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家に棲みつくネズミは飼える?ペット用ネズミとの違い、注意点を解説

家に棲みついたネズミを見て、「このまま捕まえて飼えないだろうか?」と考えたことはありませんか。

子どもが興味を示したり、かわいそうに感じたりして、イエネズミをペットにできるのか気になって検索している方もいるでしょう。

しかし、家に棲みついた野生のネズミ(イエネズミ)をペットとして飼うのは、おすすめできません。

「懐くかも?」と安易に考えてしまうと、大切な家族の健康を損なったり、持ち家である自宅に深刻なダメージを与えたりと、思わぬ代償を払うことになりかねないからです。

野生のネズミと、ペットショップで販売されている品種改良されたネズミとでは、衛生面や性格、飼育の難易度が根本から異なります。

この記事では、

  • なぜ野生のイエネズミを飼ってはいけないのか
  • ペット用ネズミとの違い
  • 家族の安全を守りつつ、ネズミと正しく付き合う方法

を解説します。

このような方におすすめ

  • 家に棲みついたネズミを飼えるのか知りたい方
  • 野生のイエネズミとペット用ネズミの違いを知りたい方
  • 安全や衛生面が気になるご家庭の方
  • 飼うべきか駆除すべきか判断に迷っている方

齧歯目(げっしもく)は地球で最も反映した哺乳類

ネズミは、齧歯目(げっしもく)と呼ばれる哺乳類のグループに属しています。

齧歯目には、私たちの身近なハムスターやモルモット、リスなどが含まれており、野生動物からペットまで幅広い種類が存在します。

地球上において多様性に富んだグループで、さまざまな環境に適応しながら世界中で生息しています。

家に棲みつくイエネズミもその一種ですが、同じ齧歯目でも、野生種とペット用では性質や扱い方が大きく異なります。

まずは、ネズミが属する齧歯目という分類について、基本的な特徴を押さえていきましょう。

哺乳類の半分が該当する最大のグループ

齧歯目は、現在確認されている哺乳類の中で最も種数が多いグループです。

世界の哺乳類は約6,700種が確認されており、そのうち齧歯目は2,747種(536属・35科)を占めています。

哺乳類全体の約4割にあたり、種の多様性という点で圧倒的な規模を持つ分類群です。

特にネズミ科やキヌゲネズミ科などは800種以上の大きなグループで、齧歯目の多様性の象徴ともいえます。

南極以外のすべての大陸や島に生息

齧歯目は、南極を除くすべての大陸に分布している哺乳類です。

熱帯雨林、砂漠、山岳地帯、草原、都市部まで幅広い環境に適応し、多くの島々にも生息しています。

ネズミ類の一部は人の移動とともに世界中へ広がり、現在ではほぼ全球規模で分布しています。

このような高い適応力と繁殖力が、齧歯目が地球上で最も成功した哺乳類グループのひとつにしている理由です。

一方で、私たちの住環境に棲みつく種も存在するため、ペット用と野生種を区別することが重要になります。

齧歯目(げっしもく)は5種類に分けられる

齧歯目は種数が非常に多いため、さらにいくつかのグループ(亜目)に分類されています。

現在の主な分類では、齧歯目は大きく5つの亜目に分けられます。

齧歯目(げっしもく)は5種類

  • リス形亜目 Sciuromorpha
  • ヤマアラシ形亜目 Hystricomorpha
  • ネズミ形亜目 Myomorpha
  • ビーバー形亜目 Castorimorpha
  • ウロコオリス形亜目 Anomaluromorpha

上記は、顎の筋肉の構造や歯の特徴、進化の系統などをもとに区別され、属する亜目によって体のつくりや生態は大きく異なるのが特徴です。

リス形亜目(Sciuromorpha)の代表種

リス形亜目(Sciuromorpha)は、その名の通りリスの仲間を中心とするグループです。

代表的な動物にはリス、プレーリードッグ、シマリス、モモンガなどが含まれます。

いずれも映画やアニメなどでもなじみのある動物で、樹上や地上で生活する種類が多いです。

前歯で硬い木の実や種子をかじるのに適した顎の構造を持ち、発達した後肢で素早く移動できる種類が多く見られます。

ペットとして飼育されることもありますが、基本的には野生性の強い種も多く、ネズミ形亜目とは生態や性質が異なります。

ヤマアラシ形亜目(Hystricomorpha)の代表種

ヤマアラシ形亜目は、顎の筋肉構造が特徴的なグループで、比較的大型の種も多く含まれます。

代表的な動物には、ヤマアラシ、モルモット、チンチラ、デグー、カピバラなどです。

南米やアフリカを中心に分布し、草食性の種が多いのが特徴で、モルモットやチンチラはペットとしても広く飼育されています。

リス形亜目とは体格や生態が異なり、地上性で群れをつくる種も多く見られます。

ネズミ形亜目(Myomorpha)の代表種

ネズミ形亜目は、私たちが一般的にネズミと呼ぶ仲間を中心とするグループです。

代表的な動物には、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなどのイエネズミのほか、アカネズミなどの野生種も含まれます。

