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コウモリ対策に蚊取り線香の効果は一時的!使い方から予防策まで解説

「コウモリ対策に蚊取り線香が効く」と耳にした方のなかには、本当に効果が得られるのか疑問を抱いている方もいるでしょう。

事実、コウモリ対策のひとつとして蚊取り線香が用いられることがあり、その煙によって一時的な追い出し効果を見込めます。

ただし効果的にコウモリの追い出しをするには、正しい方法で蚊取り線香を活用する必要があります。

本記事ではコウモリ対策に蚊取り線香が有効な理由、メリット・デメリットを解説していきますので、

被害にお困りの方はぜひご一読ください。

このような方にオススメ

  • コウモリ対策に蚊取り線香が効果があるのか知りたい方
  • 蚊取り線香を使うメリット・デメリットを把握しておきたい方
  • 蚊取り線香を使ったあとの再来を防ぎたい方

蚊取り線香はコウモリ対策として一時的な効果が見込める

蚊取り線香はコウモリ対策として一時的であれば効果が見込める対処法であり、コウモリが苦手とする煙や匂いで不快感を与え、追い出せる可能性があります。

蚊取り線香の成分

蚊取り線香の殺虫成分は、除虫菊の花を原料にして作られたピレスロイドです。

燃やすと蚊取り線香の先端6~8mmの部分からピレスロイドが揮散し、極細微粒子として空中に長時間浮遊します。

蚊の皮膚を通じて体内に入ったピレスロイドは神経を攻撃してけいれんを引き起こし、最終的に麻痺状態にさせることで、死に至らしめます。

コウモリへの影響

哺乳類であるコウモリは体内の酵素によってピレスロイドを分解するため、蚊取り線香の殺虫効果は無毒化されてしまいます。

しかし、蚊取り線香の煙や匂いにコウモリの嗅覚が反応し、不快に感じてその場から離れることから追い出し効果が期待できます。

煙や匂いが感じられなくなると再びコウモリは戻ってきてしまうことがあるため、蚊取り線香による一時的なコウモリ対策は可能です。

コウモリ対策として蚊取り線香の効果的な使い方

コウモリ対策として蚊取り線香を使うときは、以下のような侵入経路に設置するのが有効です。

蚊取り線香の有効な設置場所

  • 軒下
  • 通気口/排気口
  • ベランダ周辺

夜間のコウモリが出入りする時間帯に継続的に使用し、6帖につき1つの蚊取り線香を使うのが有効です。

広い部屋は複数設置する必要がありますが、火災のリスクが高まるため推奨はできません。

蚊取り線香はあくまで一時的な使用に限定し、本格的なコウモリ対策は専用の忌避剤を使用しましょう。

忌避剤は数百円から数千円ほどで、ホームセンターやネットショップで購入できます。

種類 用途 効果 使用場所の例
スプレー 追い出し・侵入防止 速攻型 雨戸
換気口
戸袋
置き型 侵入防止・再来防止 持続型 天井裏
屋根裏
物置
吊るし型 侵入防止・再来防止 持続型 天井裏
戸袋
シャッターの隙間
ジェルタイプ 侵入防止・再来防止 持続型
換気口

