ネズミ駆除

マスクラットの特徴・生態とは?特定外来生物としての危険性も解説

マスクラットとは、水辺に生息するネズミの一種で、北アメリカ原産の外来種です。

日本では河川や湖沼などに定着しており、各地で確認されています。

見た目はネズミに似ていますが、泳ぎが得意で、水辺で巣を作るなど独特の生態を持つ動物です。

他のネズミに比べて大型のため、実際に見かけて驚いた方もいるかもしれません。

マスクラットは、害獣としての側面も持っており、河川の堤防や水路の土手に巣穴を掘ることで、構造物の弱体化や決壊のリスクにつながることが指摘されています。

この記事では、

  • マスクラットの特徴や生態
  • 他のネズミとの違い
  • 見かけたときの対処方法

などを分かりやすく解説します。

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

このような方におすすめ

  • マスクラットがどのようなネズミか知りたい方
  • 水辺で見かけたネズミのような動物の正体を知りたい方
  • マスクラットが駆除できるのか気になっている方
  • 家に出るネズミとの違いや対処方法を知りたい方

日本いるネズミは野ネズミと家ネズミに分けられる

生息場所 科名 属名 種名 鳥獣保護法
野ネズミ キヌゲネズミ ヤチネズミ ニイガタヤチネズミ 対象
カゲネズミ
ハタネズミ ハタネズミ
タイリクヤチネズミ属 スミスネズミ
マスクラット マスクラット
ネズミ アカネズミ アカネズミ
ヒメネズミ
カヤネズミ カヤネズミ
トゲネズミ アマミトゲネズミ
家ネズミ ネズミ クマネズミ ドブネズミ 対象外
クマネズミ
ハツカネズミ ヨウシュハツカネズミ

日本にはさまざまな種類のネズミが生息していますが、大きく分けると野ネズミと家ネズミに分類されます。

マスクラットは、河川や湖沼などの水辺に生息する野ネズミの一種で、北アメリカ原産の外来種です。

野ネズミは山林や草地、川沿いなどの自然環境で暮らすネズミで、アカネズミやヒメネズミ、エゾヤチネズミなどの在来種に加え、マスクラットなどの外来種も含まれます。

これらのネズミは、人の生活圏から離れた場所に生息し、鳥獣保護法の対象となっています。

一方で、家ネズミは人の生活環境に適応して暮らすネズミです。

住宅や店舗、倉庫などの建物に棲みつき、糞尿による悪臭や建物の損傷、感染症など、さまざまな被害を引き起こす害獣として扱われます。

代表的なのはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミで、駆除対象となります。

ネズミの種類によって生態や対策方法は大きく異なるため、それぞれの違いを理解しておきましょう。

こちらもCHECK

ネズミの種類を画像付きで解説! 見極めて効果的に駆除しよう

「家に出たネズミの種類を知りたい」「ネズミを駆除したいけど、屋根裏にいるのは何ネズミかな?」と考えていませんか? ネズミの種類を間違えて、無駄な対策をしたくないですよね。 このページでは、ネズミの種類 ...

続きを見る

野ネズミとは

野ネズミは山林や農地などの自然環境に生息するネズミの総称です。

アカネズミやヒメネズミといった在来種のほか、野生化したマスクラットなどの外来種も含まれます。

木の実を運んで植物の拡散を助けたり、猛禽類の餌になったりと、生態系の維持に欠かせない動物です。

住宅への侵入は稀ですが、季節や環境の変化で入り込むことがあります。

多くの野ネズミは鳥獣保護法の対象となっているため、無許可での捕獲や駆除は法律で禁止されています。

もし周辺で見かけたとしても安易に手を出さず、法で守られた野ネズミかどうかを冷静に見極めることが大切です。

家ネズミとは

家ネズミは、住宅や飲食店などの建物に棲みつき、人の生活圏で繁殖するネズミです。

住宅でのネズミ被害の多くは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類によるもので、天井裏や壁の内部、床下などに巣を作り、建物内を動き回って活動します。

