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ネズミの嫌がる音とは?超音波グッズの周波数と正しい使い方を解説

「ネズミが嫌がる音って本当に効果があるの?」

「超音波グッズを使えば、自分でネズミを追い出せるのかな…」

ネズミの物音やフンに悩まされ、業者に頼らず、自分で対策したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ネズミは、人の耳には聞こえにくい高い音や振動を嫌う習性があり、その性質を利用した音による対策が、家庭でできる撃退方法のひとつとして紹介されています。

ただし、音による対策はどのような環境で効果が出やすいのかを理解していないと、思ったような効果が得られないことも多いです。

この記事では、

  • ネズミが嫌がる音(超音波)とはどのようなものか
  • 撃退に使われる周波数の目安
  • 超音波グッズの正しい使い方と注意点

について、わかりやすく解説します。

自宅の状況に合った対策を判断するための参考として、ぜひご覧ください。

このような方におすすめ

  • 家の中でネズミの物音やフンを見かけた方
  • ネズミが嫌がる音や超音波対策は効果があるのか知りたい方
  • 業者に依頼する前に、自分でできる対策を確認したい方
  • 超音波グッズの周波数や正しい使い方を理解したい方
  • 家族やペットへの影響を考え、安全な対策を選びたい方

ネズミが嫌がる音とは

ネズミが嫌がる音としてよく挙げられるのが、人の耳には聞こえにくい高い音(超音波)です。

一般的な家庭用の超音波グッズにおいて、24kHz〜45kHz前後の帯域が使われることが多く、不快に感じて近づかなくなる、警戒して行動が変わるといった効果が期待されています。

ただし、音の効果は周波数さえ合えば必ず追い出せるという単純な話ではありません

クマネズミ・ドブネズミを用いた室内試験では、20kHz前後(17〜23kHz程度)の超音波を当てた直後に摂食量や排泄が一時的に減ったものの、3〜4日ほどで行動が元に戻る傾向も報告されています。

長期間の使用では慣れが生じることもあるため、他のネズミ対策と組み合わせるなど、状況に応じた判断が必要になります。

周波数とは

周波数とは、音が1秒間に何回振動しているかを表す数値で、単位はHz(ヘルツ)で示され、数値が低いほど低音、高くなるほど高音です。

人の耳が聞き取れる音の範囲は、おおよそ20Hz〜20kHz(20,000Hz)までとされており、それを超える高い音は超音波と呼ばれます。

ネズミは人間よりもはるかに聴覚が発達し、20kHzを超える高周波の音も感知可能です。

この特性を活かし、人には聞こえにくくネズミには感知されやすい24kHz〜45kHz前後の帯域を使った超音波グッズが活用されています。

なぜネズミは超音波を嫌がるの?

ネズミが超音波を嫌がる理由は、生物学的な警戒反応に関係しています。

ネズミはもともと、仲間同士のコミュニケーションや危険察知のために、超音波領域の音を使って情報をやり取りする生き物です。

一定の高周波音が突然発生すると、危険と認識し、警戒行動を取ると考えられています。

実際にネズミを用いた実験では超音波を当てた直後に、

  • 行動が落ち着かなくなる
  • 摂食量が一時的に減る
  • 排泄量が減少する

といった変化が確認されています。

ネズミを音で対策するメリット

ネズミ対策にはさまざまな方法がありますが、超音波を使った対策には、手軽さや安全性でメリットがあります。

薬剤や捕獲器に抵抗がある方でも取り入れやすく、補助的な対策として取り入れやすい方法です。

ここでは、音によるネズミ対策のメリットを紹介します。

人への安全性

音を使ったネズミ対策のメリットは、人への影響が比較的少ない点です。

殺鼠剤のように誤って触れたり、口に入れてしまう危険性が少なく、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも使いやすい対策といえます。

