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ネズミの糞尿を消毒・掃除する正しい手順と注意点を解説

「床に黒い粒のようなものが落ちている…これってネズミの糞尿?」

「消毒したほうがいいのは分かるけど、どう処理すれば安全なのか分からない…」

家の中でネズミの糞尿らしきものを見つけ、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

ネズミの糞尿には、細菌やウイルスなどの病原体が含まれていることがあり、放置すると健康面への影響に加え、悪臭やシミ、床・壁材の劣化を招くことがあります。

この記事では、

  • ネズミの糞尿がなぜ危険なのか
  • 消毒前にやってはいけないこと
  • 安全に消毒・除菌する方法

について、解説します。

不安なまま放置せず、まずは状況に合った正しい対処方法を確認していきましょう。

このような方におすすめ

  • 家の中でネズミの糞尿を見かけた方
  • ネズミの糞尿による感染症や健康への影響が心配な方
  • ネズミの糞尿を安全に消毒・除菌する方法を知りたい方
  • 家族や子どもへの影響をできるだけ防ぎたい方
  • 放置した場合のリスクや、正しい対処方法を知りたい方

ネズミの糞尿は危険?

ネズミの糞尿は見た目こそ小さくても、放置してよいものではありません。

糞や尿には、細菌やウイルスなどの病原体が含まれていることがあり、触れたり吸い込んだりすることで健康に影響を及ぼす可能性があります。

さらに問題は健康面だけではありません。

ネズミの糞尿をそのままにしておくと、悪臭が残り、床や壁、天井にシミや劣化を引き起こすなど、住まいそのものにダメージが広がることがあるのです。

健康被害

ネズミは、人に感染する細菌やウイルスを媒介するため、糞尿が原因で体調不良や病気につながります。

糞尿に触れたり、乾燥した糞尿が舞い上がって空気中に広がり、吸い込むと、病原体が体内に入ります。

特に掃除や片付けの際は、知らないうちに糞尿に触れてしまったり、ホコリと一緒に吸い込んでしまうこともあるため、油断できません。

病原菌 感染症名 主な症状 参照元

サルモネラ菌

サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet

HEVウイルス
E型肝炎 発熱・倦怠感・黄疸 厚生労働省検疫所

クリプトスポリジウム原虫
クリプトスポリジウム症 水様下痢・腹痛・脱水 国立健康危機管理研究機構

レプトスピラ菌
レプトスピラ症 発熱・頭痛・筋肉痛 J-Stage

ハンタウイルス
腎症候性出血熱 発熱・出血・腎障害 日本獣医学会

鼠咬症スピリルム
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 東京都保健医療局

広東住血線虫
広東住血線虫症 頭痛・発熱・神経障害 国立健康危機管理研究機構

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住宅被害

ネズミの糞尿を放置すると、床や壁、天井にシミや腐食が生じ、建材の劣化が進みます。

尿が染み込んだ部分は悪臭が残り、時間の経過とともに清掃や修復の手間が増えていくことも。

さらに、ネズミの前歯は一生伸び続けるため、木材や断熱材、電気配線などをかじる習性があります。

壁や床が傷つくだけでなく、配線の断線による設備トラブルが起きることもあり、場合によっては火災の原因になることも否定できません。

悪臭被害

ネズミの糞尿による悪臭は、住まいの快適さを大きく損なう原因になります。

特に尿にはアンモニア成分が含まれており、刺激の強いニオイが発生します。

このニオイは空間に広がりやすく、換気を行うだけでは十分に解消できないケースも少なくありません。

天井裏や壁の中、床下などに糞尿が溜まると、建材や断熱材にニオイが染み込み、表面を掃除しても残り続けることがあります。

放置すると、気温や湿度が上がる梅雨から夏、秋にかけて悪臭が強まり、室内全体に不快なニオイが広がっていくことも。

ニオイが建材に定着すると除去が難しくなり、住み心地の低下だけでなく、住宅の価値にも影響を与えかねません。