食品を食べ荒らしたり、電気配線をかじるなど、住宅にさまざまな被害をもたらす害獣です。

これらの家ネズミは野ネズミとは異なり、法律上、駆除が認められています。

自治体への申請などは不要なため、発見した時点で速やかに対策を行うことが可能です。

マスクラットの特徴や生態

マスクラットは、河川や湖沼などの水辺に生息する外来種です。

ここからは、マスクラットの見た目の特徴や生態について解説します。

マスクラットの基本情報

マスクラットはキヌゲネズミ科マスクラット属に分類されます。

体長は約20〜30cmほどで、野ネズミの中では比較的大型で、見た目はネズミに似ていますが、サイズはモルモットよりやや大きいです。

日本では河川や湖沼などの水辺に定着し、泳ぎが得意で水中生活に適応した体を持っており、特定外来生物に指定されています。

和名 マスクラット
学名 Ondatra zibethicus/Muskrat
分類 キヌゲネズミ科マスクラット属
体長 約20〜30cm
体重 約900〜1,800g
分布 北アメリカ原産
(東京都の水元公園、千葉県市川市行徳鳥獣保護区、埼玉県東部などに生息)
レッドリスト なし

マスクラットの特徴

マスクラットは縄張りを持って生活するネズミで、群れで行動する習性があります。

分泌物のニオイを通り道に残し、縄張りや警戒のサインとして利用します。

見た目

マスクラットは全体的にずんぐりとした体型で、体長は約20〜30cm、尾は長く横に平たい形状をしています。

毛色は黒褐色から茶褐色で、腹部はやや明るく、耳は小さく、後ろ足には水かきの役割をする剛毛が生えており、水中での遊泳に適した体つきです。

長く太い尾はオールのような役割を果たし、水辺をスムーズに移動できます。

性格や性質

マスクラットは水辺で生活する半水生のネズミで、泳ぎが得意です。

警戒心が強く、水辺で生活しているため、人前に姿を見せることはほとんどありません。

潜水能力も高く、数分から十数分ほど水中に潜ることができ、外敵から身を守る手段として活用しています。

一方、陸上での動きは比較的ゆっくりで、俊敏に走り回るタイプではなく、人間が追いつけるほどです。

糞の見た目

マスクラットの糞は、直径5mm前後、長さ1.3cmほどの細長い形状をしています。

黒〜暗褐色でやや丸みがあり、水辺や巣の周辺で見つかることが多いものの、糞を目にする機会は少ないです。

分布・個体数

マスクラットは北アメリカ原産の外来種で、日本には戦前から戦時中にかけてパイロットの防寒用の毛皮目的で持ち込まれました。

当時は江戸川区にて養殖が行われていたものの、逃げ出した個体が野生化したと考えられています。

現在は関東地方の河川や湖沼、水路などに分布し、東京都の水元公園や千葉県市川市の行徳鳥獣保護区、埼玉県東部などで確認されています。

マスクラットの生態

マスクラットは水辺環境に適応した半水生のネズミで、水中や岸辺を行き来しながら生活しています。

主に水生植物を中心に食べる雑食性で、水草やヨシなどの植物のほか、小魚や甲殻類を食べます。

年に複数回の繁殖を繰り返す、繁殖力の強い生き物です。

ここからは、巣の作り方や活動時期、食性などの生態について解説します。

巣を作る場所

マスクラットは河川や湖沼の岸辺、草むらなどに巣を作ります。

土が柔らかく水草が多い場所を好み、コンクリートで固められた護岸よりも、自然のままの河川敷に巣を作りやすいです。

巣は岸にトンネル状に掘られ、入口は水面下、内部には複数の通路や休息スペースが作られます。

一つの巣ので数匹から十匹ほどで生活し、水の流れが緩やかで水位が安定している中流から下流域に形成されることが多いです。

活動時期

マスクラットは一年を通して活動し、冬眠せず、水面が凍る環境でも、活動を続けます。

繁殖は春から秋にかけて行われ、日本国内ではでは3月〜8月頃が中心です。

原産国の北アメリカ南部は温暖な地域のため、通年繁殖する例も報告されています。

妊娠期間は約1か月で、1回の出産で平均6匹前後の子どもを産みます。