さらに、ハムスターやハタネズミなども同じネズミ形亜目に分類されますが、野生個体とペット用の個体では性質や衛生面に大きな違いがあります。

ビーバー形亜目(Castorimorpha)の代表種

ビーバー形亜目は、水辺の環境に適応した齧歯類を含むグループです。

代表的な動物には、アメリカビーバーやヨーロッパビーバーが挙げられます。

ビーバーは大型の齧歯類で、水辺に巣をつくり、木をかじってダムを築く習性を持つことが知られています。

ウロコオリス形亜目(Anomaluromorpha)の代表種

ウロコオリス形亜目は、主にアフリカに分布する齧歯類のグループです。

代表的な動物には、ウロコオリスやトゲウロコオリスなどが含まれます。

ウロコオリスはリスのように木の間を滑空する能力を持ちますが、リス科とは異なる系統に属しています。

尾の付け根付近にうろこ状の突起があることが特徴で、これが名前の由来となっています。

種数は多くありませんが、系統的には独立したグループとして位置づけられています。

野生のイエネズミは飼わない方が良い理由

野生のイエネズミを捕獲してペットとして飼育することはおすすめできません。

理由は、衛生面・安全面・性質の問題の3つです。

家に棲みつくイエネズミは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類に分けられ、人間の生活環境に適応してきた野生動物です。

イエネズミは下水や天井裏、床下などを移動し、目に見えない病原菌や寄生虫を保有している可能性があるため、健康を脅かしかねません。

加えて、過酷な自然界を生き抜いてきた野生個体は非常に警戒心が強く、人間に慣れることは稀です。

ペットショップで販売されているネズミとは、性質も安全性も根本から異なると考えるべきでしょう。

家に棲みつくイエネズミがどのような種類なのかをまずは紹介していきます。

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クマネズミ

クマネズミは、都市部の住宅やビルで多く確認される代表的なイエネズミです。

天井裏や壁の内部など人目につきにくい場所に棲みつきやすく、警戒心が強いうえに運動能力も高いため、発見や駆除が難しい種類として知られています。

特徴・見た目

体長は約18〜24cmで、細身の体型をしています。

尾は体よりも長く、体毛は黒色から濃い茶色が一般的で、腹部はやや白っぽい色合いです。

臆病な性格ですが動きは非常に俊敏で、わずかな物音や気配にも素早く反応します。

行動・生息環境

高い運動能力を持ち、電線や配管を伝って高所を自在に移動します。

天井裏や屋根裏、壁の内部など乾燥した高い場所に巣を作り、気づかれないまま繁殖するケースもあります。

湿気を嫌う傾向があり、床下や排水周辺よりも高所を好むのが特徴です。

食性・繁殖

雑食性ですが、穀物や果物などの植物性食品を好む傾向があります。

繁殖力が高く、生後約3か月で繁殖可能となり、1回に5〜6匹を年に複数回出産するとされています。

糞の特徴

糞は細長い楕円形で、長さは約6〜10mmほどで、色は茶色から灰色で、食べたものによって多少変化します。

高所を移動する習性があるため、天井裏や換気扇周辺で見つかることが多いです。

クマネズミが媒介するおそれのある感染症や寄生虫

クマネズミは体にイエダニを宿していることが多く、巣で増殖したダニが室内へ移動して刺咬被害を招きます。

糞尿や噛み傷を介してサルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原体に感染する恐れも否定できません。