超音波は人間が聞き取りづらい音を発するため、ストレスを感じることなく利用ができます。

他の対策と併用しやすい

音による対策は、設置するだけで効果が期待できるため、ほかのネズミ対策と併用しやすいです。

エサとなるものを減らす、棲みかを特定する、経路を封鎖するといった対策と同時に行っても邪魔にならず、対策全体の効果を底上げできます。

物理的な作業や薬剤を使う方法と違い、生活空間への影響が少ないため、段階的に対策を進めたい場合にも取り入れやすい方法といえるでしょう。

死骸の処理が不要

音による対策は、ネズミを殺さずに遠ざける方法のため、死骸の処理が必要ありません。

家の中で死骸を見つけてしまう心配や、腐敗・悪臭による衛生面のトラブルを避けやすいのもメリットです。

ネズミの音対策の注意点

音を使ったネズミ対策は手軽に始めやすい一方で、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

ここでは、音対策を行う際に知っておきたい注意点を解説します。

持続時間

超音波などの音による対策は、効果が長期間続くとは限りません

室内試験では、超音波を当てた直後にネズミの行動や摂食量が一時的に変化したものの、数日〜数週間ほどで元の行動に戻ることが報告されています。

超音波を使用する際は1週間〜2週間を目処にした短期間から中期間の対策と捉えておきましょう。

音が届く範囲には限界がある

超音波などの音による対策は、設置環境によって効果の出方が大きく変わります。

音は壁や床、家具などの障害物に遮られやすく、屋根裏や壁の内部、配管まわりなどでは十分に届かないこともあります。

同じ超音波対策でも、設置場所や住宅構造によって効果に差が出る点には注意が必要です。

慣れによる再発

ネズミは学習能力が高く、危険がないと判断すると刺激に慣れてしまう可能性があります。

音対策だけに頼ると一時的に姿を見なくなっても、しばらくしてから再発しやすいため、環境改善や他のネズミ駆除対策と併用してください。

ペットの健康

超音波は人には聞こえにくい一方で、ペットには影響が出る可能性があります。

犬や猫、ハムスター、ウサギなどの小動物は高い周波数の音を感知しやすく、ストレスを感じることも。

ペットを飼っている家庭では、超音波機装置の注意事項を確認し、ペットの様子に変化がないか確認するといった配慮が必要です。

音を用いた効果的なネズミ対策

ネズミの嫌がる音を利用した対策には、いくつかの方法があります。

代表的なのが、超音波装置を使う方法と、スマホアプリやYouTube動画を使う方法です。

それぞれ特徴や注意点が異なるため、目的や状況に合わせて選んでみてください。

音を用いた効果的なネズミ対策

  •  超音波装置を使う
  • スマホのアプリやYouTube動画を使う

超音波装置

市販の超音波装置は、スマホよりも強い音波を安定して発生させられるため、一定範囲に対して継続的な刺激を与えられます。

ネズミだけでなく、コウモリなどの害獣にも効果があり、ネズミ対策の第一歩として取り入れやすい方法です。

設置する際は、ネズミの経路や通り道、天井裏・床下につながる位置などが効果的です。

超音波装置のメリット・デメリット

出力が安定しており、一度設置すれば自動で稼働するため、管理の手間が少なく、時間をかけずに対策できるのがメリットです。

薬剤や捕獲器のように定期的な交換や処理が不要なため、日常生活への負担が少なく、補助的な対策として取り入れやすい方法でもあります。

一方で、初期費用がかかることに加え、同じ周波数を出し続けるとネズミが慣れてしまう可能性が高いです。

効果を維持するためには、経路の封鎖や捕獲器の使用など、他の対策と併用する、設置位置をずらすなどでネズミに安心感を与えない工夫が求められます。

超音波装置の使い方

超音波装置は、電源を入れ、天井裏や床下、キッチン周辺など、ネズミの活動が疑われる方向に向けて設置します。

コンセント式・電池式などのタイプがあるため、設置場所や使用環境に合ったものを選びましょう。

超音波は壁や家具などの障害物に遮られやすいため、家具の裏や密閉された空間は避け、できるだけ開けた位置に設置することがポイントです。

同じ場所に設置し続けるとネズミが音に慣れてしまうことがあるため、定期的に設置位置を変えたり、向きを調整したりすると、効果が継続しやすくなります。

スマホのアプリやYouTube動画の超音波

