「ネズミの寿命ってどれぐらいなんだろう?短いよね?」「何もせずにいたら、いなくなるかな?」「餓死していなくならないかな?」と考えていませんか?
うるさかったり臭かったりしてイライラするけど駆除とか面倒だし…、何もせずに寿命でいなくなってくれたらラッキーですよね。
このページではネズミの寿命や餓死までの期間、放っておけばいなくなるのかなどについてご案内していきます。
- ネズミの寿命は平均1~3年!放っていたら増えてしまいます
- ネズミの寿命は短い…けど、放っておいたらリスクが拡大する!
- ネズミの寿命や餓死は考えず効果のある対策をして駆除しよう!
- ネズミの寿命についてのQ&A
- ネズミの寿命のまとめ
ネズミの寿命は平均1~3年!放っていたら増えてしまいます
ネズミの寿命は、家に出る害獣としてのネズミと、ペットや実験用のものとで異なります。それぞれご案内していきますね。
家ネズミの寿命と餓死期間、年間の繁殖数をご案内
家に出ることが多いのは ハツカネズミ・クマネズミ・ドブネズミの3種類です。寿命はこちらの表のとおりです。
ハツカネズミ | クマネズミ | ドブネズミ | |
---|---|---|---|
ネズミの寿命 | 1年未満~1年半 | 2~3年 | 約3年 |
体長 | 6~10㎝ | 15~20cm | 20㎝ |
家に出るネズミの寿命は短いもので1年、長いもので3年で、体の大きさに比例して寿命が長いことがわかります。
ハツカネズミの寿命は1年未満~1年半ほどで、この中では最も短いです。
体長はこの中では最も小さいです。
クマネズミの寿命は2~3年です。
天井裏にいるネズミは、クマネズミの場合が多いです。
ドブネズミの寿命は3年です。
体長は20㎝で家ネズミの中では比較的体が大きく、獰猛です。
続いて餓死するまでの期間です。
ハツカネズミ | クマネズミ | ドブネズミ | |
---|---|---|---|
餓死期間 | 夏:4~5日 冬:1日 |
夏:4~5日 冬:1日 |
夏:4~5日 冬:1日 |
ネズミは毎日体重の1/4~1/10程の餌を食べる必要があり、餌が無いと、3種類とも夏は4~5日、冬は1日で餓死してしまいます。
ただ、繁殖力が強いです。出産の回数は年に5~6回で、1回の出産で6~10匹前後産みます。さらにその子供が3ヶ月後には出産するようになります。
まさにネズミ算的に数が増えていくため、放置すると被害が拡大してしまいますので、早めに駆除することをご検討ください。
ペットとして飼育しているネズミや実験用のネズミ(ラット・マウス)の寿命
人間がペットとして飼育する場合、ネズミの寿命は長くなる傾向にあります。
こちらの表は、ペットのスナネズミとハツカネズミ、実験用のネズミの寿命と体長です。
スナネズミ | ハツカネズミ |
実験用のネズミ (ラット・マウス) |
|
---|---|---|---|
ネズミの寿命 | 3~5年 | 2~3年 | 3~4年 |
体長 | 11㎝ | 6~10㎝ | 9~10cm |
いずれも体長の割に寿命が長いですよね。餌が豊富で外敵がいない環境のためと考えられます。
この他、ネズミの仲間でペットとして人気のデグーは5年前後、チンチラは10年前後です。
ネズミの寿命は短い…けど、放っておいたらリスクが拡大する!
家に出るネズミの寿命は1年未満~3年と短いですが、放置すると被害が拡大するとご案内しました。具体的には次のようなリスクがあります。
- 漏電・火災
- 病原菌や寄生虫による感染症
- ペットへの感染
- 家や家具、食品への被害
- ストレス、不快感
リスクは多岐に渡ります。
例えば、ネズミは毎日伸びる硬い歯を短くするために、家の壁や屋根、柱、タンスや布団、衣装ケースなどを噛んで歯を削っています。
その中には電気配線も含まれており、これが原因で火災が起こってしまうケースがありました。実はこのケースでは保険は降りず、もし家が全焼しても全額自己負担になってしまいます。
それから、感染症は怖いです。野生のネズミは様々な病原菌を持っています。
感染してしまうと、肺炎や胃炎、腹痛、下痢、腎炎など、出る症状は様々で、時には重篤な状態になってしまうこともあります。家族であるペットにも悪影響が出ることがあります。
この他、家にネズミがいることでストレスを受けて、体調を崩してしまう人もいます。
…このように、ネズミがいることによる潜在的なリスクはとても大きいです。ネズミを見つけたら、できるだけ早く駆除することをおすすめします。
ネズミの寿命や餓死は考えず駆除しよう!