まれにハンタウイルスなどの重篤なウイルスを保有していることがあり、安易な接触は禁物です。

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ドブネズミ

ドブネズミは、都市部の下水道や建物の床下など、地面に近い低所を中心に棲みつく代表的なイエネズミです。

体が大きく行動範囲も広いため、住宅や飲食店などでは被害が深刻化しやすい種類とされています。

特徴・見た目

体長は約22〜26cmで、イエネズミの中でも比較的大型です。

ずんぐりとした体型をしており、尾は体長よりやや短め、耳も小さめ、体毛は茶褐色から灰色が多く、腹部はやや白っぽい色をしています。

警戒心は強いものの、食欲が旺盛で攻撃性を示すこともあり、追い詰められると威嚇や咬傷被害につながることがあります。

行動・生息環境

泳ぎや穴掘りが得意で、下水道・床下・側溝など湿気の多い低い場所を好みます。

寒さに弱いため、冬場は暖かい建物内へ侵入しやすく、床下や倉庫、キッチン周辺などに巣を作ることがあります。

巣は布切れや紙くずなどを集めた簡易的な構造で、人目につきにくい暗所に作られやすいです。

食性・繁殖

強い雑食性を持ち、穀物だけでなく肉・魚・生ごみなども積極的に食べます。

繁殖力が高く、生後約3か月で成熟し、1回に6〜9匹を出産し、年に複数回繁殖するとされています。

寿命はおよそ2〜3年です。

糞の特徴

糞は太く丸みのある楕円形で、長さは約10〜20mmです。

色は濃い茶色から灰色で、他のイエネズミよりも大きい点が見分けるポイントになります。

排水管や側溝から侵入しやすいため、キッチン・浴室・トイレなど水回り付近で見つかることが多いです。

ドブネズミにつきやすい感染症や寄生虫

ドブネズミは下水道や湿潤環境を移動するため、イエダニやノミなどの外部寄生虫が付着しやすく、刺咬被害やアレルギー症状を引き起こすことがあります。

レプトスピラ症やサルモネラ感染症、鼠咬症などの病原体を保有している可能性があり、糞尿や咬傷を通じて感染するおそれがあるため、直接触れることは危険です。

下水環境を経由することから、衛生リスクが比較的高い種類と考えられています。

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ハツカネズミ

ハツカネズミは、都市部や郊外の住宅に棲みつくイエネズミの一種で、繁殖力が非常に高く、短期間で個体数が増えやすいのが特徴です。

小さく愛らしく見えることもありますが、食品被害や感染症リスクを伴う害獣に分類されます。

特徴・見た目

体長は約6〜10cmと小型で、灰褐色の体毛を持ちます。

耳や目が大きく、クマネズミやドブネズミよりも一回り小柄です。

体が小さいため、わずか1cmほどのすき間からでも侵入でき、動きが俊敏で発見しにくい種類でもあります。

行動・生息環境

屋外では草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒さを避けるため秋から冬にかけて建物内へ侵入します。

床下・押入れ・壁の内部・厨房のシャッター下など、暗くて狭い場所を好みます。

気づかれにくい環境で繁殖し、一気に数が増えることも少なくありません。

食性・繁殖

雑食性で、穀物や野菜、残飯などを幅広く食べます。

繁殖力は非常に強く、生後およそ1か月で成熟し、1回に5〜6匹を年に複数回出産します。

寿命は約1〜1.5年と比較的短いものの、その分世代交代が早いのが特徴です。

糞の特徴

糞は4〜7mmほどで、米粒に似た細長い形をしており、両端がやや尖っています。

色は茶色っぽく、物置や倉庫、押入れの隅など湿気のこもりやすい場所で散らばって見つかることがあります。

​​ハツカネズミにつきやすい感染症や寄生虫

ハツカネズミは、イエダニやノミなどの外部寄生虫を媒介することがあります。

サルモネラ菌などの食中毒原因菌や、レプトスピラ菌を保有している可能性もあり、糞尿を介して感染することがあります。

屋外との行き来が多い環境では、マダニやツツガムシが一時的に付着することもあるため、直接触れることは避けるべきです。

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家に棲みついたネズミは駆除一択

家に棲みついた野生のイエネズミは、衛生面・安全面・性質のいずれを考えても飼育には適していません。

目に見えない病原菌や寄生虫を保有している可能性があり、糞尿や咬傷を通じて感染症のリスクがあるからです。

さらに、野生個体は強い警戒心を持ち、人に慣れることはほとんどありません。

家族や住環境への影響を考えれば、選択肢は駆除のみの一択です。

もしネズミを飼いたいのであれば、ペットショップで管理・繁殖された個体を迎えるようにしましょう。

野生個体とペット用個体は、性質も安全性もまったく別物と考えるべきです。

イエネズミは飼える?

家に棲みつくイエネズミを飼育すること自体は、法律で禁止されているわけではありません。

ただし、法律で許されていることと安全に飼えることは全くの別問題です。

野生のネズミは感染症や寄生虫のリスクを抱えており、非常に警戒心の強い野生動物です。

飼えるかどうかよりも、安全に飼育、管理できるのかを冷静に判断する必要があります。

法律上はイエネズミは飼っても良い

イエネズミは鳥獣保護管理法の対象外とされ、法律によって飼育が制限されることはありません。

法的な観点に絞れば、飼うこと自体に違法性はないといえます。

一方で、個別のルールには注意が必要で、自治体の条例や集合住宅の管理規約において、野生動物の持ち込みが禁じられていることがあります。

捕獲の状況によっては他者の権利や近隣トラブルに抵触する恐れもあり、慎重な判断が必要です。

ネズミの伝染病

野生のイエネズミは、数多くの病原体をもっている可能性があります。

代表的なレプトスピラ症やサルモネラ感染症、鼠咬症(そこうしょう)などは、糞尿や唾液、咬み傷を通じて人に感染するおそれがあります。

加えて、体に寄生するイエダニやノミが室内に広がり、激しいかゆみや皮膚炎といった二次被害を招くケースも。

元気に動き回っている個体であっても、決して安全とは限らないのです。

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捕獲・保護する場合は素手では触らない

やむを得ず捕獲や保護を行う場面でも、素手での接触は厳禁です。

厚手のゴム手袋や軍手を重ねるなどして、直接皮膚に触れない対策を徹底してください。

作業を終えた後は石鹸で念入りに手を洗い、アルコール消毒まで済ませるのが賢明です。

特に手に傷口がある状態での接触は、感染リスクを高める要因となります。

飼い始めても素手では触らない

イエネズミの飼育を始めたとしても、素手で触れ合うのは避けましょう。

健康状態が不透明な野生個体は、外見からは分からない病原体を潜伏させている恐れがあります。

ケージの清掃や糞尿の処理をおこなう際も、手袋の着用をしましょう。

イエネズミを飼いたいときはどうすれば良い?