スマートフォンで利用できる超音波アプリは、導入コストがかからず、手軽に試せるネズミ対策です。

アプリによっては、20kHz〜45kHz前後の周波数を出力でき、ネズミが出入りしていそうな場所や物音がする方向に向けて再生します。

YouTube上にもネズミ対策用の超音波動画が公開されているため、気軽に試してみることができます。

スマホのアプリやYouTube動画のメリット・デメリット

スマートフォンや電子タブレットがあればすぐに試せ、初期費用をかけずに、ネズミに効くかどうかを気軽に確認できます。

一方で、スマートフォンや電子タブレットのスピーカーは出力が弱く、超音波が広範囲には届きにくいため、本格的な対策には向きません。

長時間再生するとバッテリーが切れるため、継続的な使用が難しい点もデメリットです。

ノートPCで代用することもできますが、設置場所によっては転倒や故障のリスクがあるため、一定期間対策したい場合は超音波装置を使用した方が良いかもしれません。

スマホの超音波アプリの使い方

App StoreやGoogle Playで超音波、周波数などのキーワードで検索し、 該当するアプリをダウンロードします。

アプリを起動して20kHz以上の高周波数帯の周波数を選び、再生するだけで使えます。

高周波の出力に対応したアプリを選びましょう。

天井裏や壁の中に設置できなくても、ネズミの足音が聞こえる室内にスマホを置き、音が伝わってくる方向へ向けて再生することで、一定の効果が期待できます。

超音波バリア(Android・iPhone対応)

15kHz〜20kHzの周波数帯に対応した超音波を再生する機能が搭載されたアプリ。

ネズミ以外にも、ハエ・蚊・コウモリなどの忌避を目的とした設定が選べるものがあります。

周波数ジェネレータ(Android対応)

1Hz〜22kHzの周波数帯に対応しており、数値を手動で入力して再生できるアプリ。

害獣や害虫が嫌がるとされる周波数を自分で試せるため、使い方の幅が広いのが特徴です。

音による対策をするなら、超音波装置が有効

ネズミは人の耳には聞こえにくい高音を嫌うため、超音波装置による対策は、被害の初期段階で取り入れやすい方法です。

薬剤や毒餌を使わず、設置するだけで使える製品が多いため、まずは自力で対策したい、室内で安全に使える方法を探しているといった方にも向いています。

超音波装置は設置場所や電源方式によって使いやすさが異なります。

屋内向け・屋外向け、コンセント式・電池式など、用途に合った製品選びが重要です。

以下では、設置場所や使い方が異なる超音波装置を3つ紹介します。

ネズミ駆除超音波(コンセント式)

コンセント式で、ネズミの動きを検知して作動する自動センサーモードを搭載した超音波タイプの動物撃退器です。

PIRセンサーがネズミの存在を感知すると、可変周波数と固定周波数の超音波が同時に発生し、同じ音に慣れにくい仕組みになっています。

超音波は360°方向に放射され、有効範囲は約350㎡と広く、リビングやキッチン、空き部屋などコンセントのある屋内空間で使いやすい設計です。

補助的にLEDフラッシュライト機能も備わっており、暗い環境では視覚的な刺激も加えられます。

ISOTRONIC ネズミ駆除 超音波撃退(電池式)

ネズミが嫌がる周波数の超音波を発生させる電池式の動物撃退器です。

単2電池4本で約6〜12か月動作し、電源ケーブルが不要なため、コンセントがない場所にも設置できます。

超音波は約5秒発射・25秒停止を繰り返し、一定間隔で音を出すことで、居心地の悪さを感じさせます。

有効範囲は最大約40㎡で、ネズミの侵入経路に設置すると、棲みつきにくい環境を作り出すことが可能です。

操作は電池を入れて電源をONにするだけとシンプルで、電気設備が乏しい倉庫や屋根裏、物置などの環境下で設置するのがおすすめ。

防水仕様ではないため、屋外や水回りでの使用は避けてください。

動物撃退器(ソーラー式)

ソーラー充電式の動物撃退器で、ネズミやモグラなどの小動物対策にも使われる超音波装置です。

電池交換や配線が不要で、太陽光が当たる環境であれば自動で充電され、継続して使用できます。

本体を地面に挿し、ボタンを押すだけで作動し、一定間隔で音波振動を発生させることで、地中や周辺にいるネズミに不快感を与えることが可能です。

防水仕様のため屋外に設置でき、庭や建物の外構などのネズミ対策としておすすめです。

ネズミが嫌うものは他にもある?