雨戸や通気口など特定の場所に使用する時は即効性のあるスプレー、屋根裏など広範囲には置き型や吊るし型が有効です。

併用すると更なる効果が見込めるので色々と試してみるのが良いです。

蚊取り線香は応急処置としての効果は期待できますが、蚊の駆除を目的としているため、過剰な使用は控えましょう。

コウモリ対策として蚊取り線香を使うメリット・デメリット

つづいてはコウモリ対策に蚊取り線香を使うメリット・デメリットをお伝えします。

メリット

コウモリ対策に蚊取り線香を使うメリット

  • 手軽に使用できる
  • 伝統的な香りで落ち着く

コウモリ対策に蚊取り線香を使うメリットは、誰でも手軽にできる点です。

蚊取り線香は10巻で数百円程度と安く火を付けるだけで使用でき、人への害が少ないため試しやすい方法といえます。

香りは日本人に馴染みがあり、アロマや柑橘など種類も豊富で、使用時に不快感を得にくいです。

蚊取り線香なら使う人を選びにくく、手軽にコウモリ対策を試すことができます。

デメリット

コウモリ対策に蚊取り線香を使うデメリット

  • 確実な駆除、追い出し効果を見込めない
  • 一時的な効果しかない
  • 火災の危険性がある
  • ペットに有害

蚊取り線香は使用してもコウモリを必ず追い出せる保証はありません。

匂いや煙は一時的な効果しかなく、継続して蚊取り線香を焚き続ける必要があり、火災の危険性もともないます。

そして、人には無害な蚊取り線香でも、ペットには有害となる場合があるので注意が必要です。

犬や猫などの哺乳類を飼っている場合、気管支に悪影響を与えてしまうことがあり、やけどの危険性もあります。

魚類や爬虫類、昆虫などは蚊取り線香の成分ピレスロイドは猛毒となるので、近くで使用すると死んでしまう可能性があります。

そのためペットがいる家庭では、あらかじめ安全な場所に避難させたうえでコウモリ対策をする必要があります。

蚊取り線香によるコウモリ対策は手軽にできる一方で複数のデメリットもあるため、あくまで一時的な手段として有効です。

なぜコウモリが家に棲みつくのか?蚊取り線香による対策だけでなく原因の把握が大切

蚊取り線香を使ってただ追い出すだけでは再び侵入される可能性があるため、コウモリがなぜ家に棲みくのか、4つの原因を把握しておくことが大切です。

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雨風をしのげて暖かい場所がある

コウモリは雨風をしのげる暖かい場所があると、好んで棲みつきます。

エアコンの室外機の裏やシャッターの中などは居心地が良く、外敵にも見つかりにくい安全な場所のためコウモリにとって良い場所です。

侵入できる隙間や亀裂がある

隙間や亀裂のある家はコウモリに侵入されやすいため、注意が必要です。

築年数が経ち、メンテナンスが行き届いていない家は外壁のひび割れや瓦屋根に隙間があることが多く、侵入されやすい傾向にあります。

築10年以内の家屋も油断はできず、換気口や軒下、シャッターなどの隙間はコウモリに狙われやすい箇所です。

侵入経路となる隙間がないかチェックしてみましょう。

餌となる虫が周辺にいる

コウモリが餌とする蚊やハエ、蛾などの小型昆虫が発生しやすい環境は棲みつく要因の一つとなります。

小型昆虫は水辺や草地に多く生息することから、川や田んぼ、畑、雑木林などが付近にある場合は注意が必要です。

周辺に街灯があると、光に引き寄せられた虫を狙ったコウモリが寄ってくることもあります。

ぶら下がれて休憩できる

コウモリは休息時に頭を下にしてぶら下がった体勢を取る習性があります。

そのためベランダの物干し竿や外壁にぶら下がれる場所がある家を好んで棲みつきます。

とくに軒下や屋根裏は雨風をしのげ、安全に身を隠しながら休息できるため、コウモリにとって棲みつきやすい場所です。

コウモリが家に棲みつくことで起こる被害

コウモリが家に棲みつくことで起こる被害は、主に3つあります。

コウモリが家に棲みつくことで起こる被害

  • 健康被害
  • 建物被害
  • 害虫・害獣被害

順番に解説します。

健康被害

コウモリが家に棲みつくと媒介している病原菌やウィルス、寄生虫によって健康被害が起こる可能性があります

乾燥して舞い上がった糞尿に含まれるヒストプラズマ菌や、SARS関連コロナウイルスが人の体内に入り込むと、感染症や気管炎、発熱などを引き起こします。

北アメリカやオーストラリアではコウモリ由来の感染症により、狂犬病やリッサウイルス感染症を発症した死亡事例があり、油断はできないです。

また羽音による騒音によって精神的にストレスを感じ、免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こすかもしれません。

