夜になると屋根裏やベランダからコウモリの羽音が聞こえたり、糞尿による悪臭に悩まされたりしていませんか。
「家庭でできるコウモリ対策があれば知りたい」
「なるべくお金をかけずに対処したい」
そのように思っている方も多いのではないでしょうか。
コウモリは鳥獣保護管理法で守られているため駆除や捕獲はできませんが、
家庭でできるコウモリ対策として以下の手順で被害を減らすことは可能です。
- 追い出す
- 侵入経路を防ぐ
- 再び寄せ付けない工夫をする
この記事では、初心者でも取り入れやすいおすすめグッズの選び方から、
屋根裏・軒下・ベランダなど場所別に実践できるコウモリ対策まで、具体的な方法を紹介します。
このような方におすすめ
- 自分でできる家庭でできるコウモリ対策を知りたい方
- 夜間の騒音や糞尿による悪臭に悩んでいる方
- 業者に依頼する前に試せる方法を探している方
- コストを抑えて安全にコウモリを追い出したい方
- コウモリが棲みつくと起こる危険性を知りたい方
家に棲みつく理由とコウモリの種類
日本の住宅に棲みつくコウモリは、ほとんどがアブラコウモリ(イエコウモリ)です。
体長は約5cm、体重は10g前後ととても小さく、わずか1cmの隙間からでも侵入してきます。
本来は洞窟や樹木の割れ目をねぐらにしていましたが、都市化によって住処が減り、
住宅を棲みかとするケースが増えています。
アブラコウモリが棲みつきやすい家の特徴
アブラコウモリが好む環境には、いくつかの特徴があります。
- 雨風や外敵を避けられる閉ざされた空間がある
- 夏は涼しく冬は暖かい安定した環境がある
- 蚊や蛾などのエサとなる虫が多く集まる
- 人の出入りが少なく静かな場所がある
条件がそろうと棲みつかれる可能性が高いため、
家庭でできるコウモリ対策では居心地を悪くする工夫が必要です。
アブラコウモリは小さな隙間から侵入する
屋根瓦のわずかな隙間や換気口、雨戸の戸袋など、
1cmほどの小さな隙間でもアブラコウモリにとっては十分な侵入口になります。
家庭でできるコウモリ対策の基本は、こうした隙間を見つけて塞ぐことです。
コウモリを追い出す前に隙間を塞ぐと、閉じ込められてしまい、家の中でコウモリが死んでしまったり、
糞尿被害を悪化させる可能性があるため、慎重に作業を進める必要があります。
アブラコウモリは巣を作らず建物の隙間を利用する
巣というと鳥のような枝や草で作られたものをイメージしやすいですが、
アブラコウモリの巣というのは蓄積された糞尿と、棲みついているコウモリがいる状態を指します。
壁の隙間や屋根裏などの狭い空間を棲みかにして、少しずつ数を増やしていき、コロニーを形成します。
昼間は隙間に棲みつきほとんど姿を見せませんが、夜になると一斉に飛び立って蚊や蛾などの昆虫を捕食します。
夕方から夜にかけて家の周囲を繰り返し飛び回るコウモリの姿を確認したら、
すでにコロニーが形成されている可能性が高いです。
こうした習性を理解すると、家庭でできるコウモリ対策では
- 隙間をなくす
- 棲みつきやすい場所を減らす
といった環境づくりが重要になります。
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鳥獣保護法により家庭でできるのは追い出しのみ
コウモリ駆除と聞くと、捕獲や殺処分を思い浮かべる方もいるかもしれません。
日本に生息するコウモリは鳥獣保護法で守られており、捕まえたり殺したりすることは法律で禁止され、
違反すれば1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
コウモリは作物などに深刻な被害をもたらす害虫を食べてくれる益獣としての側面ももつため、
生態系では欠かせない存在でもあります。
家庭でできるコウモリ対策は追い出したうえで侵入経路を塞ぎ、再び棲みつかせない環境を整えることです。
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コウモリを放置すると危険な理由
コウモリは小さくて無害に見えるかもしれませんが、
棲みついている状態を放置すると住環境に深刻な悪影響を及ぼします。
糞尿による悪臭や夜間の騒音といったストレスに加え、病原菌の媒介や住宅の劣化にもつながることも。
コウモリを放置すると危険な理由は次のとおりです。
コウモリを放置すると危険な理由
- 糞尿が原因で室内や周辺に悪臭が漂う
- 深夜にバタバタとした音が響く
- 病原菌を媒介し健康被害の恐れがある