ネズミ対策には、音以外にも嫌がるものを利用した方法があります。

天敵の存在を感じさせたり、特定のニオイを避ける性質を利用することで、近づきにくい環境を作ることが可能です。

ネズミの天敵

ネズミの天敵とは、自然界でネズミを捕食する動物のことです。

ネズミは食物連鎖の中では弱い立場にあり、天敵の気配を感じると本能的に警戒し、その場所を避ける傾向があります。

ネズミの主な天敵としては、以下の動物が挙げられます。

ネズミの天敵

  • カラス
  • イタチ
  • キツネ
  • ヘビ
  • タカ・ワシ
  • フクロウ

ネズミの天敵を利用した対策については下記の記事を参考にしてみてください。

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ニオイ

ネズミは嗅覚が非常に鋭く、刺激の強いニオイを不快に感じて避ける傾向があります。

ハッカやミントの清涼感のある香り、唐辛子やワサビのツンとした刺激臭、ナフタリンなどの強い化学香料は、ネズミが寄り付きづらくなる代表例です。

ただし、ニオイは時間とともに弱まりやすく、慣れによって効果が薄れることもあるため、補助的な対策として使うのが現実的です。

嫌がるニオイを用いた効果的な対策方法については下記を参考にしてください。

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被害をもたらすイエネズミは3種類

音を使う場合、どの種類のネズミが棲みついているかを把握しておくことで効果的な対策ができます。

ネズミは種類によって行動範囲や棲みつく場所が異なり、設置場所を工夫するだけで、大きな効果が得られるかもしれません。

以下では、住宅で被害をもたらすことが多いイエネズミ3種類について、特徴とおすすめの設置場所を解説します。

被害をもたらすイエネズミ

  • クマネズミ
  • ドブネズミ
  • ハツカネズミ

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クマネズミ

クマネズミは、都市部の住宅やビルで多く確認されるイエネズミの一種です。

天井裏や壁の内部など、人の目が届きにくい場所を好んで棲みつくため、日常生活の中で姿を直接見かけることはあまりありません。

身軽で動きが速く、警戒心が非常に強いのが特徴です。

人の気配や物音を察知するとすぐに身を隠すため、発見や駆除が難しいネズミとされています。

特徴・見た目

体長はおよそ18〜24cmほどで、全体的に細身の体型をしています。

体よりも長い尾を持つ点が大きな特徴で、体毛は黒色から濃い茶色、腹側はやや明るい色合いです。

臆病な性格ながら動きは俊敏で、わずかな音や振動にも敏感に反応します。

行動・生息環境

電線や配管を伝って高所を移動するのが得意で、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作ります。

湿気の多い場所はあまり好まず、床下や排水周辺よりも、建物の高い位置に棲みつきやすいです。

食性・繁殖

雑食ですが、穀類や果物など植物性の食べ物を好む傾向があります。

繁殖力が非常に高く、生後数か月で繁殖が可能となり、1年に複数回出産するとされています。

糞の特徴

糞は細長い楕円形で、長さは6〜10mm程度です。

食べたものによって色は茶色から灰色まで変化し、高所を移動する習性から、天井裏や換気口付近で見つかりやすいです。

超音波装置の設置場所

クマネズミは高所に棲みつきやすいため、天井点検口付近や、足音が聞こえる位置の壁面上部に向けて設置してみてください。

超音波は直進性が強いため、梁や断熱材に遮られないよう、収納棚の上など開けた位置から天井方向へ向けることがポイントです。

家具の裏や角度がついた状態は音が拡散しにくいため避けてください。

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ドブネズミ

ドブネズミは、下水道や床下など、湿気の多い場所を好んで棲みつくイエネズミです。

体が大きく力も強いため、住宅や店舗にすると、建材や配線をかじる被害が起こりやすいのが特徴です。

特徴・見た目

