イタチ対策として、蚊取り線香が効くと耳にしたことがある方もいるかもしれません。
しかし、実際は効果はほとんど期待できないとされています。
蚊取り線香に含まれる成分は主に昆虫に作用するもので、イタチをはじめとする哺乳類には効 果がないばかりか、火災を招くリスクもあります。
本記事では、蚊取り線香がイタチに効かない理由を解説するとともに、イタチに有効な正しい対策方法や、棲みつきやすい場所・見つけた際のNG行為についても詳しく紹介します。
イタチ被害に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- イタチ対策として蚊取り線香が効くかどうか知りたい方
- 自宅周辺でイタチが発生して困っている方
- 正しいイタチ対策の方法を知りたい方
- イタチを見つけたときのNG行為を知っておきたい方

なぜイタチが家に棲みつくの?

イタチは民家を棲み処にすることが多い害獣です。
物音や悪臭、糞尿被害などに悩まされて初めて存在に気づくケースもあります。
イタチが住宅へ侵入して棲みつく主な理由を解説します。
なぜイタチが家に棲みつくの?
・棲み処となる自然環境が激減しているため
・イタチの天敵を除けるため
・過ごしやすくエサが豊富にあるため
棲み処となる自然環境が激減しているため
近年の森林伐採により、元々イタチが棲み処としていた河川敷や森林が減少していることが大きな原因とされています。
暮らしている場所から徐々に追われるようになり、人間の生活圏へ移動するようになりました。
外来種の増加や温暖化による生態系の変化も、イタチの生活環境の変化に影響を与えています。
イタチの天敵を除けるため
猛禽類やキツネといったイタチの天敵から逃れるために人間の生活圏で棲みつく理由の一つです。
屋根裏や床下、物置は安全で人目につきにくいため、棲み処として最適です。
民家内で繁殖や子育てをすることもあるため、気づいたら複数のイタチが棲みついていることもあります。
過ごしやすくエサが豊富にあるため
住宅には断熱材が多く使用されており、夏は涼しく冬は暖かいという快適な環境が整っています。
居心地がよいだけでなく、断熱材を破って巣を作ることもできるため、寝床としても最適です。
また、ネズミや昆虫といったイタチの捕食対象や生ごみも豊富にあるため、エサに困らないのも棲みつく原因になります。
イタチとはどのような生き物なのか

イタチは哺乳綱ネコ目イタチ科に分類される小型肉食獣です。
日本に生息する主なイタチは在来種のニホンイタチと外来種のチョウセンイタチで、近年住宅地で見られる多くはチョウセンイタチといわれています。
彼らは胴長短足の体形で細い体をしているため、3cm程度の隙間があれば侵入可能です。
また、夜行性である一方、冬眠もしません。
泳ぎや木登りも得意で運動能力が高く、住宅周辺から山間部まで幅広い環境に適応して生活しています。
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イタチが食べるもの
イタチは雑食性が強く、ネズミや昆虫、魚、鳥類といったさまざまな動物を捕食します。
ほかにも、果物や野菜などの農作物や生ごみやペットフード、パンなども食糧源です。
農園や畑がある地域では、作物を荒らしたり、飼育している鳥やウサギなどを襲ったりすることもあります。
周囲にエサ場となるポイントがあると、イタチが棲みつきやすくなります。
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鳥獣保護管理法におけるイタチの扱い
イタチは鳥獣保護管理法により保護の対象となっており、無許可での捕獲や殺傷行為は原則として禁止されています。
外来種であるチョウセンイタチであっても、この扱いは同様です。
違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられることがあります。
法律に則って正しい手順で追い出すか、プロの駆除業者へ相談するようにしましょう。
参考
福岡県朝倉市「コウモリについてのお知らせ」
蚊取り線香はイタチに効果はあるの?