コウモリが家に棲みつくことで起こる健康被害は決して小さなものではなく、場合によっては死に至る可能性があります。

建物被害

棲みついたコウモリの糞尿により建物被害も発生します。

コウモリの主食は蚊やゴキブリ、蛾などの昆虫であり、糞尿はリン酸を含み悪臭を放つようになります。

長期間蓄積されると、臭いが染みつき、建材に浸透すると簡単にはとれなくなってしまいます。

徐々に建材を蝕んでいき、天井が抜けてしまったり、柱や梁など構造に重大なダメージを与えてしまうことも。

害虫・害獣被害

家に棲みついているコウモリを放置すると、糞を餌とする害虫・害獣を呼び寄せてしまい、二次被害を生むことになります。

糞尿に寄ってくるゴキブリやネズミ、ハエはE型肝炎ウイルスやサルモネラ菌などの病原菌を媒介しています。O-157のような死に至る感染症も発見されているため、放置するのはとても危険です。

ダニやノミが発生すると皮膚から吸血され、腫れやかゆみなどの症状が出ます。

被害が拡大する前に対処するのが賢明です。

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コウモリが棲みついたときの対応には注意が必要

コウモリが棲みついていても、安易に手出しするのは危険です。

ご自身で駆除をする際は鳥獣保護法やNG行為を理解したうえで、対応する必要があります。

鳥獣保護管理法におけるコウモリの扱い

コウモリは鳥獣保護管理法の対象となっているため、捕獲や殺傷はNGです。

鳥獣保護管理法とは

鳥獣の保護や管理、狩猟の適正化を図り、自然環境のバランスをとる目的で施行されている法律。

鳥類や哺乳類に属する野生動物が、鳥獣保護法の対象とされている。

コウモリは家屋に被害を発生させる害獣とされていますが、生態系において作物を荒らす害虫を食べる益獣の側面ももっています。

そのため、むやみに殺傷や捕獲することは認められておらず、万が一違反してしまうと、原則1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