ネズミを飼いたいからと、家に棲みついた野生個体をそのまま飼育するのは適切とはいえません。

安全に飼うためには、野生とペット用の違いを正しく理解し、適した個体を選ぶことが重要です。

以下では、実際に飼育を検討する際に知っておきたいポイントを整理していきます。

品種改良されたハツカネズミはペットとして飼育できる

ハツカネズミには、野生個体とは別に、ペット用として品種改良された個体が存在します。

ペットショップなどでファンシーマウスとして販売されている白色や模様のある個体は、人になつきやすい個体をかけ合わせるなどして、長い年月をかけて改良されてきました。

管理された環境で繁殖されているため、適切な飼育用品を整えれば家庭でも安全に迎え入れることが可能です。

一方で、家に棲みつく野生のハツカネズミは、性格も衛生面もペット用とは大きく異なります。

たとえ同じ名称であっても、野生個体はあくまで野生動物であり、ペット用の個体とは全く別の生き物と考えるべきです。

野生のイエネズミとペット用個体の違い

野生のイエネズミとペットショップで販売されている個体は、たとえ見た目が似ていても、性質や衛生状態は根本から異なります。

大きな違いは性格で、過酷な環境で生き抜いてきた野生個体は、極めて強い警戒心を持ち、人間に懐くことはまずありません。

一方、ペット用の個体は人間との生活を前提に繁殖されているため、気性が荒くなりずらい飼いやすい生体が多くをしめます。

衛生面の問題も無視できません。

下水や屋外を自由に移動する野生のイエネズミは、寄生虫や病原体を保有しているリスクを抱えています。

対してペット用の個体は、衛生管理の行き届いた環境で繁殖され、健康的な状態で流通しています。

ネズミなど齧歯目(げっしもく)でオススメのペットは?

ネズミを飼いたいと考えたとき、野生のイエネズミではなく、ペットとして流通している齧歯目から選ぶのが安全です。

齧歯目には、ハムスターやモルモットなど、飼いやすい種類が多く存在します。

種類 亜目 分類 分布 体長 体重 寿命 育てやすさ
ハムスター ネズミ形亜目 キヌゲネズミ科 ヨーロッパ・中央アジア 約6〜20cm 約35〜150g 約2〜3年
モルモット ヤマアラシ形亜目 テンジクネズミ科 南アメリカ 約20〜40cm 約800ℊ~1,000g 約5〜7年
スナネズミ(ジャービル) ネズミ形亜目 ネズミ科 モンゴル・中国東北部 約10~15cm 約60~100g 約2〜4年
デグー ヤマアラシ形亜目 デグー科 南米 約12〜20cm 170〜350g 約5〜8年
ヤマネ リス形亜目 ヤマネ科 ユーラシア・アフリカ 約8〜12cm 約15〜30g 約3〜7年
チンチラ ヤマアラシ形亜目 チンチラ科 南米 約25〜35cm 約400g〜650g 約5〜20年
モモンガ リス形亜目 リス科 アジア・豪州 12〜15cm 約95〜160g 約5〜7年

ハムスター

ハムスターは、小さな体と愛らしい仕草が魅力の、初心者にも人気の高い齧歯目ペットです。

日本で飼育されている主な種類は、ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターなどがあります。

体の大きさは種類によって異なり、ゴールデンハムスターは体長約15〜20cm、体重は約100〜200gほどになります。

一方、ジャンガリアンなどのドワーフ系は体長約7〜10cm、体重は約30〜50gと小柄です。

寿命はおよそ2〜3年と短めですが、その分、日々のふれあいの時間を大切にできる存在といえるでしょう。

野生で食べるもの

中央アジアなどの乾燥地帯に生息しており、野生下では種子や穀物、植物の葉、小さな昆虫などを口にしています。

頬袋にエサを詰め込むおなじみの習性は、食料が乏しい環境で生き抜くための本能的な行動です。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する際は、ヒマワリの種など穀物類を中心に与え、ニンジンやブロッコリーといった野菜、少量の果物を副食としてバランスよく取り入れます。

特徴

ハムスターは夜行性の動物で、日中は巣の中で眠り、夜になると活発に動き回ります。

単独行動を好む種が多く、ゴールデンハムスターは単独飼育が前提です。

体臭は比較的少なく、大きな鳴き声もほとんどありません。

ケージも比較的コンパクトで済むため、スペースを大きく確保できない家庭でも飼育しやすい動物です。

飼育のしやすさ

ハムスターは小型で管理がしやすく、初心者でも飼いやすい動物です。

初期費用も比較的抑えやすく、毎日の世話も複雑ではありません。

ただし、高温多湿に弱いため、夏場はエアコンなどで室温を管理する必要があります。

モルモット

モルモットは、穏やかな性格と丸みのある体つきが魅力の齧歯目ペットです。

南アメリカ原産で、古くから家畜化されてきた歴史があり、人になつきやすい種類といわれています。

体長はおよそ20〜40cm、体重は約800g〜1,000kgほどで、ハムスターよりもひと回り以上大きく、寿命は平均して5〜7年ほどと、比較的長く一緒に過ごせる動物です。

野生で食べるもの

主に草や葉、茎といった植物を食べています。

完全な草食性で、繊維質の多い植物を少しずつ長時間かけて口にするのが特徴です。

地面に生えた草を中心に、常に何かをかじりながら生活しています。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、牧草を中心に与え、モルモット専用のペレットフードや、キャベツや小松菜などの葉物野菜を取り入れます。