家に棲みつくネズミは主に3種類いる

家の中で見つかるネズミの糞尿は、すべて同じとは限りません。

実は、ネズミの種類によって体の大きさや行動範囲が異なり、糞の大きさや形、落ちている場所にも違いがあります。

どのネズミが棲みついているかを把握することで、消毒や清掃、駆除を進める際の目安になります。

以下では住宅で見かけることの多いイエネズミ3種類の見た目や糞の特徴を解説するので、判別の参考にしてください。

被害をもたらすイエネズミ

  • クマネズミ
  • ドブネズミ
  • ハツカネズミ

クマネズミ

クマネズミは、都市部の住宅やビルなどで多く見られるイエネズミの一種です。

天井裏や壁の内部など、人の目が届きにくい場所に棲みつくことが多く、日常生活の中で姿を直接見かける機会はあまりありません。

身軽で動きが素早く、警戒心が非常に強い性格です。

人の気配を感じるとすぐに隠れてしまうため、発見や駆除が難しいネズミとされています。

特徴・見た目

体長はおよそ18〜24cmほどで、全体的に細身の体型をしています。

体よりも長い尾を持つのが大きな特徴で、体毛は黒色から濃い茶色、腹側はやや明るい色合いです。

臆病な性格ながら動きは俊敏で、物音や人の気配に敏感に反応します。

行動・生息環境

電線や配管を伝って高所を移動するのが得意で、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作ります。

湿気の多い場所はあまり好まず、床下や排水周辺よりも、建物の高い位置に棲みつきやすいです。

食性・繁殖

雑食性ですが、穀類や果物など植物性の食べ物を好む傾向があります。

繁殖力が非常に高く、生後数か月で繁殖が可能となり、1年に複数回出産するとされています。

糞の特徴

糞は細長い楕円形で、長さは6〜10mm程度です。

食べたものによって色は茶色から灰色まで変化し、高所を移動する習性から、天井裏や換気口付近で見つかりやすいです。

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ドブネズミ

ドブネズミは、下水道や床下など、湿気の多い場所を好んで棲みつくイエネズミです。

体が大きく力も強いため、住宅や店舗に侵入すると、建材や配線をかじられる被害が起こりやすくなります。

特徴・見た目

体長はおよそ22〜26cmで、イエネズミの中では大型に分類され、がっしりとした体格をしています。

尾は体長よりやや短く、体毛は茶褐色から灰色、腹側はやや明るい色合いです。

食欲が旺盛で警戒心も強く、状況によっては威嚇するような行動を見せることもあります。

行動・生息環境

泳ぎや穴掘りを得意とし、下水道や側溝、床下など水気のある場所を棲みかにします。

寒さにはあまり強くないため、冬場は暖かさを求めて建物内に侵入し、床下や倉庫、キッチン周辺に巣を作る傾向があります。

巣は紙くずや布きれなどを集めて作られ、比較的簡単な構造です。

食性・繁殖

雑食性で、穀物や肉、魚、残飯など、手に入るものはほとんど口にします。

寿命は2〜3年ほどと短めですが繁殖力は高く、生後約3か月で繁殖が可能となり、1回に6〜9匹を年に複数回出産します。

糞の特徴

糞はこげ茶色から灰色の太めな楕円形で、長さは10〜20mmほどです。

水回りを行動範囲とするため、キッチンやトイレ、浴室付近で見つかることがあります。

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ハツカネズミ

ハツカネズミは、都市部だけでなく郊外の住宅にも棲みつくイエネズミです。

体は小さいものの繁殖スピードが非常に早く、食品の汚染や感染症につながるおそれがあります。

特徴・見た目

体長はおよそ6〜10cmと小型で、灰褐色の体毛を持ち、耳や目が大きいのが特徴です。

クマネズミやドブネズミより一回り小さく、わずかなすき間からでも侵入できます。

動きが素早いため、住宅内では存在に気づきにくいネズミです。

行動・生息環境

本来は草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒い時期になると暖かさを求めて建物内へ侵入します。