- 住宅が劣化しやすくなる
糞尿が原因で室内や周辺に悪臭が漂う
コウモリは同じ場所に繰り返し糞や尿を落とすため、強烈なアンモニア臭が発生します。
溜まった悪臭は換気口や壁の隙間を通じて室内に入り込み、
梅雨時から秋にかけて、気温や湿度が高くなってくると悪臭は家全体に広がってしまうことも。
生活空間にニオイが充満すると強い不快感をもたらすだけでなく、
頭痛や吐き気など体調不良の原因になることもあり、放置すると深刻な問題へと発展しかねません。
深夜にバタバタとした音が響く
夜行性のコウモリは日没後に活発化し、屋根裏や壁の隙間から羽ばたきの音や「キーキー」という鳴き声が響き渡ります。
繁殖期には数が増えることで物音が大きくなり、
夜間に続く騒音が強いストレスや不眠の原因になりやすいです。
静かなはずの夜に落ち着けなくなり、日常生活に影響を及ぼすケースも少なくありません。
病原菌を媒介し健康被害の恐れがある
コウモリの体や糞尿には細菌や寄生虫が含まれていることがあり、吸い込むと呼吸器系の不調を招き、
直接触れると皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。
狂犬病ウイルスやSARSなど人に深刻な影響を及ぼす病原体の自然宿主である一方、
鳥獣保護法で守られているため駆除や捕獲はできず、慎重な扱いが求められる動物です。
住宅が劣化しやすくなる
コウモリの糞尿は木材や壁材に染み込み、時間が経つと腐食や変色が進行していきます。
断熱材が汚れるとカビが発生しやすくなり、家全体の耐久性や快適性が低下する原因になりやすいです。
エアコンや換気口に汚れや詰まりが生じれば故障や寿命の短縮につながり、
修繕やリフォームに高額な費用がかかることも。
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コウモリ対策でやってはいけないNG行為6選
家庭でできるコウモリ対策は、追い出しや侵入防止といった方法がありますが、
やり方を間違えるとかえって被害を拡大させたり、法律違反や健康被害につながることがあります。
以下では、避けるべきNG行為を6つ紹介します。
コウモリ対策でやってはいけない行為6選
- 殺虫剤を使う
- ほうきや棒などで追い払う
- 虫取り網で捕まえる
- 素手で触る
- 白熱灯を設置する
- 反射板(光)を設置する
殺虫剤を使う
家庭でできるコウモリ対策の中でも、殺虫剤を使うのは絶対に避けるべき方法です。
コウモリは鳥獣保護管理法で守られており、弱らせたり殺傷する行為は法律違反となり、
処罰の対象になる可能性があります。
殺虫剤の成分が屋根裏や室内に残ると、人やペットの健康に悪影響を及ぼす危険もあるため、
適切な方法を選ぶことが大切です。
ほうきや棒などで追い払う
家庭でできるコウモリ対策として、ほうきや棒を使って追い払うのは危険です。
強引に叩いたり突いたりすると、コウモリが暴れて室内を飛び回り、
思わぬ怪我や家具の破損につながる恐れがあります。
興奮したコウモリに近づけば噛まれることもあるため、
棒や道具で攻撃するような追い出し方は控えましょう。
虫取り網で捕まえる
一見すると安全そうに思える虫取り網も、コウモリ対策として使うのは誤りです。
網にかかったコウモリが暴れ、体を傷つけてしまう恐れがあります。
噛みつかれたり思わぬ二次被害を招きかねないため、虫取り網での捕獲は危険です。
素手で触る
コウモリを素手で触るのはとても危険です。
コウモリの体には、ダニやノミなどの寄生虫が付着しているため、
思わぬ健康被害につながる恐れがあります。
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白熱灯を設置する
屋外に白熱灯を設置すると、光に虫が集まりやすくなり、
虫を狙ってコウモリが寄りつく原因になります。
家庭でできるコウモリ対策として照明を使う場合は、虫が寄りにくいLEDライトを選びましょう。
反射板(光)を設置する
光を反射させてコウモリを追い払う方法は、科学的な根拠がなく効果も期待できません。
設置しても一時的に驚かせるだけで、
家庭でできるコウモリ対策としての根本的な解決にならないケースがほとんどです。
家庭でできるコウモリの追い出し方
家庭でできるコウモリ対策の基本は追い出すことからです。
ここでは初心者でも取り入れやすい、家庭でできるコウモリ駆除の手順を紹介します。
ただし、コウモリには感染症などの危険性があるほか、