ネズミには寿命がありますが、放っておけば増えてしまい、様々なトラブルが起きる可能性が高くなってしまいますので、早めに駆除したいところです。
自分でできる対策には次のようなものがあります。
- 粘着シートを設置
- 毒餌(どくえ)・殺鼠剤(さっそざい)
- 忌避剤(きひざい)
- 超音波撃退器
- 燻煙剤(くんえんざい)
- LEDライトの設置
- 防鼠(ぼうそ)のDIY
- 蚊取り線香
- トラップ・捕獲器の設置
おすすめの基準は費用、手軽さ、即効性、持続力、その後の処理の有無です。
最もおすすめなのは、粘着シートと毒餌の併用です。リーズナブルで手間が少なく、即効性があり、多くのホームセンターで取り扱っているため入手しやすいです。
各対策のメリット、デメリット、費用感はこちらの記事にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
「いろいろ試したけど、ネズミを追い出せなかった…」という方は、これ以上被害が拡大する前に、ネズミ駆除業者に依頼することをおすすめします。
プロは確実に、スピーディにネズミを追い出し、その後の侵入防止策を実施してくれますよ。
ネズミがいなくなれば、これまで聞こえていた天井裏の足音や鳴き声が聴こえなくなりますし、糞・尿のニオイに悩まされなくなります。
家の中が快適になり、毎日、安心して過ごせるようになり、夜はぐっすり眠れるようになるかもしれません。
プロによる調査と見積もりは無料ですので、まずはお気軽に問い合わせてみてくださいね。
ネズミの寿命についてのQ&A
ネズミの寿命について、よくいただくご質問とその回答をご案内します。
Q.ネズミの寿命が他の動物よりも短いのは心拍数が関係していますか?
はい。 こちらはネズミと人間、猫や犬など、動物の寿命の比較表です。
寿命 | 心拍数(毎分) | |
---|---|---|
ネズミ | 1~3年 | 600回前後 |
猫 | 15~18年 | 150回 |
犬 | 15~18年 | 150回 |
人 | 70~90年 | 60~100回 |
象 | 70年前後 | 20~30回 |
体が大きいほど寿命が長いことが分かります。
実は、動物の生涯の総心拍数は約15億回と決まっており、その速度で寿命が変わるのですが、体が小さいほど心拍数が速いです。
例えば、体長が6㎝~20㎝の家ネズミの心拍数は毎分600回前後ですが、犬や猫は毎分150回前後、象は毎分20~30回です。
ただし、人間の場合、心拍数は毎分60~100回ですので、単純計算すると寿命は約40年ですが、近年の科学や医学などの発展、ストレスの軽減によって伸び続けています。
Q.アカネズミやチンチラ、アフリカオニネズミも同じぐらいの寿命ですか?
A.それぞれ次のとおりです。
アカネズミ | チンチラ | アフリカオニネズミ | |
---|---|---|---|
ネズミの寿命 | 2~3年 | 約10年 | 約8年 |
体長 | 8.5~14cm | 22~38cm | 36~46cm |
これまでにご案内してきたように、ネズミの寿命と体長(心拍数)は比例する傾向があります。
Q.ネズミの寿命でギネス記録ってありますか?長いですか?
A.ネズミの寿命に関するギネス記録はありませんでした。すでにご案内したとおり、家に出るネズミの寿命は長くても3年です。
ですが、アフリカに生息しているネズミの仲間のハダカデバネズミは、なんと30年以上生きる個体もいることが分かっています。
ちなみにペットとして大人気のハムスター(キヌゲネズミ科)には、4年6ヶ月生きたというギネス記録があります。
Q.ネズミの死骸があったのですが、寿命ですが餓死ですか?
A.ネズミの死骸を見つけたとしても、素人目では寿命で死んだのか餓死なのか判断することは難しいです。
なお、感染症のリスクがありますので、見つけても絶対に素手で触らないようにしてください。事前に「どうしたらいいか」をお住いの地域を管轄する役所や保健所へ確認してください。
手袋を装着して袋に入れたり、新聞紙やチラシなどに包んだりして、燃えるゴミに出すなど、アドバイスしてくれますよ。
生息場所や移動の導線、侵入経路はノミやダニ、ばい菌がうようよいますのでアルコールで消毒してください。
1ヶ所で見つけたら、他にもいる可能性がありますので、いろいろと確認してみてくださいね。
生息場所はこちらの「効率良くネズミ対策をするには種類や居場所の見極めが必要!」に詳しく載っていますので、ご覧になってみてください。
ネズミの寿命のまとめ
- 家に出るネズミの寿命は1~3年
- 繁殖力が強いので増え続け、リスクは拡大する
- 早めに駆除することが重要
家に出るネズミの寿命は、体の大きさによって1年~3年、ペットや実験用のラット・マウスでは3~5年でした。
ネズミの寿命や餓死期間は短いですが、繁殖力が強いので自然にいなくなることは無く、放っておくと増加し続けます。
それに伴ってネズミによるリスク・被害も拡大していきますので、ネズミを見つけたらできるだけ早く対策をすることをおすすめします。
「自分で対策しきれない」と判断したら、プロに依頼することを検討してみてくださいね。