草食動物のため、野菜がエサな点がハムスターとの大きな違いです。

特徴

モルモットは群れで生活する習性があり、比較的おだやかな性格をしています。

鳴き声で感情を表現することが多く、食事の時間が近づくとプイプイと鳴く様子も見られます。

基本的に昼行性で、人の生活リズムと合わせやすいです。

短毛種から長毛種までさまざまな見た目のバリエーションも楽しめます。

飼育のしやすさ

性格がおだやかで人に慣れやすいため、初心者でも比較的飼いやすい動物です。

ただし、体がやや大きく、広めのケージや十分な牧草の確保が必要になります。

ハムスターよりも飼育スペースと日々の給餌量が多くなる点は考慮しておきましょう。

スナネズミ(ジャービル)

スナネズミ(ジャービル)は、乾燥地帯原産の活発な齧歯目ペットです。

日本で一般的に流通しているのはモンゴリアンジャービルで、豊富なカラーバリエーションを持つ改良個体はカラージャービルと呼ばれることもあります。

体長は10〜15cm、体重は60〜100gほどで、寿命はおよそ2〜4年です。

ハムスターよりやや細身で、しっぽにも毛が生えています。

野生で食べるもの

中央アジアの乾燥地帯に生息し、野生下では草の種子や穀物、植物の根、小さな昆虫などを食べています。

乾燥環境に適応しているため、種子類中心の食性を持っています。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、マウス用ペレットや混合フードを主食とします。

副食としてキャベツなどの野菜、少量の果物(リンゴなど)、種子類を与えることがあります。

体質的に湿気や過度な水分を苦手とするため、水分の多い食材の与えすぎには注意が必要です。

特徴

スナネズミは好奇心が強く、活発に動き回る性格です。

後ろ足で立ち上がる仕草や、砂を掘る行動がよく見られます。

基本的には夜行性ですが、飼育環境に慣れると日中に活動する個体が多くなります。

飼育のしやすさ

人に慣れやすく、マウス類の中では比較的飼いやすい種類です。

ただし乾燥地帯原産で湿気に弱いため、飼育環境は湿度30〜50%程度を目安に管理します。

床材は深めに敷き、砂浴び用のスペースを用意すると落ち着きやすくなります。

かじる習性が強いため、ゲージは金属や陶器など耐久性のある素材を選ぶと安心です。

デグー

デグーは、知能が高く人とのコミュニケーションも楽しめる齧歯目のペットです。

一見すると大きめのネズミのように見えますが、モルモットやチンチラに近いテンジクネズミの仲間に分類されます。

体長は約12〜20cm、体重は約170〜300g前後が目安で、寿命は比較的長く、5〜8年ほどです。

野生で食べるもの

南米チリの乾燥した山岳地帯に生息しており、野生下では草や樹皮、種子、果実、サボテン、穀物、トウモロコシの茎などを口にしています。

乾燥地帯で暮らすため、水分の少ない植物を中心に摂取します。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、牧草を主食とし、デグー専用フードやチンチラ・モルモット用の混合フードを与えます。

副食として野菜や果物を少量取り入れることも可能ですが、量は控えめにしましょう。

特徴

デグーは強い社会性を持ち、群れで生活する動物です。

声や音で感情を表現することができ、鳴き声によるコミュニケーションも豊かです。

一般的には昼行性といわれていますが、環境によっては昼夜ともに活動します。

好奇心が強く、人に慣れやすい個体も多いため、エサをねだったり自分から近づいてきたりする愛らしい一面も見せてくれます。

飼育のしやすさ

活発に動き回るため、十分な広さと高さのあるケージを用意する必要があります。

ステップや止まり木を設置して立体的なレイアウトに仕上げると、運動不足の解消に役立ちます。

皮膚の健康維持やストレス軽減には砂浴び場の設置が効果的といわれており、物をかじる習性があるため、かじり木などを用意しておくと安心でしょう。

比較的人に慣れやすい種類ですが、尾は非常にデリケートなため、無理に持ったり強く引っ張ったりしないよう、接し方には注意が必要です。

ヤマネ

ヤマネは、大きな目と小さな体が印象的な、愛らしい齧歯目の仲間です。

日本に生息するニホンヤマネは国の天然記念物に指定されているため、捕獲や飼育はできず、ペットとして流通しているのは、主にアフリカヤマネなどの海外産です。

体長は約8〜12cm、体重は15〜30g前後と非常に小柄で、寿命はおよそ3〜7年といわれています。

野生で食べるもの

雑食性で、野生では穀類や木の実、種子、芽、ベリー類、昆虫などを食べています。

季節や環境に応じて植物質と動物質の両方を取り入れながら生活しています。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、小粒タイプのハムスター用混合フードを主食とすることが一般的です。