棲みついた場所によっては自力での対策が難しい場合もあります。
状況によっては専門の駆除業者へ依頼することも検討してみてください。
家庭でできるコウモリ駆除の手順
- コウモリの巣の場所を特定する
- 侵入経路を確認する
- 駆除道具を用意する
- 服装を整える
- 忌避剤を使用して追い出す
- 清掃・消毒をする
①コウモリの巣の場所を特定する
コウモリを追い出すためには、巣の場所を特定する必要があります。
巣を見つけるポイント
- 屋根裏や軒下などの暗く狭い空間
- 換気口や通気口の周辺
- 雨戸やシャッターの戸袋
- 床下の隙間や通気部分
- コウモリの糞(小さな黒い粒状)が落ちている場所
見落としやすい場所が多いため、点検の際は注意して確認しましょう。
屋根裏や床下を調べる際は点検口からの確認が必要になりますが、高所作業や狭い場所の作業を伴うこともあります。
危険を感じた場合は、無理をせず専門業者に依頼するのが安心です。
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②侵入経路を確認する
コウモリを追い出しても侵入経路を塞がなければ再び入り込まれてしまうため、
どこから出入りしているのかを正確に把握しておきましょう。
侵入経路になりやすい場所
- 換気口や通気ダクトまわり
- 屋根と外壁の接合部
- 配管の引き込み口
- 軒下や天井裏へつながる小さな隙間
夕方から夜にかけて観察すると侵入経路を特定しやすいので、わずかな異変も見逃さないように確認しましょう。
③駆除道具を用意する
コウモリを安全に追い出すためには、事前の準備が欠かせません。
まずはマスク・手袋・ゴーグルなどの保護具を揃え、屋根裏や高所の作業には脚立を準備しておきましょう。
コウモリ対策用の忌避剤にはスプレータイプ、ジェルタイプ、固形タイプなどさまざまな種類があり、
設置場所や被害状況に合わせて選ぶことが効果的です。
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④服装を整える
コウモリ対策を行う際は、糞やほこりを吸い込んだり、
消毒液が目や肌に触れたりするのを防ぐため、保護具を必ず身につけましょう。
安全のために準備しておくべき道具
- ゴーグル
- マスク
- 作業着
防塵マスク
コウモリの糞や埃を吸い込むと、呼吸器に悪影響を及ぼす恐れがあります。
顔にしっかり密着し、隙間ができないタイプを選ぶと安心です。
保護ゴーグル
作業中に舞い上がる埃や、清掃・消毒の際に飛び散る液体が目に入るのを防ぎます。
上を向いて点検や処理を行う場面では、隙間ができないゴーグルを使うのがおすすめです。
作業着
屋根裏や軒下での作業は汚れが付着しやすいため、普段着ではなく専用の作業着を着用しましょう。
使用後は屋内に持ち込まず、洗濯または処分してください。
⑤忌避剤を使用して追い出す
コウモリは強いニオイや刺激を嫌うため、
専用の忌避剤を使えば居心地を悪くして棲みついた場所から追い出すことが可能です。
市販のスプレータイプは扱いやすく、すぐにコウモリが反応するため、
追い出しをする際に最も活用したい忌避グッズです。
イカリ消毒 スーパーコウモリジェット
ハッカ由来の成分がコウモリの嗅覚を刺激し、不快感を与えることで追い出し効果を発揮します。
天然成分を含んでいるので刺激臭が少なく、家庭でも安心して使える点が特徴です。
専用ノズルを使えば最大6m先まで噴射できるため、手の届きにくい場所でも散布できます。
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⑥清掃・消毒をする
コウモリを追い出したあとは、そのままにせず、棲みついていた場所を清掃・消毒してください。
乾いた糞は粉じんとなって舞い上がりやすく、吸い込むと健康被害につながる恐れがあります。
清掃の際は必ず手袋を着用し、使い捨てのペーパーや雑巾に消毒液を染み込ませて拭き取りましょう。
拭き取りに使用したペーパー類は密閉して廃棄し、作業後は手指の消毒と道具の洗浄まで徹底してください。
消毒用エタノール
コウモリの糞尿には病原体や寄生虫が含まれている可能性があるため、
家庭での清掃には消毒用エタノールが便利です。
スプレータイプなら狭い空間にも使いやすく、拭き取ったあとにベタつきにくい点もメリットです。
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家庭でできるコウモリの再来防止と侵入させない方法
