03型 RL3タイプ
乾燥したフンやホコリを吸い込むと、感染症やアレルギー症状、呼吸器への悪影響が出る可能性があります。
防じんマスクを着用することで、粉じんや悪臭の吸い込みを防げます。
すき間からの侵入を防ぐためにも、鼻と口を覆うタイプのマスクを選びましょう。
不織布つなぎ服 防塵タイプ
作業時は長袖長ズボンのつなぎ服など、肌が露出しない服装を着用すると、ハクビシンのフンやノミ、ダニが服に付着するのを防げます。
衛生面を考えると、使用後に廃棄できる使い捨てタイプの不織布つなぎ服が安心です。
④罠を設置する
ハクビシンを捕獲する罠の設置も有効です。
ただし、ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されている動物のため、許可なく捕獲することは禁止されています。
罠を設置する場合は、事前に自治体の許可を取得する必要があり、捕獲後の対応も自分で行わなければなりません。
購入もしくは自治体から借りる
ハクビシンの捕獲には箱わなと呼ばれる罠を使用します。
市販の箱わなを購入することもできますが、1台当たり数千円から1万円程度かかることもあります。
罠の貸し出しを行っている自治体もあるため、まずはお住まいの市町村に相談してみることもおすすめです。
貸し出しには申請手続きや使用期間の制限があることが多いため、事前に条件や注意事項を確認しましょう。
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捕獲方法
罠は、足跡やフンが見つかった場所や、床下の換気口、外壁のすき間といった侵入口付近など、ハクビシンの通り道になっている場所に設置します。
エサはバナナや果物、甘い菓子類を使用し、設置後は長時間放置しないように1日1回以上は確認しましょう。
捕獲後は、山林や河川敷など人里離れた場所に逃がしてください。
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⑤忌避剤を使用する
ハクビシンを捕獲せずに追い出したい場合は、忌避剤の使用がおすすめです。
ハクビシンが嫌がる強烈な強いニオイや刺激を与えることで、近づきにくくする効果があります。
天然成分を使用しているため、子どもやお年寄りがいる家庭でも安心です。
犬・猫・獣いやがるスプレー
スプレータイプの忌避剤は、通気口や外壁のすき間、配管周辺などの侵入経路に噴射します。
ハクビシンが嫌がるニオイを放って近づきにくくし、数日から1週間ほど継続して使用すると効果を発揮します。
バルサン ワンタッチ煙タイプ
屋根裏や床下など広い範囲にハクビシンが棲みついている場合は、煙タイプの忌避剤が効果的です。
煙とニオイが空間全体に広がることで、追い出し効果が期待できます。
水や火を使わず、蓋をこするだけで煙を発生させられるため、手間もかかりません。
⑥清掃・消毒をする
ハクビシンを追い出した後は、清掃と消毒を行います。
糞尿を放置すると悪臭が残るだけでなく、ノミやダニ、病原菌が発生する原因になります。
糞尿が断熱材や木材に染み込むと住宅の劣化につながるため、早めに対応しましょう。
消毒用エタノール IPA スプレー式
糞尿が付着している場所は、消毒用エタノールなどを使用して殺菌を行います。
乾燥したフンをそのまま掃除すると粉じんが舞う可能性があるため、先に消毒液で湿らせてから拭き取るようにしましょう。
掃除に使用した雑巾や手袋は密閉して処分し、作業後は手洗いとうがいを徹底してください。
⑦侵入経路を塞ぐ
ハクビシンは帰巣本能があり、一度棲みついた場所に戻ろうとする習性があるため、侵入経路は確実に塞ぐ必要があります。
外壁のひび割れ、通気口、配管まわりなど侵入口になりうる場所を金網やパンチングメタル、防獣パテなどで封鎖してください。
金網
金網は通気性と強度を兼ね備えており、通気口や床下換気口など空気の通り道を塞ぐ際に適しています。
ペンチや金切りばさみで切ってサイズを調整すれば、さまざまな場所に使用可能です。
