「天井からパタパタ音がする」
「ベランダに黒い糞が落ちていて心配」
こうした違和感は、コウモリが棲みついてるサインかもしれません。
放置すると糞尿による悪臭や健康被害、家の破損につながる恐れがあります。
コウモリ被害を防ぐには、追い出すだけでなく侵入経路を塞ぎ、再侵入を防ぐことが欠かせません。
この記事では、コウモリの正しい駆除の方法や最適な時期、費用相場、業者の選び方までプロの視点で解説します。
被害が広がる前に、正しい知識を持って適切な対策を始めましょう。
このような方におすすめ
- コウモリ駆除の費用や相場を知りたい方
- 自分で駆除するか迷っている方
- 業者に依頼を検討している方
- コウモリを放置した際の被害を知りたい方
- 信頼できる駆除業者を選びたい方
コウモリを駆除する前に知っておきたい8つのこと
コウモリの駆除は、やみくもに追い出すだけでは根本的な解決になりません。
まずはコウモリという生き物の習性や、駆除の際に注意すべきポイントを正しく理解することが大切です。
以下では、コウモリを安全かつ効果的に追い出すために知っておきたい8つの基本知識をまとめました。
コウモリを駆除する前に知っておきたい8つのこと
- 棲みつくのは主にアブラコウモリ
- コウモリ駆除とは追い出しのこと
- コウモリの駆除に適切な時期
- コウモリが持つウイルス・感染症
- コウモリに宿る寄生虫
- コウモリが嫌がるニオイ
- コウモリは夜行性のため光を嫌う
- コウモリが嫌がる音
棲みつくのは主にアブラコウモリ

日本の住宅に棲みつくのは、主にアブラコウモリ(イエコウモリ)という種類です。
体長は約5cm、体重は10g前後と小型で、わずか1cmほどの隙間から家に侵入します。
もともとは洞窟や樹木の割れ目をねぐらとしていましたが、都市化によって住宅を棲みかとするようになりました。
屋根裏や軒下、換気口、雨戸の戸袋、エアコンの配管まわりなど、わずかな隙間が侵入経路となることが多いです。
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コウモリ駆除とは追い出しのこと

コウモリの駆除と聞くと、捕獲や殺処分を思い浮かべる方も少なくありません。
しかし、日本に棲むコウモリは鳥獣保護法の対象であり、捕まえたり殺したりすることは法律で禁止されています。
違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
正しいコウモリ駆除の方法は追い出しであることを理解した上で対策を講じましょう。
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コウモリの駆除に適切な時期

コウモリは季節によって行動が変わるため、追い出しに適した時期を選びましょう。
特に4〜5月の春と10月の秋は、ご自身で駆除する場合に向いている時期です。
このタイミングで侵入経路の封鎖や清掃まで行うと、再侵入を防ぎやすくなります。
冬眠期(11月〜3月)
気温が下がると活動をやめ、建物の奥で冬眠します。
この時期に無理に追い出すと死骸や悪臭の原因となるため、自力での対応は避けた方が安全です。
駆除が必要なら専門業者に依頼しましょう。
準備期(4月〜5月)
暖かくなり活動が活発になる時期です。
繁殖前で大人のコウモリしかいないため、追い出しや侵入経路の封鎖を行いやすい最適な時期です。
繁殖期(6月〜9月)
活動のピークで繁殖と子育てが行われます。
7〜8月は子コウモリはまだ飛べないため、大人コウモリだけを追い出すと子コウモリが取り残され、死んでしまいます。
悪臭や害虫の発生につながります。被害が気になるときは専門業者に相談しましょう。
秋(10月)
冬眠前で活動量は減りますが、子コウモリも大きくなるため追い出しに向いています。
ただし繁殖後で数が増えていると、大規模な作業が必要になる可能性があります。
棲みついているコウモリの数が少なければ自力での追い出しも可能です。
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コウモリが持つウイルス・感染症

コウモリは世界的に危険なウイルスの自然宿主とされており、SARS、エボラ、狂犬病など、人に深刻な病気をもたらす可能性のある動物とされています。
コウモリは特有の免疫システムによって多くの病原体を保有し、ウイルスの貯蔵庫とも呼ばれるほどです。
コウモリが媒介するウイルスの一例
- SARSウイルス
- メナングルウイルス
- エボラウイルス
- ニパウイルス
- 狂犬病ウイルス
- リッサウイルス
- アルボウイルス
- ハンタウイルス
- ヘンドラウイルス
- マールブルグウイルス
上記のウイルスは海外での感染事例が多いですが、日本でもコウモリが狂犬病などが発見されており、
直接触れたり素手でコウモリ駆除をおこなうのは危険です。
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コウモリに宿る寄生虫

コウモリの体には寄生虫が付着しており、皮膚トラブルや感染症の原因になります。
代表的なのはマダニ、コウモリマルヒメダニ、コウモリトコジラミの3種類です。
マダニ
数ミリほどの大きさで肉眼で確認ができます。
吸血により皮膚の腫れやかゆみ、発熱を引き起こし、重症になることも。
コウモリマルヒメダニ
コウモリ特有のダニで、羽毛や皮膚に付着して繁殖し、人に移ると強いかゆみや赤み、
小さな発疹が出ることがあります。
コウモリトコジラミ
南京虫の仲間で、暗所に潜み、コウモリを吸血して繁殖します。
人を刺すと紅斑や膨疹が現れ、強いかゆみや痛みを伴います。
寄生虫による被害は皮膚症状だけでなく、感染症や精神的ストレス、室内の環境悪化にもつながります。
コウモリが棲みついていたら早めの駆除が必要です。
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コウモリが嫌がるニオイ