コウモリを追い出した後も、そのままにしておくと再び侵入される恐れがあります。
家庭でできるコウモリ対策は、侵入経路を塞ぐことや環境を整えること、
予防用の忌避剤を活用することです。
家庭でできるコウモリの再来防止と侵入させない方法
- 侵入経路を塞ぐ
- コウモリの嫌う環境を作る
- 予防タイプの忌避剤を使用する
①侵入経路を塞ぐ
コウモリを追い出した後は、再侵入されないよう物理的に侵入経路を塞ぎましょう。
通気性を確保できるステンレス金網を使えば、換気口や基礎の隙間などからの侵入を防ぎつつ、
内部の湿気やカビの発生も抑えられます。
Chosenal ステンレス金網
柔軟で加工しやすいため、凹凸のある屋根裏や通気口にも設置しやすいです。
サビに強いステンレス素材を採用しているので屋外でも安心して使用でき、
シンプルなデザインで住宅の外観を損なわずに設置できます。
金網の主な効果
- コウモリの侵入口を遮断できる
- 通気性を確保しながら侵入を防げる
- 凹凸の多い場所や通気口にもフィットしやすい
- 屋外環境でも耐久性が高く、長期間効果を維持できる
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②コウモリの嫌う環境を作る
コウモリは嗅覚が敏感なため、強い香りのハーブをベランダや庭に置けば、
自然な見た目を保ちながら家庭でも手軽に対策できます。
ニホンハッカ
ニホンハッカはメントールを豊富に含み、清涼感のある強い香りでコウモリや虫を遠ざける効果が期待できます。
日本原産の多年草で寒さに強く、鉢植えで育てやすいので、家庭で気軽に取り入れられる自然派のアイテムです。
地植えにすると地下茎で広がりすぎて大量繁殖してしまうため、鉢植えやプランターで育てましょう。
ニホンハッカの主な効果
- メントールによる強力な忌避効果
- 日本原産で丈夫に育ち、管理がしやすい
- 鉢植えで栽培可能なため、ベランダや庭でも活用しやすい
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③予防タイプの忌避剤を使用する
侵入経路を塞いだ後は、家庭でできる対策として予防用の忌避剤を設置しましょう。
香りによる不快感でコウモリを寄せつけず、
ハッカなどの対策とあわせて使うことで、再侵入を防ぎやすくなります。
SHIMADA コウモリ寄せつけない!忌避剤
設置するだけで使える置き型タイプの忌避剤。
強すぎない香りなので近隣への影響が少なく、住宅が密集している地域でも安心して活用できます。
置き型忌避剤の主な効果
- コウモリが出入りしそうな場所に置くだけで効果を発揮
- 香りが穏やかで、人や近隣への影響が少ない
- ハッカ栽培とあわせて使うと予防効果が向上
家の構造に応じた侵入経路対策
コウモリは家のわずかな隙間から侵入するため、換気口やシャッター、
屋根裏、軒下、ベランダなど建物の構造に応じた対策が必要です。
以下では、場所毎の金網やコーキング材、防獣ネット、超音波装置、防獣パテなどの対応方法を解説します。
換気扇・通気口・排気口などの空気の通り道からの侵入
コウモリはわずかな隙間でも通り抜けられるため、
換気扇や通気口、排気口といった空気の通り道は注意が必要です。
人目につきにくい場所なので、気づかないうちに侵入されることが多く、
さらに屋根裏などとつながっている場合は、そのまま棲みつかれてしまうことも。
空気の通り道には、通気性を保ちながら侵入を防げるステンレス金網を使うのが効果的です。
換気扇・通気口・排気口などのステンレス金網の使い方
ステンレス金網は、取り付ける箇所よりやや大きめにカットしましょう。
大きめに切ることで、固定する際に余裕を持たせられ、ズレや外れを防ぎやすくなります。
カットした金網は、換気口や通気口の外側に当てて形を合わせ、釘やネジ、接着剤などで四方をしっかり固定しましょう。
周囲に隙間ができやすい角の部分は、重ね合わせるように取り付けると安心です。
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シャッター・雨戸・エアコンなど隙間からの侵入
シャッターや雨戸、エアコンの配管周りなどは、わずかな隙間ができやすい場所です。
コウモリは1cmほどの小さな隙間でも通り抜けられるため、
屋外にあるシャッターの隙間や室外機周辺からすぐに入り込んでしまうことがあります。
隙間が残りやすい箇所は、ステンレス金網やコーキング材を使って封鎖しましょう。
