可愛らしく、一見するとおとなしそうなハクビシンですが、農作物への食害や住宅への侵入、糞尿による悪臭や騒音など、さまざまな被害をもたらす野生動物です。
この記事では、ハクビシンによる被害の実態をはじめ、家に棲みつく原因や被害に遭った際の適切な対処法について解説します。
ハクビシンによる被害にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- ハクビシンによる被害を知りたい方
- ハクビシンが健康に与える影響を知りたい方
- 住宅付近でハクビシンを見かけた方
ハクビシンとはどのような生き物なのか

ハクビシンは東南アジアを原産とする外来種で、ネコ目ジャコウネコ科に属します。
日本では1943年に静岡県で野生の個体が確認されて以降、生息域を広げており、現在では北海道から本州まで幅広い地域に分布しています。
冬眠はせずに一年を通して活動し、体長は約100㎝、尾の長さは約40㎝ほどで顔のセンターに白いラインが入っているのが特徴です。
森林だけでなく、住宅街で生息する個体も多くいます。
雑食性であり、農作物への食害、騒音や糞尿などの被害も増えています。
ハクビシンとはどのような生き物なのか
・基本的には臆病でおとなしい性格
・危険を感じると凶暴化する
・ハクビシンのフンの特徴
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基本的には臆病でおとなしい性格
ハクビシンは警戒心が強く、接触を避ける傾向があるため、人間と遭遇しても自ら攻撃してくることはほとんどありません。
また、暗く静かな場所を好むため、住宅に棲みつくときは屋根裏や物置、床下などを選ぶ傾向があります。
8~9cmほどのすき間があれば侵入できるため、建物の小さな破損箇所から入り込み、気づかないうちに棲みついているかもしれません。
危険を感じると凶暴化する
普段はおとなしいハクビシンでも、身の危険を感じると、防衛本能から威嚇や攻撃に転じることがあります。
子育て中の親や繁殖期の個体は特に警戒心が強く、鋭い爪や歯で反撃してくるため非常に危険です。
刺激したり、無理に捕まえたりすると、ケガをする恐れがあるため、不用意に近づかないようにしましょう。
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ハクビシンのフンの特徴
ハクビシンのフンは長さ5~10cmほどの細長い棒状で、ため糞と呼ばれる決まった場所で繰り返し排泄する習性を持っています。
屋根裏や天井裏、ベランダ、雨どい付近など同じ場所に何度もフンを見つけたらはハクビシンが棲みついているかもしれません。
糞尿を放置すると悪臭が発生するだけでなく、天井材や断熱材の腐食、ダニ・ノミの発生といったさまざまな被害につながります。
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ハクビシンの深刻な農作物被害

ハクビシンは雑食性で、果物や野菜などの農作物を好んで食べるため、全国各地で農作物被害が発生しています。
近年では、農地だけでなく家庭菜園の被害も広がっており、一般家庭でも油断はできません。
ここでは、国の統計データと実際に報告されている事例をもとに、ハクビシンによる農作物被害の実態を紹介します。
ハクビシンの深刻な農作物被害
・国の統計データから見る年間被害総額
・被害事例1(栃木県)
・被害事例2(神奈川県鎌倉市)
・被害事例3(高知県)
国の統計データから見る年間被害総額
2024年度のハクビシンによる農作物被害額は約4億7,800万円に上ります。
内訳を見ると、果物が約2億5,052万円、野菜が約2億1,644万円と、大半が果物と野菜の被害となっています。
一方、イネや雑穀などの被害はごくわずかで、ハクビシンは糖度の高い果実や収穫期を迎えた野菜を狙う傾向があることが分かります。
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被害事例①(栃木県)
栃木県では、ハクビシンによる農作物被害が年々深刻化しています。
県のモニタリング結果によると、2024年度の農作物被害額は約3,400万円に達しており、県内ではイノシシに次いで2番目に多い数字です。