副食としてリンゴやブルーベリーなどの果物、ミルワームやコオロギなどの昆虫、少量の野菜を与えることがあります。

特徴

ヤマネは夜行性で、夜になると活発に動き回ります。

非常に臆病な性格で、驚かせたり無理に触れたりすると強いストレスを感じやすい動物です。

気温の低下に応じて冬眠する習性を持っており、飼育下では温度管理が重要になります。

飼育のしやすさ

飼育自体は難しくありませんが、温度管理と脱走対策には配慮が必要です。

適温は20〜24℃程度とされ、15℃以下になると冬眠の準備に入ってしまいます。

体が非常に小さく、網目の大きなケージでは脱走するため、安全に動き回れる環境を整えることが大切です。

積極的に触れ合うよりも、その愛らしい動きを観察して楽しむタイプのペットといえるでしょう。

参考

チンチラ

チンチラは、ふわふわとした密度の高い被毛と大きな耳が特徴の齧歯目です。

原産地は南米アンデス山脈周辺で、ペルー・ボリビア・アルゼンチン・チリなどの標高3,000〜4,000mの乾燥地帯に生息しています。

体長はおよそ25〜35cm、体重はオスが約400〜600g、メスが約420〜650gと、メスの方がやや大きくなる傾向があります。

寿命は5〜20年と幅があり、適切に飼育すると10年以上生きることも珍しくありません。

野生で食べるもの

野生下では、乾燥地帯に自生する草や樹皮、種子などの植物質を中心に食べています。

繊維質の多い植物を主に摂取し、厳しい環境に適応してきた動物です。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、チンチラ専用フードやペレット、牧草を主食とします。

副食として、小松菜やニンジン、キャベツなどの野菜や、リンゴなどの果物を与えることがあります。

特徴

チンチラは本来夜行性で、夕方から夜にかけて活発に動きます。

非常に密度の高い被毛を持ち、その美しさと健康を維持するために欠かさず砂浴びを行います。

警戒心が強く繊細な面もありますが、非常に知能が高いことでも知られています。

時間をかけて信頼関係を築けば、飼い主の声やニオイを覚てくれるかもしれません。

飼育のしやすさ

チンチラは環境管理が重要な動物で、適温はおよそ17〜21℃、湿度は40%以下が理想とされ、夏場の高温多湿には注意が必要です。

ジャンプ力があるため、高さと広さを十分に確保したケージが望ましく、砂浴び用の容器も必須です。

温度や湿度の変化に敏感なため、知識と設備を整えられる中上級者向きの動物といえるでしょう。

参考

モモンガ

モモンガの中でペットとして流通しているのは主にフクロモモンガです。

体長は約12〜15cm、体重はおよそ95〜160gほどで、寿命は5〜7年とされています。

大きな黒い瞳と、前後の足の間にある飛膜が特徴で、高い場所から滑空する姿が魅力です。

野生で食べるもの

野生では、花の蜜や樹液、果実、昆虫などを中心に食べています。

甘いものを好む傾向があり、樹液や花蜜をなめる習性があることから、英語ではシュガーグライダーとも呼ばれています。

飼育下で食べるもの

家庭で飼育する場合は、リンゴやブドウなどの果物や、小松菜・ニンジンといった野菜を中心に与えます。

あわせて、リス用ペレットや専用フード、ミルワームなどの動物性たんぱく質もバランスよく取り入れます。

特徴

本来は夜行性で、日中は巣箱やポーチの中で眠り、夜になると活発に動き回ります。 

非常に警戒心が強く臆病な一面がありますが、幼少時から時間をかけて接すると、人に慣れる個体も多いです。

体には臭腺があり、ニオイによるコミュニケーションを行うため、環境の変化や強いストレスに弱い動物です。

高い場所から飼い主に向かって滑空することもあり、観察していて楽しいペットといえるでしょう。

飼育のしやすさ

比較的人に慣れやすいといわれますが、夜行性であることや、ニオイ、温度変化に敏感な点を理解しておく必要があります。

ケージは高さのあるタイプを選び、安心できるポーチや巣箱を設置します。

エキゾチックアニマルに対応している動物病院が限られているため、事前に受診可能な病院を確認しておくと安心です。

参考

ネズミなど小型齧歯目(げっしもく)の飼い方

小型の齧歯目は比較的飼いやすいといわれますが、命を預かる以上、事前の準備と日々の管理は欠かせません。

ここでは、多くの小型齧歯目に共通する基本的な飼育方法を紹介します。

飼育前に用意するもの

必要なのは、体格や運動量に合ったサイズのケージです。

あわせて、床材、給水器、エサ入れ、巣箱や隠れ家なども準備します。

主な飼育用品

  • ケージ
  • 床材
  • 給水器
  • エサ入れ
  • 牧草入れ
  • 巣箱
  • 隠れ家
  • 回し車
  • 止まり木
  • 砂浴び用容器
  • ヒーター
  • 温度計
  • 湿度計