シャッター・雨戸・エアコンなどのステンレス金網の使い方
シャッターや雨戸、エアコンの配管まわりは形状が複雑で隙間が残りやすいため、
柔軟性のあるステンレス金網を使ってフィットさせるように設置します。
取り付けたい部分より少し大きめに金網をカットし、釘やネジでしっかり固定すると外れにくくなります。
サビに強く耐久性もあるため屋外でも長期的に効果を発揮し、
場所によってはシーリング材で隙間を固めると効果的です。
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シャッター・雨戸・エアコンなどのシーリングの使い方
作業前に周囲のホコリや汚れを落としたら、
シーリング材をコーキングガンにセットし、隙間や接合部に流し込みます。
金網を押さえるようにヘラでなじませ、枠と密着させたら表面を整え、しっかり乾燥させましょう。
エアコンの配管の隙間にはパテ
配管まわりや室外機付近のホコリや湿気を拭き取り、必要な量のパテを手でちぎり、隙間へ詰め込みましょう。
柔らかく密着しやすいため、入り組んだ部分やシーリング材では埋めにくい大き目の隙間の封鎖にも適しています。
作業時は必ず手袋を着用し、使用後は手や使用した器具を丁寧に洗浄してください。
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屋根裏など暗い密閉空間への侵入
屋根裏のような暗くて静かな場所は、コウモリが好んで棲みつきやすい環境です。
人の目が届きにくく、一度侵入されると気づかないままに被害が深刻化しやすい場所でもあるため、
物理的に塞ぐだけでなく、コウモリが嫌がる環境を作りましょう。
点検口がない、高所での作業が危険な場合は、無理をせず専門業者に相談してください。
屋根裏の超音波装置やLEDライトの使い方
コウモリは超音波や強い光を嫌う習性があります。
屋根裏に設置する場合は、コウモリがいないことを確認してから設置しましょう。
超音波装置はコンセント式や電池式があり、定期的に音波を発してコウモリを近づけにくくします。
ライトを使う場合は、センサー付きのLEDを天井や出入り口付近に向けて取り付けると効果的です。
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軒下・床下など暗い通気空間からの侵入
軒下や床下は暗く外からも見つかりにくいため、コウモリが棲みかにしやすい場所です。
こうした場所では、音や光による威嚇と物理的な遮断を組み合わせて、再侵入を防ぎましょう。
軒下・床下などの超音波装置やテグスの使い方
暗い通気空間には、コウモリが嫌う超音波装置を設置すると有効です。
電源タイプや電池式を選べば、屋外や床下でも継続的に使用でき、
軒下の通り道にはテグスを張ると飛行を妨げられ、コウモリが寄りつきにくくなります。
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軒下・床下などのステンレス金網の使い方
通気を確保したまま侵入を防ぎたい箇所には、ステンレス金網を取り付けましょう。
換気口や基礎部分の隙間を覆うようにカットし、
外側から固定することで、空気の流れを妨げずに再侵入を防止できます。
軒下・床下などのシーリングの使い方
軒下や床下の基礎部分など、通気を必要としない小さな隙間は、
コーキング材でしっかり埋めるのが効果的です。
配管の周囲や建材の接合部は、時間が経つとひび割れや隙間ができやすいため、
重点的にチェックしましょう。
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ベランダなど雨風の影響を受ける場所からの侵入
ベランダは開放的で雨風の影響を受けやすく、隙間や手すりの間からコウモリが入り込むことがあります。
外部に面していることから休憩場所になりやすく、物理的に侵入を防ぐ対策が欠かせません。
ベランダの防獣ネットの張り方
防獣ネットは、ベランダの手すりや天井部分に固定して外側を覆うことで、コウモリの侵入を防ぎます。
設置する際は隙間ができないよう端を固定し、
風の影響を考えて結束バンドやフックで数か所を留めておきましょう。
透明タイプや黒色のネットを選べば見た目も目立ちにくく、ベランダの景観を損なわずに設置できます。
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100円均一ショップに売っているものでコウモリ対策はできる?