イチゴやスイカ、トウモロコシ、ブドウ、ナシ、いも類など果物や野菜を問わずに被害に遭っています。
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被害事例②(神奈川県鎌倉市)
神奈川県鎌倉市では、住宅街でハクビシンによる農作物被害が相次いでいます。
市が2026年時点で公表している相談事例によると、家庭菜園で育てていたトマトやトウモロコシ、スイカ、サツマイモが食べられたほか、自宅の庭で育てていたブドウや柿の果実の食害などが報告されています。
都市部であっても、家庭菜園や庭やベランダで作物を育てている場合は注意が必要です。
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被害事例3(高知県)
高知県では、トマトやナス、果物など単価の高い農作物を狙ったハクビシンによる被害が報告されています。
2024年度には、県内のハクビシンによる農林被害額は前年度から542万円増加し、1,331万円となりました。
鋭い爪や牙でビニールハウスを破ったり、ハウスをよじ登って天窓から侵入したりするため、ネットや囲いだけでは防ぎきれません。
被害を受けた農家からは、ここ数年で死活問題というほど被害が大きくなっているとの声も上がっています。
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なぜハクビシンが家に棲みつくのか

ハクビシンは本来、森林や山間部に生息する野生動物ですが、近年は住宅街でも目撃される機会が増えています。
屋根裏や床下などに棲みつくと、糞尿や騒音、建物の劣化など、さまざまな被害につながる恐れがあります。
被害を防ぐためにも、ハクビシンが住宅へ侵入する主な理由や、法律上の取り扱いについて理解しておきましょう。
なぜハクビシンが家に棲みつくのか
・生息域の自然環境が減少している
・外敵から身を守るため
・過ごしやすくエサが豊富にあるため
・鳥獣保護管理法におけるハクビシンの扱い
生息域の自然環境が減少している
森林伐採や宅地開発が進んだことで、ハクビシンがもともと暮らしていた山林が減少し、エサや棲み場所を確保しにくくなっています。
その結果、人の生活圏へ移動する個体が増え、住宅街や農地周辺でも目撃されるようになりました。
現在では、北海道、山口県、九州・沖縄地方を除く37都府県で生息が確認されており、関東地方や近畿地方などの都市部周辺にも広く分布しています。
外敵から身を守るため
ハクビシンは警戒心が強い動物で、樹洞や岩陰など安全に身を隠せる場所を好みます。
住宅付近では、人の出入りが少なく、雨風もしのげる屋根裏や床下が理想的な環境です。
外敵に見つかりにくいことから、休息だけでなく子育ての場所として利用されることもあります。
気がつかないうちに、ハクビシンが棲みついてしまっているかもしれません。
過ごしやすくエサが豊富にあるため
屋根裏や床下は断熱材の影響で一年を通して温度変化が少なく、雨風も防げるため、安心して過ごせます。
庭木の果実や家庭菜園の野菜、生ゴミ、ペットフードのほか、農地では農作物や小動物など、エサとなるものも豊富です。
自然界より効率よくエサを確保できるため、長期間棲みついたり、追い出しても再び同じ場所へと戻ってきたりします。
鳥獣保護管理法におけるハクビシンの扱い
ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象となる野生鳥獣のため、自宅に棲みついている場合でも、自治体の許可なく捕獲したり殺傷したりすることはできません。
違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
なお、忌避剤などを使って家から追い出す行為自体は法律違反ではないものの、追い出したハクビシンを無許可で捕獲することは認められていません。
対応に迷った場合は、専門の駆除業者へ相談することをおすすめします。

ハクビシンが家に棲みついているサインとは

夜に聞こえる鳴き声や悪臭、フンや足跡などの痕跡がある場合、すでに屋根裏や住宅周辺にハクビシンが棲みついている可能性があります。
放置すると被害が拡大していくため、早めに気づくことが大切です。
ここでは、ハクビシンが家に棲みついているときの主なサインを解説します。
ハクビシンが家に棲みついているサインとは?