コウモリ駆除は家から追い出すことを目的としましょう。

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コウモリを見つけたときのNG行為

コウモリの捕獲は鳥獣保護管理法に違反するため禁止行為に当たりますが、以下のような行為も避けてください。

コウモリを見つけたときのNG行為

  • 素手で触る
  • 天井裏などをのぞき込む
  • 捕まえる
  • 道具で追い出す

素手で触る

SARSや狂犬病などの感染症リスクがあるため、コウモリを素手で触るのは危険です。

倦怠感や発熱、肺炎など、免疫が低い人は重症化して死に至る恐れもあります。

天井裏などをのぞき込む

「コウモリがいるかもしれない」とシャッターや天井裏などをのぞき込む行為は避けましょう。

シャッターや天井裏などコウモリが棲みついている場所は糞尿が蓄積している可能性が高く、乾燥し空気中に舞っていることがあり、

その空気を吸い込んでしまうとアレルギーなどを引き起こすといわれています。

急にのぞき込むと、飛び回っているコウモリが当たったり、急に光をあてると興奮して暴れまわる可能性があり危険です。

捕まえる

コウモリの捕獲は、鳥獣保護管理法に違反するためNGです。

またコウモリへの接触による感染症リスクや、ケガをする可能性もあり危険です。

コウモリは捕まえるのではなく、追い出しを目的とした対応をしましょう。

道具で追い出す

ほうきや物干し竿などの道具を使って追い出そうとすると、コウモリを傷つける恐れがあり、

無許可で傷つけると鳥獣保護管理法に違反し、処罰の対象となります。

ほうきなどを振り回すと物を壊してしまったり、コウモリがパニックになり自分に向かってきてしまう可能性もあるため、追い出しを目的とした忌避グッズを使用しましょう。

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蚊取り線香以外でコウモリを追い出すなら忌避剤がおすすめ

蚊取り線香によるコウモリ対策はあくまで一時的な応急処置であり、駆除には忌避剤が有効です。

忌避剤を活用したコウモリの追い出し方法を、以下4つの手順で解説していきます。

コウモリを追い出す手順

  1. 追い出し道具を用意する
  2. 服装を整える
  3. 忌避剤を使用する
  4. 清掃・消毒をする

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①追い出し道具を用意する

まずはコウモリを追い出すときに必要な道具をそろえましょう。

駆除道具 商品 用途 重要度
忌避剤 広い空間にいるコウモリを追い出す
忌避スプレー 狭い場所にいるコウモリを追い出す
ゴム手袋

糞尿に直接触れないようにする
ゴーグル 病原菌やウイルスから目を守る
防塵マスク 病原菌やウイルスを吸い込まないようにする
作業着 肌の露出を防ぐ
消毒液 コウモリの糞尿を消毒、殺菌する
ゴミ袋 追い出し作業のゴミを入れる
新聞紙 糞を捨てるときに使用する
雑巾 消毒液をしみこませて消毒作業をする
掃除用ブラシ 糞尿のこすり落としに使用する
ヘッドライト 暗い場所で周囲を照らす

コウモリの追い出し道具はホームセンターやネットで購入できます。

追い出し用の忌避剤のほか、安全に作業するための防具や清掃道具などを事前に用意しておきましょう。

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②服装を整える

コウモリは直接触れることも、糞尿に触ることもNGです。

感染症から身を守るために、服装を整えコウモリを追い出す準備をします。

ゴム手袋|ファーストレイト ニトリルグローブ


コウモリの糞尿を直接触ってしまうと、皮膚に付着した病原菌やウイルスが傷口から入り込んだり、目をこすったときに感染する可能性があるため、ゴム手袋は必ず付けましょう。

ご自身の手のサイズにあったものを選び、装着時に隙間がない状態が理想です。

ゴーグル|山本光学 保護ゴーグル


コウモリの糞尿は乾燥すると空気中に漂い、エアロゾルが発生します。

目を守るために隙間のないゴーグルを用意しましょう。

防塵マスク|RABLISS N95マスク

エアロゾルはとても小さく目に見えないため、防塵マスクがあると安心です。

誤って吸い込んでしまうと喘息やアレルギーの危険性があるため、必ず着用しましょう。

作業着|バートル 作業服

作業着は追い出し作業中に糞尿や汚れ、ほこりが衣服や肌に付着するのを防ぐために用意します。

使い捨てや安価なもので問題ありません。

③忌避剤を使用する

忌避剤はコウモリをはじめとする害獣が嫌がる成分が含まれており、蚊の駆除を目的とする蚊取り線香と比較して本格的な駆除が期待できます。

コウモリの忌避剤は目的ごとに複数の種類があります。

使用する場所に応じて選んでください。

タイプ 商品 効果 おすすめの使用場所
スプレータイプ 即効型 シャッター
換気扇
置き型 持続型 天井裏
屋根裏
物置
吊るし型 持続型 天井
窓枠
ベランダ
燻煙タイプ 即効型 床下
屋根裏