100円均一ショップで手に入るアイテムで、コウモリ対策を試すことも可能です。
ネズミ用の忌避剤や防虫スプレー、蚊取り線香などは、
ニオイや煙でコウモリを近づきにくくする効果が期待できます。
ただし、既製品や駆除専門のグッズと比較すると、効果がでない場合も多く、
被害が拡大していて早急に対処したい方にはあまりオススメはできません。
低コストで試せるので、余裕がある場合に限り、取り入れてみてください。
100円均一のアイテムでコウモリ駆除効果が期待できるアイテム
- 音波装置
- ニオイスプレー
- 蚊取り線香
- 忌避剤シート
- ネズミ用忌避剤
- 強力磁石
音波装置
100円均一ショップでは、ネズミや小動物向けの超音波グッズが販売されています。
コウモリ専用ではありませんが、
高周波音による不快感を利用して寄せつけにくくする点は共通しているため、手軽に試せるアイテムです。
ニオイスプレー
ハッカやメントールなど、コウモリが嫌う香りを含む防虫スプレーや消臭スプレーは100円均一ショップでも入手できます。
ニオイで近寄りにくくする効果が期待できますが、成分が弱かったり持続性が短い場合があるため、
繰り返し噴霧したり、他のグッズと組み合わせて使いましょう。
蚊取り線香
コウモリは、蚊取り線香の立ちのぼる煙を嫌がることがあります。
蚊取り線香の成分は蚊を対象としていますが、
ニオイや煙がストレスとなり、コウモリも近づきにくくなります。
ただし、狭い場所で多用すると煙がこもって火災の原因になることもあるため、必ず換気をしてください。
忌避剤シート
100円均一ショップでは、ネズミや虫を対象としたニオイ付きの忌避剤シートも販売されています。
ハッカなどの刺激臭を利用したタイプなら、出入り口や通り道に設置できるうえ、
壁や柱にも貼り付けられるため使いやすいです。
ネズミ用忌避剤
ネズミ対策用の置き型忌避剤は、床や棚に置くだけで使えるため、
コウモリの出入り口付近や糞の見られた場所に設置してみるのも手です。
強力磁石・パンチングメタル
パンチングメタルは強度と通気性を兼ね備え、換気口や壁の隙間を塞ぐのに便利です。
強力磁石と組み合わせれば、外壁に穴を開けずに取り付けできるため、
賃貸住宅でも使いやすい方法です。
手頃な100円均一のアイテムから試してみるのはあり
コウモリ対策は100円均一ショップで手に入るアイテムを組み合わせて使うことで、
低コストながら効果が期待できるのがメリットです。
一方で、効果が薄いものや持続性に欠ける場合が多いため、
駆除グッズと比較すると十分な追い出しができない可能性もあります。
早急に駆除したい場合や再発を防ぎたい場合には、専用の駆除グッズや業者への相談がおすすめです。
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家庭でできるコウモリ対策だけでは完璧に駆除するのは難しい
家庭でできるコウモリ対策は、身近なアイテムや工夫で手軽に始められる一方で、完全に駆除するのは難しいです。
コウモリがまだ棲みついていない段階なら、
忌避剤やネットなどを使った自力対策で一定の効果が期待できます。
ただし、一度棲み着いてしまうと追い出しや侵入経路の封鎖が必要となり、
屋根裏や軒下、通気口など細かな隙間をすべて把握して塞ぐのは容易ではありません。
コウモリは帰省本能が強い動物とも言われているため、追い出しに成功しても、
数か月や数年で再び棲みついてしまう事例もあります。
糞尿の清掃や消毒が不十分だとニオイに悩まされ続けたり、健康被害につながることも。
確実に再発を防ぎたい場合は、専門業者に依頼するのが最も安心です。
プロであれば追い出しから清掃・消毒、侵入経路の完全な封鎖まで一貫して対応してくれるため、
長期的に見てもコストを抑えやすいです。
害獣お助け本舗では無料で相談や見積もりが可能なので、少しでも不安を感じたらぜひご相談ください。
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