体長はおよそ22〜26cmとイエネズミの中でも大型で、がっしりとした体格をしています。

尾は体長よりやや短く、体毛は茶褐色から灰色、腹側は比較的明るい色合いです。

食欲が旺盛で警戒心も強く、状況によっては威嚇するような行動を取ることがあります。

行動・生息環境

泳ぎや穴掘りを得意とし、下水道や側溝、床下など水気のある場所を棲みかにします。

寒さには強くないため、冬場は暖かさを求めて建物内にし、床下や倉庫、キッチン周辺に巣を作りやすくなります。

巣は紙くずや布きれなどを集めて作られ、構造は比較的単純です。

食性・繁殖

雑食性で、穀物や肉、魚、残飯など、手に入るものは幅広く食べます。

寿命は2〜3年ほどと短めですが繁殖力は高く、生後約3か月で繁殖が可能となり、1回に6〜9匹を年に複数回出産します。

糞の特徴

糞はこげ茶色から灰色の太めな楕円形で、長さは10〜20mmほどです。

水回りを行動範囲とするため、キッチンやトイレ、浴室付近で見つかることがあります。

超音波装置の設置場所

ドブネズミの場合は、床下周辺へ音を届けるように設置しましょう。

床下点検口の近くや、キッチン・洗面所など配管が集中している壁際に向けて、床面と平行またはやや下向きになるように調整します。

棚の上や高い位置に置くよりも、床から30〜50cm程度の高さが効果を発揮しやすいです。

家具や家電の陰に置くと音が遮られるため、壁際でも前方に障害物がない位置を選びましょう。

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ハツカネズミ

ハツカネズミは、都市部だけでなく郊外の住宅にも棲みつくイエネズミです。

体は小さいものの繁殖スピードが非常に早く、食品汚染や感染症リスクにつながる点には注意が必要です。

特徴・見た目

体長はおよそ6〜10cmと小型で、灰褐色の体毛を持ち、耳や目が大きいのが特徴です。

クマネズミやドブネズミより一回り小さく、わずかなすき間から侵入できます。

動きが素早く警戒心もあるため、住宅内に棲みついていても存在に気づきにくいネズミです。

行動・生息環境

本来は草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒い時期になると暖かさを求めて建物内へ侵入します。

1cm程度の小さなすき間から入り込み、床下や押し入れ、壁の内部など、人目につきにくい場所に巣を作ります。

狭く暗い空間を好むため、発見が遅れやすいのも特徴です。

食性・繁殖

雑食性で、穀物や野菜、残飯など幅広い食べ物を口にします。

寿命は1〜1.5年ほどと短いものの繁殖力は非常に高く、生後約1か月で繁殖が可能となり、1回に5〜6匹を年に数回出産します。

糞の特徴

糞は4〜7mmほどの細長い形で、茶色く米粒のように両端が尖っています。

物置や倉庫、押し入れの隅などで見つかりやすく、広い範囲に点々と散らばって発見されることが多いです。

超音波装置の設置場所

ハツカネズミの場合は、特定の侵入経路よりも部屋全体に音を行き渡らせる設置が効果的です。

足音やフンが確認された部屋の中央寄り、壁や家具に囲まれていない位置に設置し、室内へ向けて音を出します。

押し入れや収納内部に直接置くのは避け、開けた空間から音を流すのがポイントです。

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ネズミの被害

ネズミは冬眠はせず、一年を通して活動する害獣です。

棲みつきやすい環境が整ってしまうと、被害が一気に表面化し、どんどん拡大していきます。

一度棲みつかれると、糞尿によるニオイや騒音、配線や柱をかじられるなど、生活環境や住宅そのものにさまざまな影響が出てきます。

ネズミによる主な被害は以下のとおりです。

ネズミの主な被害

  • 精神被害
  • 住宅被害
  • 健康被害
  • 害虫発生被害

被害の内容を把握し、早めに対策を行いましょう。

精神被害

ネズミは夜行性のため、活動が活発になる時間帯には、天井裏や壁の中、床下などから物音が発生します。

繁殖が進む春や秋は行動量が増え、カサカサと走り回る音や、木材・配線をかじる音が頻繁に聞こえるようになり、不穏な音が聞こえ続けることで不安やストレスが蓄積し、睡眠の質が低下する原因になります。