・鳴き声がする
・家のまわりに足跡がある
・フンが落ちていてニオイがする
・足音など物音がする
鳴き声がする
夜に屋根裏や床下などから「キィキィ」「キューキュー」といった鳴き声が聞こえたら、ハクビシンが棲みついている可能性があります。
繁殖期や縄張り争いの時期は鳴き声が大きくなるため、うるさいと感じる人も多くなるでしょう。
「キューキュー」「クルルル」という高く細い鳴き声が聞こえたら繁殖まで進んでいるかもしれません。
家のまわりに足跡がある
家の周囲に足跡がある場合は、ハクビシンが棲みついている有力なサインです。
ハクビシンの足跡は肉球と指が離れており、大きさは前も後ろも4~5cm程度です。
庭、畑などに足跡が残されていたら、自宅周辺にハクビシンが潜んでいる可能性が高いといえます。
フンが落ちていてニオイがする
屋根裏や玄関、庭などにフンが落ちていたり、室内で獣臭やアンモニア臭がする場合は、ハクビシンが棲みついている可能性が高いです。
ハクビシンは同じ場所にフンをするため糞という習性があり、天井裏や屋根裏にフンや尿が溜まると強烈なアンモニア臭を発します。
ニオイが強烈だと、換気や消臭では消えないこともあります。
足音など物音がする
夜に屋根裏や床下から足音や物音が聞こえたら、ハクビシンが棲みついて動き回っている可能性があります。
ハクビシンの体重は3~4kgほどあるため、ネズミなどの小動物に比べると物音が大きいです。
音が聞こえる場所が日によって異なる場合は家の中で移動している可能性があり、その分被害範囲も広がっていると考えられます。
ハクビシンが棲みつくと発生する被害

農作物だけでなく、ハクビシンが屋根裏や床下などに棲みつくと、悪臭や騒音などさまざまな被害をもたらします。
ニオイや音で、ストレスを抱えることもあるかもしれません。
放置すると、住宅の劣化や高額な修繕につながるケースもあるため注意が必要です。
ハクビシンが棲みつくと発生する被害
・悪臭
・騒音
・住宅劣化
悪臭
ハクビシンには、同じ場所に繰り返し排泄するため糞という習性があります。
屋根裏や天井裏に糞尿が蓄積すると、アンモニア臭が天井や壁を通じて室内まで広がり、日常生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
断熱材や木材にニオイが染み込むと、清掃だけでは改善できず、断熱材の交換やリフォームが必要になります。
騒音
ハクビシンは夜行性のため、日没後から明け方にかけて活発に活動します。
屋根裏を走り回る足音や天井を引っかく音、鳴き声などが夜中に響き、睡眠を妨げる原因になることも。
繁殖期になると親子で棲みつき、複数頭になると騒音はさらに大きくなります。
騒音や睡眠不足のストレスを抱えたまま、生活することになるかもしれません。
住宅劣化
ハクビシンが長期間棲みつくと、住宅そのものの劣化も進行します。
糞尿による湿気で木材が腐食したり、天井にシミやカビが発生したりするほか、配線や断熱材をかじられて漏電や断熱性能が低下することも。
被害が進行するほど修繕範囲は広がり、駆除費用に加えて高額な修繕費が必要になる可能性もあります。
ハクビシンが引き起こす健康被害

ハクビシンは糞尿や体毛、ノミ、ダニなどを介して、さまざまな病原体を媒介しています。
直接触れなくても、乾燥した糞が粉じんとなって舞い上がり、それを吸い込むことで感染する恐れもあるため注意が必要です。
重篤な症状にかかることもあるため、ハクビシンを見つけても近づかないようにしましょう。
ハクビシンが引き起こす健康被害
・サルモネラ菌
・レプトスピラ症
・疥癬
・狂犬病
・SARS(重症急性呼吸器症候群)
・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
・カンピロバクター
・エルシニア感染症
| 感染症名 | イメージ | 主な病状 | 潜伏期間 | 致死率 |
| サルモネラ菌 | ![]() |
腹痛、下痢、発熱、嘔吐など | 5~72時間 | 0.1~0.2% |
| レプトスピラ症 | ![]() |
発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、消化器症状、皮疹、黄疸、肝不全、腎不全など | 5~14日 | 5~20% |
| 疥癬 | ![]() |
強いかゆみ、赤い発疹 | 1~2か月 | ほぼ0% |
| 狂犬病 | ![]() |
発熱、錯乱、嘔吐、恐水症など | 1~2か月 | ほぼ100% |
| SARS(重症急性呼吸器症候群) | ![]() |
発熱、悪寒、筋肉痛、肺炎など | 2~10日 | 約10% |
| SFTS(重症熱性血小板減少症候群) | ![]() |
発熱、消化器症状、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状 | 6日~14日 | 10~30% |
| カンピロバクター | ![]() |
腹痛、嘔吐、下痢、血便、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛など | 2~5日 | ほぼ0% |
| エルシニア感染症 | ![]() |
発熱、腹痛、下痢、関節炎 | 1日~14日 | ほぼ0% |
サルモネラ菌
サルモネラ菌は、食中毒の原因として知られる細菌です。
ハクビシンの糞などを介して感染する可能性があり、感染すると、腹痛や下痢、発熱、嘔吐などの消化器症状が現れ、乳幼児や高齢者では重症化することも。
潜伏期間は5~72時間、致死率は0.1〜0.2%とされています。
レプトスピラ症
レプトスピラ症は、病原性レプトスピラ菌の感染によって引き起こされる感染症です。
ハクビシンの糞尿で汚染された水や土壌などを介して感染し、発症すると発熱や悪寒、頭痛、筋肉痛などの症状が現れ、黄疸や肝不全、腎不全を引き起こすこともあります。
潜伏期間は5~14日、致死率は5~20%です。
疥癬
疥癬は、ヒゼンダニが皮膚に寄生することで発症する皮膚の感染症です。
ハクビシンの体に寄生したダニとの接触によって感染する可能性があり、感染すると指の間、手首、腹などに激しいかゆみや赤い発疹が現れます。
潜伏期間は1~2か月で、致死率はほぼありません。
狂犬病
狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症です。
海外ではハクビシンを含む野生動物がウイルスを保有している事例が報告されています。
感染すると発熱や嘔吐、錯乱、恐水症などの症状が現れ、潜伏期間は1~2か月、発症後の致死率はほぼ100%です。
なお、日本では長年にわたり国内感染は確認されていません。
SARS(重症急性呼吸器症候群)
SARS(重症急性呼吸器症候群)は2002~2003年頃に世界的に流行した肺炎系の感染症で、当時はハクビシンがウイルスの宿主候補の一つとして注目されました。
感染すると発熱や悪寒、筋肉痛などの症状が現れ、重症化すると肺炎を引き起こします。
潜伏期間は2~10日、致死率は約10%とされているものの、現在はほとんど終息しているとされています。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、SFTSウイルスによる感染症です。
主にマダニによって媒介しており、ハクビシンなどの野生動物がウイルスを保有している可能性もあります。
主な症状は発熱や腹痛、下痢、筋肉痛などで、重症化すると出血症状や神経症状を伴います。
潜伏期間は6~14日、致死率は10~30%です。
カンピロバクター
カンピロバクターは、日本で最も多く報告されている細菌性食中毒の一つです。
ハクビシンの糞尿を介して感染する可能性があり、腹痛や下痢、血便、発熱、嘔吐などの症状が現れます。
多くは自然に回復しますが、まれに神経障害を引き起こすこともあります。
潜伏期間は2~5日、致死率はほぼ0%です。
エルシニア感染症
エルシニア感染症は、エルシニア菌によって引き起こされる細菌感染症です。
ハクビシンなどの野生動物の糞尿を介して感染する可能性があります。
主な症状は発熱や腹痛、下痢、嘔吐などで、腹痛が強いと虫垂炎のようになることも。
潜伏期間は1~14日、致死率はほぼ0%です。

ハクビシンを追い出すための正しい方法

ハクビシンを追い出すには、正しい手順で対応する必要があります。
帰巣本能が強い動物なので、一度追い出しても侵入口を塞がなければ根本的な解決にはなりません。
健康被害やケガのリスクもあるため、自分で対応する場合は十分に注意してください。
ハクビシンを追い出すための正しい方法
①棲みついている場所の特定
②駆除道具を用意する
③服装を整える
④罠を設置する
⑤忌避剤を使用する
⑥清掃・消毒をする
⑦侵入経路を塞ぐ
⑧寄り付かない環境を作る
自分で駆除する場合は細心の注意を
ハクビシンはノミやダニ、病原菌を持っている可能性があり、フンや体毛に触れるのは危険です。
追いつめられると威嚇したり嚙みついたりすることもあるので、ケガを負うことも。
また、ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されているため、許可なく捕獲や殺傷を行うことは禁じられており、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
屋根裏や床下での作業は転落や配線破損などのリスクや、ネズミやゴキブリ、ムカデ、シロアリなどの害獣害虫が潜んでいる可能性も考えられます。
自分で駆除を行う場合はさまざまな危険があることを認識し、少しでも不安な場合は無理をせずプロに相談するのが安心です。
参考
環境省「狩猟制度の概要」
①棲みついている場所の特定
まずは、ハクビシンが棲みついている場所や侵入経路を特定します。
ハクビシンは屋根裏や床下に潜んでいることが多いため、点検口から様子を確認しましょう。
フンが溜まっていたり断熱材が荒らされている場合、すでに棲みついている可能性があります。
また、ハクビシンは3~4cm程度のすき間があれば侵入できるため、通気口や外壁のすき間などが侵入経路になっているかもしれません。
②駆除道具を用意する
棲みついている場所や侵入経路の確認後は、追い出し作業や清掃、侵入防止に必要な道具を準備します。
ハクビシンの体や糞尿には病原菌や寄生虫が付着している可能性があるため、作業の際はゴム手袋や防塵マスク、ゴーグルなどを着用して作業してください。
追い出しには忌避剤や燻煙剤、清掃には消毒液や雑巾、侵入防止には金網や防獣ネット、コーキング材などを使用します。
③服装を整える
ハクビシンのフンや尿には、病原菌やノミやダニなどの害虫が潜んでいることがあります。
屋根裏や床下で作業を行う際は、肌の露出を避け、防護具を着用して作業しましょう。
粉じんやホコリを吸い込んだり、糞尿に直接触れたりしないようにマスクの着用も必須です。
山本光学 保護ゴーグル YG-5090HFN
屋根裏や床下は、乾燥したフンやホコリが粉じんになって空気中に舞いやすく、目から細菌や異物が入る危険があります。
顔に密着するタイプの保護ゴーグルを使用してください。
興研 防じんマスク 7121R-03型 RL3タイプ
乾燥したフンやホコリを吸い込むと、感染症やアレルギー症状、呼吸器への悪影響が出る可能性があります。
防じんマスクを着用することで、粉じんや悪臭の吸い込みを防げます。
すき間からの侵入を防ぐためにも、鼻と口を覆うタイプのマスクを選びましょう。
不織布つなぎ服 防塵タイプ
作業時は長袖長ズボンのつなぎ服など、肌が露出しない服装を着用すると、ハクビシンのフンやノミ、ダニが服に付着するのを防げます。
衛生面を考えると、使用後に廃棄できる使い捨てタイプの不織布つなぎ服が安心です。
④罠を設置する
ハクビシンを捕獲する罠の設置も有効です。
ただし、ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されている動物のため、許可なく捕獲することは禁止されています。
罠を設置する場合は、事前に自治体の許可を取得する必要があり、捕獲後の対応も自分で行わなければなりません。
購入もしくは自治体から借りる
ハクビシンの捕獲には箱わなと呼ばれる罠を使用します。
市販の箱わなを購入することもできますが、1台当たり数千円から1万円程度かかることもあります。
罠の貸し出しを行っている自治体もあるため、まずはお住まいの市町村に相談してみることもおすすめです。
貸し出しには申請手続きや使用期間の制限があることが多いため、事前に条件や注意事項を確認しましょう。
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捕獲方法
罠は、足跡やフンが見つかった場所や、床下の換気口、外壁のすき間といった侵入口付近など、ハクビシンの通り道になっている場所に設置します。
エサはバナナや果物、甘い菓子類を使用し、設置後は長時間放置しないように1日1回以上は確認しましょう。
捕獲後は、山林や河川敷など人里離れた場所に逃がしてください。
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⑤忌避剤を使用する
ハクビシンを捕獲せずに追い出したい場合は、忌避剤の使用がおすすめです。
ハクビシンが嫌がる強烈な強いニオイや刺激を与えることで、近づきにくくする効果があります。
天然成分を使用しているため、子どもやお年寄りがいる家庭でも安心です。
犬・猫・獣いやがるスプレー
スプレータイプの忌避剤は、通気口や外壁のすき間、配管周辺などの侵入経路に噴射します。
ハクビシンが嫌がるニオイを放って近づきにくくし、数日から1週間ほど継続して使用すると効果を発揮します。
バルサン ワンタッチ煙タイプ
屋根裏や床下など広い範囲にハクビシンが棲みついている場合は、煙タイプの忌避剤が効果的です。
煙とニオイが空間全体に広がることで、追い出し効果が期待できます。
水や火を使わず、蓋をこするだけで煙を発生させられるため、手間もかかりません。
⑥清掃・消毒をする
ハクビシンを追い出した後は、清掃と消毒を行います。
糞尿を放置すると悪臭が残るだけでなく、ノミやダニ、病原菌が発生する原因になります。
糞尿が断熱材や木材に染み込むと住宅の劣化につながるため、早めに対応しましょう。
消毒用エタノール IPA スプレー式
糞尿が付着している場所は、消毒用エタノールなどを使用して殺菌を行います。
乾燥したフンをそのまま掃除すると粉じんが舞う可能性があるため、先に消毒液で湿らせてから拭き取るようにしましょう。
掃除に使用した雑巾や手袋は密閉して処分し、作業後は手洗いとうがいを徹底してください。
⑦侵入経路を塞ぐ
ハクビシンは帰巣本能があり、一度棲みついた場所に戻ろうとする習性があるため、侵入経路は確実に塞ぐ必要があります。
外壁のひび割れ、通気口、配管まわりなど侵入口になりうる場所を金網やパンチングメタル、防獣パテなどで封鎖してください。
金網
金網は通気性と強度を兼ね備えており、通気口や床下換気口など空気の通り道を塞ぐ際に適しています。
ペンチや金切りばさみで切ってサイズを調整すれば、さまざまな場所に使用可能です。
網目が粗いと通り抜けられる可能性があるため、網目の細かいタイプがおすすめです。
パンチングメタル
パンチングメタルは金属板に穴を開けた資材で、見た目がすっきりしており耐久性も高いのが特徴です。
通気性を確保しながら侵入を防げるため、通気口や換気口などに使用されます。
丈夫で長期間使用可能ですが、設置には専用の工具が必要です。
防獣ネット
防獣ネットはナイロンやポリエチレン製で、軽量で柔軟性がある資材です。
ベランダや軒下、庭など広い範囲を囲いたい際に向いています。
金属製に比べると耐久性が低いため、嚙み切られていないか定期的に確認する必要があります。
防獣パテ
配管まわりや外壁のひび割れなど、小さな隙間を塞ぐ際には防獣パテが有効です。
すき間を埋めるだけでなく、害獣が嫌がる成分が含まれている製品もあり、侵入防止と忌避の両方の効果が期待できます。
コーキング材
数センチ程度のすき間やひび割れにはコーキング材を使用します。
防水性のあるタイプなら、雨水の侵入防止も可能です。
コーキングガンを使用することで均一に隙間を埋められるため、確実な侵入経路の封鎖につながります。
⑧寄り付かない環境を作る
再びハクビシンが来ないようにするためには、住宅周辺の環境を見直すことが重要です。
エサ場や水、隠れる場所があると戻ってくる可能性があるため、住宅周辺を清潔に保ち、寄りつきにくい環境を作りましょう。
ゴミ置き場の対策
生ゴミは蓋付きの容器に入れて密閉し、ゴミ置き場はネットをかけるなどして荒らされないようにしましょう。
屋外に生ゴミを放置すると、ニオイにつられてハクビシンが近づく原因になります。
エサ場をなくす
庭や敷地内にペットフードや食べ残しを放置すると、ハクビシンが食べに現れます。
ハクビシンの捕食対象である小動物や害虫が集まるきっかけにもなるため、結果的にエサ場を提供することになってしまいます。
不要な段ボールや木材、伸びた雑草などは隠れ場所になるため、定期的に整理整頓や清掃を行いましょう。
水飲み場をなくす
ハクビシンは水辺を好むため、水がたまる場所をなくすことも重要です
庭のバケツや容器、雨水がたまる場所がないか定期的に確認してください。
池や水槽がある場合は、防獣ネットを設置するのも効果的です。
唐辛子やニンニクを配置する
ハクビシンは刺激の強いニオイを嫌うため、唐辛子やニンニクなどを侵入口付近や通り道に置く方法も有効です。
唐辛子に含まれているカプサイシンとニンニクに含まれているアリシンは、いずれもハクビシンが嫌う成分です。
ただし、自然由来の成分で時間の経過とともに効果は薄れていくため、市販の忌避剤と併用して使用してください。
周辺住民への配慮が必要
ハクビシン対策は、強いニオイを発する忌避剤や煙を噴射する薬剤などを使用するため、周辺住民への配慮が欠かせません。
罠の使用や侵入経路の封鎖作業によって、危険や不安を感じさせることもあります。
作業を行う前には、近隣住民へ一言伝えておくとトラブルを防止できます。
ハクビシンの被害に遭う前に専門家に相談を
ハクビシンによる被害は、農作物の食い荒らし、悪臭や騒音、住宅の劣化、健康被害など多岐にわたります。
農作物被害では、果樹園や畑だけでなく、家庭菜園が狙われることもあり、都市部にお住まいの方も油断できません。
糞尿やノミ、ダニを介して重篤な感染症にかかる可能性もあるため、むやみにハクビシンに近づいたり自分で捕まえたりするのは避けましょう。
害獣お助け本舗では、ハクビシンの調査から駆除、再発防止まで一貫して対応しています。
被害が広がる前に、お気軽にご相談ください。
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※1 対応地域・加盟店・現場状況により、事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります






