コウモリは嗅覚が発達しており、強い刺激臭を嫌う習性があります。
中でもハッカとナフタリンはコウモリの忌避に有効といわれており、忌避スプレーや防除剤にも使われています。
ハッカ
清涼感のあるツンとした香りを放ち、人にとっては爽やかでもコウモリにとっては強い刺激となります。
ハッカ油を配合したスプレーや忌避剤を出入り口や棲みついている場所に噴霧することで、コウモリが嫌がる環境が作れます。
ナフタリン
衣類用防虫剤として知られ、独特のニオイを持ちます。
不織布の袋に入れて吊るす、侵入経路に設置するなどの方法で使えますが、環境省の報告で発がん性のリスクが指摘されています。
生活空間での使用には向いていません。
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コウモリは夜行性のため光を嫌う

コウモリは夜行性のため、暗く静かな環境を好みます。
昼間は屋根裏や換気口、雨戸の戸袋など光が差し込みにくい狭い空間で休み、日没後に活動を始めます。
夜間に強い光にさらされると落ち着いて過ごせなくなるため、明るい場所を避けて行動するのが特徴です。
この習性を利用して、ライトを使った対策も有効です。
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コウモリが嫌がる音

コウモリは音に敏感で、反響定位(エコーロケーション)を使って生活しているため、特定の周波数を流すのも効果的です。
代表的なのが超音波発生装置やラジオの音です。
超音波発生装置はコウモリの聴覚特性を利用した機器で、ラジオやスマホアプリ、
動画の音でも一定の忌避効果が期待できます。
一方で、音だけではコウモリが慣れる可能性が高いため、忌避剤や光の活用、
侵入経路の封鎖と組み合わせる必要があります。
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コウモリが棲みついているサインと兆候

コウモリは昼間は隠れて過ごすため姿を確認しにくいですが、
棲みついている場合はいくつかのサインで気づくことできます。
まずはコウモリが棲みついている兆候を確認し、被害の程度や自力で対処できるかどうかを見極めてみましょう。
コウモリが棲みついているサインと兆候
- コウモリの糞らしきものがベランダや軒下などに落ちている
- 家の敷地内でコウモリの死骸を見つけた
- コウモリの赤ちゃんを見つけた
コウモリの糞らしきものがベランダや軒下などに落ちている
コウモリが棲みついているサインで気づきやすいのが糞です。
ベランダや軒下、換気口の下などに黒く細長い粒状のものがまとまって落ちている場合、コウモリの糞の可能性があります。
見た目はネズミの糞と似ていますが、コウモリは昆虫を食べるため未消化の羽や殻が混ざっており、
指で軽くつぶすとポロポロと崩れやすいのが特徴です。
糞を放置すると悪臭やダニなど害虫発生の原因になり、
健康被害につながる恐れもあるため、早めに清掃や駆除をしましょう。
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家の敷地内でコウモリの死骸を見つけた
家の敷地内やベランダなどでコウモリの死骸を見つけた場合は、
すでに複数のコウモリが棲みついているサインです。
コウモリは群れをつくって生活する習性があり、1匹の死骸を見つけた場合、
屋根裏などに集団で棲みついている可能性があります。
死骸の処理は、発見場所によって対応先が変わることを事前に把握しておきましょう。
- 公共の場所(道路・公園など):自治体や管理団体が対応
- マンション・アパートの共用部:管理会社または大家が対応
- 自宅や私有地:所有者(住民)が対応
それぞれの責任範囲を把握し、万が一複数のコウモリが棲みついていたときは、
自力での駆除が難しいため、専門業者へ早めに相談するようにしてください。
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コウモリの赤ちゃんを見つけた

敷地内や建物の隙間でコウモリの赤ちゃんを見つけた場合は、
周辺に親コウモリが棲みついていることが多いです。
体が小さく羽も短い赤ちゃんは、自力で飛べず親が近くにいることがあります。
しばらくは様子を見て、親が戻らない場合は、保護の準備をしましょう。
コウモリの赤ちゃんは直接触らず、ゴム手袋やタオルを使って段ボールに移し、静かな場所で保温します。
そのうえで役所や専門業者に相談してください。
なおケガをしている場合など一時的な保護は許可されることがありますが、飼育や捕獲は法律で禁止されています。
見つけたときは慌てず、業者に任せるのが安全です。
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家の中でコウモリが棲みつきやすい場所
コウモリは暗く静かで、人の目が届きにくい場所を好んで棲みつきます。
特に屋根裏や軒下、通気口、シャッターなどは外気を遮りやすく、昼間に休むのに適した環境です。
わずか1cmほどの隙間からも侵入できるため、屋根まわりや換気口、
エアコンの配管部分は定期的に点検し、侵入経路を把握することが重要になります。
以下では、家の中で特に棲みつきやすい場所と、コウモリの有無を確認する方法を解説します。
家の中でコウモリが棲みつきやすい場所
- 屋根裏(天井裏)
- 軒下
- 通気口/換気口/排気口
- エアコン
- シャッター
- 雨戸
- ベランダ
- 床下
コウモリの巣は鳥の巣ではない

前提として、コウモリは鳥のように枝や草を集めて巣を作ることなく、家の屋根裏や軒下、雨戸の戸袋など、
暗く狭い空間そのものを棲みかとして利用します。
鳥の巣のような形状にはならず、黒い糞や壁の汚れ、強いニオイなどの痕跡をコウモリの巣と呼びます。
コウモリは、一度棲みつくと同じ場所に再び戻ってくる習性があるため、早めに以下の場所を確認してみてください。
屋根裏(天井裏)
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屋根裏は建物の最上部にあり、断熱材や梁(はり)が入り組んだ複雑な構造をしています。
外光がほとんど届かず静かなため、コウモリが棲みつきやすい環境です。
屋根裏の構造