1cmほどの小さなすき間から入り込み、床下や押し入れ、壁の中など人目につきにくい場所に巣を作ります。

狭く暗い空間を好むため、棲みついていても発見が遅れやすいです。

食性・繁殖

雑食性で、穀物や野菜、残飯など幅広い食べ物を口にします。

寿命は1〜1.5年ほどと短めですが繁殖力は非常に高く、生後約1か月で繁殖が可能となり、1回に5〜6匹を年に数回出産します。

糞の特徴

糞は4〜7mmほどの細長い形で、茶色く米粒のように両端が尖っています。

物置や倉庫、押し入れの隅などで見つかりやすく、広い範囲に点々と散らばって発見されることが多いです。

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ネズミと見間違える糞

家の中や屋根裏などで見つかる糞は、見た目が似ているため、ネズミのものだと思い込んでしまうこともあります。

しかし実際には、コウモリなど別の動物の糞であるケースも少なくありません。

以下では、ネズミの糞と見間違えやすいコウモリの糞との違いを解説していきます。

コウモリの糞との比較

住宅で見つかる糞の中でも、ネズミの糞と見間違えやすいのがコウモリの糞です。

どちらも黒っぽく細長い形状をしているため、見た目だけで判断するのは難しいかもしれません。

見分けるポイントの一つは、糞の質感です。

コウモリの糞は乾燥すると崩れやすく、指でつまんだり潰したりすると砕けやすく、ネズミの糞は比較的硬く、潰しても形が保たれやすいです。

また、落ちている場所にも違いが見られます。

ネズミの糞は、床や棚の上、キッチン周辺などに点々と散らばって見つかりやすいです。

移動しながら排泄するため、特定の一か所にまとまるというより、至るところで少量ずつ見つかります。

一方、コウモリの糞は、天井裏や壁際、換気口付近などの高い場所の下にまとまって落ちていることが多いです。

ねぐらとなる場所が限られているため、同じ場所に糞が堆積しやすく、この点がネズミとの大きな違いといえます。

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ネズミが巣を作りやすい場所の特徴とは

ネズミは、家の中であればどこにでも棲みつくわけではありません。

エサを確保しやすく、人目につきにくい環境を好んで巣を作るため、糞尿が見つかる場所にも傾向があります。

以下では、ネズミ被害や糞尿の発生が起こりやすい場所の特徴を紹介しますので、ご自宅の環境と照らし合わせながら確認してみてください。

ネズミ被害が発生しやすい場所の特徴

  • 高温多湿な場所
  • 静かで暗い場所
  • 食べ物が多い場所
  • 寒い時期も暖かい場所
  • 放置されたごみやゴミ置き場が近くにある場所

高温多湿な場所

ネズミは寒さや乾燥を避ける傾向があり、湿気がたまりやすく、温度変化の少ない場所を好みます。

床下や天井裏、収納スペースの奥などは空気がこもりやすく、人目にもつきにくいため、ネズミが棲みつきやすいです。

糞尿が長期間放置されると、湿気により悪臭やカビが発生しやすく、建材の劣化や衛生面の危険があります。

静かで暗い場所

ネズミは警戒心が強く、人の気配や生活音が少ない静かな場所を好みます。

天井裏や壁の中、使っていない部屋の隅などは暗く落ち着いた環境になりやすく、ネズミが棲みつきやすいです。

一度安全な場所と認識されると、外からは気づきにくいまま、長期間棲みつかれてしまうことがあります。

食べ物が多い場所

ネズミは嗅覚が非常に発達しており、わずかな食べ物のニオイでもエサのある場所を見つけ出します。

キッチンや食品の保管場所、ペットフードを置いているスペースなどはエサを確保しやすく、ネズミが頻繁に出入りしやすい場所です。

これらの周辺では痕跡として糞尿が落ちていることも多く、棚の上や床の隅、家電の裏などで見つかることがあります。

寒い時期も暖かい場所

気温が下がる季節になると、ネズミは寒さを避け、暖かさのある場所を求めて建物内へ侵入してきます。