集合住宅では音が周囲に伝わりやすく、時期や状況によっては近隣トラブルに発展することもあります。

住宅被害

春や秋など活動が活発になる季節は行動範囲が広がり、柱や断熱材、電気配線などをかじられる被害が目立つようになります。

天井裏や床下に糞尿が蓄積すると、強いニオイやカビが発生しやすくなるほか、被害が長期間続いた場合は配線トラブルや漏電を引き起こし、火災につながるおそれもあります。

健康被害

ネズミは人に感染する病原菌を複数保有しており、命に関わる重篤な病気を引き起こすおそれがあります。

糞尿や体毛、咬まれることによって病原体が広がるほか、乾燥した糞尿や体毛が空気中に舞い、それを吸い込むことで感染症を発症してしまうかもしれません。

病原菌 感染症名 主な症状 参照元

サルモネラ菌

サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet

HEVウイルス
E型肝炎 発熱・倦怠感・黄疸 厚生労働省検疫所

クリプトスポリジウム原虫
クリプトスポリジウム症 水様下痢・腹痛・脱水 国立健康危機管理研究機構

レプトスピラ菌
レプトスピラ症 発熱・頭痛・筋肉痛 J-Stage

ハンタウイルス
腎症候性出血熱 発熱・出血・腎障害 日本獣医学会

鼠咬症スピリルム
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 東京都保健医療局

広東住血線虫
広東住血線虫症 頭痛・発熱・神経障害 国立健康危機管理研究機構

特に気温があがってくると、食品や感染症が広がりやすくなるため、被害を放置していると、家族全員が不調をうったえることにもつながりかねません。

害虫発生被害

ネズミが断熱材や配線をかじることで壁や天井裏にすき間が生じ、ゴキブリやハエ、シロアリなどの害虫が発生しやすい環境になります。

ダニやノミといった寄生虫は特に注意が必要で、ネズミの体に付着し、人やペットに移ることで、かゆみや皮膚炎などの健康被害を引き起こすおそれがあります。

中には感染症を媒介する寄生虫もいるため、気づかないうちに室内全体へ広がってしまうことも。

害虫名 主な症状 参照元

イエダニ
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など 日本防疫殺虫剤協会

ノミ
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性 日本防疫殺虫剤協会

マダニ
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など 東京都保健医療局

トコジラミ
強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など 東京都保健医療局

ツツガムシ
吸血による皮膚炎、発熱、発疹 山形県衛生研究所

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超音波装置以外のネズミ対策グッズ

ネズミ対策では、嫌いな音である超音波を使った方法が知られていますが、音だけでネズミ被害を防げるとは限りません。

棲みついている場所や被害の進行状況によっては、音以外の対策も組み合わせないと、効果がでないこともあります。

糞や足跡といったラットサインが出始めた段階であれば、市販の対策グッズを使って環境を整えることで、被害の拡大を防ぐことが可能です。

ここでは、超音波装置と併用しやすい、または代替として使われることの多いネズミ対策グッズを紹介します。

被害の程度や設置場所に応じて、適した方法を選ぶ参考にしてください。

忌避剤

忌避剤は、ネズミが嫌がるニオイや刺激成分を利用し、で追い出しや予防を行う対策グッズです。

ネズミにとって不快なニオイを発生させることで、棲みついている場所から離れさせたり、再発を防ぐ効果が期待できます。

音による対策と異なり、ニオイで空間そのものを嫌がらせるため、超音波などの音対策と併用しやすい点も特徴です。

忌避剤には、設置後すぐに作用しやすい即効性タイプと、成分が徐々に広がる遅効性タイプがあり、いずれも被害が軽い段階で有効です。