スプレータイプ|イカリ消毒 スーパーコウモリジェット

 スプレータイプのコウモリ忌避剤は今すぐにコウモリを追い出したい場合に有効です。

「スーパーコウモリジェット」は最大6mまで噴射できるため安全な場所からの噴射が可能で、約3~6時間効果が持続します。

シャッターの隙間や換気扇などの狭いところに有効です。

置き型|SHIMADA コウモリ寄せつけない!忌避剤

置き型タイプの忌避剤は置くだけで使用でき、長時間効果が持続します。

「コウモリ寄せつけない!忌避剤」は8畳につき1つとして、約2か月間の忌避効果が期待できます。

不織布の袋に忌避剤が小分けに入っているため、小スペースにも使用でき、幅広い用途の活用ができます。

屋根裏や物置、吊るしてベランダやシャッター、侵入経路になっている箇所などに使用してください。

吊るし型|イーライフ グッバイ コウモリ

吊るすタイプの忌避剤は天井や窓枠などに設置し、忌避成分が徐々に放出されます。

「グッバイ コウモリ」は小分けされた不織布の中に忌避成分が入っており、2週間~1か月ほど効果が持続します。

1畳あたり2~4個を目安に押しピンや養生テープを使用して壁や戸袋に吊るすほか、そのまま置くだけでも効果を発揮ができるため、高い位置で持続的に忌避効果を発揮させたい場合に有効です。

燻煙タイプ|アース製薬 ネズミ一発退場

 燻煙タイプの忌避剤は水を入れると蚊取り線香のように煙が出る仕様で、煙に忌避成分が含まれているため効果的な追い出し効果が期待できます。

コウモリ専用の燻煙剤は販売されていませんが、嫌いなハッカ成分を含むネズミ用で代用ができます。

「ネズミ一発退場」は8畳程度の空間を目安として、規定の水を入れると約1分で薬剤の蒸散が始まり、2時間以上放置することで、コウモリの追い出しができる可能性があります。

匂いの強さからお子さんやペットがいる家庭では避難させるようにし、人が立ち入らないようにしてください。

大量の煙を充満させられるため、忌避スプレーや設置型で効果がなかった場合もしくは燻煙タイプを併用してみるのも良いです。

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④清掃・消毒をする

コウモリを追い出したあとは、残っている糞尿や汚れを掃除していきます。

糞尿に直接消毒液を拭きかけると舞い上がる可能性があるため、雑巾に消毒液をしみこませ、拭き取っていきましょう。

集めた糞は新聞紙で包んでゴミ袋へ入れ、二重にして密閉することで中身が漏れ出すリスクを最小限に抑えられます。

一通り清掃や消毒ができたら、着ていた作業服やゴム手袋など、身に付けていたものを処分し、手指消毒をしてください。

消毒液|健栄製薬 消毒用エタノールIPA

 コウモリの活動場所に残っている糞尿の消毒作業に使用します。

しっかりした消毒効果を得るために、アルコール度数70%以上を選ぶのが良いです。

「消毒用エタノールIPA」はエタノール76.9~81.4%と高濃度なため、病原菌やウイルスの殺菌効果が期待できます。

ゴミ袋|Amazon ごみ袋


ゴミ袋は薄すぎると破れてしまうため、厚さが0.015mmくらいあると安心です。

Amazonの「ごみ袋」は厚さが0.015mmあり、破れにくいと評価が高くおすすめです。

新聞紙|Catsobat 新聞紙


糞尿を処理する際は、そのままゴミ袋に入れるのではなく、新聞紙に包んでから捨てた方が漏れ出すリスクを抑えられます。

ネットで手軽に購入できるので、新聞を定期購読していない方にも利用いただけます。

雑巾|addgood ぞうきん

 雑巾はアルコールを染みこませながら使用するため、多めに用意しておくことをおすすめします。

addgoodの「ぞうきん」は10枚入っており、1枚50円以下なのでコストパフォーマンスに優れた商品です。

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コウモリ対策後は二度と棲みつかないための対策が必須

ここまで、コウモリを追い出す方法についてお伝えしました。

しかし、追い出しに成功しても、コウモリは帰巣本能が強いため、戻ってきてしまう可能性があります。

コウモリ被害を二度と起こさないためには追い出し後の対応がとても重要です。

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①侵入経路を塞ぐ

コウモリは1cmほどの隙間から侵入できてしまうため、侵入経路を塞ぐことが大切です。

外とつながっている箇所を確認し、1cm以上の隙間がある場合、空気の通り道であればステンレス金網を、完全に塞いでも問題ないダクトの周辺やひび割れはシーリング材や防獣パテで塞ぎましょう。