エアコンや給湯器の周辺、冷蔵庫の下などは冬でも温度が保たれやすく、ネズミが棲みつきやすいです。

こうした場所に長時間とどまるため、糞尿も周辺で見つかることが多くなります。

放置されたごみやゴミ置き場が近くにある場所

建物の周辺にゴミ置き場や放置されたゴミがあると、ネズミにとってエサを確保しやすい環境になります。

生ゴミが常にある場所はネズミが集まりやすく、そこを足がかりに近隣の住宅や建物内へ侵入してくる場合があります。

ネズミ対策を考える際は、室内だけでなく、外壁や敷地周辺など、建物の外側の環境にも目を向けることが大切です。

ネズミの糞尿を消毒する前にやってはいけないこと

ネズミの糞尿は、正しい手順で処理しないと、かえって健康リスクを高めてしまうおそれがあります。

自己判断で掃除を始めてしまう前に、まずはやってはいけない行為を把握しておきましょう。

ネズミの糞尿を消毒・清掃する前に、注意したい点は以下のとおりです。

ネズミの糞尿を消毒する前にやってはいけないこと

  • 掃除機で吸う
  • 乾いた状態でほうきではく
  • 素手で触る
  • 処理後に換気しない

これらの行為は、糞尿に含まれる病原体を空気中に拡散させ、吸い込んでしまったり、口や粘膜に付着するおそれもあります。

安全に消毒・除菌を行うためにも、正しい手順を確認したうえで作業するようにしましょう。

ネズミの糞尿を消毒、掃除する方法

ネズミの糞尿を安全に処理するためには、正しい順序で作業を進めることが重要です。

やみくもに掃除を始めてしまうと、感染リスクを上げてしまったり、十分な消毒ができなかったりするおそれがあります。

以下では、ネズミの糞尿を消毒・清掃する際の基本的な流れを、5つのステップに分けて解説します。

  1. 糞尿を撮影し、どのイエネズミか確認する
  2. 掃除グッズを準備する
  3. 糞尿を清掃する
  4. 片付け、手を洗う
  5. 必要に応じて業者へ依頼する

①糞尿を撮影し、どのイエネズミか確認する

糞尿を見つけたら、掃除を始める前に、スマートフォンなどで写真を撮っておくことをおすすめします。

ネズミの糞か、どのネズミの種類なのかを判断する材料になります。

糞の大きさや形、落ちている場所は、ネズミの種類ごとに特徴が見られることが多く、見分けるための重要な手がかりです。

後からネズミ駆除業者に相談する場合も、糞の写真があれば被害状況を伝えやすく、対応がスムーズになることがあります。

撮影する際は、素手で触れず、近づきすぎないよう注意しながら、糞の形や大きさ、周囲の状況が分かるように撮っておきましょう。

以下は、イエネズミ3種類の糞の特徴をまとめた一覧表です。

写真と見比べながら確認する際の参考にしてみてください。

ネズミの種類 イメージ画像 形状・特徴 見つかりやすい場所
ドブネズミ 太めの楕円形で大きく、まとまって落ちていることが多い キッチン、トイレ、浴室など水回り周辺
クマネズミ 細長い楕円形で比較的軽く、散らばって見つかることが多い 天井裏、換気口付近、壁際など高い位置
ハツカネズミ 米粒のように小さく、両端が尖っている 押し入れ、物置、倉庫の隅など広範囲

②掃除グッズを準備する

ネズミの糞尿を処理する際は、家庭用の掃除と同じ感覚で行うのは危険です。

糞尿には病原体が含まれている可能性があるため、直接触れない・吸い込まないことを前提に、必要な掃除グッズをそろえてから作業を始めましょう。

あらかじめ準備しておくことで、作業中に慌てることなく、安全かつ確実に消毒・清掃を進められます。

道具 商品 用途 重要度
使い捨て手袋 糞尿や汚染物に直接触れないようにする
防塵マスク 糞尿の粉じんや病原体を吸い込まないようにする
ペーパータオル 糞尿の拭き取りや消毒液の塗布に使用する
塩素系漂白剤 糞尿が付着した場所の消毒・除菌を行う
エタノール消毒液 糞尿が付着した場所の消毒・除菌を行う
ゴミ袋 使用済み手袋や拭き取り用品を廃棄する
ビニールテープ 糞を貼り付けて回収し、粉じんの飛散を抑える
燻煙缶 清掃後に室内全体の害虫対策を行う