屋根裏には配線や配管、断熱材などの住宅設備が集中しており、構造上隙間や死角が多くなります。
明るさが乏しく、屋根裏に人が立ち寄ることはほとんどないこともコウモリが長期間棲みつく一因となっています。
さらに、屋根裏は広い空間がひと続きになっている住宅がほとんどなため、複数のコウモリが群れで棲みつき、
コロニー化し数十匹から数百匹まで被害が拡大しやすい場所でもあります。
屋根裏にコウモリがいるかチェック
以下のような兆候が見られる場合は、屋根裏にコウモリが棲みついている可能性があります。
屋根裏にコウモリがいるかチェック
- 天井板や断熱材に黒い糞や汚れが付着している
- 屋根裏から羽音や鳴き声が聞こえる
- 春から秋にかけて強いニオイがする
確認する際は、天井の点検口から懐中電灯で内部を照らし、糞や汚れの有無を確かめます。
屋根裏は高所で足場が不安定なため、無理をせず安全を最優先に点検を行いましょう。
点検口がない場合は、押し入れの天井から屋根裏に入れる住宅もあります。
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軒下

軒下は、屋根が外壁から張り出してできる空間で、日差しや雨を防ぐ役割を持っています。
日中でも薄暗く、人の視線が届きにくいため、コウモリが棲みつきやすい環境のひとつです。
軒下の構造

軒下は軒天(軒裏)や軒先などで構成され、湿気対策や換気のために小さな通気口が設けられていることがあります。
これらの通気口や継ぎ目、わずかな隙間がコウモリの侵入経路となりやすいです。
屋根裏とつながっていることがあり、軒下が侵入経路となり屋根裏に棲みつくケースもあります。
軒下にコウモリがいるかチェック
次のような兆候が見られる場合、軒下にコウモリが棲みついている可能性があります。
軒下にコウモリがいるかチェック
- 軒下や外壁に黒い糞や汚れが付着している
- 軒下のまわりから強いニオイがする
- 夜間に羽音や鳴き声が聞こえる
確認時は外から見上げるだけでなく、懐中電灯で軒下の奥を照らし、
通気口や板の継ぎ目に汚れや糞がないかを確認してみてください。
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通気口/換気口/排気口

通気口や換気口、排気口は、室内の空気を外へ排出するために設けられた開口部です。
外部と直接つながっている構造のため、コウモリの侵入経路になりやすく、放置すると内部に入り込まれるおそれがあります。
通気口/換気口/排気口の構造

開口部は換気扇のダクトや配管を通じて外部とつながっており、通常はカバーや金網で虫や小動物の侵入を防いでいます。
一方で、経年劣化や破損によりカバーが外れたり、金網に隙間ができるとコウモリの侵入経路となることも。
内部が暗く、外気を遮っていて雨風の影響を受けにくいため、一時的な休憩場所になりやすいです。
通気口/換気口/排気口にコウモリがいるかチェック
通気口などに以下の異変があれば、すでにコウモリが侵入している可能性があります。
通気口/換気口/排気口にコウモリがいるかチェック
- 通気口や換気口の周囲に黒い糞や汚れが付着している
- 換気口や排気口の奥から鳴き声や羽音が聞こえる
- カバーや金網に破損・歪みがある
外側から目視で確認し、懐中電灯で奥を照らすと汚れや破損箇所が見つけやすいです。
特に夜間や早朝に生き物が飛び交っていたり、音がする場合は、すでに侵入されている可能性があります。
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エアコン

エアコンは、室内機と室外機を配管でつなぎ、空気の循環と熱交換を行う設備です。
建物の壁を貫通して配管やドレンホースが通っているため、わずかな隙間があるとコウモリが侵入して棲みつくことがあります。
エアコンの構造

エアコンは、室内機と室外機のあいだで冷媒ガスを循環させ、室内の熱を屋外に排出することで冷暖房を行う仕組みです。
室内の快適な温度を保つうえで欠かせない設備ですが、室外と室内をつなぐ配管まわりにできた隙間は、コウモリの侵入経路となることも。
こうした場所は外気を遮り、内部が暖かく保たれるため、コウモリが棲みつきやすい環境になりやすいです。
エアコンにコウモリがいるかチェック
次のようなサインが見られるときは、エアコンの内部や周辺にコウモリが棲みついている可能性があります。
エアコンにコウモリがいるかチェック
- 室外機や配管まわりに黒い糞が落ちている
- 室外機の裏や壁面から強いニオイがする
- エアコンの吹き出し口や内部から羽音・鳴き声が聞こえる
エアコンは高所や内部構造が複雑なため、無理に分解や清掃を行うのは危険です。
放置すると汚れや臭いが広がることもあるため、早めに確認しましょう。
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シャッター

シャッターは、窓や玄関を守るために設置される防犯・防災設備です。
遮光や防音の効果もありますが、構造上の隙間が多く、内部が薄暗いため、コウモリが棲みつきやすい場所でもあります。
シャッターの構造

シャッターは、シャッターボックス・ガイドレール・枠などで構成され、
使用していないときは本体がボックス内に巻き取られて収納されます。
巻き取り部やレール部分には約1cmほどの隙間があり、この小さな空間からコウモリが侵入して棲みつくことが多いです。
外敵から身を守りやすいため、休息として利用されることもあります。
シャッターにコウモリがいるかチェック
以下のような兆候が見られる場合、シャッター内部にコウモリが棲みついている可能性があります。
シャッターにコウモリがいるかチェック
- シャッター付近に黒い糞が落ちている
- シャッターの周囲から異臭がする
- 夜になると羽音や鳴き声が聞こえる
内部構造が複雑なため、外から見える範囲を中心に観察し、形跡がないか確認してみましょう。
シャッターボックスやレール部分の汚れや隙間を確認し、糞やニオイがあれば注意が必要です。
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雨戸

雨戸は、窓の外側に取り付けられた防風・防雨設備で、日差しや視線を遮る役割もあります。
一方で、パネルを収納する戸袋の内部は暗くて空洞になっており、人の目が届きにくいため、コウモリが棲みつきやすい場所です。
雨戸の構造

雨戸は、パネル・枠・戸袋などで構成されており、使用していないときはパネルを左右にスライドさせて戸袋内に収納する仕組みです。
戸袋の内部は外から確認しにくく風通しが悪いため、外敵に見つかりにくい環境となり、
コウモリが休息や繁殖のために棲みつくことがあります。
雨戸にコウモリがいるかチェック
次のようなサインがあれば、雨戸の内部にコウモリが棲みついている可能性があります。
雨戸にコウモリがいるかチェック
- 戸袋の内部や周囲に黒い糞や汚れがある
- 雨戸の下や壁際に糞が落ちている
- 雨戸のあたりから羽音や鳴き声が聞こえる
シャッターと同様に、内部構造が複雑で見えにくいため、外から見える範囲で小さな変化に気づくことが大切です。
戸袋の隙間やレール部分を懐中電灯で照らし、汚れや糞の有無を確認しましょう。
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ベランダ

ベランダは、戸建て住宅だけでなくマンションやアパートでもコウモリの被害が報告されています。
室外機のまわりや通気口、配管の隙間などから侵入されることが多く、棲みつきを防ぐためには日常的な点検が必要です。
ベランダの構造

ベランダには、室外機・物干し竿・配管・シャッターボックスなどが設置されており、
コウモリが羽を休めるナイトルースト(一時的な休憩場所)としても利用されやすいです。
一見すると棲みついていないように見えても、毎晩立ち寄って休むことで糞や汚れが蓄積し、悪臭や衛生被害につながることがあります。
ベランダの周辺にわずかな隙間があると、内部に入り込んで繁殖・棲みついてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
ベランダにコウモリがいるかチェック
ベランダはコウモリが飛来しやすい場所のため、以下のポイントを確認してみてください。
ベランダにコウモリがいるかチェック
- 床や壁に黒い糞が落ちている
- 室外機のまわりに汚れや強いニオイがある
- 物干し竿や手すりにコウモリがぶら下がっている
- 壁面やシャッターボックス付近に黒ずみや汚れがある
室外機の裏や配管まわり、シャッターボックスの下などは死角になりやすいため、懐中電灯で照らして確認すると分かりやすいです。
ベランダは人の出入りが少ない時間帯にコウモリが現れやすいため、夕方以降に観察してみてください。
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床下

床下は建物を支える基礎部分で、通気性や湿気対策のために設けられた空間です。
人の目が届かず暗く静かな環境が整っているため、コウモリの侵入経路や棲みかとなりやすい場所のひとつです。
床下の換気口や配管まわりのわずかな隙間から侵入されるケースが多いです。
床下の構造

床下は湿気やカビを防ぐために通気性が確保されており、同時に配管や電気配線を通す役割も果たしています。
内部には点検口・通気口・人通口が設けられ、柱や基礎、配管が複雑に入り組んだ構造です。
人がやっと通れるほどの狭い空間で光も届きにくく、コウモリが休息するには最適な環境といえます。
清掃や点検が難しいため、棲みつかれても気づきにくいです。
床下にコウモリがいるかチェック
床下は確認が難しい場所ですが、以下のような異変が見られると、コウモリが棲みついている可能性があります。
床下にコウモリがいるかチェック
- 床下や通気口のまわりに黒い糞や汚れがある
- 床下から「キーキー」と鳴き声が聞こえる
- 床下内部で「バサバサ」と羽音がする
確認の際は、床下点検口から懐中電灯で内部を照らし、汚れや異臭の有無をチェックしてください。
あわせて換気口まわりの金網やパネルに破れ・隙間がないかを確認しておくと、侵入経路の発見につながります。
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コウモリ駆除を専門業者に依頼した場合の費用相場

コウモリ駆除を専門業者に依頼する場合の費用は、一般的に1万円〜10万円程度が目安です。
ただし、屋根裏や軒下などの高所作業や、被害範囲が広く糞尿清掃・修繕が伴う際は、10万円を超えることもあります。
建材の張り替えなど修繕を含む大規模作業では、50万円〜100万円に達することもあり、被害の場所・広さ・季節によっても費用は変動します。
コウモリ駆除の作業内容

専門業者によるコウモリ駆除は、個人での対策と同じく追い出しが基本ですが、
侵入経路の特定や再発防止の施工など、個人では難しい部分まで丁寧に対応してくれます。
屋根裏や高所、壁の内部など一般の方では立ち入りにくい場所も安全に作業できるため、被害を根本から解決できるのが大きな特徴です。
コウモリ駆除の作業内容
- 生息調査
- 侵入経路の特定
- コウモリの追い出し
- 糞尿清掃、雑菌処理
- 侵入経路の封鎖
- 追い出し状況の報告
①生息調査
まずは、コウモリがどこに棲みついているのかを調査します。
屋根裏や天井裏、換気口、雨戸の戸袋などはコウモリが棲みつきやすい場所です。
糞や汚れの跡、ニオイなどの痕跡をもとに、被害の広がりや生息数を調べます。
②侵入経路の特定
コウモリの侵入経路を調べます。
軒下と屋根裏の継ぎ目、外壁のひび割れ、通気口や配管の周辺など、わずか1cmの隙間からでも侵入してしまいます。
この工程で発見した侵入経路は、のちの封鎖作業で重点的に対処します。
③コウモリの追い出し
棲みついている場所と侵入経路を特定したら、建物内にいるコウモリを屋外へ追い出します。
ハッカ系のニオイを使った忌避剤や、超音波を発生させる装置などを使い、コウモリが自然に外へ出るように誘導します。
屋根裏など人が立ち入れない場所では、状況に応じて複数回に分けて作業を行うこともあるため、
時間がかかる場合があることを念頭に置いておきましょう。
④糞尿清掃、雑菌処理
コウモリの糞には雑菌や寄生虫が含まれることがあるため、アルコール系の除菌剤で殺菌・消臭を行います。
併せて、ダニやノミなどの害虫が発生している場合は、防虫処理も行います。
⑤侵入経路の封鎖
清掃後は、再び侵入されないように侵入経路を塞ぎます。
金網やパンチングメタル、シーリング材、パテなどを使い、1cmほどの隙間も見逃さず処理します。
コウモリには帰巣本能があり、同じ場所に戻ってくることが多いため、確実な封鎖が必要です。
⑥追い出し状況の報告
作業が完了したら、依頼主に作業内容を報告します。
作業前後の写真や施工箇所、使用した資材、今後の注意点、保証期間などを説明し、必要に応じて再発防止のアドバイスも行います。
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コウモリ駆除の費用を抑える方法

コウモリ駆除を専門業者に依頼すると、被害状況によっては高額になることもある一方で、
依頼するタイミングや事前準備を工夫すれば、費用を抑えることも可能です。
ここでは、無理なくコウモリ駆除のコストを減らすための4つのポイントを紹介します。
コウモリ駆除の費用を抑える方法
- 早い段階で駆除の依頼をする
- 最適な時期に依頼する
- 巣の場所や侵入経路を把握しておく
- 相場を把握しておく
早い段階で駆除の依頼をする
コウモリを見つけたら、できるだけ早めに専門業者へ相談するのがおすすめです。
被害を放置すると、糞尿による汚れや悪臭が広がり、修繕や清掃の範囲が増えて費用が高くなる可能性があります。
数匹のコウモリであれば数万円で済むケースでも、巣が大きくなり被害が拡大すると10万円を超えることも少なくありません。
早い段階で依頼すれば、被害が軽いうちに対処でき、結果的に駆除費用を抑えることにつながるでしょう。
最適な時期に依頼する

コウモリ駆除を依頼する時期は、繁殖前を選ぶのが費用を抑えるコツです。
コウモリは6〜10月頃に活発に動き、繁殖して一気に数が増えていきます。
この時期は被害が大きくなり、結果として駆除費用も高くなります。
実際、8月は年間で最も費用が高く、続く10月も高額になるケースが多いです。
一方で、冬眠に入る前や活動が穏やかな時期に駆除依頼をすれば、費用も抑えやすくなります。
被害やコストを最小限にするためにも、適切な時期に依頼してください。
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巣の場所や侵入経路を把握しておく
コウモリの巣や侵入経路を事前に把握しておくと、調査や駆除作業の効率が上がり、結果的に費用を抑えやすくなります。
どのあたりでコウモリを見かけたか、糞が落ちている場所はどこかなどを事前に確認しておくことで、
現地調査の時間を短縮でき、作業がスムーズに進みます。
依頼前に、目視できる範囲で巣の位置や侵入経路のおおよその場所をつかんでおくことがポイントです。
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相場を把握しておく
コウモリ駆除の費用相場を把握しておくことは、不当な高額請求を避け、適正な価格で依頼するために重要です。
害獣お助け本舗では基本料金設定のため、安心してご依頼が可能です。
一般的な相場は1万円〜10万円程度ですが、
被害の範囲や作業内容によって大きく変わることがあるのも把握しておくと良いです。
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棲みついたコウモリを放置すると危険な理由

コウモリは一見おとなしく見えるものの、放置すると被害が急速に拡大するおそれがあります。
糞尿による悪臭や健康被害だけでなく、建物の劣化や害虫の発生など、二次被害を引き起こすケースも少なくありません。
まずは、全国的にどれほどコウモリ被害が発生しているのかを見てみましょう。
年間の都道府県別コウモリ被害件数

BEST株式会社に寄せられた2023年1月から2025年8月までの計898件のお問い合わせを元に作成した都道府県別のコウモリ被害件数です。
コウモリ被害は、全国平均で1都道府県あたり19.9件報告されており、
特定の地域に集中しているわけではなく、全国どこでも一定数の被害が発生しています。
このデータから分かるのは、自然環境の多い地方や郊外だけでなく、都市部でも同様の被害が確認されているという点です。
つまり、地域を問わずどこに住んでいてもコウモリ被害に遭う可能性があるのです。

さらに、住宅の種類別に見ると、被害の約8割以上が持ち家で発生しています。
戸建て住宅は、屋根裏や外壁の隙間などコウモリが棲みつきやすい構造に加え、
所有者自身の管理に委ねられているため、メンテナンスを怠ると侵入されやすい傾向があります。
一方で、マンションやアパートなどの集合住宅は、
管理会社やオーナーによって定期的な点検や大規模修繕が行われることが多く、棲みつく隙間が早期に対処されていることが多いです。
このことから、戸建て住宅にお住まいの方は、定期的な点検をし、早めにコウモリ対策を行うことが重要になります。
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コロニーを形成し、気づいたら数百匹に
コウモリは放置しておくと、屋根裏や換気口などにコロニー(集団)をつくって棲みつきます。
最初は数匹でも、繁殖期を迎えるたびに数が増え、あっという間に数十匹、場合によっては数百匹に膨れ上がります。
コロニーが大きくなるほど糞尿の量も増え、被害や費用の負担が大きくなります。
糞尿による悪臭被害
コウモリの糞尿は独特のアンモニア臭を放ち、時間の経過とともに家全体に広がります。
エアコンのダクトや通気口に棲みつかれると、室内にまでニオイが入り込み、生活空間そのものが不快な環境になってしまいます。
特に梅雨時の6月から10月にかけては湿度と気温が高いため、糞尿のニオイがより強くなり、家中にこもりやすいです。
コウモリによる独特な悪臭は建材にも染みつきやすく、長期間放置すると壁や柱が変色・腐食することも。
清掃では取りきれず、張り替えや修繕が必要になることも多いです。
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健康被害
コウモリの糞尿には、ヒストプラズマ菌やレプトスピラ菌などの病原菌が含まれていることがあります。
乾燥した糞が舞い上がり、吸い込むと感染症やアレルギーを発症するおそれがあります。
さらに、コウモリはウイルスや細菌の自然宿主としても知られているため、直接触れたり、噛まれたりすることで感染症を発症することも。
発熱や咳、倦怠感、呼吸の違和感などの症状が出ることもあり、免疫力の低い方や小さな子ども、高齢者のいる家庭では見過ごせない問題です。
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騒音被害
夜になると、「キーキー」という鳴き声や「バサバサ」という羽音が聞こえてくることがあります。
これは夜行性のコウモリが活動している音で、屋根裏や軒下に棲みつかれると、反響して室内まで響いてしまうのです。
こうした騒音は睡眠を妨げやすく、寝つきが悪くなったり、音へのストレスから不眠に悩まされたりすることがあります。
群れが増えるほど活動音も大きくなり、日々の生活に影響を及ぼすほどの騒がしさになることも多いです。
害虫被害
コウモリの糞尿は湿気を帯び、周囲の木材を腐らせる原因になります。
劣化した部分からシロアリやゴキブリなどの害虫が発生し、放置すると家全体に広がるおそれがあります。
一度シロアリが入り込むと駆除だけでなく建物の修繕も必要になり、さらに腐食が進行すれば雨漏りの原因になりかねません。
自分でコウモリ駆除をする際の費用と手順

コウモリ駆除は、専門業者に依頼せず自分で行うことも可能です。
ただし、使用する道具や作業範囲によって費用やリスクが大きく変わります。
ここでは、自力でコウモリを駆除する際にかかるおおよその費用と、実際の手順を分かりやすく解説します。
専門業者に依頼するか迷っている方は、比較の参考にしてください。
自分で駆除する際にかかる費用
自分でコウモリを駆除する場合、道具や薬剤の購入費用としておおよそ16,000円〜数万円が目安です。
自分でコウモリ駆除をする際の費用目安
- 忌避剤:800〜6,000円
- 防護服・マスク・手袋などの感染対策用品:3,000〜5,000円
- 清掃・消毒用の道具:3,000円前後
- 再発防止用の資材(コーキング材・金網など):8,000円〜数万円
- リフォーム費用:被害の程度による
感染症対策には、防塵マスクや手袋などの防護服を準備しましょう。
清掃用には消毒液やハンドクリーナー、再発防止にはコーキング材・金網・脚立などが必要です。
費用だけ見れば、専門業者に依頼するより安く済みそうですが、以下のような場合は出費が増えることがあります。
- 棲みついている数が多い
- 侵入経路が複数ある
- 建材が損傷している
さらに、DIYや作業に慣れていない方が対応を誤ると、結果的に業者依頼より高くつくかもしれません。
自分で駆除する際のリスク
自力でコウモリ駆除を行う場合、以下のようなリスクを伴います。
自分で駆除する際の主なリスク
- 追い出しの失敗による再発
- 忌避剤の成分による健康被害
- 糞尿清掃時の感染リスク
- ダニやノミなどの寄生虫被害
- 侵入経路の封鎖ミスによる再侵入
専門業者と違い、個人での駆除は失敗する可能性が高く、追い出しきれなかったコウモリが再び戻ってきたり、
忌避剤を吸い込んだ子どもやペットが体調を崩すケースもあります。
清掃時には糞尿に含まれる病原菌やウイルス、寄生虫による健康被害が発生することも。
侵入経路を完全に塞げない場合は被害が長期化するおそれがあるため、一時的な追い出しで終わらせず、
寄せつけない環境づくりなど長期的な対策が必要です。
①棲みついている場所、侵入経路の確認
コウモリが棲みついている場所と侵入経路を特定します。
アブラコウモリは1cmほどの隙間があれば侵入できるため、糞や羽音を手がかりに、
軒下・排気口・シャッターボックス・エアコン周辺などをくまなくチェックしましょう。
屋根裏や床下を確認する際は、点検口から内部を覗けますが、
配線や断熱材が複雑に入り組んでおり、足場も不安定なため危険を伴います。
屋根裏や床下にコウモリが棲みついているのであれば、専門業者に依頼する方が安全です。
②コウモリを追い出す
侵入経路と棲みつき場所を確認したら、忌避剤スプレーを使って追い出します。
忌避剤にはコウモリが嫌うハッカ系の成分が含まれており、雨戸や換気口、
戸袋などの侵入経路から屋根裏まで幅広く使用でき、殺傷せずにコウモリを外へ追い出せるのが特徴です。
噴射方向や風向きによっては家の中に逃げ込むこともあるため、慎重に使用しましょう。
③コウモリの糞尿や巣を清掃、消毒する
追い出しが終わったら、糞尿や巣を徹底的に清掃・消毒します。
コウモリの糞には病原菌やアレルギー物質が含まれているため、
マスク・手袋・作業着を着用し、消毒液を含ませた雑巾で丁寧に拭き取ってください。
粉じんを吸い込まないよう注意し、清掃後は手洗いやうがいを必ず行いましょう。
使用した清掃道具は感染防止のため処分するのが安心です。
④侵入経路を封鎖する
コウモリは帰巣本能が強く、追い出しても同じ場所に戻ってくる習性があるため、再侵入を防ぐ封鎖作業を行う必要があります。
外壁のひび割れはシーリング材やパテで埋め、通気口などの空気の通り道には金網やパンチングメタルを設置し、通気性を保ちながら侵入を防ぎましょう。
封鎖作業を行う際は、コウモリが中に残ったまま閉じ込めてしまわないよう、完全にいなくなったことを確認してから実施してください。
⑤コウモリが嫌がる環境を作る
封鎖が終わったら、コウモリが近づきにくい環境を整えましょう。
強い光や高周波音を嫌う習性を利用し、人感センサー付きLEDライトや超音波発生装置、固形タイプの忌避剤を設置するのが効果的です。
固形タイプの忌避剤は約2か月間ニオイでコウモリを寄せつけない効果が持続するため、即効性よりも長期的な対策を行うときに適しています。
さらに、コウモリが嫌う香りを放つハーブを育てるのも効果的ですが、繁殖力が強いため、鉢植えで栽培するようにしてください。
⑥定期的なチェック
駆除後も、再びコウモリが侵入していないか定期的にチェックしましょう。
時間が経つと新しい隙間ができることもあり、再侵入の可能性が高まります。
過去に棲みつかれていた場所の周辺を中心に、糞や羽音の有無を定期的に確認してください。
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専門業者によるコウモリ駆除のメリット

自分でコウモリ駆除を行うことも可能ですが、被害の範囲が広い場合や複数のコウモリが棲みついている場合は、専門業者へ依頼しましょう。
感染症やケガのリスクを避けながら、短期間で根本的な解決ができるのがコウモリ駆除の専門業者に任せる大きな利点です。
専門業者によるコウモリ駆除のメリット
- 感染症やケガを回避できる
- 適切な駆除ができる
- 消毒、清掃を徹底してくれる
- 再来防止対策を行ってくれる
- 時間や労力がかからない
- 修繕・リフォームができる
感染症やケガを回避できる
コウモリ駆除には、糞尿や接触による感染症だけでなく、
作業中の転落やケガ、寄生虫による被害など、さまざまな危険が伴います。
うっかり触れてしまうだけでも、感染症にかかるおそれがあるため、
無理に自分で対処せず、専門業者に任せたほうが安全で確実です。
専門業者では、防護服・手袋・マスクを着用したうえで、衛生面と安全面の両方を徹底しています。
高所作業にも慣れており、安全かつ確実に駆除してもらえる点が大きなメリットです。
適切な駆除ができる
専門業者は、法律を遵守しながらコウモリの習性や行動パターンを熟知したうえで作業を行います。
長年の経験をもとに、巣の位置や侵入経路を特定し、状況に応じて最も効果的な方法で駆除します。
個人では見落としやすい細かな隙間まで徹底的に確認できるため、再発の危険性を最小限に抑えられます。
消毒、清掃を徹底してくれる
駆除後に糞尿や巣を放置するとニオイや病原菌の発生源となるため、
衛生面への悪影響を防ぐには清掃と消毒が欠かせません。
専門業者であれば、屋根裏や壁の奥といった手の届きにくい箇所まで専用の薬剤で徹底的に除菌・消毒が可能です。
個人では難しい清掃、消毒を任せられるのも安心材料といえるでしょう。
再来防止対策を行ってくれる
コウモリには帰巣本能があり、一度追い出しても同じ場所に戻ってくる習性があります。
専門業者は侵入経路の封鎖や防鳥ネットの設置、忌避剤による再来防止対策まで対応するため、
長期的に安心できる環境を整えてくれます。
「コウモリがまた戻ってくるかもしれない」という不安を取り除ける点も大きなメリットです。
時間や労力がかからない
自分でコウモリ駆除を行う場合、調査・追い出し・清掃・封鎖・再発防止と、多くの工程に時間と労力が必要です。
専門業者なら、これらをすべて一括で対応してくれるため、最短で問題を解決できます。
仕事や家事で忙しい方でも、手間をかけずにコウモリ駆除を任せられるため、時間を有効に使いたい方は専門業者の利用が向いています。
修繕・リフォームができる
被害が長期化している場合は、糞尿による腐食や湿気の影響で建材が傷んでいることも。
リフォーム対応が可能な専門業者であれば、駆除から修繕までを一括で依頼でき、別途業者を探す手間も不要です。
コウモリの生態を理解したうえで修繕してもらえるので、再び被害に悩まされることなく、安心して生活できます。
信頼できるコウモリ駆除業者を選ぶポイント

コウモリ被害を確実に解決するためには、信頼できる専門業者を選ぶことが何より重要です。
料金の安さだけで判断してしまうと、後から追加費用が発生したり、再発防止の対策が不十分なこともあります。
安心して任せるためには、以下のポイントを確認しましょう。
信頼できるコウモリ駆除業者を選ぶポイント
- 見積もり無料
- スピーディーな対応
- 豊富な対応実績
- 再発時の保証
見積もり無料
コウモリ駆除を依頼する際は、現地調査と見積もりを無料で行ってくれる専門業者を選ぶのが良いです。
信頼できる専門業者であれば、実際の被害状況を確認したうえで、作業内容や費用の内訳を明確に説明してくれます。
追加費用が発生する条件まで書面で提示してくれる専門業者なら、契約後のトラブルを防ぎやすいです。
口頭だけでなく、見積書を必ず確認しておきましょう。
スピーディーな対応
コウモリ被害は放置するほど被害が拡大しやすいため、
問い合わせから現地調査・駆除作業まで迅速に対応してくれる専門業者を選びましょう。
返信が早く、日程調整や作業スケジュールの案内がスムーズな専門業者は、信頼性が高いです。
被害の進行を防ぐためにも、「どれくらいで来てくれるのか」「どのくらいで作業が完了するのか」を事前に確認しておくと安心です。
豊富な対応実績
駆除実績が豊富な専門業者は、建物の構造や被害の度合いに合わせた最適な方法を提案してくれます。
公式サイトなどで、これまでの対応件数や施工事例、対応エリアをチェックしておきましょう。
経験豊富な専門業者であれば、再発防止策や自宅でできる予防方法など、具体的なアドバイスも期待できます。
再発時の保証
コウモリには帰巣本能があるため、一度追い出しても再び戻ってくる可能性があり、再発時の保証やアフターサポートの有無を事前に確認しておきましょう。
契約前に以下の内容を確認しておくことが大切です。
- 保証期間
- 保証範囲
- 再発時の対応
保証があれば、万が一再発しても追加費用をかけずに対応してもらえる場合があります。
このようなコウモリ駆除業者はNG

コウモリ駆除を確実に行うためには、信頼できる専門業者を選ぶことが何より大切です。
中には高額な料金を請求したり、作業内容が不透明な悪質業者も存在します。
このようなコウモリ駆除業者はNG
- 高額な料金を請求される
- 事前説明がない
- 作業内容が不透明
- 根本的な対策がされていない
- 契約内容と実態の相違がある
ここでは、依頼前に注意すべき避けるべき専門業者の特徴を紹介します。
高額な料金を請求される
見積もり時は安く提示しておきながら、作業後に「追加費用が発生した」と高額な請求をする悪質業者がいます。
優良な専門業者であれば、作業内容と費用の内訳を事前に明確に説明し、追加費用の可能性についても丁寧に説明してくれます。
さらに、「特別割引は本日限りです」「今すぐやらないと危険」などと、不安をあおって契約を急がせるような勧誘にも要注意です。
事前説明がない
作業内容や使用する薬剤、所要時間などについて説明がない専門業者も避けたほうがよいでしょう。
説明がないまま作業が始まると、立ち入ってほしくない場所に入られたり、作業時間が長引いたりすることがあります。
事前に作業の流れや使用薬剤について確認し、不明点は必ず質問しておきましょう。
作業内容が不透明
作業後の報告がなかったり、口頭のみで済ませる専門業者は注意が必要です。
信頼できる専門業者であれば、駆除前後の写真や報告書を提示し、どの箇所をどのように施工したかを丁寧に説明してくれます。
報告が曖昧だと再発時の原因が特定できず、不安を残したままになってしまうため、契約時に作業報告について確認しておくと安心です。
根本的な対策がされていない
一時的に追い出しただけで、封鎖や再発防止を行わない専門業者もいます。
コウモリは帰巣本能が強いため、根本的な対策をしなければ再び戻ってくるおそれがあります。
糞尿清掃や除菌だけでなく、侵入経路の封鎖や忌避対策まで一貫して対応してくれるかどうかを確認しておきましょう。
契約内容と実態の相違がある
契約書に記載された内容と、実際の作業や請求金額が異なるトラブルも発生しています。
契約前に見積書や契約内容をしっかり確認し、不明点はその場で質問しましょう。
作業後に追加費用を求められた場合は、必ず詳細を確認してください。
不当な請求だと感じた場合は、消費生活センターなどの公的機関へ相談することも検討しましょう。
害獣お助け本舗に依頼するメリット

コウモリ被害でお困りの方は、ぜひ害獣お助け本舗にご相談ください。
24時間365日受付・日本全国対応(一部地域の除く)の体制が整っており、現地調査や事前見積もりはすべて無料です。
初めての方でも安心して依頼できるよう、丁寧な説明と明瞭な料金体系で対応します。
ここでは、多くの人に選ばれている害獣お助け本舗の5つの強みをご紹介します。
事前見積もり&現地調査無料
害獣お助け本舗では、相談・見積もり・現地調査まですべて無料で対応しています。
作業を依頼するまでは費用が発生しないため、
「どれくらいの費用がかかるのか」「コウモリ被害の実態を正確に把握したい」といった方にもおすすめです。
現地調査では、被害の範囲や侵入経路を丁寧に確認し、最適な駆除方法を提案しています。
しつこい営業や不当な追加請求は一切ないので、安心してご依頼ください。
24時間365日、日本全国から相談可能
深夜のトラブルや突然の被害にも対応できるよう、24時間365日いつでも受付可能です。
地域ごとに専門スタッフを配置しているため、沖縄や一部離島を除いて全国対応しています。
「コウモリを見つけて不安」「早く対応してほしい」といった場合でも、スピーディーな対応で被害の拡大を防ぎます。
明瞭な作業内容と料金体系
害獣お助け本舗では、作業内容・所要時間・料金を事前にわかりやすく提示しています。
建物面積30㎡までは19,800円(税込)〜と明瞭で、見積もり時に正確な金額提示を徹底しています。
「どこまで対応してもらえるのか」「作業時間はどのくらいかかるのか」といった不安を、
事前に解消してから依頼することが可能です。
50,000件以上の豊富な実績
害獣お助け本舗は、これまでに50,000件以上の対応実績を持つ信頼できる害獣駆除の専門業者です。
長年の経験と高い技術力で、建物の構造や被害状況に合わせた最適な対応を行います。
コウモリの習性を理解したうえで、駆除から再発防止策、アフターサポートまでお任せください。
最長5年のアフターフォロー
駆除が終わったあとも、最長5年間のアフターフォロー制度で長期的な安心を提供しています。
さらに年1回の無料点検を実施しており、希望に応じて保証の延長も可能です。
コウモリ被害は再発リスクが高いため、こうしたサポート体制を設けることで、
駆除後も安心して暮らせるようにサポートします。
コウモリ駆除は害獣お助け本舗にお任せください
コウモリ被害は放置すると、糞尿による悪臭や建物の劣化、健康被害につながることがあります。
さらに、被害が拡大すれば修繕費用が数十万円〜数百万円に及ぶケースも少なくありません。
自分での駆除は感染症やケガのリスクが高く、再発の可能性もあります。
だからこそ、コウモリ駆除から再発防止まで一貫して対応できる専門業者に任せることが大切です。
害獣お助け本舗では、相談・現地調査・お見積もりまですべて無料で対応しています。
24時間365日、日本全国から受け付けているので、少しでも異変を感じたらお気軽にお問い合わせください。