ステンレス金網で塞ぐ

通気口や排気口など空気の通り道は、ステンレス金網が効果的です。

 ZADAFINAの「ステンレスメッシュ」は網目が1mmかつ丈夫な作りになっているので、コウモリの侵入経路を塞ぐことができます。

ハサミで切れるため、加工がしやすいのもポイントです。

ステンレス金網の使い方

  1. 防ぎたい部分より少し余分にカットする
  2. 釘やネジ、接着剤を使用し固定する

ステンレス金網が設置できたら、隙間がないか、しっかりと固定できているか確認をしましょう。

空気の通り道なので、台風など激しい天候に見舞われた後は定期的にチェックするようにしてください。

シーリング材で塞ぐ

通気が不要な箇所のひび割れや、小さな隙間を塞ぎたいときはシーリング材が有効です。

防水機能がついたシーリング材を選びましょう。

 シーリング材を塗布するときはコーキングガンが必須です。

スムーズに押し出せるので、均一に塞ぐことができます。

 セメダインの「POSシール」は変成シリコーン系シーリング材で、耐候性に優れているため長期にわたり施工後の状態を維持します。

防水性もあり、屋根や外壁のひび割れなど雨にさらされる箇所にも使用できます。

シーリング材の使い方

  1. シーリング材のノズル部分の先端をカットして、コーキングガンに取り付ける
  2. 注入したい場所にシーリング材のノズル部分を当て、コーキングガンのレバーを引きながら隙間へ充填していく
  3. へらを使用してならし、平らにする

POSシールは表面が乾くのに1~2時間かかるため、変形やひび割れを起こさないよう濡らしたり触ったりしないようにしましょう。

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②コウモリが寄りつかない環境を作る

侵入経路を塞ぐことができたら、コウモリが寄り付かない環境を作っていきます。

コウモリは特定の匂いや光を嫌うため、ハッカ(ミント)の栽培やLEDフラッシュライトの設置が効果的です。

ハッカ(ミント)を植える

 ハッカ(ミント)の香りはコウモリが苦手としており、忌避剤の成分にも入っています。

ベランダや庭、玄関などで栽培するとコウモリ避けに有効です。

ハッカは生命力と繁殖力が強いため初心者でも育てやすいですが、猫や犬などが誤って食べてしまうと、肝障害を引き起こすことがあるので、ペットを飼っている場合は注意してください。

LEDフラッシュライトを設置する


LEDフラッシュライトは強い光によってコウモリが寄りつきにくい環境を作れます。

侵入経路となっている付近に設置してください。

赤外線センサー付きのLEDフラッシュライトは夜間にコウモリが飛来したとき動きを感知し、自動で点灯して近寄らせにくくします。

不規則にライトが点滅するストロボ機能付きのタイプは、コウモリの警戒心をより高められる可能性が高いです。

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③予防に効果のある忌避剤を使用する

 コウモリの再来を防ぐ目的として、忌避剤の使用も有効です。

置き型タイプの忌避剤は軒先や屋根裏、換気口などに設置し、不快な香りでコウモリが寄りつきにくい環境を作ることができます。

効果は約2か月続くため頻繁に交換する必要がなく、手軽に長期的な予防策がとれます。

蚊取り線香は一時的な対策として、本格的な駆除はプロに相談

冒頭に紹介した蚊取り線香はあくまで一時的な対策にすぎません。

コウモリは哺乳類であり、帰省本能が強い動物のため、確実な追い出しをするには、相応の時間と労力がかかります。

一度追い出しができたとしても、数か月後、数年後に同様の被害で悩むご家庭は少なくありません。

確実なコウモリ駆除をするのであれば、コウモリの生態を熟知しているプロにお任せするのも手です。

コウモリ駆除は早期の対応が鍵なので、コウモリにお悩みの方はぜひ一度害獣お助け本舗にご相談ください。

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害獣お助け本舗編集部⑦

害獣お助け本舗編集部は、
生活を脅かす害獣の情報を発信する専門チームです。

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