イタチ対策を行う際、蚊取り線香はほとんど効果がないといわれています。
蚊取り線香は、蚊を駆除するための道具であり、イタチのような哺乳類には作用しません。
イタチと蚊取り線香の正しい知識を身につけて、適切な対策ができるようにしましょう。
蚊取り線香はイタチに効果はあるの?
・蚊取り線香の成分
・イタチへの影響はほとんどない
・煙に驚いて逃げる可能性はある
蚊取り線香の成分
一般的な蚊取り線香には、ピレスロイドと呼ばれる殺虫成分が使われています。
ピレスロイドは除虫菊という植物に含まれており、蚊やハエといった昆虫や両生類、爬虫類に対して効果を発揮します。
ただし、哺乳類や鳥類にはほとんど効き目はありません。
イタチへの影響はほとんどない
蚊取り線香の有効成分は蚊を想定して作られているため、イタチのような哺乳類の駆除には不向きです。
イタチが棲みつきやすい屋根裏や床下で使用しても、蚊取り線香による直接的な追い出しは見込めないでしょう。
火気を使うリスクまで考えると、むやみに使用するのはおすすめできません。
煙に驚いて逃げる可能性はある
煙や強いニオイそのものをイタチが嫌がり、一時的に姿を消すケースはあります。
イタチは嗅覚が優れているため、普段と違うニオイを察知して巣から離れることも考えられるでしょう。
ただし、あくまでも煙に驚いて一時的に逃げただけであり、蚊取り線香自体が効いたわけではありません。
煙がなくなれば同じ場所に戻ってくる可能性が高いです。
イタチの追い出しに有効な駆除グッズ

イタチ対策には、有効な駆除グッズが存在します。
ただし、いずれも追い出しを目的とした道具であるため、捕獲や殺傷はできません。
それぞれ使用方法を正しく守って使いましょう。
イタチの追い出しに有効な駆除グッズ
・忌避剤
・燻煙剤
・超音波
イタチに有効な忌避剤
忌避剤は、イタチが嫌うハーブやハッカのニオイを発してその場から追い払う効果があります。
主にスプレー型と置き型の2種類があり、使用用途によって使いわけましょう。
スプレー型
スプレー型は、イタチと遭遇してしまったときに使える即効性タイプの忌避剤です。
一定の距離を保ちながら噴射できるため安全性を確保できるほか、イタチが棲みつきそうな場所に吹きかけておくことで、寄せつけないようにする効果もあります。
一方、適格な場所に噴射するのが難しいことや持続時間が短いことがデメリットです。
予防として使う場合は、定期的な使用が欠かせません。
置き型
置き型は設置するだけで効果が続くため、長期的な対策に向いている忌避剤です。
固形や顆粒、シート状など種類が豊富で、屋根裏や床下、物置、通気口周辺などに置くだけで使用できます。
商品によっては1~2年持続するタイプがありますが、交換を忘れて放置すると効果が切れてしまうため注意が必要です。
忘れないように設置日をメモしておくとよいでしょう。
イタチに有効な燻煙剤
燻煙剤は煙とニオイを充満させて追い出すグッズで、専門業者も使用することがある強力なグッズです。
姿が見えない場合でも効果が発揮され、家具の裏や屋根裏の奥などにも煙が行き渡るため、広範囲に向けて対策ができます。
ただし、強いニオイが残る可能性があるため、使用前には家具や家電の保護や移動を行い、使用後は換気をしましょう。
魚類や両性類、爬虫類などに悪影響を及ぼすこともあるため、ペットがいる家庭にはおすすめできません。
イタチに有効な超音波
超音波装置は、イタチが不快感を感じる周波数を発することで追い出し効果が期待できるグッズです。
ニオイが残らず、設置するだけでよい点がメリットですが、超音波に慣れると1週間ほどで戻ってくることもあるため、効果は長く続きづらいのが欠点です。
犬や猫に対してもストレスを与えることになるため、ペットがいる家庭では慎重に使用しましょう。
イタチが嫌がるもの