網目が粗いと通り抜けられる可能性があるため、網目の細かいタイプがおすすめです。
パンチングメタル
パンチングメタルは金属板に穴を開けた資材で、見た目がすっきりしており耐久性も高いのが特徴です。
通気性を確保しながら侵入を防げるため、通気口や換気口などに使用されます。
丈夫で長期間使用可能ですが、設置には専用の工具が必要です。
防獣ネット
防獣ネットはナイロンやポリエチレン製で、軽量で柔軟性がある資材です。
ベランダや軒下、庭など広い範囲を囲いたい際に向いています。
金属製に比べると耐久性が低いため、嚙み切られていないか定期的に確認する必要があります。
防獣パテ
配管まわりや外壁のひび割れなど、小さな隙間を塞ぐ際には防獣パテが有効です。
すき間を埋めるだけでなく、害獣が嫌がる成分が含まれている製品もあり、侵入防止と忌避の両方の効果が期待できます。
コーキング材
数センチ程度のすき間やひび割れにはコーキング材を使用します。
防水性のあるタイプなら、雨水の侵入防止も可能です。
コーキングガンを使用することで均一に隙間を埋められるため、確実な侵入経路の封鎖につながります。
⑧寄り付かない環境を作る
再びハクビシンが来ないようにするためには、住宅周辺の環境を見直すことが重要です。
エサ場や水、隠れる場所があると戻ってくる可能性があるため、住宅周辺を清潔に保ち、寄りつきにくい環境を作りましょう。
ゴミ置き場の対策
生ゴミは蓋付きの容器に入れて密閉し、ゴミ置き場はネットをかけるなどして荒らされないようにしましょう。
屋外に生ゴミを放置すると、ニオイにつられてハクビシンが近づく原因になります。
エサ場をなくす
庭や敷地内にペットフードや食べ残しを放置すると、ハクビシンが食べに現れます。
ハクビシンの捕食対象である小動物や害虫が集まるきっかけにもなるため、結果的にエサ場を提供することになってしまいます。
不要な段ボールや木材、伸びた雑草などは隠れ場所になるため、定期的に整理整頓や清掃を行いましょう。
水飲み場をなくす
ハクビシンは水辺を好むため、水がたまる場所をなくすことも重要です
庭のバケツや容器、雨水がたまる場所がないか定期的に確認してください。
池や水槽がある場合は、防獣ネットを設置するのも効果的です。
唐辛子やニンニクを配置する
ハクビシンは刺激の強いニオイを嫌うため、唐辛子やニンニクなどを侵入口付近や通り道に置く方法も有効です。
唐辛子に含まれているカプサイシンとニンニクに含まれているアリシンは、いずれもハクビシンが嫌う成分です。
ただし、自然由来の成分で時間の経過とともに効果は薄れていくため、市販の忌避剤と併用して使用してください。
周辺住民への配慮が必要
ハクビシン対策は、強いニオイを発する忌避剤や煙を噴射する薬剤などを使用するため、周辺住民への配慮が欠かせません。
罠の使用や侵入経路の封鎖作業によって、危険や不安を感じさせることもあります。
作業を行う前には、近隣住民へ一言伝えておくとトラブルを防止できます。
ハクビシン駆除はナフタリンではなく、プロに相談を
ナフタリンは強いニオイによる忌避効果が期待されますが、人体への有害性や発がん性の可能性が指摘されているため、ハクビシン対策としての使用はおすすめできません。
ハクビシンを追い出す場合は、忌避剤や燻煙剤などを使用し、侵入口の封鎖や糞尿の清掃、消毒などもあわせて行う必要があります。
ただし、駆除経験がない方が適切に作業するのは難しいため、プロの駆除業者への依頼がおすすめです。
害獣お助け本舗では、長年培ったノウハウを活かし、ハクビシンをはじめさまざまな害獣の駆除を承っています。
被害にお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
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※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります














