アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!
「ハクビシンの餌って何だろう?家に寄せ付けないように片付けておきたい」「ハクビシンを捕まえたいんだけど、餌って何がいいかな?」
と考えていませんか?
ハクビシンは害獣ですので、寄せ付けないようにしたいですよね。
このページでは、ハクビシンを捕獲するときの餌や罠についてご案内しています。
この記事の目次
ハクビシンの餌って何?好物は?
ハクビシンの餌・食べ物
・果物(熟して落ちたもの)
・木の実
・野菜(トウモロコシやスイカ、イモなど)
・小動物・鳥
・昆虫
・鳥の卵
・魚
・生ごみ
・ペットフード
ハクビシンは雑食なので基本的に何でも餌になります。
その中でも好物なのは、糖度の高い果物全般(ぶどう、スイカなど季節のフルーツ)、野菜ならトウモロコシ、イモ類などです。
庭にペットフードの残りや果物の木、外に生ごみを置いてある場合、
ハクビシンは、餌と判断して寄ってきてしまいますので、できる範囲で片付けるようにしてくださいね。
池袋や巣鴨がある東京都豊島区でも、令和2年の1年間で128件も目撃されています。都心はハクビシンにとって危険もあるのですが、餌の魅力には勝てないということです。
見つけた人の中には「餌で捕まえてみたいな」と思う人もいると思いますが、注意が必要です。
ハクビシンを餌で捕獲する前に知っておきたい2つのこと
捕獲する前に知っておきたい2つのこと
1.自治体からの許可が必要
2.自治体ごとに対応が違う
ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されているため、勝手に捕獲や駆除をしてはいけません。
罠で捕まえるには自治体からの許可が必要で、そのためには、「実際に被害が発生している」などの一定の条件を満たしている必要があります。
また、罠を貸し出してくれたり、捕獲後の処分も必要だったりと、決まりごとが自治体によって違うので注意が必要です。
例えば、豊島区では、区が委託業者を派遣し、捕獲するための箱罠(わな)を設置してくれます。
あなたが「実害があるので罠で捕獲したい!」という状況なら、まずは一度、お住いを担当している役所に確認してみてください。
ハクビシンを捕獲するなら知っておきたい餌と罠の種類
ここでは、捕獲する場合に有効な餌と罠の種類をご案内しています。
ハクビシンを罠で捕まえるときの餌はコレッ!
ハクビシンを罠で捕まえるときの餌
・果物
・野菜
・ピーナッツ
・魚肉ソーセージ
・牛や豚の飼料
・ペットフード
先ほどもご案内しましたが、ハクビシンは雑食ですので、特別に用意する必要は無く、家にあるもので十分です。
家の作物が被害に合っている場合は、その作物を使ってみてください。餌にイチゴやブルーベリーのジャムを塗ると効果がUPします。
それでもなかなか捕まえられない場合は、次のような工夫をしてみてください。
罠の捕獲率を高める工夫
・数種類の餌を置く
・餌をこまめに交換する
・人や器具の匂いを消すために野外に放置しておく
・複数個の罠を設置する
・違う種類の罠を設置する
ハクビシンは警戒心が強く、なかなか罠にかかってくれないことがありますので、餌で捕まえるには、このような試行錯誤が必要です。
また、1匹だけでなく、数匹いる場合がありますので、いなくなるまで根気よく取り組む必要もあります。
アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!
罠には市販のものと自作のものがある
罠の種類 | 仕組み | 費用 |
箱罠(踏み板式) | 罠の底面の踏み板を踏むと扉が閉まる | 3 000~25,000円 |
箱罠(釣り餌式) | 餌を吊り下げた棒を引っ張ると扉が閉まる | 5,000~10,000円 |
くくり罠 | 輪にしたワイヤーを地面に設置し、輪の中に足が入ったら輪が小さくなる | 3,000~10,000円 |
自作の箱罠 | メッシュ状の板を組み立てて作成 | 約10,000円 |
自作のくくり罠 | ワイヤーで作成 | 2,000~3,000円 |
罠は5種類あります。
条件が整えば役所によっては無料で箱罠(はこわな)を貸し出してくれるところがありますので、捕獲をしたい人は役所に連絡してくださいね。
それでは、ここからはそれぞれの仕組みやメリット・デメリットをご案内していきます!
まず、箱罠ですが、これは餌に釣られて箱の中に入ってきた獲物を捕まえる罠です。
底面に設置された踏み板を踏むと扉が閉まるしくみの「踏み板式」、餌をつるした棒を引っ張ると扉が閉まるしくみの「釣り餌式」の2種類あります。
メリット・デメリットは次のとおりです。
箱罠のメリット
・高確率で捕獲しやすい
・初心者でも扱いやすい
・頑丈で逃げられにくい
箱罠のデメリット(注意点)
・たくさんの数を設置しにくい
・平らな場所に設置する必要がある
・獣道を知っておく必要がある
他の罠に比べると扱いやすいので初心者におすすめです。
続いて、くくり罠についてです。
こちらは獲物が罠を踏むと輪にしたワイヤーが締まり、獲物の足を括って捕まえるしくみの罠です。
メリット・デメリットは次のとおりです。
くくり罠のメリット
・比較的安価で手に入る
・小型で軽いので設置や持ち運びが楽
・数多くの罠を設置できる
くくり罠のデメリット(注意点)
・罠の設置が難しい
・罠にかかった害獣の処理に手間がかかる
・逃げられることがある
設置や捕獲に技術が必要なので、特に使う理由が無いなら、役所が貸し出してくれる箱罠を使うようにしてくださいね。
自作の罠について
罠の手作りキットが販売されていますので、自分で作ることができます。
メリット・デメリットは次のとおりです。
自作の罠のメリット
・費用が安い
・カスタマイズできる
自作の罠のデメリット(注意点)
・必要な部品と工具を揃えるのが大変
・慣れないと作成に時間がかかる
自作の罠は、慣れていない人にはおすすめではありません。
狩猟の経験が無い人は、役所が貸し出してくれる箱罠を使うようにしてください。
ただ、ハクビシンは近年、どんどん増えてきていて、一匹いたら、何匹もいる可能性が高いです。
餌を使って苦労して一匹捕まえても、「焼け石に水だった…」という結果になってしまうことがあります。
そんな場合の対策は2つあります。
ハクビシンを餌で捕まえても「キリがない!」そんな場合の2つの対策
餌を使った罠で捕まえても次から次にハクシビンが出てくる場合の対策は2つあります。
1つは自分でできる対策、もう1つはプロに依頼する対策です。
自分でできる対策
自分でできる対策には次のような方法があります。
自分でするハクビシン対策
・忌避剤(ひきざい)を利用する
・害獣撃退器を使う
・隙間をパテで埋める
・金網やマット、電気柵を設置する
・庭の手入れをする
・生ごみやペットの餌を放置しない
敷地外にいるハクビシンに対しては、整理整頓と清掃をし、全ての侵入経路を塞いだ上で、市販の忌避剤や害獣撃退器を使うと、とても効果的です。
屋内(屋根裏や床下)や敷地内にいる場合は、追い出した後、掃除と消毒などのアフターケアが必要です。
毎日忙しいのに、こうした対策だけでなく、アフターケアまでするのはかなり難しいですよね。
そんな場合は、プロに依頼することを検討してみてください。
プロに対策を依頼する(でも、お高いのでは?)
プロに依頼するとなると「でも、料金が気になるし…」という人は多いです。
ですが、意外にリーズナブルですよ。現在はハクビシンの増加にともなって、退治する業者が増えているからです。
まずは複数の業者に問い合わせて、調査と見積もりをしてもらってください。ここまでは無料でしてくれる業者がほとんどです。
こうすることで、料金の相場など、初めて分かることがあります。時間がある方は、業者の口コミもチェックしてみてくださいね。
ハクビシンの餌についてのQ&A
ハクビシンの餌について、よくある質問とその回答をご案内します。
Q.ハクビシンは夜行性ですよね。餌を使った罠を仕掛けるのは夜間がいいですか?
A.はい、夜間が適切です。
日が落ちて暗くなると、ハクビシンは餌を探して動き回るので、罠にかかる可能性が高まります。
Q.犬や猫はハクビシンの餌になる可能性がありますか?
A.はい、可能性はあります。
ハクビシンは小動物を食べることがあるため、子犬や子猫が襲われることががあります。
その原因は餌の取り合いですので、ペットの餌は放置しないで片付けるようにしてくださいね。
ハクビシンの餌のまとめ
このページのまとめ
・ハクビシンの餌は幅が広い(雑食)
・法律上、捕獲には許可が必要
・罠以外の対策はグッズの使用か業者への依頼
ハクビシンは雑食で、家の木になっている果実や生ごみ、昆虫など、何でも餌にします。
捕獲する際の罠に使用する餌は家にあるものでOKですが、法律で保護されていますので、捕獲するには役所の許可が必要です。
役所は無料で箱罠を貸し出してくれますが、罠は取り扱いが面倒ですし、捕獲後の処分が必要なのでおすすめではありません。
餌での捕獲はせず、自分で追い払う対策をしたり、業者に依頼することをおすすめします。
アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!