イタチは嗅覚が優れているため、強い刺激臭を苦手としています。
ここでは、イタチが嫌う代表的なニオイと、その効果的な使い方を紹介します。
いずれも追い出すための対策であり、駆除や捕獲ではないため鳥獣保護管理法に違反することもありません。
ただし、ニオイを使って追い払う場合は、周辺住民へ十分な配慮を行ったうえで使用してください。
木酢液
木酢液は木炭を作る過程で生じる液体のことであり、燻製のようなニオイが特徴です。
屋根裏の入口や基礎の隙間、庭の周囲などで使用すると接近を防ぎやすくなります。
布や雑巾に染み込ませて吊るす、小皿に入れて設置する、薄めてスプレー散布するなどが主な使用方法です。
ただし、屋内で大量に使うとニオイが残るため、こまめに換気しながら使用しましょう。
トウガラシ
トウガラシに含まれるカプサイシンという成分も、イタチが嫌うニオイの一つです。
粉末にしたトウガラシを侵入口や通路に撒く、または水に溶かしてスプレーにする方法が一般的です。
自作する場合は、風上から散布する、目に入らないよう保護メガネを使うといった安全対策が欠かせません。
刺激が強いため、ペットや小さな子どもがいる場所での使用は避けましょう。
ハーブ
ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、シトロネラといった強い香りのハーブ系植物も、イタチが苦手とするニオイを発します。
精油を布やコットンに染み込ませ、侵入口付近や通気口周りに置くことで利用できます。
自然な香りで追い出しができますが、ハーブは反力力が強く地植えは管理が難しくなるため、育てる際は鉢植えの使用を推奨します。
ハッカ油
ハッカ油は強い清涼感とメントールのニオイが特徴で、イタチが近寄りにくくなるグッズです。
水で薄めてスプレーボトルに入れ、屋外の隙間や軒下、ベランダ、侵入口周辺に噴霧して使いましょう。
効果は持続しづらいため、雨の後やニオイが薄れたと感じたタイミングで再散布することがポイントです。
ナフタリン
ナフタリンは衣類の防虫剤としても使われる薬剤で、独特の強い刺激臭を放ちます。
屋根裏や床下、物置などイタチを見つけた場所に設置すると効果を発揮します。
素手で触ると皮膚炎を起こす場合もあるため、ゴム手袋を装着したうえで袋などに詰めて、子どもやペットが触れられない場所に設置しましょう。
また、狭い空間に置くことは避け、使用時は十分な喚起を行うことが重要です。
ただし、ナフタリンは発がん性の可能性が指摘されているので、使用はおすすめできません。

イタチを見つけたときのNG行為

イタチを自宅やその周辺で見かけても、むやみに近づくとケガや感染症、法令違反といったトラブルにつながる危険性があります。
イタチに遭遇した際に慌てないように事前に把握しておきましょう。
イタチを見つけたときのNG行為
・素手で触る
・天井裏などをのぞき込む
・道具で追い出す
素手で触る
イタチを見つけても、絶対に素手で触れてはいけません。
野生のイタチは人間に慣れてないことが多く、防衛本能から噛みついたり引っかいたりすることがあります。
傷を負うことや、傷口から病原体が侵入すると感染症につながる可能性もあるため、たとえ弱っているように見えても油断は禁物です。
誤って触れてしまった場合は石けんでよく洗い、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
天井裏などをのぞき込む
天井裏や床下、換気口付近で物音や気配を感じても、むやみにのぞき込むのは危険です。
驚いたイタチが突然飛び出してきて顔や目に接触し、噛まれたり引っかかれたりする危険があります。
天井裏には糞尿が溜まっていることも多く、乾燥したフンを誤って吸い込むとアレルギーや呼吸器トラブルにつながる可能性も。
手袋やマスクを着用するか、プロの駆除業者に相談するのが安全です。
道具で追い出す
棒やほうきなどで無理に追い出そうとするのもNGです。
刺激を与えることでイタチを傷つけてしまう可能性があるほか、逆上して噛みつかれる危険性もあります。
狭い場所で追い詰めると家の中で走り回り、被害が拡大することも考えられます。
イタチは鳥獣保護管理法で保護されており、許可なく捕獲、殺傷すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象となる場合も。
法令面の観点から見ても避けるべき行為です。
イタチが棲みつきやすい環境

イタチは適応力が高く、山間部だけでなく市街地にも現れます。
イタチが棲みつきやすい環境を5つ紹介するので、自宅付近が当てはまっているかどうかチェックしてみましょう。
水辺の近く
イタチは泳ぎが得意で、水を怖がりません。
川や用水路、湖、田んぼといった水辺の近くには、エサとなるカエルやザリガニ、小魚などが豊富なため、棲みつきやすい場所です。
住宅が水辺付近にある場合は、床下や壁のすき間からの侵入に注意が必要です。
人通りの少ない場所
イタチは警戒心が強く、静かで人の気配が少ない場所を好みます。
空き家や納屋、倉庫だけでなく、床下、屋根裏などは、天敵や人の目を避けやすいため棲みつきやすい環境です。
また、イタチは夜行性のため、夜間に人の気配が少ない住宅街や裏路地も活動範囲になります。
エサが豊富にある場所
イタチは雑食性で、ネズミや鳥、昆虫などに加え、生ごみやペットフード、農作物まで幅広く口にします。
生ゴミやコンポスト、屋外に置きっぱなしの餌など整理整頓されていない環境や、家庭菜園、果樹園、畑が周辺にある場合、エサに困らない環境と判断され棲みつかれる危険性が高くなります。
また、ネズミが棲みついている家屋もイタチにとっては絶好の餌場となります。
暖かい場所
イタチは冬眠をせず、一年中快適に暮らせる環境を求めるため、暖かい場所に棲みつく傾向があります。
住宅の屋根裏や天井裏は雨風を防ぎ寒さをしのげるため、絶好の棲み処です。
暖かく安全な環境は出産や子育てにも適しているため、繁殖期になると侵入されやすくなります。
また、築浅物件であっても近年の住宅は断熱性に優れているため、イタチに棲みつかれることがあります。
狭くて暗い場所
イタチは細長い体を活かし、わずか3cmほどの隙間があればどこからでも侵入してきます。
床下や壁のすき間といった狭く暗い場所は天敵に見つかりにくく比較的静かなので、棲みつかれることが多くあります。
雨風をしのげることもあり、巣づくりや休憩場所として最適です。
イタチによる被害

イタチによる被害はさまざまあり、放っておくと被害は拡大していきます。
被害が進行すれば修繕費が高額になるほか、精神的ストレスも大きくなるでしょう。
イタチによる被害
・悪臭
・騒音
・病原菌
・住宅劣化
悪臭
イタチの糞尿のニオイは強烈で、棲みつかれると家中に悪臭が広がります。
梅雨時から夏場にかけてはカビや菌が発生しやすく、悪臭がさらに強烈になることも。
断熱材や木材に染み込んだ臭いは簡単には取れず、クリーニングやリフォームが必要になり、高額な修繕費を払うことになるかもしれません。
時間の経過とともにニオイは強くなるため、早期発見がカギになります。
騒音
イタチは夜行性のため、夜間になると活発に動き回ります。
天井裏を走り回る足音や壁を引っかく音、鳴き声などが響き、睡眠を妨げる原因になることも。
複数棲みついた場合は物音も大きくなり、慢性的な不眠やストレス、体調不良につながりかねません。
繁殖期は活動が激しくなるため、放っておくと被害は拡大し続けます。
病原菌
イタチの体や糞尿には、ノミやダニ、さまざまな病原菌が付着している可能性があります。
サルモネラ菌やレプトスピラ症、ハンタウイルスなどを媒介し、感染すると食中毒や発熱、頭痛、呼吸困難といった症状が現れます。
小さな子どもや高齢者、免疫力の弱い方がいる家庭では、とくに注意が必要です。
| 感染症名 | 主な病状 | 潜伏期間 | 致死率 |
| サルモネラ菌 | 腹痛、下痢、発熱、嘔吐など | 5~72時間 | 0.1~0.2% |
| レプトスピラ症 | 発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、消化器症状、皮疹、黄疸、肝不全、腎不全など | 5~14日 | 5~20% |
| ハンタウイルス | 発熱、頭痛、悪寒、脱力、めまいなど | 1~5週間
(病型により異なる) |
3〜40%
(病型により異なる) |
| 狂犬病 | 発熱、錯乱、嘔吐、恐水症など | 1~2か月 | ほぼ100% |
| SARS | 発熱、悪寒、筋肉痛、肺炎など | 2~10日 | 約10% |
| 鼠咬症 | 悪寒、発熱、嘔吐、頭痛、背部痛関節痛など | 1~22日 | 約10% |
| ペスト | 発熱、悪寒、頭痛、体幹痛、虚弱、嘔吐、吐き気など | 3~7日 | 30%~60% |
住宅劣化
イタチの糞尿は木材や断熱材を腐食させ、住宅の劣化を早めます。
屋根裏や床下に糞尿が溜まると湿気がこもり、カビや害虫の温床となって、さらに劣化が進行します。
場合によっては配線や断熱材を噛みちぎられ、漏電や火災、断熱性の低下などにつながることも。
被害が進行すると修繕費がかさんでしまうため、早急な対処が必要です。
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イタチが家に棲みつきやすい場所

イタチは体が細長く柔軟性もあるため、わずか3cmほどの隙間があれば侵入してきます。
壁のひび割れや通気口などを利用して、屋根裏や床下に棲みつかれることがあるので注意が必要です。
以下はイタチが棲みつきやすい場所なので、一度確認してみてください。
イタチが家に棲みつきやすい場所
・屋根裏
・通気口/排気口
・外壁のすき間
・エアコンの配管周辺
・床下
屋根裏
屋根裏は外敵から身を守りやすく、人が来ることもほぼないため、イタチにとって最も棲みつきやすい場所の一つです。
断熱材によって冬は暖かく、夏は比較的涼しいので、巣づくりや子育てにも適しています。
屋根材のズレや軒との接合部のすき間などから侵入されやすく、一度入り込まれると騒音や悪臭、断熱材の破損といった被害が発生しやすくなります。
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通気口/排気口
通気口や排気口といった狭い場所は、イタチにとって格好の侵入口です。
金網が劣化して欠けていたり、カバーが外れていたりすると、その隙間から屋内に入り込んでしまいます。
内部は暗く狭い空間のため、イタチの侵入経路だけでなく棲み処としても最適です。
外壁のすき間
外壁の小さなすき間からもイタチは侵入し、棲み処にします。
イタチは木登りが得意なので、高い位置にある穴や隙間からも侵入する可能性があります。
老朽化した住宅だけでなく、気密性の高い近年の住宅は空気の通り道があり、築年数問わず注意が必要です。
エアコンの配管周辺
エアコン周辺もイタチに狙われる場所です。
特にドレンホースや室外機が侵入口となり、エアコンが使えなくなるだけでなく、壁の中などさまざまな場所を荒らしていきます。
室外機の上に爪痕があれば、イタチが頻繁に出入りしているサインかもしれません。
床下
床下は暗くて湿気がこもりやすく、外からは見えにくいため、イタチが棲みつきやすい場所です。
床下換気口の金網が劣化していたり、基礎のひび割れがあったりすると、そこから侵入されます。
水道管や断熱材の破損、糞尿による腐食や悪臭被害に発展する恐れがあります。
イタチは凶暴で厄介な害獣

見た目は小柄で愛らしく見えるイタチですが、非常に凶暴な野生動物です。
悪臭や糞尿被害など生活への影響も多くあります。
危険を感じると攻撃に転じることもあるため、むやみに近づくのは危険です。
攻撃性が高い性格
イタチは好戦的な性格であり、ネズミやウサギなどの小型の動物だけでなくニワトリやネコなどの中型動物を襲うこともあります。
3〜5月頃の繁殖期になると気性がより荒くなり、刺激すると飛びかかって噛みつかれることも。
近づいたり触れようとしたりすると防衛本能から攻撃される危険があるため、発見しても距離を保つことが重要です。
牙や爪がするどく、噛む力が強い
イタチは鋭い牙と爪を持ち、噛む力が強いのが特徴です。
雑食性で野菜や果物のほか、肉類も食べるため、獲物をしっかりと噛み砕ける歯を備えています。
不用意に近づくと噛まれたり引っかかれたりして、ケガをしてしまうかもしれません。
そこから細菌や寄生虫が侵入することで感染症を引き起こす危険もあります。
悪臭を放つ
イタチは強烈な悪臭を放つ臭腺を持ち、危険を感じるとイタチの最後っ屁と呼ばれる刺激臭を噴射して外敵を追い払います。
また、ため糞という同じ場所に糞尿をため続ける習性も、悪臭の大きな原因です。
動物性のエサを多く食べるため糞のニオイは強烈で、家の中や屋根裏に棲みつかれると生活空間全体に悪臭が広がります。
個人での駆除はおすすめできない
イタチは凶暴な性格のため、自己流での駆除は危険です。
追いかけたり、棒や網で捕まえようとしたりすると反撃され、噛みつきや引っかきによってケガや病気になる可能性があります。
イタチは鳥獣保護管理法で保護されているため、無許可で捕獲、殺傷することは違法です。
イタチ被害を解決したいなら、専門の駆除業者へ相談するのが安全です。
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イタチを追い出すための正しい方法

イタチ被害を根本的に解決するためには、正しい方法で追い出す必要があります。
彼らは帰巣本能が強いため、一時的な追い出しだけでなく、清掃や再発防止まで行わなければなりません。
また、無許可での捕獲は法令違反になる恐れがあるため、罠を使う際は自治体へ確認しましょう。
イタチを追い出すための正しい方法
①棲みついている場所の特定
②駆除道具を用意する
③服装を整える
④罠を設置する
⑤忌避剤を使用する
⑥清掃・消毒をする
⑦侵入経路を塞ぐ
⑧寄り付かない環境を作る
①棲みついている場所の特定
まずは、イタチが棲みついている場所を探します。
3㎝ほどのすき間があればどこでも侵入できるため、通気口や排気口、外壁のすき間、エアコンの配管などをチェックしてみましょう。
付近に糞尿や足跡、走り回る音が聞こえたらイタチが棲みついているサインです。
②駆除道具を用意する
追い出しや衛生対策、侵入経路封鎖に適した道具をそろえます。
ゴム手袋や作業着、防塵マスク、ゴーグルを着用し、消毒液や雑巾を使用することで、ウイルスや病原菌から身を守るようにしましょう。
侵入経路の封鎖には、金網やパンチングメタル、防獣ネットや防獣パテなどが必要です。
それぞれ特徴が異なるので、用途によって使いわけてください。
③服装を整える
イタチの糞尿に含まれている病原体や、ノミ、ダニといった害虫から身を守るための道具が必須です。
すき間や肌の露出が少ないものを選ぶと、安心です。
山本光学 保護ゴーグル YG-5090HFN
乾燥したフンや糞尿の飛沫が目に入るのを防ぐために着用します。
天井裏や床下はホコリが舞いやすく、目を通して病気やウイルスに感染することも考えられます。
目全体を覆ってくれるタイプのゴーグルを選ぶと安心です。
興研 防じんマスク サカヰ式 7121R-03型
乾燥した糞やホコリの吸い込みを避けるために、防じんマスクを使用します。
鼻と口が覆われるようなタイプを選び、作業後は手洗いうがいを徹底してください。
作業着
作業着は長袖長ズボンで皮膚露出を減らしたものを選びましょう。
服にノミやダニ、糞尿、汚れなどがつくのを防いでくれます。
衛生面の観点から、使った後は廃棄するのが望ましいです。
④罠を設置する
イタチを駆除する方法に、捕獲用の罠の設置があります。
ただし、イタチは鳥獣保護管理法で保護されている動物のため、無許可での捕獲は違法です。
事前に自治体へ許可取得を申請してから行いましょう。
購入もしくは自治体から借りる
イタチを捕獲するためには、箱わなを用いるのが有効です。
箱わなを購入すると1台あたり1万円前後かかることもあるため、自治体から借りるのも一つの手です。
ただし、設置や捕獲後の対応は自己責任となり、自治体が作業を代行してくれるわけではありません。
事前予約制や貸出期間が決められていたりすることもあるため、お住まいの自治体ルールを確認してみてください。
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捕獲方法
罠はイタチの通り道やフンがある場所、床下通気口や侵入口付近などに設置します。
エサには唐揚げや焼き魚など、ニオイの強い動物性のものが効果的です。
設置後は1日1回以上の見回りを行い、捕獲後は放獣してください。
河川の土手や森の中、人や車の通りが少ない場所に放つのがよいでしょう。
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⑤忌避剤を使用する
イタチが嫌がるハッカ油や木酢液などを含んだ忌避剤を使用して追い出します。
忌避剤は天然成分を使用しているため、人体への影響は少ない点がメリットです。
子どもや、ペットがいる家庭でも安心して使用できます。
通気口、外壁のすき間といった小規模もしくは特定の場所ならスプレー型の使用がおすすめです。
使い方は、被害のあった場所や予防したい場所に、2〜3回スプレーします。
同じ場所に1週間程度継続して散布することで成分が浸透しやすくなります。
屋根裏や床下といった広範囲かつ特定が難しい場合は、燻煙剤を使用してください。
蓋をこするだけで煙が噴射し、水やマッチなどは不要なので、誰でも簡単に駆除作業が進められます。
⑥清掃・消毒をする
追い出し後は、糞尿と汚染箇所の清掃、消毒を行います。
乾いたフンを掃くと粉じんが舞うため、消毒液で湿らせてから拭き取るのがポイントです。
糞尿を掃除した雑巾はゴミ袋に密閉して廃棄し、作業後は手洗いうがいを欠かさないようにしましょう。
使用した作業着も、処分するのが安全です。
⑦侵入経路を塞ぐ
イタチは帰巣本能が強い害獣なので、再発防止のためにも侵入経路を塞ぐ必要があります。
3cm程度の隙間から侵入されることもあるため、屋根の隙間、外壁のひび割れなどの小さな小さな穴も塞ぐようにしましょう。
封鎖は以下のグッズを使用し、イタチがいなくなったことを確認してから行ってください。
金網・パンチングメタル
金網やパンチングメタルは、通気性を保ちつつ強度があり、噛み破られにくいのが強みです。
通気口や床下換気口、屋根の隙間などに合わせてカットし、固定させます。
網目が粗いと、すり抜けの原因になるため注意が必要です。
金網は、金属の針金を縦横に編み込んで作られた網状の資材です。
ペンチや金切りばさみで隙間の大きさに合わせてカットが可能なため、曲げたり形を調整したりしやすいのが特徴です。
複雑な形状の隙間や細かな場所にも施工しやすいといえます。
パンチングメタルは、金属の板に規則的な穴を打ち抜いて作られた資材です。
金網と比べると表面が平らで見た目がスッキリしており、強度や耐久性に優れています。
ただし、金属板のためカットや加工は難しく、専用工具が必要です。
防獣ネット
ナイロンやポリエチレン製の防獣ネットも、イタチの侵入を防ぐのに有効です。
柔軟性に優れているため、すき間に凹凸があっても使いやすいのがメリットです。
ただし、金網やパンチングメタルに比べると耐久性は低いので、素材や張り方によっては噛み切られてしまう恐れがあります。
防獣パテ
配管や外壁の小さなすき間には、防獣パテがおすすめです。
金網やネットと異なり、すき間を完全に埋められるため、ネズミや害虫などの侵入も防げます。
パテで埋めたうえでその上から金網やパンチングメタルでカバーすると、さらに強度が上がります。
⑧寄り付かない環境を作る
侵入経路の封鎖後は、イタチが戻ってきにくい環境づくりを行います。
イタチは雑食で生ゴミや小動物をエサにするため、周辺環境を清潔に保つことが重要です。
庭木の剪定や物置周りの整理、水飲み場をなくすといった工夫も有効です。
ゴミ置き場の対策
生ゴミは密閉できる蓋付き容器に入れ、ゴミ置き場はネットで覆うなど、ニオイが漏れにくいようにしましょう。
ゴミの回収日まで屋外に放置すると、ネズミや害虫が集まりやすく、イタチのエサ場になってしまいます。
液体漏れも清掃し、ニオイを残さないことが大切です。
エサ場をなくす
食べ物やペットフードなどを庭に放置すると、害虫やネズミが寄りつきやすくなり、結果的にイタチを引き寄せる原因となります。
また、段ボールや木材、草むらはイタチにとって格好の隠れ場所です。
ものや食べ物をためないように定期的に清掃を行い、清潔に保つ必要があります。
水飲み場をなくす
イタチは水を好むため、水場が近い家は棲み処にされやすい傾向にあります。
庭のバケツや雨水タンクの漏れ、散水ホースの水たまりなどをなくし、水が溜まる状態をなるべく作らないようにしましょう。
池がある場合は、網を設置してイタチに水に触れさせないようにするといった対策が必要です。
イタチ対策は蚊取り線香よりもプロに依頼するのが確実
イタチ対策に蚊取り線香の成分はほとんど効果がなく、使用しても根本的な解決にはなりません。
効果的な駆除を行うには、イタチが嫌がるニオイ成分を含んだ忌避剤を使用するのがおすすめです。
罠による捕獲も可能ですが確実とはいえず、手間がかかるほかにケガのリスクも伴います。
イタチは攻撃的な性格なので、噛まれたり引っかかれたりする恐れや、糞尿や体から病原菌を媒介する可能性も。
被害が拡大すると修繕費も高額になるため、見かけたら早めにプロの駆除業者に依頼することが確実な駆除方法といえます。
イタチ被害でお悩みの方は害獣お助け本舗にお任せください。
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