アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!
「さっき見たのってハクビシン?テン?ネズミよりは大きかったけど…」
「最近、屋根裏からドタドタと音がするし、ゴミが荒らされてるんだけど…。ハクビシンとかイタチとかかな?」
と考えていませんか?
どれも似たような害獣ですが、うるさいし、感染症などの被害があるかもしれないので、何とかしたいですよね。
このページでは、ハクビシンとテン、イタチなどの似たような害獣の見分け方と対処法をご案内しています。
この記事の目次
【画像・画像で解説】ハクビシン・テン・イタチなど、似た動物を見分けるポイント
こちらの5種類の動物は、外見や鳴き声などが似ているため「見分けが付きにくい」といわれています。
見分けが付きにくい動物一覧
・テン
・ハクビシン
・イタチ
・オコジョ
・フェレット
この中で、オコジョは準絶滅危惧種、フェレットはペットですので、あなたが家や周辺で見たり鳴き声を聞いたりした動物の可能性は低いです。
まずは害獣のハクビシン、テン、イタチについての違いをご案内します。
テン | ハクビシン | イタチ | |
色 |
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大きさ | 胴体40cm~55cm | 胴体50cm~70cm | 胴体20cm~35cm |
足跡 | 大きさ3cm~4cm | 大きさ5cm~6cm | 大きさ2cm~3cm |
糞 | 10mmほどで水っぽい | 5~10mmで種が含まれる | 6mmで悪臭がきつい |
食べ物 | 雑食 ネズミ・果物 | 果物、野菜、植物 | 肉食 |
生息地 | 森林 | 森林、草が茂った場所 | 森林、池 |
性格 | 攻撃性が強い | 臆病で大人しい | 獰猛 |
繁殖能力 |
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天敵 | オオカミ | ワシ、アライグマ | ワシ、野良猫 |
鳴き声 | フィヤー、ギュウギュウ | キュウキュウ、キーキー | ククク、キー、キー |
それぞれの特徴を動画や画像を交えてご案内していきますね。
テンの特徴は?違いを知って見分けよう
テンは食肉目イタチ科テン属に分類される動物です。
色は季節により変わります。
夏は顔周りや手足が黒く体は褐色ですが、冬は顔が白くなり、体は明るめの褐色に変化します。
こちらの動画ではいろいろな色のテンを見ることができますのでご覧になってみてください。
胴の長さは40~55cmほどで、イタチより大きく、ハクビシンより小さいです。足跡の大きさは3~4cmほどで、5本指の足跡が残ります。
鳴き声は平常時は「ギュッギュッ」、「キャッキャ」ですが、
敵を威嚇するときは「ギャーウー」「ア゛ァー」です。
日本国内で見かけることが多いのは「ホンドテン」と呼ばれる種類で、本州、四国、九州に生息していましたが、最近では北海道や佐渡島でも見かけることがあります。
ハクビシンの特徴は?違いを知って見分けよう
ハクビシンはジャコウネコ科ハクビシン属に分類される動物です。頭から鼻先まで白い模様があり、顔や手足は黒で、体毛はグレーがかった茶色です。
鳴き声は「キュウキュウ」「キーキー」です。
胴の長さは50~60cmで、テンやイタチより大きく、足跡の大きさは5~6㎝ほどで、5本指の跡が残ります。
イタチの特徴は?違いを知って見分けよう
イタチはネコ目イタチ科イタチ属に分類される動物です。
目の周りが黒く、口周りが白、体全体は茶色いのが特徴です。胴の長さが20~30cmで、ハクビシン、テンと比べると小柄です。
イタチは「キッ」「キキッ」と鳴きます。
足跡の大きさは2~3㎝ほどで、5本指の跡が残ります。糞のニオイがキツイです。
オコジョの特徴は?※高原や山の中で見かけることがあります
オコジョは準絶滅危惧で絶滅危険度は小さく、山岳の中腹部にある森林や高原などで見かけることがあります。
ネコ目イタチ科に分類される動物で、姿はイタチと似ています。毛色は夏は茶色いですが、冬には白く変化します。
鳴き声は「チュチュチュ・・」と小さいです。胴の長さは15~30cmで、足跡は3cmほどです。
フェレットの特徴は?※野生のフェレットはいません
ヨーロッパケナガイタチ、ステップケナガイタチがペット化されたといわれており、野生のフェレットはいません。
イタチ科の動物で、毛色は顔の一部が白で、全体的にはグレーがかった茶色、四肢や尻尾は濃い茶色~黒です。
鳴き声は「クゥ」「ウワゥ」「ウゥ」などです。
胴の長さは35~50cmほどなので大きさはテンと同じくらい、足跡の大きさは5cmで、体長の割には大きいです。
放置でOK?テン・ハクビシン・イタチなどの害獣によるリスクや被害とは?