生まれた子は約10日で泳げるようになり、約3週間で植物を食べ始め、約30日で自立しますが、すぐに巣を離れるわけではありません。

その後もしばらくは同じ巣や周辺で生活し、通常は1歳未満で母親の縄張りを離れます。

活動時間

マスクラットは夜行性で、夜間や夕方に活発になりますが、安全な環境や冬など餌が不足する時期は、昼間も活動する動物です。

活動時は巣の周辺の水辺を移動しながら、植物性の餌を中心に探し、水中と岸辺を行き来して生活します。

土手に掘った巣穴の出入口や内部通路を広げたり補修したりする行動も見られます。

食べ物

マスクラットは主に水生植物を食べる草食寄りの雑食性で、茎や地下茎、根などを中心に摂取します。

1日に体重の約3分の1に相当する量を食べるとされ、消化器系は植物の消化に適応した構造です。

生態環境や季節によっては小魚や甲殻類、農作物などを食べることもあります。

鳴き声

マスクラットは「キーキー」といった高い鳴き声を発するほか、ニオイによって縄張りを示す習性があります。

求愛行動をする場合は、低い「クックッ」という鳴き声を出すことも。

ただし、非常に警戒心が強く人目を避けて生活し、水辺など人との関わりが少ない場所に生息しているため、鳴き声を聞く機会は少ないです。

寿命

野生のマスクラットの平均寿命は3年程度で、外敵や環境の影響により短命な個体もいます。

一方で、飼育下では10年ほど生きる個体が確認されています。

参考

マスクラットは鳥獣保護法に保護されている?

マスクラットは野生の哺乳類であるため、鳥獣保護法の対象となる動物です。

鳥獣保護法は、野生の鳥類や哺乳類を保護し、生態系のバランスを維持することを目的とした法律で、原則として無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。

マスクラットも例外ではなく、無許可で捕獲したり傷つけたりすると、法律違反になります。

違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があるため注意が必要です。

特定外来生物に指定されている

マスクラットは鳥獣保護法の対象である一方、特定外来生物に指定され、生態系や農林水産業などへの被害を防ぐために規制されています。

特定外来生物とは、海外から持ち込まれた外来種のうち、生態系や人の生活に影響を及ぼすおそれがあるものを対象に指定される制度です。

この法律では、飼育、保管、運搬、放出、譲渡などが原則として禁止され、無許可で取り扱うことはできません。

被害が確認された場合は、国や自治体によって防除(駆除)が行われることもあります。

こちらもCHECK

ネズミは鳥獣保護管理法で守られている?保護対象と駆除できる種類・正しい対策を徹底解説

「夜になると天井からカサカサ音がする」「食べ物の袋がかじられていた」 ネズミの気配を感じても「自分で駆除していいのか」「殺処分は法律的に問題ないのか」と迷う方も多いでしょう。 小さなお子さんがいる家庭 ...

続きを見る

マスクラットは飼ってもいいの?

マスクラットは特定外来生物に指定されているため、許可なく捕獲して飼育することは禁止されています。

野外で見つけた個体を飼うことはできず、違反した際は、罰則の対象になる可能性があります。

水辺で生活する野生動物であり、人に慣れにくく飼育にも適していません。

感染症を媒介している可能性もあるため、安易に触れたり飼育したりするのは避けましょう。

中型のネズミを飼育したい方は、モルモットやチンチラなどのペット用個体を選びましょう。

こちらもCHECK

家に棲みつくネズミは飼える?ペット用ネズミとの違い、注意点を解説

家に棲みついたネズミを見て、「このまま捕まえて飼えないだろうか?」と考えたことはありませんか。 子どもが興味を示したり、かわいそうに感じたりして、イエネズミをペットにできるのか気になって検索している方 ...

続きを見る

マスクラットが見れる動物園はある?