使い捨て手袋

ネズミの糞尿には病原体が含まれている可能性があるため、使い捨て手袋を着用して直接触れないようにし、作業後はそのまま廃棄しましょう。

清掃後は必ず手洗いを徹底し、作業中に外したり再利用したりせず、1回の掃除ごとに新しいものを使用してください。

防塵マスク

乾燥した糞尿は掃除の際にホコリと一緒に舞い上がることがあるため、防塵マスクを着用し、糞尿由来の粉じんや微粒子を吸い込むリスクを抑えましょう。

通常の不織布マスクよりも、粉じん対策ができるタイプを選ぶと安心です。

ペーパータオル

糞尿の拭き取りや消毒液を含ませて処理する際は、吸水性があり、糞尿や消毒液を拭き取りやすいペーパータオルを使用しましょう。

使用後はそのまま廃棄できるため、作業中や作業後に汚染を広げにくい点もメリットです。

糞尿の量に応じて、十分な枚数を用意しておくと安心です。

塩素系漂白剤

ネズミの糞尿を掃除する際は、塩素の作用によって細菌やウイルスを不活化できる塩素系漂白剤が有効です。

変色する場合があるため、キッチンのシンクや排水口まわり、タイル床、ビニール床など、耐水性があり変色しにくい素材に使用してください。

必ず水で希釈し、目立たない場所で試してから、十分に換気しつつ作業してください。

エタノール消毒液

エタノール消毒液は、ネズミの糞尿を拭き取ったあとに、周辺を除菌する目的で使用します。

床や壁の周囲、棚の表面など、糞尿が直接付着していなくても触れた可能性のある場所は、直接吹きかけず、ペーパータオルや布に含ませて拭き取りましょう。

ゴミ袋

使用済みの手袋やペーパータオル、回収した糞尿は、ゴミ袋にまとめて入れて処分します。

口をしっかり縛り、できれば二重にして密閉したうえで、速やかに廃棄しましょう。

ビニールテープ

ネズミの糞が少量で、床に点々と落ちている程度であれば、ビニールテープやガムテープを使って貼り付けて回収する方法が有効です。

粘着面で糞を押さえるように取り除くことで、菌や粉じんが空気中に舞い上がるのを抑えやすくなります。

回収後は、消毒液を使い、ペーパータオルなどで周辺を拭き取って清掃しましょう。

燻煙缶

燻煙缶は、ネズミの糞尿そのものを処理する道具ではありませんが、ネズミが持ち込んだノミやダニなどの害虫対策として有効です。

ネズミの体毛には害虫が付着しており、床や畳、キッチン周辺に広がることがあります。

糞尿の清掃が終わったあと、部屋全体に煙を行き渡らせることで、目に見えない害虫への対策を行います。

燻煙缶はネズミ自体を駆除するものではないため、清掃後の補助的な対策として使いましょう。

③糞尿を清掃する

糞尿を処理する際は、ペーパータオルに消毒液を含ませ、ペーパータオルで糞を覆うようにして拭き取ります。

糞が少量であれば、ビニールテープで貼り付けて回収し、ペーパータオルに包んでゴミ袋に入れて処分してください。

糞を取り除いたあとは、消毒液を含ませたペーパータオルで、糞があった場所とその周囲を拭き取り、除菌を行いましょう。

④片付け、手を洗う

清掃に使用したペーパータオルやビニールテープ、使い捨て手袋などは、まとめてゴミ袋に入れて密閉し、速やかに処分してください。

作業後は石けんを使い、指の間や爪の周囲、手首まで丁寧に洗い、流水で十分にすすぎます。

手洗い後にエタノール消毒液を使用すると、より衛生的です。

⑤必要に応じて業者へ依頼する

糞尿の量が多い場合や、天井裏・床下・壁の中など手が届かない場所に広がっている際は、無理に自分で対処せず、専門の駆除業者へ依頼することを検討しましょう。

清掃だけでなく、ネズミの追い出し、巣の撤去や侵入経路の封鎖、再発防止まで含めて対応してもらえます。

 