害獣によるリスクはこのように多岐に渡ります。それぞれご案内していきますね。
感染症による被害
テン・ハクビシン・イタチにはダニやノミがついていることが多く、感染症にかかってしまう被害が増えてきています。
入院だけで済めばいいですが、場合によっては死に至ることもあります。
ハクビシンによる病気については、こちらの記事で詳しく載っていますので、ご覧になってみてください。
悪臭による被害
糞や尿がたまり、時間がたつと悪臭を放つようになります。
テン・ハクビシン・イタチなどの害獣は、屋根裏のような巣に糞を貯めたり、マーキングのためにそこかしこに尿をしたりします。
冬場はまだ耐えられても、気温が暖かくなると強烈なニオイになります。
特にイタチの糞はニオイがキツイです。
家屋の傷みによる被害
屋根裏でした糞やマーキングのための尿が、湿った感じのシミになることはよくあります。
また、害獣が爪を研ぐために柱や壁が削られてしまうことも。
家族がくつろぐ空間がダメになったら嫌ですよね。家の補修をするとかなりの費用がかかりますので、何とかしたいところです。
騒音による被害
テン・ハクビシン・イタチは夜行性ですので、
夜中や明け方に天井からトタトタ・ドタドタと走り回る音がしたり、キーキーといった鳴き声がしたりすることがあります。
部屋でリラックスができなくなりますし、貴重な睡眠時間が短くなってしまい、ストレスや疲労感で苦痛になってしまいます。
集中や勉強の妨げになりますので、受験を控えたお子さんがいる場合は将来に関わる問題といえます。
ペットの被害
家に犬や猫、その他の小動物をペットして飼っている場合、襲われたり、食べられたりすることがあります。
大切な家族として犬や猫と過ごしている人は、家に害獣がいたら速やかに対策することをおすすめします。
農作物の被害
テンは雑食性で果物も好物です。ハクビシンも甘い果物を好むため、農作物が被害になることがあります。
大切に育てた家庭菜園がダメになったらがっかりですよね。農家の場合は死活問題なので、絶対に何とかしたいところです。
害獣による被害は放置すると拡大する一方
今はまだそこまで被害はないかもしれませんが、
ハクビシンもテンもイタチも、年間では数十匹単位で増えていくため、放っておくと被害は拡大してしまいます。
自然にいなくなることはありませんので、できるだけ早く対策することを検討してみてください。
対策には自分でできることもありますが、都市部では年々害獣が増えてきているため、手に負えなくなりプロに退治してもらう人が多くなってきています。
アライグマ・イタチ・ハクビシン被害を今すぐ解決!
テン・ハクビシン・イタチを退治するには?自分でできる対策方法を解説!
鳥獣管理保護法という法律によって、テン・ハクビシン・イタチなどの害獣の駆除(殺傷)や捕獲、飼育は禁止されています。
また、イタチの捕獲については次のようなことが決まっています。
イタチの捕獲について
・事前に自治体に許可証を発行してもらう
・捕獲したイタチは自然に放つ(放獣)
・メスの場合は狩猟獣ではないので捕獲厳禁
害獣を退治する場合、こうしたことに注意した上で、
次のような方法で追い出した後、侵入防止の施策をすることになります。
害獣を追い出す方法(おすすめ順)
1.忌避剤(きひざい)を使用する
2.燻煙剤(くんえんざい)を使用する
3.嫌いな匂いを利用して追い出す。
4.超音波の音で追い出す
5.大きな音を出して追い出す
6.ライトの光を使って追い出す
害獣の侵入を防止する方法(おすすめ順)
1.隙間や穴を塞ぐ
2.庭の手入れをする
3.ゴミのケアをする
4.害獣退治用ライト・回転灯を使う
5.ハクビシンは夜行性の為、光を嫌がり駆除ができる
6.害獣除けマットを使う
7.害獣用有刺鉄線を使う
おすすめの基準は、手間のかからなさ、効果の速早さ、価格の安さ、効果の継続性です。
各方法のメリットやデメリット、費用感はこちらの記事をご覧になってみてください。
「時間が無い」「やったけどダメだった」などの理由で「自分では無理」と判断したら、プロへ依頼することを検討してみてくださいね。
プロに依頼すると万全の対策(退治、侵入防止、二次被害対策、消毒、アフターフォローなど)をしてくれますよ。
ただし、悪徳業者がいますので、次のようなポイントで見分けてくださいね。
悪徳業者の見分け方
・一般的な相場より高すぎる料金設定
・説明・見積書の内容が分かりづらい
・口コミが悪い、評価が低い
比較検討できるように複数の業者から見積もりを取るようにしてください。
態度に少しでも違和感があったら、慎重に検討してくださいね。
調査や見積もり作成までは無料ですので、まずは気軽に連絡をしてみてください。
参考
テン・ハクビシン・イタチについてのまとめ
このページのまとめ
・テン・ハクビシン・イタチは外見、鳴き声などで見分ける
・害獣なので被害やリスクがある
・被害が拡大する前に対策をすべき
テン・ハクビシン・イタチなどの害獣による感染症、ペットへのダメージ、家屋や農作物の損害などは、2000年以降増え続けており、放っておくのはリスクです。
外見や鳴き声などで違いを見分けるのはなかなか難しいです。
いることが分かったら、できるだけ早く害獣対策をするようにしてください。
自分でいろいろと取り組んで「これ以上は無理」と思われたり、対策をしている時間が無かったりしたら、
確実にスピーディに退治してくれるプロに依頼することを検討してみてください。
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