種類によっては回し車や止まり木、砂浴び用の容器、ヒーター、温度計なども用意しましょう。

食事の与え方

主食は、それぞれの種類に合った専用ペレットや牧草を中心に、1日1〜2回、朝と夕方に分けて与えるのが一般的です。

おやつや副食は少量にとどめ、人間の食べ物は基本的に与えません。

水は常に新鮮な状態を保てるよう、毎日交換することを心がけましょう。

温度・湿度の管理

小型齧歯目の多くは暑さや湿気、寒さにも弱い傾向があります。

夏場はエアコンを使用して室温の上昇や湿度のこもりを防ぎ、直射日光を避けた風通しの良い場所にケージを設置しましょう。

一方で冬場は、急激な冷え込みや冷たい隙間風を避ける必要があります。

室温が下がりすぎないよう暖房を活用し、必要に応じて保温ヒーターや床材を厚めにするなどの対策を行います。

種類によって理想的な温湿度は異なるため、事前に確認しておきましょう。

健康管理と病院の確認

齧歯類は体調不良を隠す習性があるため、食欲や糞の状態、動きの変化を日々観察することが大切です。

エキゾチックアニマルに対応している動物病院が近くにあるか、あらかじめ調べておくと安心です。

小さな体でも、相応の準備と責任が求められます。

自宅に棲みついているネズミは駆除した方が良い理由

ここまでペットとして飼育されるネズミについて紹介してきましたが、自宅に棲みついた野生のイエネズミは別問題です。

自宅に棲みついているネズミは駆除対象と考えるべき存在で、イエネズミは一年を通して活動し、環境が整えば短期間で数を増やしてしまいます。

一度棲みつかれると、糞尿による悪臭や騒音だけでなく、配線や柱の損傷など住宅そのものへ被害が広がる可能性があるからです。

健康面や精神面にも影響を及ぼすため、感情だけで判断するのは危険です。

ネズミの主な被害

  • 精神被害
  • 住宅被害
  • 健康被害
  • 害虫発生被害

精神被害

ネズミは夜行性のため、活動が活発になる夜間に天井裏や壁、床下などから不気味な物音が発生します。

繁殖期の春や秋は、走り回る音やかじる音が頻繁に響くようになり、不安やストレスによる睡眠の質の低下を招きかねません。

集合住宅では音が周囲に伝わりやすく、放置すると近隣トラブルに発展する恐れもあるため、早めの対策を講じましょう。

住宅被害

活動が活発な時期は行動範囲も広がり、柱や断熱材、電気配線などをかじられる被害が深刻化します。

天井裏や床下に糞尿が蓄積すれば、悪臭やカビの発生源となるだけでなく、配線の損傷による漏電や火災を引き起こすリスクも高まります。

住まいを守るためにも、目に見えない場所での異変を軽視してはいけません。

健康被害

野生のネズミは、人に感染する病原菌を複数保有しており、命に関わる重篤な病気を引き起こす恐れがあります。

糞尿や体毛、噛み傷から直接感染するだけでなく、乾燥した排泄物が空気中に舞い、吸い込むことで発症する危険性も否定できません。

姿が見えなくても、排泄物が残っているだけで感染リスクは続くため、軽視するのは危険です。

病原菌 感染症名 主な症状 参照元

サルモネラ菌

サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet

HEVウイルス
E型肝炎 発熱・倦怠感・黄疸 厚生労働省検疫所

クリプトスポリジウム原虫
クリプトスポリジウム症 水様下痢・腹痛・脱水 国立健康危機管理研究機構

レプトスピラ菌
レプトスピラ症 発熱・頭痛・筋肉痛 J-Stage

ハンタウイルス
腎症候性出血熱 発熱・出血・腎障害 日本獣医学会

鼠咬症スピリルム
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 東京都保健医療局

広東住血線虫
広東住血線虫症 頭痛・発熱・神経障害 国立健康危機管理研究機構

特に気温が上がる時期は、食品汚染や感染症が広がりやすくなるため、ネズミの放置は家族全員の健康不調につながりかねません。

害虫発生被害

ネズミが建材をかじることで壁や天井裏に隙間が生じ、ゴキブリやハエ、シロアリなどの害虫が侵入・発生しやすい環境を作ってしまいます。

注意すべきは、ネズミの体に付着しているイエダニやノミといった寄生虫です。

これらが人やペットに移動することで、激しいかゆみや皮膚炎などの健康被害を引き起こします。

中には感染症を媒介する個体も存在し、気づかないうちに室内全体へ被害が広がってしまう可能性も高いです。

害虫名 主な症状 参照元

イエダニ
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など 日本防疫殺虫剤協会

ノミ
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性 日本防疫殺虫剤協会

マダニ
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など 東京都保健医療局

トコジラミ
強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など 東京都保健医療局

ツツガムシ
吸血による皮膚炎、発熱、発疹 山形県衛生研究所

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ネズミ駆除に最適な時期と時間帯

ネズミは一年を通して活動するため、安全という時期は基本的にありませんが、活動量や繁殖のピークは季節によって変化します。

特に春と秋は行動が活発になり、繁殖も増えるため、被害が表面化しやすい時期です。

夏や冬に気配が減ったように感じても、暑さや寒さを避けて建物内部にとどまっていることが多く、油断は禁物です。

時間帯で見ると、ネズミは夜行性で、日没後から夜間にかけてが最も活発になります。

夕方〜深夜に物音が増えるのは、この活動サイクルによるものです。

昼間に姿を見かける場合は、個体数の増加や餌不足などが進行しているサインと考えられます。

活動時期や時間帯の詳しい傾向については、以下の記事で詳しく解説しています。