天井や床などの糞尿のシミを消す方法

ネズミの糞尿は、放置すると黒ずみや黄ばみのシミになり、時間が経つほど落としにくくなります。

表面だけでなく建材の内部まで染み込んでいる場合もあり、状態によっては清掃では対処できません。

以下では、清掃で対応できる軽度のケースと、張替えが必要になるケースに分けて解説します。

軽度のシミの対処方法

ネズミの糞尿によるシミが比較的薄く、表面に付着している程度であれば、塩素系の漂白剤を使って対処できます。

作業前には必ず換気を行い、使い捨て手袋を着用したうえで、塩素系漂白剤は原液のまま使わず、製品表示に従って水で希釈してください。

直接吹きかけるのではなく、ペーパータオルに含ませ、シミの部分を押さえるように拭き取るのがポイントです。

こすらずに処理することで、汚れの広がりや建材へのダメージを防ぎやすくなります。

数分置いたあと、水拭きで漂白剤をしっかり拭き取り、仕上げとしてエタノール消毒液を使い、周囲を含めて除菌しましょう。

塩素系漂白剤は変色の恐れがあるため、目立たない場所で少量を試し、短時間の使用にとどめてください。

重度のシミの対処方法

ネズミの糞尿によるシミが濃く、清掃しても落ちない、悪臭が残る場合は、表面だけでなく建材の内部まで浸透している可能性があります。

このようなケースでは、清掃による対処は難しく、壁紙や天井材の張替えを検討する段階です。

シミが広範囲に及んでいたり、天井裏からニオイがするようであれば、早めに張替えや専門業者への相談しましょう。

①壁紙の張替えにかかる費用

壁紙(クロス)の張替え費用の相場は、1㎡あたり約1,000円〜1,500円程度です。

6畳程度の部屋で壁紙全体を張り替えるには、おおよそ4万円〜7万円前後が目安とされています。

下地の補修が必要な場合や、機能性・デザイン性の高い壁紙を選ぶと、費用が上がることがあります。

②天井裏の張替えにかかる費用

ネズミの糞尿が天井裏まで浸透している場合は、天井材や下地となる木材・ボードの張替えが必要になり、工事規模も大きくなりやすいです。

天井裏の張替えにかかる費用は、6〜8畳程度でおおよそ5万円〜20万円前後が一つの目安とされています。

汚染範囲が広く、断熱材の交換・下地補修が必要な場合は、20万円以上になることもあります。

このような家は要注意、すでに棲みつかれているかも

家の構造や周辺環境によっては、ネズミが棲みつきやすい状態になっていることがあります。

ネズミはエサを確保しやすく、身を隠せる場所がある環境を好むため、不衛生でない住宅でも被害が起こりやすいです。

ここでは、ネズミ被害が発生しやすい家に共通する特徴を紹介します。

ご自宅の状況と照らし合わせながら、当てはまる点がないか確認してみてください。

ネズミが棲みつきやすい家に見られる特徴

  • 築年数30年以上
  • 和室が多い
  • 隙間がある
  • 食べ物が放置されている
  • 整理整頓されていない
  • ゴミ捨て場が近くにある
  • 放置された空き家が近くにある
  • 飲食店や果樹園、畑などが近くにある