スプレー・燻煙・固形など種類が豊富で、設置場所や使用環境に合わせて選ぶことができます。

忌避剤の主な効果

  • ネズミが嫌がるニオイで近づきにくくする
  • すでに棲みついているネズミを遠ざける
  • ネズミ被害が心配な場所の予防対策として使える

 忌避剤の使い方

忌避剤は、糞や足跡、かじり跡などのラットサインが見られる場所や、侵入経路に設置・噴霧します。

天井裏や床下、通気口周辺などの暗く狭い空間はネズミの移動経路になりやすいため、重点的に使用しましょう。

スプレータイプはニオイが弱まらないように侵入経路に定期的に使用してください。

固形タイプは時間とともに効果が薄れるため、使用期間を目安に交換しながら継続して設置することが大切です。

殺鼠剤

殺鼠剤は、ネズミが摂取することで体内に作用し、直接駆除することを目的とした薬剤です。

小袋タイプやトレータイプなど形状が複数あり、設置場所や被害状況に応じて選べます。

音やニオイによる対策と違い、すでに複数匹が棲みついている状況でも、巣ごと駆除できる可能性があります。

一方で、使用後は死骸の回収や清掃が必要になるため、事前に対応の流れを把握したうえで使ってください。

殺鼠剤の主な効果

  • ネズミを直接駆除できる
  • 複数箇所に棲みついている状況でも対応しやすい
  • 一度設置すると、しばらく効果が持続しやすい

殺鼠剤の使い方

経路や移動ルートになりやすい壁際、部屋の隅などに設置します。

穀物やナッツ類と一緒に置き、摂取した形跡があれば状況を確認しながら補充しましょう。

駆除後は必ず手袋を着用し、回収した死骸はビニール袋に入れて密閉した後に、自治体のルールにしたがって処分してください。

神奈川県藤沢市の場合は可燃ごみとして捨てることができますが、処分方法は市区町村によって異なるため、事前に自治体の案内を確認しましょう。

参考

捕獲シート

捕獲シートは、強力な粘着面でネズミの動きを止め、そのまま捕える駆除アイテムです。

薬剤を使用しないため、ニオイや成分が気になる環境でも使いやすく、音による対策との併用は相性が良いです。

粘着力が非常に強いため、設置や処理の際は手や衣類に付着しないよう注意してください。

捕獲シートの主な効果

  • 通り道に設置して直接捕獲できる
  • 薬剤を使わずに対策できる
  • 経路や移動ルートを把握する手がかりになる

捕獲シートの使い方

糞や足跡、かじり跡などのラットサインが確認できる場所の壁沿いに設置します。

部屋の隅や狭い通路では、複数枚を並べて逃げ道をふさぐと効果的です。

捕獲後は放置せず、早めに処理と清掃を行い、新しいシートへ交換しましょう。

使用済みの捕獲シートは、ネズミに直接触れないようビニール袋に入れて密閉し、可燃ごみとして処分しましょう。

処分方法は地域によって異なるため、念のため市区町村の分別ルールを確認してください。

​​捕獲器

捕獲器は、ネズミを傷つけずに捕まえることを目的とした非殺傷タイプのトラップです。

内部に入ると扉が閉まる仕組みで、室内向けの小型捕獲器から、屋外や倉庫で使える大型タイプまで、さまざまな捕獲道具が販売されています。

薬剤を使用しないため、ニオイや成分が気になる環境でも使いやすく、音による対策と併用しやすい方法です。

安全性を重視したい場合や、ペットや小さな子どもがいる家庭にも向いています。

捕獲器の主な効果

  • ネズミを生け捕りにできる
  • 薬剤を使わずに対策できる

捕獲器の使い方

ネズミの通り道や、エサを探しに来る場所の近くに設置します。

内部にはピーナッツや穀物類など、ネズミが好みやすいエサを入れて誘導しましょう。

捕獲後は放置せず、できるだけ早く処理するか、対応が難しい場合は専門業者へ相談してください。

再利用する際は、洗浄と消毒を十分に行い、ニオイが残らないようにしましょう。

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嫌いな音や自力対策でも効果が出にくいケースがある

ネズミ被害が出始めたばかりの段階であれば、嫌いな音を用いた超音波や他の駆除グッズを用いた対策が可能ですが、状況によっては効果が出にくいことがあります。