マスクラットは日本国内では動物園で展示はされていません。

東京の水元公園や埼玉県の河川敷などでマスクラットが生息しているため、野生個体を探す以外の方法はありません。

洪水を引き起こすマスクラット

マスクラットは、関東地方の水辺を中心に生息が確認され、主な目撃場所は東京都の水元公園、千葉県市川市の行徳鳥獣保護区、埼玉県東部の河川などです。

こうした地域では、土手に深い巣穴を掘ることで堤防内部に空洞ができ、強度の低下や崩壊を招くリスクが懸念されています。

埼玉県で確認された堤防被害と洪水の危険性

埼玉県三郷市第二大場川の河川では、マスクラットの目撃情報が報告されています。

マスクラットは川の土手に巣穴を掘る習性があり、その影響で堤防内部に空洞が生じやすいです。

この空洞によって堤防の強度が低下し、増水時には崩壊や浸水につながる可能性が指摘されています。

土が柔らかく水草が豊富な自然の河川や、流れが緩やかな中流〜下流域は、特に巣が作られやすく被害が発生しやすい場所です。

さらに、水生植物を食べることで植生に変化を与え、水辺の環境や生態系にも影響を及ぼします。

海外では洪水リスクとして問題視されている

オランダなどの低地国でも、マスクラットは外来種として野生化し、堤防に被害を与える動物として問題視されています。

実際にアメリカのミズーリ州では2008年に川の堤防が決壊し、家が流されてしまいました。

現在は徹底した管理・駆除が行われており、洪水リスクを招く危険な動物として厳重に警戒されています。

参考

マスクラットを見つけた時の対処法

マスクラットは外来種でありながら、法律による規制を受けている動物です。

見かけた場合でも自己判断で捕獲したり駆除したりすることはできません。

まずは距離を取り、むやみに近づかないようにしてください。

むやみに近づかない・触らない

マスクラットは基本的に人を避ける動物ですが、追い詰められると攻撃的になることも。

野生動物のため感染症を媒介するリスクもあり、安易に触れるのは危険です。

見かけても近づかず、静かにその場を離れるようにしましょう。

勝手に捕獲・駆除しない

マスクラットは鳥獣保護法および外来生物法の対となるため、無許可での捕獲や飼育は認められていません。

害獣だからといって自己判断で捕まえると、法律違反となる可能性があります。

死骸や異常を見つけた場合は行政に相談する

マスクラットを見つけても、基本的に人に危害を加える動物ではないため、無理に対応する必要はありません。

ただし、河川敷などで死骸を見つけたり、弱って動けなくなっている個体を見かけた場合は、自治体に連絡しましょう。

土手や護岸に明らかな崩れや異常が見られる際も、同様に自治体へ相談するのが適切です。

家屋に被害をもたらすネズミは3種類

マスクラットは水辺に生息する野ネズミの一種で、住宅に棲みついて被害をおよぼすことはほとんどありません。

実際に住宅へ棲みつき、被害をもたらすのは家ネズミと呼ばれる種類です。

代表的な家ネズミは、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類が挙げられます。

これらのネズミは食品被害や配線の損傷、糞尿による衛生問題など、住宅にさまざまな被害を引き起こすため、状況に応じた対策が必要になります。

ここからは、それぞれの特徴について解説します。

被害をもたらす家ネズミ

  • クマネズミ
  • ドブネズミ
  • ハツカネズミ

クマネズミ

クマネズミは都市部の住宅やビルに多く、天井裏や壁内部など人の目が届かない場所を好んで棲みつきます。

身軽で警戒心が強く、物音を察知するとすぐに隠れるため発見や駆除が難しいです。

特徴・見た目

体長はおよそ18〜24cmほどで全体的に細身の体型で、体よりも長い尾を持ちます。

体毛は黒色から濃い茶色で腹側はやや明るい色合いで、臆病な性格ながら動きは俊敏でわずかな音や振動にも敏感です。