築年数30年以上

築年数が30年以上経過した住宅では、経年劣化により外壁や基礎、配管まわりにすき間が生じやすくなります。

ネズミはわずかなすき間からでも侵入できるため、目立たない劣化箇所が侵入経路になりやすいです。

和室が多い

和室は畳や木材など、ネズミがかじりやすい素材が多く使われています。

特に長押(なげし)まわりは外から見えにくく、侵入経路や室内移動の通り道として利用されやすいです。

使われていない和室や物置状態の部屋は、巣づくりや繁殖場所に選ばれることがあります。

すき間がある

換気口や配管の通り道、エアコンの配管穴などのすき間は、ネズミの代表的な侵入経路です。

近年の住宅でも、結露や湿気対策のために設けられた構造上の空間から侵入されることがあります。

築年数が浅くても、すき間があれば油断はできません。

食べ物が放置されている

キッチンやリビングに食べ物を出したままにしていると、ネズミを引き寄せる原因になります。

ペットフードや生ゴミの管理が不十分な環境は、エサ場として認識されやすく、棲みつかれるきっかけになりやすいです。

整理整頓されていない

物が多く雑然とした環境は、ネズミが身を隠しやすく、人の目も届きにくいです。

段ボールや新聞紙などが積み重なっていると、巣材として利用されたり、移動経路として使われたりすることがあります。

ゴミ捨て場が近くにある

住宅の近くにゴミ捨て場があると、エサを求めてネズミが集まりやすくなります。

周辺にネズミが定着している環境では、建物の小さなすき間から侵入されやすいです。

放置された空き家が近くにある

管理されていない空き家は、人の気配がなく、ネズミが巣づくりや繁殖を行いやすい環境です。

数が増えたネズミが行動範囲を広げ、周囲の住宅へ侵入してくるケースも少なくありません。

飲食店や果樹園、畑などが近くにある

飲食店や果樹園、畑が近くにある環境は、ネズミにとってエサを確保しやすい条件がそろっています。

食べ残しや生ゴミ、果実などを目的にネズミが集まり、周辺住宅でも被害が起こりやすくなります。

ラットサインを見つけよう

ネズミは警戒心が強く人前に姿を現しにくいため、棲みついていても気づかないまま生活しているケースが少なくありません。

一方で、ネズミが棲みついている場合は、糞やかじり跡といったラットサイン(痕跡)を残します。

ここでは、主なラットサインを紹介するので、自宅に同じような兆候がないか、確認してみてください。

ラットサイン

  • ネズミの糞
  • 柱や壁の黒ずみ
  • 噛み跡

ネズミの糞

ネズミの糞は、黒っぽく細長い形をしており、見た目は米粒ほどの大きさです。

キッチンや食品棚の周辺、壁際、天井裏の点検口付近などで見つかりやすく、複数まとまって落ちている場合は、すでに棲みついている可能性が高くなります。

新しい糞は湿り気があり柔らかいのが特徴で、時間が経つと乾燥して砕けやすくなります。

柱や壁の黒ずみ

ネズミは同じルートを繰り返し移動する習性があるため、体毛についた皮脂や汚れが柱や壁に付着し、黒ずみとして残ることがあります。

こうした汚れは、壁の角や配線まわり、床と壁の境目などに現れやすく、こすれたような跡が見られたら、ネズミの通り道になっている可能性が高いです。

掃除をしても同じ場所に再び黒ずみが出る場合は、すでに棲みついているサインと考えられます。

噛み跡

ネズミは伸び続ける前歯を削るため、柱や家具、配線などをかじる習性があります。

木材の角が不自然に削れていたり、コード類に歯形のような跡が残っていれば、ネズミによる被害の可能性が高いでしょう。

噛み跡を放置すると、配線の断線や漏電を引き起こし、最悪の場合は火災につながるおそれもあるため、早めの対策が欠かせません。

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消毒だけでなく駆除、追い出し、根本的な環境改善が必要

ネズミの糞尿を消毒・清掃するだけでは、被害の根本的な解決にはなりません。

エサや棲みつきやすい環境の場合、再侵入され、同じ被害を繰り返す可能性があります。

被害を防ぐためには、消毒に加えて、ネズミの駆除・追い出し、寄せつけないための環境改善まで行うことが重要です。

根本的な環境改善の一例

  • ネズミの駆除
  • 食べ物がない環境
  • 清潔で整理整頓された環境

ネズミの駆除

ネズミの糞尿を消毒しても、建物内にネズミが残っていれば被害は再発します。

捕獲器や忌避剤による対策で対応できるケースもありますが、天井裏や壁の内部に棲みついていれば、個人での駆除が難しいことも少なくありません。

被害が長期化し、物音・糞尿が繰り返し確認される場合は、早めに専門業者へ相談することも検討しましょう。

 

食べ物がない環境

ネズミは嗅覚が非常に鋭く、わずかな食べ物のニオイにも反応します。

食品はフタ付きの容器で保管し、食べ残しやペットフード、生ゴミを放置しないようにしてください。

キッチンや収納棚の中も定期的に確認し、エサになるものを減らすことで、ネズミが寄りつきにくい環境を保てます。

清潔で整理整頓された環境

ネズミは暗く、人目につきにくい場所を好み、段ボールや紙類、布類を巣材として利用します。

不要な物をため込まず、床や棚の下、押し入れなどを整理整頓し、物を減らすことが大切です。

消毒、清掃もプロに頼む方が安心

ネズミの糞尿の清掃や消毒を行っても、天井裏や床下、壁の内部など目が届きにくい場所では、ニオイが残ったり、清掃が不十分になりやすいのが実情です。

自力で消毒や清掃を行ったとしても、ネズミ自体を追い出せていなければ、再び糞尿が増え、被害が繰り返される可能性があります。

被害を長引かせないためには、清掃や消毒だけでなく、ネズミの駆除や侵入経路の対策まで含めて対策することが重要です。

害獣お助け本舗では、ネズミの駆除から清掃・消毒までを一貫して対応しており、住宅の状況に応じた対策を提案しています。

相談・見積もりは無料なので、被害が広がる前に一度ご相談ください。

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害獣お助け本舗編集部

害獣お助け本舗編集部は、
生活を脅かす害獣の情報を発信する専門チームです。

「害獣被害をなくしたい」という強い思いのもと、
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害獣駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
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