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自宅でできるネズミ駆除

被害が軽い段階であれば、市販の忌避剤や駆除グッズを活用した追い出しや侵入予防が有効です。

一方で、天井裏や床下で物音が続く場合や、糞やかじり跡が複数見つかるなら、すでに群れが繁殖しているサインです。

被害が広がっている状況では自力での対処が難しいため、手遅れになる前に専門業者への相談を検討してください。

忌避剤

忌避剤は、ネズミが嫌がる成分によって近づかせない・追い出すことを目的とした対策グッズです。

ネズミにとって不快な環境を強制的につくり、その場所を避けさせる効果があります。

即効性のあるタイプと、成分が徐々に広がる遅効性タイプが存在し、どちらも軽度な被害への対策に重宝します。

スプレー・燻煙・固形など種類が豊富なため、設置場所や使用環境に合わせて最適なものを選びましょう。

忌避剤の主な効果

  • ネズミが嫌がるニオイで近づきにくくする
  • すでに棲みついているネズミを遠ざける
  • 侵入が心配な場所の予防対策として使える

 忌避剤の使い方

忌避剤は、糞や足跡、かじり跡などのラットサインが見られる場所や、侵入経路へ重点的に設置・噴霧してください。

天井裏や床下、通気口周辺といった暗く狭い空間はネズミの主要な移動ルートで、狙いを定めて使用することで、対策効果を高められます。

スプレータイプはニオイを維持できるよう定期的に噴射し、固形タイプは効果が切れる前に、使用目安期間を守って交換を継続しましょう。

殺鼠剤

殺鼠剤は、ネズミに薬剤を摂取させて直接駆除するアイテムで、小袋やトレーなど形状が複数あり、設置場所や被害状況に応じて最適なものを選べます。

ニオイによる追い出しとは異なり、複数匹が棲みついている状況でもまとめて駆除できる可能性があります。

使用後は死骸の回収や清掃が必要になるため、対応の流れを把握したうえで活用してください。

殺鼠剤の主な効果

  • ネズミを直接駆除できる
  • 複数箇所に棲みついている状況でも対応しやすい
  • 一度設置すると、しばらく効果が持続しやすい

殺鼠剤の使い方

侵入経路や移動ルートになりやすい壁際、部屋の隅などに設置します。

穀物やナッツ類と一緒に置き、摂取した形跡を確認しながら補充を繰り返しましょう。

駆除後は必ず手袋を着用し、回収した死骸はビニール袋に入れて密閉したうえで、自治体のルールに従って処分しましょう。

捕獲シート

捕獲シートは、強力な粘着面でネズミの動きを止めて捕らえる駆除アイテムです。

薬剤を使用しないため、成分やニオイが気になる環境でも使いやすく、忌避剤との併用にも適しています。

粘着力が非常に強いため、設置や処理の際は手や衣類に付着しないよう細心の注意を払ってください。

捕獲シートの主な効果

  • 通り道に設置して直接捕獲できる
  • 薬剤を使わずに対策できる
  • 侵入経路や移動ルートを把握する手がかりになる

捕獲シートの使い方

糞や足跡などのラットサインが確認できる壁際に設置します。

部屋の隅や通り道では、複数枚を隙間なく並べて通過しづらい配置にすると効果的です。

捕獲後は放置せず、速やかに回収と清掃を行い、新しいシートへ取り替えましょう。

​​捕獲器

捕獲器は、ネズミを傷つけずに捕らえる非殺傷タイプのトラップです。

内部に入ると扉が閉まる構造で、室内用のコンパクトなものから倉庫や屋外向けの大型タイプまで展開されています。

薬剤を使わないため、ニオイや成分が気になる場所でも使いやすく、安全性を重視したい場合に適しています。

捕獲器の主な効果

  • ネズミを生け捕りにできる
  • 薬剤を使わずに対策できる

捕獲器の使い方

ネズミの通り道や、エサを探しに来やすい位置に設置し、内部にはピーナッツや穀物などの誘引餌を入れておきましょう。

捕獲後は放置せず、速やかに処理することが望ましいですが、対応が難しい場合は、無理をせず専門業者へ相談してください。

再使用する際は十分に洗浄・消毒を行い、ニオイが残らないようにしましょう。

超音波

超音波式の装置は、人にはほとんど聞こえない高周波音を発し、ネズミに不快感を与えて寄りつきにくくする撃退グッズです。

コンセントに差すだけで使用できる製品が多く、薬剤を使わずに手軽に取り入れられます。

同じ周波数を出し続けるとネズミが慣れてしまう場合があり、単独での長期駆除には向いていません。

超音波の主な効果

  • 音の刺激によってネズミを寄せつけにくくする
  • 設置環境によっては比較的広い範囲をカバーできる
  • 薬剤を使わず、安全面に配慮して使える

超音波の使い方

天井裏や床下につながる方向、キッチン周辺など気配のある側へ向けて設置します。

音は壁や家具に遮られやすいため、障害物の少ない場所を選ぶことがポイントです。

ネズミの慣れを防ぐため、定期的に設置位置を変えるとよいでしょう。

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家に棲みついたネズミは駆除を検討しよう

家に棲みついたネズミを飼えるのではないかと考える方もいるかもしれませんが、野生のイエネズミはペット用に改良された個体とはまったく性質が異なります。

病原体や寄生虫を保有している可能性があり、警戒心も強いため、見た目が可愛くても駆除をするのが賢明です。

さらにネズミ被害を放置すると、悪臭や騒音だけでなく、配線被害による漏電や火災などの二次被害につながりかねません。

ネズミ問題を根本から解決するには、

  • 侵入経路の特定
  • 巣の除去
  • 清掃と消毒
  • 再発防止対策

まで含めた総合的な対応が必要です。

害獣お助け本舗では、相談・見積もり無料で、住宅状況や被害の程度に応じた最適な対策プランをご提案しています。

被害が広がる前に、早めの対応を検討してみてください。

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害獣お助け本舗編集部

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