行動・生息環境

電線や配管を伝って高所を移動するのが得意で、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作ります。

湿気の多い場所はあまり好まず、建物の高い位置に棲みつきやすいです。

食性・繁殖

雑食ですが、穀類や果物など植物性の食べ物を好みます。

繁殖力が高く生後数か月で繁殖が可能となり、1年に複数回出産するとされています。

巣を作る場所

クマネズミの巣は、断熱材や紙くず、布切れなど柔らかい素材を集めて作られることが多いです。

人の気配が少ない静かな場所を選び、屋根裏や天井裏、壁の内部などに巣を作って繁殖の場所として利用します。

こちらもCHECK

ドブネズミ

ドブネズミは下水道や床下など湿気の多い場所を好んで棲みつく家ネズミです。

体が大きく力が強いため、住宅や店舗に侵入すると、建材や配線をかじる被害を起こします。

特徴・見た目

体長はおよそ22〜26cmと家ネズミの中でも大型でがっしりとした体格をしています。

尾は体長よりやや短く体毛は茶褐色から灰色で腹側は比較的明るい色合いです。

食欲が旺盛で警戒心も強く、威嚇するような行動を取ることがあります。

行動・生息環境

泳ぎや穴掘りを得意とし、下水道や側溝、床下など水気のある場所を中心に行動します。

地面付近を移動することが多く、排水周辺や建物の基礎部分など低い場所に現れやすいです。

寒さに弱いため、冬場になると暖かさを求めて建物内に侵入し、床下や倉庫、キッチン周辺などで活動します。

食性・繁殖

雑食性で穀物や肉、魚、残飯など手に入るものは幅広く食べます。

寿命は2〜3年ほどと短めですが繁殖力は高く、生後約3か月で1回に6〜9匹を年に複数回出産します。

巣を作る場所

ドブネズミは土を掘って巣穴を作る習性があり、建物の床下や倉庫の隅、基礎の周辺などに好んで拠点を作ります。

巣の内部には、周囲から集めた紙くずや布、枯れ草などを敷き詰め、繁殖のための寝床を整えます。

下水道や側溝、コンクリートのわずかな隙間を巧みに利用して、巣穴を広げていくことも多いです。

こちらもCHECK

ハツカネズミ

ハツカネズミは都市部だけでなく郊外の住宅にも棲みつく家ネズミです。

体は小さいですが、繁殖スピードが早いため食品汚染や感染症には注意が必要です。

特徴・見た目

体長はおよそ6〜10cmと小型で灰褐色の体毛を持ち、耳や目が大きいです。

クマネズミやドブネズミより一回り小さくわずかなすき間から侵入でき、動きが素早く警戒心もあるため、住宅内に棲みついていても気づきにくいネズミです。

行動・生息環境

本来は草地や畑、雑木林などに生息していますが、寒い時期になると暖かさを求めて1cm程度の小さなすき間から建物内へ侵入します。

体が小さいため、家具のすき間や壁の内部など狭い場所にも入り込みやすく、人目につきにくい場所で活動することが多いです。

食性・繁殖

雑食性で穀物や野菜、残飯など幅広い食べ物を口にします。

寿命は1〜1.5年ほどと短いものの繁殖力は非常に高く、生後約1か月で繁殖が可能となり1回に5〜6匹を年に数回出産します。

巣を作る場所

ハツカネズミは体が小さいため、家具のすき間や収納の奥、壁の内部などわずかな空間にも巣を作ることがあります。

紙くずや布、断熱材など身近にある柔らかい素材を集め、狭い空間の中に球状の巣を作るのが特徴です。

段ボール箱の中や物が多く置かれた場所など、人の目が届きにくい環境を利用して巣を作ることがあります。

こちらもCHECK

こちらもCHECK

ネズミの種類を画像付きで解説! 見極めて効果的に駆除しよう

「家に出たネズミの種類を知りたい」「ネズミを駆除したいけど、屋根裏にいるのは何ネズミかな?」と考えていませんか? ネズミの種類を間違えて、無駄な対策をしたくないですよね。 このページでは、ネズミの種類 ...

続きを見る

ネズミの被害

本来、森林や草地で生活するネズミですが、餌や暖を求めて人間の住宅へ侵入します。

特に家ネズミは放置すると被害が深刻化していきます。

糞尿による悪臭や騒音といった不快感だけでなく、柱や配線をかじることによる資産価値の低下、病原菌や寄生虫による健康被害まで危険性は多岐にわたります。

家族の安全と住まいを守るために、具体的な被害について正しく理解しておきましょう。

ネズミの主な被害

  • 精神被害
  • 住宅被害
  • 健康被害
  • 害虫発生被害

精神被害

ネズミは夜行性のため、活動が活発になる夜間に天井裏や壁、床下などから物音が聞こえるようになります。

繁殖期の春や秋は、走り回る音やかじる音が頻繁に響くようになり、不安やストレスによって睡眠の質の低下を招く恐れも。

集合住宅では音が周囲に伝わりやすく、放置すると近隣トラブルに発展する可能性もあるため、早めの対策を検討してください。

住宅被害

ネズミの活動が活発になると行動範囲も広がり、柱や断熱材、電気配線などをかじられる被害が発生します。

天井裏や床下に糞尿が蓄積すると、悪臭やカビの発生原因になるだけでなく、配線の損傷によって漏電や火災を引き起こすリスクも高まります。

住まいを守るためにも、目に見えない場所で起きている異変を軽視しないことが大切です。

健康被害

ネズミは、人に感染する病原菌を複数保有し、命に関わる重篤な病気を引き起こす恐れがあります。

糞尿や体毛、噛み傷から直接感染するだけでなく、乾燥した排泄物が空気中に舞い、吸い込むことで発症する可能性が高いです。

姿が見えなくても排泄物が残っているだけで感染リスクは続くため、軽視するのは危険です。

特に気温が高くなる時期は食品汚染や感染症が広がりやすく、ネズミを放置すると家族全員の健康被害につながる恐れがあります。

病原菌 感染症名 主な症状 参照元

サルモネラ菌

サルモネラ感染症 腹痛、下痢、発熱 JUMA-Vet

HEVウイルス
E型肝炎 発熱・倦怠感・黄疸 厚生労働省検疫所

クリプトスポリジウム原虫
クリプトスポリジウム症 水様下痢・腹痛・脱水 国立健康危機管理研究機構

レプトスピラ菌
レプトスピラ症 発熱・頭痛・筋肉痛 J-Stage

ハンタウイルス
腎症候性出血熱 発熱・出血・腎障害 日本獣医学会

鼠咬症スピリルム
鼠咬症(そこうしょう) 発熱・頭痛・関節痛 東京都保健医療局

広東住血線虫
広東住血線虫症 頭痛・発熱・神経障害 国立健康危機管理研究機構

害虫発生被害

ネズミによる建材の損壊は、単なる家の損傷に留まりません。

壁や天井に生じた隙間は、ゴキブリやシロアリといった他の害虫を招き入れてしまい、住環境をさらに悪化させます。

ネズミに付着したイエダニやノミが人やペットに移動すると、激しい痒みや皮膚炎を引き起こすことがあり、健康面のリスクも深刻です。

深刻な感染症を媒介するものも存在し、気づかぬうちに室内全体へ健康被害が広がる恐れがあります。

害虫名 主な症状 参照元

イエダニ
強いかゆみ、発疹、皮膚炎など 日本防疫殺虫剤協会

ノミ
激しいかゆみ、感染症媒介の可能性 日本防疫殺虫剤協会

マダニ
発熱、倦怠感、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など 東京都保健医療局

トコジラミ
強いかゆみ、睡眠障害、アレルギー反応など 東京都保健医療局

ツツガムシ
吸血による皮膚炎、発熱、発疹 山形県衛生研究所

こちらもCHECK

ネズミ駆除はプロに頼むべき?

クマネズミやドブネズミなどの家ネズミは、住宅に侵入して被害をもたらすため、状況に応じた対策が必要です。

市販の忌避剤や捕獲器を使えば、ある程度は自分で対策することも可能ですが、完全に駆除するのは難しく、再発するケースも少なくありません。

被害が続く場合は、専門業者への相談を検討しましょう。

駆除業者の選び方

業者を選ぶ際は、料金の安さだけで判断せず、以下のポイントを確認することが重要です。

徹底した現地調査

ネズミ駆除では、個体の駆除だけでなく侵入経路の特定と封鎖が重要になります。

屋根裏や床下まで丁寧に調査し、被害状況を正確に把握してくれる業者を選ぶと安心です。

アフターケアの充実

再侵入を防ぐための封鎖作業に加え、糞尿で汚染された箇所の清掃や消毒、施工後の保証制度など、アフターケアの内容も確認しておきましょう。

見積もりの透明性

使用する薬剤や作業内容、追加料金の有無が明確に記載されているかをチェックすることが大切です。

事前に丁寧な説明がある業者であれば、施工後のトラブルも防ぎやすくなります。

こちらもCHECK

マスクラットの特徴を理解して正しく対応しよう

マスクラットは水辺に生息する野ネズミの一種であり、住宅に侵入して棲みつくことはほとんどありません。

過度に心配する必要はありませんが、見かけた際は以下の対応をしましょう。

  • むやみに近づかず距離を保つ
  • 捕まえたり触れたりしない
  • 異常があれば自治体へ連絡する

一方で、家の中でネズミによる被害が出ている場合は、マスクラットではなく家ネズミの可能性が高いです。

家ネズミは食品被害や配線の損傷、糞尿による悪臭や衛生被害を引き起こし、放置すると被害が拡大していきます。

根本的に解決するには、単なる駆除だけでなく、以下の対策を一貫して行う必要があります。

  • 侵入経路の特定と封鎖
  • 駆除、追い出し、巣の除去
  • 清掃、消毒、再発防止対策

害獣お助け本舗では、現地調査から見積もりまで無料で対応しています。

家ネズミによる被害にも、状況に合わせた適切な対策を提案してもらえるため、初めての方でも安心です。

ネズミ被害が広がる前に、少しでも異変を感じたら早めに相談してみてください。

こちらもCHECK

※1 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
※3 延長保証は一部エリアのみご提供、再発防止がついている場合にかぎります

  • この記事を書いた人

害獣お助け本舗編集部

害獣お助け本舗編集部は、
生活を脅かす害獣の情報を発信する専門チームです。

「害獣被害をなくしたい」という強い思いのもと、
現場で得た知識や経験を活かし、
害獣駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

-ネズミ駆除
-,