次のような場合は、すでに複数匹が棲みついている可能性があるため、専門業者に相談することをおすすめします。

複数の場所でフンや足音を確認している

フンや足音が家の中の複数箇所で確認している場合、1匹ではなく、複数のネズミが棲みついている可能性があります。

棲みかや移動ルートが複数に分かれていると、嫌いな音や忌避剤などの対策を一部に施しても、別の場所で被害が続く可能性が高いです。

この段階になると、どこを重点的に対策すべきかの判断が難しくなり、自力の対応では限界があります。

昼間でもネズミの気配を感じる

ネズミは本来夜行性のため、昼間に物音や動く気配を感じる場合は、数が増えて行動範囲が広がっている可能性が高いです。

生活空間の近くまで出てきている状態では、市販グッズだけで行動を抑えるのは難しくなります。

被害が進行しているサインのひとつとして、早めに状況確認を行うことが重要です。

設置場所が限られる住宅構造

屋根裏や壁の内部、床下など、対策グッズを設置しにくい構造や環境の場合、音や忌避剤の効果が十分に行き届かないことがあります。

配線や断熱材の奥など、人が立ち入れない場所に棲みついていると、特に対策が難しいです。

住宅構造上、個人での対応が難しい場合は、ネズミ駆除専門業者に相談したほうが賢明です。

すでに自力対策を試しても改善しなかった

音対策や忌避剤、捕獲グッズなどを一通り試しても状況が変わらなければ、被害の規模や対策方法に原因がある可能性が高いでしょう。

見えている被害以外にも、別の場所で繁殖が進んでいるケースも少なくありません。

このような場合は、無作為にネズミ対策を継続するより、一度専門業者に現状を確認してもらうことで、ネズミ被害が解消できるかもしれません。

駆除だけでなく根本的な環境改善が必要

音による対策や市販グッズで一時的にネズミの姿が見えなくなっても、棲みつく原因が残っていると、再発しやすいのがネズミです。

自分で対策を試してみたものの効果が感じられなかった場合、すでにネズミが生活しやすい環境が整っていたり、エサ場が複数存在している可能性が高いです。

効果的なネズミ対策には、駆除や追い出しだけに頼るのではなく、生活環境や住宅環境そのものを見直すことが欠かせません。

以下では、ネズミが寄りつかず、駆除後に戻ってこない状態を作るために意識したいポイントを解説します。

根本的な環境改善のポイント

  • 食べ物がない環境
  • 清潔で整理整頓された環境

食べ物がない環境

ネズミは嗅覚が非常に鋭く、わずかな食べ物のニオイにも引き寄せられます。

食品はフタ付きの密閉容器で保管し、ペットフードや生ゴミを出しっぱなしにしないよう注意しましょう。

エサになるものを減らすことで、ネズミにとって寄り付きにくい環境を作れます。

清潔で整理整頓された環境

ネズミは暗く人目につきにくい場所を好み、段ボールや紙袋、布類などを巣材として利用します。

不要な物をため込まず、隠れ場所や巣づくりに使われやすい物を減らすことが重要です。

生活環境だけでなく、物置や床下、天井裏周辺も含めて整理しておくとのが良いといわれています。

ネズミの嫌いな音に限界を感じたら専門業者へ

ネズミは、人の耳には聞こえにくい高い音を嫌がる習性があり、超音波などの音による対策は、被害の初期段階では有効です。

まずは自分で対策したい方にとって、試しやすい方法といえるでしょう。

一方で、ネズミの嫌いな音を発するだけでは、棲みつきや被害、繁殖を完全には防げないことが多いです。

被害が進行すると、糞尿による悪臭や衛生問題、配線被害による漏電・火災リスク、さらには健康被害につながるおそれもあります。

ネズミ被害を根本から防ぐには、経路の特定と封鎖、清掃・消毒、再発を防ぐための対応が必要です。

害獣お助け本舗では、相談・見積もり無料で、住宅の状況やネズミの被害レベルに応じた最適な対策プランをご提案しています。

ネズミの嫌いな音を試しても改善しなかった方や、被害が広がる前に確実な駆除を行いたい方は、早めにご相談ください。

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害獣お助け本舗編集部

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